ザリガニの世話をする方法

共同執筆者 Doug Ludemann

ザリガニは家庭のタンクで世話しやすい、淡水生物です。ザリガニを飼うには、広いタンク、適切な餌、時間そして世話が必要です。ザリガニは穴を掘ったり小さな丘や土手を作たっり、時には岩や植物の陰に隠れたり、タンクの底の小石の中に身を潜めたりと、見ていて楽しいペットです。

パート 1 の 3:
ザリガニのタンクを用意する

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    ザリガニを捕まえるか購入する 熱帯魚を販売している店やペットショップでザリガニを購入します。購入する前に種類による違いや、それぞれに必要なものについて調べると良いでしょう。しっかりと世話できるようになるまでは、飼うザリガニは1匹にしておいた方が良いでしょう。[1]
    • ザリガニは普通150円程度で購入できますが、希少なものは2000円~3000円、それ以上の高価なものまでいます。
    • ザリガニは水田や用水路、池などで捕まえることができます。小さなネットを持って、石の下等を探し回りペットとして飼えるものを捕まえましょう。[2]
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    ザリガニのタンクを準備する  一般的にザリガニ1匹に20~40リットルほどのタンクが必要です。ただし、体が大きい種類には55~75リットルのタンクが理想的でしょう。また、ザリガニが長時間水面下にいると、酸素が不足して溺れることもあるため、エアレーション装置も必要です。[3]
    • ザリガニは泥地や川床等の冷たい場所を好むため、熱を発する水槽からは離して置きましょう。
    • 水をきれいに保ち適切に循環させるために、エアレーションとフィルター装置が備わっているタンクを探すと良いでしょう。
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    タンクにバランスの取れた真水を入れる ザリガニは中性pH(約7.0)の水を好みます。水温は21~24℃が理想的です。タンクを屋内に設置すれば問題なく水を適温に管理できるでしょう。[4]
    • pH試験キットを使用すれば簡単にタンクの水の酸性度や塩基性を判定することができます。ペットショップの魚売り場やプール用品が販売されているところで購入しましょう。
    • タンクに貝殻等の異物を入れると水のpH値が変動するため避けましょう。[5]
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    週に1回はタンクの水を交換する ザリガニは大量の老廃物を排出し、タンクの標準フィルター装置に負担をかけます。そのため、ザリガニが清潔な環境で暮らすためには、きちんと水の交換をする必要があります。タンクの水を換えるときは、まず総量の4分の1~2分の1の水を抜き、それからゆっくりときれいな真水を入れます。[6]
    • タンクにフィルターが装備されていない場合は、水交換の頻度を週に2回に増やした方が良いかもしれません。
    • 使用するのは据え付けたチューブやスポンジフィルターのみにしておきましょう。ザリガニは掘り返すのが好きなため、小石の下に入れるタイプのフィルターだと絡まる恐れがあります。
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    自然の物を取り入れる タンクの底に石や水草、ポリ塩化ビニルのパイプを置くとザリガニが遊んだり、隠れたりすることができて良いでしょう。中が空洞になった石や太めのチューブ、蓋が閉まる容器等の大きめのものだと、特に攻撃を受けやすい脱皮の時期はザリガニが安心できて良いでしょう。
    • タンクの周りの光源は消すか、タンクの半分に覆いをしてタンクに入る光の量を減らしましょう。ザリガニは暗い場所を好みます。[7]
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パート 2 の 3:
ザリガニに餌を与える

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    1日に1回シュリンプペレットを少量与える ザリガニの主な餌はシュリンプペレットやロブスターの餌です。ペレットタイプの餌は高たんぱくでザリガニの成長や健康的な殻に必要な全ての栄養を含んでいます。餌が見つけやすいように、ザリガニが好んで隠れる場所にペレットを撒きましょう。[8]
    • ミジンコや赤虫、ブラインシュリンプ等の冷凍の水生生物の餌を時々与えても良いでしょう。
    • 生きたシュリンプや火を通していないシュリンプを与えてはいけません。ザリガニの命に係わる病気を媒介していることがあります。[9]
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    補助食として野菜を与える 時々、レタスやキャベツ、ズッキーニ、キュウリ等を短冊状に切って、タンクの底に落として与えます。エンドウ豆、人参、さつまいもでも構いません。ザリガニは植物をムシャムシャと食べるのが大好きです。与えたものがすぐに無くなっていても驚く必要はありません。[10]
    • 傷んだり腐りかけの有機物をザリガニに与えても全く問題ありません。悪くなった野菜をザリガニに与えると、一石二鳥です。
    専門家情報
    Doug Ludemann

    Doug Ludemann

    アクアリスト
    ダグ・ルーデマンはミネアポリス市にてアクアリアムサービスを提供する会社、「Fish Geeks, LLC」を経営しています。ダグはミネソタ大学にて生態学、進化学、そして行動学の学士号を取得しており、20年以上にわたり水族館業界、そして魚の飼育管理業務に携わってきました。プロのアクアリストとしてミネソタ動物園、そしてシカゴ州のシェッド水族館での勤務経験があります。
    Doug Ludemann
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    アクアリスト

    ザリガニの給餌は毎日もしくは週に数回行いましょう。 タンクの中には余分な餌を残しておかないようにしましょう。また、食生活に様々なものを取り入れようとしてはいけません。肉類とペレットの組み合わせで十分良質な栄養が摂れます。

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    餌を与えすぎない 1日にシュリンプペレット1、2振りもしくは僅かな野菜でザリガニは満足します。給餌後はすぐに食べ残しを片付けましょう。タンクの底に餌が残っていると、すぐに腐敗して水が汚れ、さらに頻繁に水を交換しなければならなくなります。[11]
    • ザリガニを2匹以上飼っている場合は(推奨しませんが)、餌の量を倍にして構いません。ただし、食べ残しには注意して、見つけたらすぐにすくって処理しましょう。
    • 食べ過ぎると外骨格が柔らかく弱くなるため、ザリガニにとって良くありません。
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パート 3 の 3:
ザリガニの安全を保つ

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    他の魚からザリガニを守る ザリガニは広いタンクに入れると快適に過ごせますが、一般的に金魚、バルブ、モーリー、ソードテール、ネオンテトラ等の小さな魚と一緒のタンクに入れても仲良く暮らすことができます。ザリガニは時々攻撃的な行動を見せますが、魚の動きが速すぎて捕まえて食べることはできません。[12]
    • ザリガニは基本的にタンクの底に沈んでいくような弱った魚のみを攻撃します。ザリガニがタンク内の魚を食べているのを発見したとしても、その魚はどのみち死が近かったという事です。
    • ザリガニが他の魚の脅威になることはあまりありませんが、逆のケースはあり得ます。シクリッドやナマズ等の大型の魚はザリガニを攻撃することで知られており、両方もしくは片方がケガを負ったり死ぬことがよくあります。[13]
    • 1つのタンクに2匹以上のザリガニを飼育しない方が良いでしょう。もしする場合は、必ず十分なスペースをとり、同じ種類のザリガニにしましょう。異なる種類のザリガニだと、お互いに殺しあう結果になります。
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    脱皮時には適切な環境を提供する ザリガニは数ヶ月ごとに外殻を脱いで、成長に合わせた大きな新しい外殻のためのスペースを作ります。脱皮が終わると古い外殻を処分したくなるかもしれませんが、止めておきましょう。ザリガニは新しい鎧を強くするために必要な栄養とミネラルが詰まった古い外殻を数日間食べます。[14]
    • 脱皮してから3~5日間は餌を与えなくても良いでしょう。この時期は古い外骨格のみを食べます。[15]
    • ザリガニが殻を脱ぎ始めたらタンクにヨウ素カリウムを数滴落としましょう。ザリガニは脱皮時にヨウ素欠乏症で命を落とすことがあります。水生生物を扱うペット用品店でヨウ素カリウムを購入しましょう。[16]
    • 脱皮時は特に栄養障害になりやすく、露出した柔らかい体は他の魚から攻撃されやすい時期でもあります。
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    アクアリスト
    ダグ・ルーデマンはミネアポリス市にてアクアリアムサービスを提供する会社、「Fish Geeks, LLC」を経営しています。ダグはミネソタ大学にて生態学、進化学、そして行動学の学士号を取得しており、20年以上にわたり水族館業界、そして魚の飼育管理業務に携わってきました。プロのアクアリストとしてミネソタ動物園、そしてシカゴ州のシェッド水族館での勤務経験があります。
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    アクアリスト

    タンクの底に砂を入れて脱皮の手伝いをしましょう。脱皮をする時、ザリガニは背中の一部に砂を入れて平衡感覚を維持します。砂がないとひっくり返ってしまいます。

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    ザリガニが逃げないように常にタンクに蓋をしておく ザリガニは探索が大好きで、誰も見ていないときに脱走する可能性があります。ザリガニが逃げないように、取り外し可能な蓋つきのタンクを選ぶと良いでしょう。蓋がない場合は、タンクの上部の開いている所、特にフィルター付近を小さなスポンジで塞ぎましょう。プラスチックやアルミホイルは使用してはいけません。ザリガニが食べてしまった時に危険です。 [17]
    • 脱走できるような出口がないように、しっかりと確認しましょう。タンクから逃げたザリガニは、数時間で脱水状態になり命を落とします。
    • 脱走したザリガニはすぐにタンクに戻してはいけません。タンクではなく、少量の水を入れた浅い容器に入れましょう。これは、エラが再び水に順応するのに時間がかかるためです。この工程を怠ると、水面下に完全に潜ったときに溺れ死ぬことがあります。[18]
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ポイント

  • タンクの底には砂や小石をたくさん入れると良いでしょう。ザリガニは砂を掘って隠れたり餌を探したり、単に遊んで楽しむでしょう。
  • ザリガニを持つときは、挟まれないように常に後ろから腕の下を掴んで持ち上げましょう。
  • 大抵の種類のザリガニは、飼育下で2~3年生きますが、適切な環境、餌、そして手入れをすると7~8年生きることもあります。
  • タンクにはザリガニが居心地の良い植物を入れましょう。また、陰はたくさん作った方が良いでしょう。

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注意事項

  • 人間に飼育されたザリガニを自然の水辺に放してはいけません。野生のザリガニやその他の生き物の生息個体数に重大な影響を与える可能性があります。
  • ザリガニは縄張り意識が非常に強いため、1つのタンクに2匹以上のザリガニを入れるとトラブルの元になります。
  • 銅はザリガニにとって非常に有害なため、銅が含まれた餌は与えないようにしましょう。魚の餌には銅が含まれているものが多く、ザリガニには良くありません。
  • ザリガニは、そのサイズや色から、すぐに迷子になります。水を抜いたり掃除をするときを除いて、タンクからザリガニを取り出すことを習慣にしないようにしましょう。
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このwikiHow記事について

アクアリスト
この記事はDoug Ludemannが共著しています。 ダグ・ルーデマンはミネアポリス市にてアクアリアムサービスを提供する会社、「Fish Geeks, LLC」を経営しています。ダグはミネソタ大学にて生態学、進化学、そして行動学の学士号を取得しており、20年以上にわたり水族館業界、そして魚の飼育管理業務に携わってきました。プロのアクアリストとしてミネソタ動物園、そしてシカゴ州のシェッド水族館での勤務経験があります。
カテゴリ: 動物
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