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スマッジングとは米国の先住民族のしきたりとして伝わる浄化方法で、良くない気やエネルギーを取り除くために行われます。特別なハーブを乾燥させたものを燻し、その煙を家の中に漂わせます。この記事で紹介する方法を読み、昔からの伝統を重んじる形で浄化の儀式を行い、生活空間を清めましょう。

方法 1
方法 1 の 2:
材料を選び集める

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    特定のしきたりに従って行うわけではない場合は、セージを用いる アメリカの先住民族では、数十もの部族や様々な社会ごとにスマッジングの儀式が行われていて、用いるハーブもそれぞれに異なります。最も一般的に用いられているのがセージで、シャイアン族を含む、ロッキー山脈東部の地域で特に重要とされています。邪悪な気やエネルギーを撃退する力が優れているということからホワイトセージが選ばれることが多いものの、その他の種類も広く用いられています。
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    ヒマラヤスギ(シーダー)が生息している地域であれば使用を検討する ヒマラヤスギもまた浄化に頻繁に用いられていて、米国の太平洋岸北西部やカナダに特に多く見られます。ただし、シーダーという言葉が用いられていても部族によっては実際はジュニパーを意味していることもあります。
    • 燻す際に用いる材料を混ぜ合わせる人も少なくありませんが、先住民族の長老たちの間ではこの方法は支持されていません。
    • 繰り返しになりますが、スマッジングには様々な儀式の方法があります。セージやヒマラヤスギ以外にもスイートグラスなどが用いられることもあります。特定の部族の伝統を学んだことがないのであれば、ここで紹介する手順を守り、敬意の念を持って効果的な儀式を行うことを心がけましょう。
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    スマッジングが完了した後はスイートグラスを燻す スイートグラス(ホーリーグラス)は北米に生息する神聖な植物で、優しさを象徴し、精霊を喜ばせると考えられています。[1] セージやヒマラヤスギによって負のエネルギーを取り除いた後に用いられることがあります。
    • 特定の部族のしきたりを学んでいて、儀式でスイートグラス(あるいは何らかの特定のハーブ)が用いられている場合は、その通りに用いましょう。
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    ハーブを自分で収穫したい場合は生のタバコの葉を購入する スマッジングにタバコも使用することができますが、初めてスマッジングを行う人は、用いるハーブは1種類にとどめましょう。その代わりとして、タバコは異なるハーブを収穫する際の捧げものとして用いましょう。[2] 下記の手順を読み、さらに詳しく学びましょう。
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    信頼のおける販売者から購入する スマッジングに用いるハーブは自分の手で、さらに、できる限り自然に近い生育環境から収穫できることが好ましいでしょう。それが叶わない場合は、先住民族から直接、もしくはオンラインで購入すると、適切に処置されたものが手に入ります。
    • ハーブを収穫する前に、創造主あるいは自然に感謝を示し、天然のタバコ(乾燥していない新鮮なもの)を供えたり燃やす部族も少なくありません。
    • ヒマラヤスギは正しい部位を収穫しましょう。先端が緑になっている枝の中でも目の高さに伸びているものを選びます。収穫した枝を乾燥させ、粗い粒に砕いたものを燃やします。
    • スイートグラスは絶滅の危機に瀕している地域もあるので自分での収穫は控えましょう。[3] 乾燥させ編みこんだものが用いられるのが一般的なので、先住民族が運営している店舗やオンラインショップを通して、持続可能な方法で収穫されたものを購入しましょう。
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    天然素材の容器で保管するか、束ねる スマッジングでは粘土や石で作られたボウルが用いられるのが一般的です。アワビの貝殻も多く用いられていますが、太平洋岸北西部の部族の中では、ふさわしくないと考えられていることもあるので注意しましょう。
    • 儀式に用いるハーブを束ねたもの(スマッジスティックと呼ばれています)を自分で作ったり、購入することもできます。長老の中にはスマッジスティックは伝統にのっとっていないと考える人もいますが、昨今では多くの先住民族の部族の間で用いられています。
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    七面鳥の羽で煙を運ぶ(必要に応じて) スマッジングを行う際、煙を運ぶ道具として羽や複数の羽で作られた扇子が多く用いられています。ただし、米国では、ワシや鷹の羽を所有することは一部の先住民の部族を除いて禁じられています。[4] 七面鳥の羽は合法的で、北米東部の部族の中では伝統的に用いられています。フクロウの羽は目的が異なる儀式で用いられているので適しません。注意しましょう。
    • 野鳥の羽の購入は米国では違法行為として禁じられています。[5] 農場で、かつ動物実験が一切行われない環境で飼育された鳥の羽を購入するか、狩りで独自に入手した羽、あるいは自然の中で見つけた羽を用いましょう。
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    腰よりも高い位置で保管し乾燥させる スマッジング用の容器の中にハーブをしまい、地面よりも高い位置に専用の場所を設け保管しましょう。高さのある本棚の上に場所を作ると良いでしょう。ハーブは乾燥するまで使いません。乾燥していない状態で用いると煙が正しく発生しなくなります。
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    スマッジングに適したタイミングを逃さない 新居に引っ越してきた時、ホテルの部屋で滞在する時などに、住み慣れない空間を清めることが一般的です。また、良くない知らせがあった時、日々の生活に大きな変化が訪れる際の準備としても行われています。その他に、大きな口論の後や長く病気を患った後の悪影響を和らげる目的で行うこともあります。
    • 浄化以外の儀式の場、時には先住民族の遺跡や神聖な遺物の発掘調査の現場で執り行われることもあります。
    • 学生寮でのスマッジングは大学の規則違反になることもあります。ただし、禁止を宗教の自由が定められているアメリカ合衆国憲法修正第1条違反として訴えられた大学もあることから、こうした規則が変更されていることも考えられます。
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方法 2
方法 2 の 2:
部屋や家のスマッジングを行う

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    あらかじめ金属製品を外しておく 個々の文化やしきたりによってスマッジングの執り行い方には違いがありますが、金属が用いられたアクセサリーやベルトといったものは外しておくという項目は共通しています。自分の魂を儀式のために準備する、あるいは貴重品や所持品と自分を切り離すことを象徴する過程として考えられています。
    • 結婚指輪や、何らかの精神的な意味合いを持った金属物の着用は許可する経験豊富な祈祷師は多いので、自分でスマッジングを行う際も同様に取り扱っても良いでしょう。
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    その他の規則も考慮し伝統を重んじる 部族によって浄化の儀式の執り行い方には差異がありますが、下記で説明しているように共通点もいくつかあります。長老の多くは、こうした規則に関して厳格な態度は取っていませんが、伝統を重んじるためにも考慮する価値はあるでしょう。
    • 儀式を行う少なくとも24時間前(できれば数日前)からは飲酒や薬の服用は控えましょう。酒や薬は、その人の魂を弱らせると考えられています。
    • 生理中あるいは妊娠中の女性は力が強まっていて儀式の妨げとなったり、無防備な状態にさらされるという考えから、参加しないよう求められることがあります。家で行うスマッジングでは関係なく参加できることがほとんどですが、本人の身は清められません。
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    祈りや感謝の言葉を述べる 自分を含めた参加者は全員、善良な心構えを持って儀式に参加しましょう。世界の創造主や精霊に、あるいは自分の心が求めるままに祈りの言葉を捧げましょう。祈らないことを選ぶのであれば、植物、そして自然を生み出す地球に対する感謝の念を考えたり口にしましょう。[6]
    • 儀式の間は終始(静かにあるいは口に出して)祈って構いません。祈りは煙によって運ばれると信じられています。
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    乾燥させたハーブを容器に入れるか束にする すでにスマッジスティック(様々な儀式で用いられるハーブを束ねたもの)が用意できているかもしれません。そうでなければ、少量の乾燥させたハーブを取り、天然素材の容器(粘土や石、あるいはアワビの貝殻など)に入れましょう。
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    ハーブに火をつけ燻す(炎が出ないよう注意する) ハーブに火をつけましょう。用いる火器の種類は問いません。ただし、ライターや点火棒(チャッカマン)よりもマッチを用いたほうが儀式とより一体化できるように感じる人もいます。火をつけ30秒ほど燃やし、炎を消して燻した状態にしましょう。
    • 煙が弱まってきた時は、儀式の途中でも再度火をつけましょう。
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    煙で参加者を1人ずつ清める 家屋や建物よりも先に参加者それぞれをまず清めるのが一般的です。ただし、この過程に唯一の正解はありません。下記で説明するのは数ある方法のうちの1つに過ぎません。参加者1人1人が煙で体をこすり、お清めを行うようにしましょう。
    • ワシや鷹、七面鳥の羽がある場合は、その羽を使って煙を送ります。
    • 清められている最中は、手を器のようにして煙を集め、自分の方に送るか、肌にこすりつけるような動きをしましょう。地域によっては、完了した際に手の平を下に向ける風習があるかもしれません。[7]
    • まず頭部と胸(心臓)から始め、腕、脚、と徐々に下げていく傾向があります。[8] もちろん、自分なりの順序で行うこともできます。
    • 生理中や妊娠中の女性は、すでに強い力を持っていると考えられていることから、儀式のこの過程には参加しないというのが一般的です。また、参加者であれば誰でも、この過程を断る(ただし丁重に)ことも可能です。
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    隅々まで、そして外に煙を送りながら家屋あるいは部屋の外周(境界)を歩く 羽や手を使って煙をまんべんなく送りましょう。開いている扉や窓の前を通り過ぎる際は、羽を使って外に煙を送り出すと、負のエネルギーが一緒に流れていくとされています。
    • 部族や地域によって、東側の壁、西側の壁、あるいは玄関から、など開始点も異なります。
    • 時計回りにも、反時計回りにも移動することがあります。スマッジングの儀式全般に言えることですが、部族、地域、あるいは執り行う人物次第で手順が異なります。
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    異なるハーブで同じ手順を繰り返す(必要に応じて) 別途スマッジング用の容器を用意し、異なる効果を得る目的で異なるハーブを用いて、もう一度同じ手順を行う人もいます。こうした時、1回目の浄化ではセージあるいはヒマラヤスギを、次にスイートグラスを用いて新たな精霊を喜ばせたり、正のエネルギーで空間を満たす、という組み合わせが最も一般的です。
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    灰を冷まし大地へ返す 植物を使うことを許した地球だけでなく、植物や火にも感謝をしましょう。灰によって栄養素が土壌へ戻されます。この行動は部族や地域によって解釈の仕方が異なります。アニシナベ族は、灰を外に置くことで負の感情も屋外に出ていくと考えています。
    • くすぶっている煙が消えるまで待っても、待たずに火を消して残っているハーブも灰と一緒に扱っても良いでしょう。
    • スマッジスティックを使った場合は、硬い平面に優しく押し当てることで火を消すことができます。灰と燃え落ちたハーブの欠片を地面に戻し、残ったスティックは今後使う時のために特別な場所に保管しましょう。
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ポイント

  • カンバタケやエゾシロアミタケ、オオヨモギなど、本文で紹介した以外の植物を用いる部族も少なくありません。これらの植物、あるいは、それ以外のあまり知られていない医薬草などを用いることもできますが、いずれにせよ元となる伝統に必ず敬意を払いましょう。
  • より詳しく浄化やスマッジングについて知りたいのであれば、先住民族の長老に話を聞いてみるのが一番でしょう。部族を訪ねる時は、長老の前に贈り物としてタバコを置き敬意を示してから助言や知恵を求めることが大切です。助言を得ることができたのであれば、金銭を渡したり、事前に金額を決めてそれを支払うのではなく、感謝の気持ちを示す贈り物を渡しましょう。[9]
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注意事項

  • 呼吸器系の疾患(喘息など)にかかっている人がいる場所でスマッジングを行わないようにしましょう。
  • 先住民族の多くは、 スマッジングのしきたりを他の文化の要素と混ぜ合わせて執り行う行為は文化の盗用、自分たちの伝統に対する敬意を欠いた行為と捉えます。必ず敬意を払って儀式を執り行いましょう。
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必要なもの

  • 乾燥させたセージまたはヒマラヤスギ(そのままの状態のもの、またはスマッジスティック)
  • 乾燥させたスイートグラス(必要に応じて)
  • 生のタバコの葉(必要に応じて)
  • 天然素材(粘土、石、アワビの貝殻など)で作られた耐火性容器
  • マッチなどの火器

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