ジャスミンを育てる方法

この記事には:ジャスミンの植え付けジャスミンの手入れジャスミンの収穫

夏の夕暮れ時になると、ジャスミンの花から甘い南国風の香りが漂ってきます。品種にもよりますが、ジャスミンは夏の間、蔓や灌木に星形の花を咲かせます。また、ジャスミンは花を楽しむだけでなく、蕾を使ってジャスミン茶を作ることもできます。ジャスミン茶はとても香りが良く、疲労回復効果があります。この記事を読んで、ジャスミンの植え付け、手入れ、収穫の方法を学びましょう。

パート 1
ジャスミンの植え付け

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    育てる品種を決めましょう。ジャスミンには200種以上の品種があり、それぞれ特徴が異なります。常緑性の品種もあれば、落葉性の品種もあります。蔓性の品種もあれば、木立性の品種もあります。耐寒性が低いため室内栽培が必須の品種もあれば、耐霜性の高い品種もあります。目的に合った品種を購入しましょう。鉢植えにしたジャスミンの苗は園芸店または苗床で購入できます。或いは、オンラインショップで種を購入することも可能です。一般的によく売られている品種は以下の通りです。



    ジャスミンの品種
    種類 栽培条件 特徴
    ソケイ (夏咲き) 日当たりの良い場所; 暖かい地域では屋外栽培可; 寒い地域では室内栽培 白い星形の花; 耐霜性あり; 蔓性; 世界各地で人気
    オウバイ (冬咲き) 日当たりの良い場所; 殆どの地域で屋外栽培可 黄色い花; 手間がかからない; グラウンドカバーとして利用可
    ヒメオウバイ 日当たりの良い場所; 暖かい地域では屋外栽培可; 寒い地域では室内栽培 黄色い花; 低木性
    ワイルドジャスミン 日当たりの良い場所; 暖かい地域では屋外栽培可; 寒い地域では室内栽培 黄色い筒状の花; 常緑性; 木立性
    アラビアンジャスミン 日当たりの良い場所; 原則として室内栽培(熱帯地域を除く) ジャスミン茶に使用される、香りの良い花; 殆どの地域で、環境が管理された室内での栽培が必須
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    ジャスミンの栽培に適した場所を探しましょう。ジャスミンは品種によって、栽培に必要な環境が異なります。まずは、これから育てる品種に必要な生育条件を調べましょう。日当たり具合や気温が不適切な場合、ジャスミンはうまく育ちません。以下の点を考慮して、ジャスミンを植える場所を決めましょう。
    • 生長に必要な日当たり具合を確認しましょう。一部の品種は日陰でも育ちますが、殆どの品種は日当たりの良い場所で育てる必要があります。
    • 気候が生長に適しているかを確認しましょう。屋外でも育てることができる品種と、気温や湿度が管理された室内で育てた方が良い品種があります。屋外に植える場合は、できるだけ暖かい場所を選びましょう。
    • 栽培に必要なスペースを確認しましょう。壁やフェンスに沿って生長する蔓性の品種、地面を這うように生長するためグラウンドカバーとしても使える品種、或いは盆栽のようにこぢんまりと直立する品種など、ジャスミンには様々な種類があります。育てたい品種に最も適した場所を選びましょう。
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    土を準備しましょう。殆どの品種は、肥沃で水はけの良い土を好みます。厚さ5cm分の堆肥を土に混ぜ込んでおくと、生育期に花がたくさん収穫できます。これは地植え、鉢植えを問わず共通です。
    • 屋外に植える場合は、区画の水はけをチェックしましょう。穴を掘って水を流し込みます。水はけが良い土の場合、水はすぐに地面に浸み込んで穴だけが残ります。水がなかなか排出されない場合は、別の区画を探しましょう。
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    ジャスミンを植えましょう。まずは容器からジャスミンの苗を慎重に抜き出して、根鉢(根の周りの土)に水を含ませます。次に、根鉢が入る大きさの穴を掘って、そこにジャスミンを植え込みます。植えた後は、周りの土を軽く押し固めて苗を固定します。そして、苗の周囲に水をしっかり撒いて根の定着を促進させます。苗が不安定な場合は、必要に応じて土を足しましょう。
    • ジャスミンは苗を買って育てるのが一般的ですが、種から育てることもできます。ジャスミンの種は発芽率が低く、種類によっては特殊な栽培法が必要ですが、通常は発芽用培養土を入れた育苗ポットに種を撒いておくと発芽します。最初は室内で育てますが、発芽したら時々外に出して寒さに慣れさせましょう。屋外に移植するのは、霜が降りる時期が終わってからにしましょう。[1]
    • ジャスミンは挿し木で育てることもできます。十分に育ったジャスミンから若い茎を切り取りましょう。夏の後半から秋にかけて、健康な茎を15cmほど切り取ります。植木鉢に土と堆肥を混ぜた培養土を入れて、茎を挿しましょう。冬の間、植木鉢は日当たりの良い窓際に置きましょう。水やりを欠かしてはいけません。春になったら庭土に植え替えましょう。[2]

パート 2
ジャスミンの手入れ

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    支柱を立てましょう。大半の品種は、支柱が無いと強く元気に育ちません。高い支柱、もしくはトレリスをジャスミンから数センチ離れた場所に立てましょう。伸びた蔓を支柱にやんわり巻き付けておくと、自力で支柱に沿って伸び始めます。壁やフェンスの近くに植えている場合は、横ではなく上に伸びるようにうまく誘導しましょう。[3]
    • 蔓がトレリスや支柱にしっかりと巻き付くように、紐や結束バンドで支柱に緩く結びつけましょう。定着したら、紐は外しましょう。[4]
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    湿度を保ちましょう。生育期には欠かさず水やりをしましょう。ただし、水浸しにしてはいけません。見た目や触った感触で、土が少し乾き始めたと感じたら水をやりましょう。鉢植えの場合は、水はけに問題が無いことを確認した上で一日一回水をやりましょう。
    • 葉を濡らさないように、水は根元付近にやりましょう。日射しの強い時間帯に水滴が葉に残っていると、葉焼けの原因になります。[5]
    • ジャスミンを室内で栽培している場合は、土だけでなく空気の湿気にも注意しましょう。耐寒性が低い品種にとって最適な湿度は30~45パーセントです。加湿器を使うか、或いはこまめに霧吹きで水をかけましょう。[6]
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    月に一回、肥料をやりましょう。生育期には月に一回、肥料をやりましょう。花が長持ちします。水溶性の複合肥料を根元付近に撒きましょう。或いは、根元付近の土に厚さ2cm分の堆肥を混ぜ込んでも構いません。肥料が根に付着しないように注意しましょう。
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    剪定しましょう。生育期の間は、枯れた葉や花や茎を見つけたら取り除きましょう。手で摘み取るか、剪定バサミで切り取ります。また、横向きに伸びた茎を刈込んで形を整えましょう。うまく剪定すれば、思い通りの形に仕上げることができます。木立性の品種、或いは室内で栽培している品種については、それほど頻繁に剪定する必要はありません。
    • 開花の妨げになるため、開花時期の直前や最中に剪定してはいけません。開花時期が終わるまで待ちましょう。[7]
    • 木立性の品種を整形する場合は、花が咲き終わった後に茎を3分の1ほど刈り込みましょう。翌シーズンには完全な形に戻ります。[8]
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    秋になったらマルチングをしましょう。敷き藁、鶏糞、もしくは堆肥で根元付近を厚さ5cmほど覆って、冬の寒さからジャスミンを守りましょう。根が完全に凍りつくのを防ぐことができます。暖かい季節になると、再び生長を始めます。
    • 屋外で鉢植えにしている場合、冬はマルチングをするよりも室内に運び込んだ方が安全です。
    • 一年中室内で育てている場合、マルチングは不要です。ただし、15~25℃の室温を常に維持できる、日当たりの良い部屋に置きましょう。[9]
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    害虫に注意しましょう。一般的にジャスミンは害虫が付きにくい植物ではあるものの、ジャスミンの生長を妨げる虫もいるので注意を怠ってはいけません。以下に挙げるような害虫が付いていた場合、指でつまんで石鹸水の中に放り込みましょう。石鹸水、もしくはニームオイルを混ぜた水で葉を洗っても構いません。
    • アブラムシ
    • コナカイガラムシ
    • ダニ
    • カタカイガラムシ

パート 3
ジャスミンの収穫

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    花を収穫して鑑賞しましょう。開花時期になると、ジャスミンはたくさんの花を咲かせます。花を収穫して部屋に飾ってみましょう。切れ味の良い剪定バサミで、花と葉が付いた枝を切り取ります。鮮度を保つため、直ちに水を入れた花瓶等に活けましょう。[10]
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    蕾を収穫してジャスミン茶を作りましょう。ジャスミンは春から夏にかけて花を咲かせます。その時期に蕾を収穫すると、自分だけのジャスミン茶を作ることができます。ジャスミン茶には疲労回復効果があると言われています。緑茶と混ぜれば、さらに効果的です。[11]ジャスミン茶を作る手順は以下の通りです。
    • 早朝、蕾を丁寧に摘み取りましょう。ジャスミンの香りが一番強くなるのが早朝です。
    • オーブン用の天板に、重ならないように蕾を並べましょう。
    • オーブンを最低温度(100℃、或いはそれ以下)に設定して蕾を焼きましょう。オーブンを使う代わりに、乾燥した部屋の日当たりの良い窓際に広げて乾燥させても構いません。
    • 蕾を完全に乾燥させましょう。オーブンを使う場合、3時間程度かかります。焼き過ぎないように注意しましょう。
    • 蕾はすぐに保管せず、天板に乗せたまま一晩寝かせましょう。
    • 気密性の高い瓶で蕾を保管しましょう。ジャスミン茶を作る際は、沸騰したお湯に大さじ1杯分の蕾を入れましょう。4分後、茶こし等で蕾を取り除いたらジャスミン茶の完成です。美味しいお茶を楽しみましょう。[12]
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    蕾を収穫してハーブオイル(インフューズドオイル)を作りましょう。ジャスミンの強烈な甘い香りは香料として利用できます。新鮮な蕾を使って、自分だけのハーブオイルを作りましょう。まずは密閉できる瓶と、ベースオイルを用意しましょう。ベースオイルには、アーモンドオイル、ホホバオイル、オリーブオイル、ひまし油などが適しています。[13]ハーブオイルを作る手順は以下の通りです。
    • 朝、新鮮な蕾をカップ4分の1ほど収穫しましょう。
    • 蕾をビニール袋に入れ、油が出やすくなるようにハンマーで優しく叩きます。
    • 蕾を瓶に移し、カップ半分のベースオイルを注ぎましょう。蓋をして、冷暗所で24時間寝かせます。
    • 茶こし等で蕾を取り除きましょう。完成したオイルの香りが足りないと感じた場合は、新しい蕾を使って同じ工程を繰り返します。香りがお好みの強さになるまで、蕾を浸けておきましょう。
    • 琥珀色、もしくは青色のガラス容器で保管すると、ハーブオイルは長持ちします。香水のようにそのまま塗って使いましょう。それ以外に、化粧水やリップクリームなどを自作する際の香料として使うこともできます。

ポイント

  • 夏になると、ジャスミンを挿し木で増やすことができます。
  • ジャスミンは全ての品種が良い香りを放つわけではありません。香りが目的の場合は、それに適した品種を選びましょう。
  • 玄関付近にジャスミンを植えると、家に出入りする度に香りを楽しむことができます。更に、ジャスミンに引き寄せられて綺麗な蝶やハチドリも集まってきます。
  • 花をもっと咲かせたい場合は、高リン酸肥料(15-30-15)を使いましょう。
  • 適切な環境で育てると、ジャスミンはとても活発に生長します。生長具合を調整するには、こまめな剪定が必要です。蔓をトレリスや支柱に巻きつけていない場合は、夏の開花時期が終わった段階で刈り込みを行い、蔓の絡まりを防ぎましょう。

必要なもの

  • ジャスミンの苗
  • 園芸用シャベル
  • 園芸用手袋
  • 堆肥
  • 移植ごて
  • 園芸用結束バンド
  • 敷き藁

記事の情報

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カテゴリ: 園芸・ガーデニング | 住まいと暮らし・ガーデニング

他言語版:

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