スズメバチに刺された時の対処方法

この記事には:患部の手当て代替治療を試す出典

スズメバチとの遭遇はありがたいことではありません。刺されると数日間は不快な症状が続きます。しかし、正しい処置によりほとんどの症状を和らげることができます。たいていの場合は酢や氷で手当てできますが、対処法は他にもいくつかあります。ハチへの怒りが治まったら、かゆみを忘れるための処置を施しましょう。

パート 1
患部の手当て

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    安全な場所に移動しましょう。ミツバチとは違い、スズメバチは刺した後も自身が死ぬことはありません。刺されても針は肌に残りませんが、一度刺した後もしつこく襲いかかってくる可能性があります。刺された部位を処置する前に、その場をすぐに離れましょう。
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    刺された部位を高く上げ、締め付けのきつい衣類を脱ぎます。刺された部位が脚、腕、手、足のどこであっても、すぐに服や靴、アクセサリーなど体に密着しているものは脱ぐまたは取り外しましょう。皮膚が腫れ、後から脱いだり取り外したりしにくくなるためです。
    • 腕や脚を高く上げるのも同じ理由からです。腫れが小さい方が不快感が少ないため、腕や脚は高く上げておきましょう。脚を刺された場合には、可能な限りすぐに横になりましょう。
  3. 3
    刺された部位を冷やします。ハチに刺された時の「最善の対応」は冷やすことです。薬剤を利用したり、迷信に基づいた民間療法を試す必要はありません。氷を何かで包み、刺された場所に10分間当てておきましょう。冷たくなりすぎた場合(感覚がなくなるなどしてはっきりと分かります)は外し、その後10分おきに当てます。痛みとかゆみがすぐに和らぎます。
    • 氷嚢やタオルで包んだ氷など、手近にあるものを使いましょう。氷は直接当てず、必ず何かで包みます。
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    患部に酢を塗布します。ホワイトビネガーを含ませた綿球やペーパータオルで患部を拭きましょう。スズメバチの毒はアルカリ性なので、酢などの酸性物質によって毒を中和できます。酢は揮発性が高いため、数分おきに拭う必要があるかもしれません。
    • 包帯を酢に浸して患部に当てるのも効果的です。酢はすぐに乾いてしまうため、包帯は数時間おき、または必要に応じて交換しましょう。
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    抗ヒスタミン薬やアセトアミノフェンを服用します。これらの薬剤はスズメバチの毒によるかゆみや灼熱感(抗ヒスタミン薬)、痛み(アセトアミノフェン)を和らげます。症状はおよそ2日~5日続くため、その間、用量を守って服用しましょう。[1]
    • 18歳未満の場合はアスピリンの服用は避けましょう。[2]
  6. 6
    感染症を防ぐためによく洗います。石鹸と水で患部を定期的に洗いましょう。感染症さえ防げれば、刺されても心配ありません(アレルギーがある場合は別です)。刺された部位を清潔に保てば、問題が深刻化する可能性を大幅に軽減できます。
  7. 7
    刺された人にアレルギーがある場合は救急車を呼びましょう。アナフィラキシーは非常に危険です。刺された人が以下の症状を呈する場合は、すぐに救急治療を受けましょう。[2]
    • 呼吸困難
    • 息苦しさ
    • 発話ができない
    • 吐き気や嘔吐
    • 心拍数が早い
    • 皮膚の激しいかゆみ、うずき、腫れ、赤み
    • 不安またはめまい
    • 失神
      • アナフィラキシーになった場合の対応方法が決まっており、エピペンが利用できる場合はすぐに注射します。注射時に痛みを与えないかと心配する必要はありません。早ければ早いほど効果があります。(※注射後は早急に医師の診療を受けましょう。)

パート 2
代替治療を試す

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    歯磨き粉を使います。氷の次に威力を発揮するのが歯磨き粉です。その質感と刺激により脳が騙され、刺された部位を引っかかれたように錯覚し、心理的な満足感を得ます。[3] 少量の歯磨き粉を刺された部位に塗ってしばらく待つと、症状が緩和します。
    • 約5時間おき、または効果が弱まったと感じたら塗りなおしましょう。歯磨き粉で症状が治まっている間に、氷を入手する(または、氷を作る)こともできます。氷はより効果のある治療法です。
  2. 2
    痛みがひどい場合は大量のハチミツを塗ります。自宅でできる治療として最善ではありませんが、一時的(約30分程度)に症状を緩和し、不快感を多少和らげます。痛みが引いている間により良い治療法を探すことができます。
    • 紅茶のティーバッグやタバコを刺された部位に当てる方法を聞いたことがあるかもしれませんが、いずれも効果はありません。[3]
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    医薬品の使用を考慮します。ただし、頼り過ぎないようにしましょう。虫刺され用の薬は数多く市販されていますが、従来の氷で冷やす方法ほど効く薬はありません。興味のある方のために、いくつかご紹介します。[3]
    • スティックタイプやジェルタイプになった虫刺されの薬は、キャンプなど普段の生活環境から離れた場所で使う筒型の携帯薬です。理論的には優れていますが、実際にはそれほど効果はありません。アンモニアを含むものもあり、肌に刺激を与える可能性があります。
    • カラドリルは有用です。ただし、ベナドリルの強力なかゆみ止めクリームなどほとんどのクリームは効果があるというだけです。塗ってから数分のみ症状が消えるでしょう。ヒドロコルチゾンを主成分とした軟膏も効果がありますが、カラドリルが最も有用です。(カラドリル/ベナドリルは日本国内未承認薬です。)

ポイント

  • 刺された人に血液関連の病気がある場合、氷で冷やす際は間隔を短めにしましょう。
  • 救急車の到着前にエピペンを注射した場合は、その旨を救急隊員に伝えましょう。
  • 糖尿病を患っている人が足を刺された場合は、医師の診察を受けましょう。

注意事項

  • さらにアレルギー反応があった場合(呼吸困難、大きな腫れなど)は、すぐに救急治療を受けるか、救急車を呼びましょう。特にスズメバチの毒にアレルギーがある場合には生命を脅かす可能性があります。

必要なもの

  • 氷嚢または布などで包んだ氷
  • 代替治療:重曹、酢、肉用柔化剤、歯磨き粉、ハチミツ
  • かゆみ止めの薬(任意)

記事の情報

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カテゴリ: 救急処置・緊急医療

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