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パソコンを使ったことのある人なら誰でも、パソコンが使用中に熱くなることは知っているでしょう。プロセッサが過熱しないように過剰な熱を排出する「ヒートシンク」という部品があり、その熱をプロセッサからヒートシンクに伝導するためにサーマルペーストを使用します。このペーストは乾燥してしまうので、定期的に交換する必要がありますが、パソコン修理の中では比較的簡単な作業です。まず、自分とパソコンにダメージを与えないように、安全面での注意が必要になります。あとは、古いペーストを取り除いて、新しいペーストを塗るだけです。[1]

パート 1 の 3:
安全に作業する

  1. 1
    すべての電源を切る パソコンの電源が入っている場合は、ホーム画面でメインメニューを開きましょう。「シャットダウン」などを選択すると、すべての電源が切れます。ただし、「電源」ボタンを押しただけでは電源は切れず、たいてい「スリープ」モードにしかなりません。[2]
  2. 2
    ケーブルや機器をすべて外す パソコンの電源プラグがコンセントに接続されている場合は、電源プラグを抜きましょう。ノートパソコンの場合は、充電器からも外します。パソコンに接続されている他の機器もすべて外しましょう。[3]
  3. 3
    バッテリーを取り出す ノートパソコンの場合は、裏返してバッテリー収納部を探しましょう。ラッチを解除するとふたが外れるので、バッテリーを取り出して脇に置いておきます。[4]
  4. 4
    電源ボタンを長押しする パソコンの電源を切り、バッテリーを取り外した後も、パソコン内には電気がある程度残っていることがあるので、電源ボタンを10秒以上長押しして、まだ残っている電気を放電しましょう。[5]
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    保護具を着用する パソコンを開けて内部の作業を始める前に、ラテックス製の手袋を着用しましょう。これは、皮膚から出る油分がコンポーネントの正常な動作を妨げる可能性があるからです。[6] また、コンポーネントに損傷を与える可能性のある静電気が指から放電しないように、静電気防止リストバンドも着用しましょう。[7]
    • 静電気防止リストバンドは、ヨドバシカメラやヤマダ電機、ビックカメラなどのお店やインターネットで購入することができます。
  6. 6
    汚れやほこりのない環境で作業する 汚れやほこりがあると、パソコンの機構部品にも支障をきたすことがあるので、きれいな場所で作業するようにしましょう。また、作業スペースをきれいにする必要がある場合は、空気中の粒子が落ち着くのを待ってから、パソコンを開けるようにしましょう。[8]
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パート 2 の 3:
古いペーストを取り除く

  1. 1
    アクセス方法については取扱説明書を参照する パソコンのヒートシンクやプロセッサへのアクセス方法は、使用しているパソコンよって異なるので、取扱説明書を参照して、必要な部品の特定やアクセス、取り外し、再取り付けの方法を確認しましょう。取扱説明書がない場合は、メーカーのホームページからオンラインで入手することができます。[9]
  2. 2
    ヒートシンクの通気口のほこりを取り除く ヒートシンクを無事に取り外すことができたら、ミニブラシ(小筆)やエアダスターを使用して、ヒートシンクの通気口に溜まったほこりを取り除きます。この作業は、パソコンの他の部品から離れた場所で行うようにしましょう。そうすれば、ほこりがどこかに飛んでしまうことはありません。[10]
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    古いペーストをこすり取る ヒートシンクの銅(コア)部分を探し、古いサーマルペーストをスパッジャー(パソコン部品を取り扱うための小型の手持ち工具)の平らな部分でできるだけこすり落とします。[11] ただし、部品に傷をつけないように注意する必要があるので、不安であれば次のステップに進みましょう。[12]
    • また、部品の傷が気になる場合は、乾いた布やペーパータオルでほとんどの部分を拭き取ることも可能です。[13]
  4. 4
    残留物をこすり落とす スパッジャーを使用したとしても、古いペーストを完全に取り除くことはできません。前のステップをスキップしたかどうかにかかわらず、コーヒーフィルター、糸くずの出ない布、または綿棒を手に取り、1枚を消毒用アルコールまたは熱伝導素材専用洗浄剤で湿らせたら、[14] 湿らせた方の端で古いペーストを湿らせ、緩めて取り除きましょう。これを新しいフィルター、布、または綿棒で必要に応じて繰り返し行います。[15]
    • すべての痕跡を取り除いたら、このステップをもう一度繰り返し行い、新しいサーマルペーストを塗布する準備を整えましょう。
    • 通常、これ専用の洗浄剤は、TIM(熱界面材料)専用洗浄剤というものです。[16]
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    プロセッサでも同じ作業を行う ヒートシンクと接触している部分にサーマルペーストが付着していないか確認し、付着していた場合は同じ手順で表面をきれいにします。ただし、スパッジャーを使用して古いペーストをこすり落とす場合は、部品に傷をつけたり損傷を与えたりする可能性を減らすために、プラスチック製のもののみを使用しましょう。持っていない場合はこすってはいけません。[17]
    • 特に注意したいのは、古いペーストを落とした先のことです。せっかく緩めたのに、誤ってブラシで払い落として、プロセッサの他の部分に残ってしまうことがないようにしましょう。
  6. 6
    サーマルペーストがこぼれた他の部品でも同じ作業を行う 最後に塗布したサーマルペーストが他の部品に乾いてしまった場合は、同じ方法できれいにします。ただし、他の部品は壊れやすい場合があるので、スパッジャーではなく、綿棒やペーパータオルなどの柔らかい素材を使用しましょう。また、手の届かない狭い隙間にペーストが乾いてしまった場合は、自動車用電子接点洗浄剤のスプレー缶を使用してみましょう。[18]
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パート 3 の 3:
新しいペーストを塗る

  1. 1
    ヒートシンクとプロセッサが乾くのを待つ 古いペーストの痕跡をすべて取り除いたら、ヒートシンクとプロセッサに消毒用アルコールまたは洗浄剤を再度塗布して拭き取りましょう。ただし、その直後に新しいペーストを塗布してはいけません。完全に乾燥してからにしましょう。[19]
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    プロセッサのコア部分にペーストを一塗りする 新しいペーストを小粒状にして、コアの表面に直接一塗りします。粒の大きさは米粒程度です。ヒートシンクについては、取扱説明書に明記されていない限り、特に気にする必要はありません。[20]
    • サーマルペーストは、パソコンなどの電子機器を販売しているお店やインターネットで購入することができます。
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    ペーストをコアの表面に広げる ラテックス製の手袋を使用していた場合は清潔で新しい手袋に交換し、それ以外の場合は指にラップを巻いて、指先でペーストをコアの表面に広げましょう。[21]
    • 周りの縁の部分にはかからないようにしますが、万が一かかってしまっても慌ててはいけません。それでもパソコンは正常に動作します。次回きれいにする必要がある部分が増えるだけです。
  4. 4
    パソコンを組み立てる ペーストがプロセッサのコア全体に広がったら、準備は完了です。パソコンを組み立て直しましょう。使用しているモデルの具体的な手順については、取扱説明書を参照してください。[22]
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必要なもの

  • パソコンの取扱説明書
  • 作業スペースをきれいにする
  • ラテックス製の手袋(任意)
  • 静電気防止リストバンド(任意)
  • ほこりを取り除くためのミニブラシ(小筆)またはエアダスター
  • スパッジャー(できればプラスチック製のもの)
  • コーヒーフィルター、糸くずの出ない布、または綿棒
  • 消毒用アルコールまたは熱伝導素材専用洗浄剤
  • サーマルペースト
  • ラップ

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