ジーンズの股部分は、強く引っ張られたり、擦れたり、タイミング悪く縫い目が裂けたりする可能性に常にさらされて、大小さまざまなダメージをもっとも受けやすい部分です。股部分に穴があいてしまったジーンズを諦めて捨てる前に、これから紹介する方法で補修するという選択肢もあります。小さい穴は糸で縫って、大きい穴は当て布を使って補修します。裁縫の上手下手に関わらず、誰でもジーンズの股にあいた穴を直すことができます。

方法 1 の 5:
小さい穴やきれいな破れ目を手縫いで補修する

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    破れた部分のほつれた糸を切る 小さい穴は当て布を使わず、破れた部分を縫い合わせて補修します。穴の周りにほつれた糸があるときれいに補修しにくいため、作業を始める前に糸をはさみで切りましょう。その際、穴を大きくしてしまわないように注意しましょう。
    • ジーンズの生地は切らずに、ほつれた糸だけを切りましょう。[1]
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    縫い針に糸を通し、玉結びをする 糸の端を玉結びすることで、糸が布から抜けなくなります。縫っている最中に糸が針から抜けてしまうのを防ぐために、玉結びはかたく結びましょう。
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    穴が広がらないようにかがり縫いをする 破れた部分の周辺をかがり縫いし、ほつれが広がるのを防ぎます。糸をさす位置が穴に近すぎると、ジーンズの布が引っ張られてさらにほつれてしまうので注意しましょう。かがり縫いはかならず行う必要はありませんが、穴が広がるのを防ぎ、補修の強度を高めるためには効果的です。
    • かがり縫いにはブランケットスティッチやボタンホールスティッチが適しています。
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    あいた穴を縫い合わせる 穴が閉じた状態になるように手で布を固定し、針を水平方向に動かしながら縫い合わせます(縫い目をしっかりと固定させるためには、この作業を何度か繰り返す必要があるかもしれません)。穴から約1cm離れたところに針をさし、穴の反対側の約1cm離れたところから針を抜きます。
    • 針を穴の反対側から抜いたら、縫い目を徐々に小さくしていきます。
    • 抜い終わったらたるみがないよう糸を引っ張って玉どめをし、余分な糸を切ります。[2]
    • 縫い始めの位置は、かがり縫いの縫い目から約1cm離れたところにしましょう。
    • この作業はミシンを使って行うことも可能ですが、穴が小さい場合は手縫いの方が簡単に行えます。
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方法 2 の 5:
ミシンを使って小さい穴や破れ目を補修する

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    ほつれた糸を切る 手縫いの時と同じように、まずは穴や破れ目の周りのほつれた糸を切ります。その時、できるだけ穴の縁ぎりぎりを切るように心がけましょう。
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    ボビンに糸を巻く ミシンはボビンから出る糸(下糸)とミシン針に通された糸(上糸)の2本を使って縫う仕組みのため、少し難しく感じるかもしれません。ミシンを使うためにまず行うことは、ボビンに糸を巻くことです。ミシン上部に糸とボビンを設置したら、糸を少し引き出し、ミシン上部左側にある下糸巻き用糸掛けに引っ掛けます。[3]
    • 次に、この糸をボビンの小さな穴に通し、糸がほどけないように2〜3回ボビンに巻きつけます。
    • ボビンを下糸巻き軸に差し込んだ状態で右側に押したら、ミシンをゆっくりスタートさせ、ボビンに必要な量の糸が巻けるまで糸巻きを続けます。
    • 巻き終わったら糸を切り、ボビンを下糸巻き軸から抜いてミシンの電源を切ります。
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    上糸をかける ボビンに糸を巻くときと同じく、糸を引き出してミシンの左側に糸の先端を持ってきたら、今度は上糸をかけて針に糸を通します。まずは糸をミシン上部にある糸案内フックにかけ、針の右側の溝に沿って糸を上から下に持ってきたら、今度は糸を針の左側の溝に沿って下から上に持っていきます。次に天びんに糸を引っ掛けたら、糸先が針の左側にくるように糸を下に引っ張ります。[4]
    • さらに針の少し上にある糸掛けと、針の横にある針棒糸掛けに糸を引っ掛ければ、あとは針に糸を通すだけです。
    • 上糸をかける手順がわかりやすいように、ほとんどのミシンには矢印や数字などが表示されています。[5]
    • 上糸のかけ方はほとんどのミシンで共通しています。[6]
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    下糸をセットする 上糸のセットが完了したら、次はボビンをセットして下糸の準備をします。まずは針の下にあるボビンケース格納部を開き、小さな銀色のボビンケースを取り出します。ボビンケースにボビンを入れたら、糸を数センチ引き出してボビにケースの側面にある切り込みに糸を通します。ボビンケースをミシン本体に戻したら、格納部を閉じます。[7]
    • ボビンから下糸を引き出すには、針に通した糸が抜けないように糸を左手で持ちながら、右手ではずみ車をゆっくり回します。
    • ゆっくりと針を上げると、ボビンから下糸が引き出されます。[8]
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    ジグザグ縫いで穴の縁をかがる 穴や破れ目の周りをジグザグ縫いします(ジグザグ縫いではひと縫いで糸の半分が布の表目を、もう半分が布の縁を通るので、布がほつれなくなります)。穴の縁をぐるっとかがり縫いし、ほつれを防ぎましょう。ミシンによってはボタン穴かがり機能が付いているものもあり、ジーンズの穴をかがるのにも使えます。
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    穴や破れ目を縫って塞ぐ 穴を閉じるように穴の両端を手でくっつけたら、そのまま縫い位置をミシンの針の下にセットし、穴が空いた部分を横断するように水平方向に縫い、穴を塞ぎます。手縫いのときと同じように、縫い始めと縫い終わりの位置は穴の縁から約1cm離しましょう。
    • 穴の縁をかがり縫いした場合は、かがり縫いの縫い目を守るために、そこからさらに約1cm離れた位置から縫い始めましょう。
    • ミシンでジーンズを動かしながら縫うのが難しい部分に穴がある場合は、手縫いの方がやりやすい可能性もあります。
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方法 3 の 5:
当て布を貼り付ける

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    穴の周りのほつれた糸を切る 裁縫が苦手な人や手っ取り早く補修したい人には、当て布を貼り付ける方法が向いています。この方法は作業ズボンのような、ファッション性よりも実用性を重視したいジーンズに適しています。他の方法と同じく、まずは穴や破れ目の周りのほつれた糸を切ります。
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    当て布を適した大きさに切る ジーンズを裏返し、はかなくなった古いジーンズの切れ端など、当て布に使いたい生地の大きさを測ります。当て布の大きさは、十分なのりしろの面積を考慮して測りましょう。
    • 布の切れ端が手元にないときは、市販の補修用当て布を使うことも可能です。
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    布用接着剤を当て布に塗る 商品のパッケージにある説明に従うのが基本ですが、接着剤は当て布の縁付近に塗るのが一般的です。接着剤を塗る際は、接着剤がジーンズの穴から見える部分に付かないように気をつけましょう。当て布で穴を覆ったら、上から押さえて接着させます。
    • 接着剤の種類によって乾くまでの所要時間は異なりますが、通常は2〜3時間以内に乾きます。
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方法 4 の 5:
アイロン接着布を使う

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    補修したい穴を整える 当て布を縫い付ける以外の簡単な方法のもうひとつのやり方は、アイロン接着布を使う方法です。ほかの方法のときと同様に、まずは穴や破れ目の周りのほつれた糸を切ってから、ジーンズを裏返して必要な当て布の大きさを測ります。テープメジャーを使って穴の大きさを測ったら、当て布は穴の大きさよりもひと回り(1㎝以上)大きいサイズに切りましょう。[9]
    • 当て布の大きさは目安でもかまいませんが、テープメジャーを使って最低でも穴よりも約2cm大きいサイズに切ると、当て布が小さすぎて使えないという事態が防げます。
    • 当て布は角を丸く切ると、めくれにくくなります。
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    穴の反対側に不要なデニムの切れ端を敷く ジーンズの表裏どちらに当て布をするかにかかわらず、デニムの切れ端を穴の反対側に敷くことで、当て布が反対側の生地に張り付いてしまうのを防げます。当て布が反対側の生地に張り付いてしまうとジーンズに脚を通せなくなり、無理やりはがそうとしてジーンズをさらに傷めてしまう可能性もあります。[10]
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    アイロンで接着する 当て布を穴の上に置いたら、あらかじめ温めておいたアイロンで上から押さえます。押さえる時間は商品によって異なるので、事前に使い方の説明を読み、それに従いましょう。一般的には30〜60秒以内です。
    • 当て布がしっかりと接着したら、反対側に敷いた布の切れ端を取り除きます。
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方法 5 の 5:
大きな穴に当て布を縫い付ける

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    当て布に適した布を選ぶ 当て布を縫い付ける方法は、ジーンズの股部分にできた大きな穴を補修するうえでもっとも完成度の高い方法ですが、同時に手間もかかります。この方法は基本的な裁縫かミシンの使い方を身につけている必要がありますが、上手にできると接着剤やアイロンで当て布を貼り付けるよりも見た目がよく、丈夫な仕上がりになります。まずはジーンズの穴を塞ぐための当て布を選びましょう。
    • ジーンズの内側に当て布をする場合は、自然な見た目になるようにジーンズと近い色のものを選びましょう。
    • 個性的な見た目にしたい場合は、遊び心のある色や柄のものを選びましょう。[11]
    • 当て布の生地は、ジーンズの生地よりも分厚いものは避けましょう。ジーンズの生地よりも分厚いと、動いたときにジーンズの生地が引っ張られ、当て布の周りの生地が裂けてしまいます。
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    当て布を穴の際から2.5cm以上余裕のある大きさに切る 織物生地(デニムなど)を当て布に使う場合は、織り目に対して斜めに切りましょう。織り目の糸の交差に対してまっすぐに切ると、布の端がほつれやすくなります。
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    当て布を穴の上に当て、ジーンズを平らにし、マチ針で仮止めする 当て布がゴワゴワしたり引っ張られたりしないように、ジーンズの縫う部分が平らな状態で当て布を仮止めしましょう。アクセントになる当て布を使う場合以外は、ジーンズを裏返した状態で当て布を穴の上に当てます。
    • マチ針で仮止めする以外の方法として、アイロンで当て布を固定させてから縫い付けるという方法もあります。
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    ミシンで当て布を縫い付ける マチ針を外しながら穴の周囲を縫い付けていきます。縫う位置が穴のきわに近すぎると、破れた部分がほつれて当て布が外れてしまうので注意しましょう。また、ミシンのジグザグ縫い機能を使うようにしましょう。直線縫いでも問題はありませんが、その場合はジグザグ縫いと同じような縫い目ができる返し縫い機能を使いましょう。[12]
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    手縫いで縫い付ける 手縫いで縫い付ける場合は、かがり縫いをしましょう。当て布の端の近くに針をさしたら、続いてデニムにも針をさします。デニムに針をさす位置は、当て布の端のすぐ外側で、当て布に針をさしたところから斜め左上になるところにします。今度は当て布の裏側から針を手前にさし(当て布の端の近くで、最初に針をさした位置よりも少し左側)、当て布の裏側にも斜めの縫い目ができるように縫います。
    • そのまま当て布の周囲をすべてかがり縫いします。それが終わったら、今度は反対向きの斜めの縫い目が最初の縫い目の上を通るように、同じ作業を繰り返します。最終的には、糸で作られたX模様が当て布の周囲を囲んだような仕上がりになります。
    • ジーンズの反対側の生地まで縫ってしまったり、ポケットの内側生地とジーンズ生地を縫ってしまったりしないよう注意しましょう。[13]
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    必要に応じて穴の周囲を再度縫う 当て布を縫い付けたあとで、さらにすっきりとした見た目にしたい場合は、穴の端の近くを縫うという選択肢もあります。そうすると当て布の強度は増しますが、さらに縫い付けて固定させることでジーンズのはき心地が悪くなることもあります。
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    布の端からはみ出した糸を切る 当て布を縫い付けたら、ピンキングはさみや普通のはさみを使って当て布の端からはみ出した糸を切ります。はみ出した糸をそのままにしておくと、糸が動いて肌が痒くなったり、何かに引っかかって当て布の縫い目が緩んだりしてしまう可能性があります。[14] アイロンで縫い目を押さえて平らにしたら、作業の完了です。
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注意事項

  • 穴を補修したジーンズをはくときは、再び穴が開いてしまったときに備え、中にインナーパンツなどをはいておくと安心です!
  • ミシンを初めて使う場合は、焦らずゆっくりと作業しましょう。
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必要なもの

  • ジーンズの色に近い(またはアクセントになる)色の丈夫な糸
  • 太めの手縫いまたはミシン針
  • はさみまたはピンキングはさみ
  • 大きな穴を補修する場合は当て布
  • アイロン(任意)
  • 布用接着剤(任意)

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