スーパーでバイトする方法

日常行動圏内であれば通勤が楽、主婦・主夫業(家事)の延長線上でどうにかなりそう、高度な専門知識や資格が求められないなど、主婦・主夫層を中心に人気のバイト先、それがスーパーです。子育てが一段落して再度働きたい、家計の足しとなる収入を中長期的に確保したいなど、さまざまな志望動機の従業員が働く、活気溢れる職場環境も魅力です。誰もが日常的に利用する商業施設だからこそ、いざ勤務開始後の仕事内容が事前に察せられる安心感も、応募者の背中を後押ししています。営業時間が長い店舗では、早朝や遅い時間の勤務もあり、放課後から働く高校生の姿もめずらしくありません。多くの未経験者が日々の業務を通じてスキルアップを実感できる、スーパーのバイトに挑戦するのであれば、まずは押さえておきたい関連知識の確認から始めましょう。

方法 1 の 2:
基礎知識を確かめる

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    仕事内容を知る スーパーの仕事内容は店舗やそれぞれの規模によって違いがみられますが、一般的には以下に挙げる各部門があり、いずれかに所属することで勤務を始めることになります。通常各部門には正社員の部門長がおり、店長、副店長に続く責任者として、それぞれが担当する各部門の現場を取り仕切る職責を担っています。部門長の部下となる従業員は、正社員、パートタイマー、アルバイトが混在しているのが一般的で、1日の勤務時間帯や長さもそれぞれ違います。年末年始以外年中無休の店舗も多く、現場従業員が勤務シフトに沿って出勤することで、各部門を円滑に稼働させるシステムが採用されています。[1]
    • レジ スーパーのバイトで真っ先に連想される、募集の頻度が高い業務です。機械の操作さえマスターすれば比較的簡単な仕事内容で、未経験者でも挑戦しやすい持ち場の1つです。基本単純作業の繰り返しですが、常に来客と接し、混雑すれば持久力が求められる立ち仕事のため、会話や足腰に自信がない人には負担が大きな部門でしょう。
    • 品出し 入荷した、あるいは不足した商品を所定の場所に陳列する、初めてのアルバイトとしても人気の業務です。より見やすく見栄えの良いディスプレイが売上アップにつながるため、限られたスペース内でいかにして来客の購買意欲を煽れるか、密かに手腕が問われる仕事です。大量の在庫商品をバックヤードから店内の所定の場所へ運び、そこからの作業となる力仕事のため、男性の比率が高い、裏方的な部門です。来客からお目当ての商品が陳列されている場所を尋ねられるなど、正しい情報を伝える会話力が求められ、常に店内全体の状況を把握しておく必要があります。
    • 水産部門 入荷した魚をさばき、商品の状態にして店頭に出す業務を担う部門であり、専門的な技術が求められるため、他の部門と比較してアルバイトの比率は低目です。ただし全員が調理師資格を有しているわけではなく、未経験から技術を磨いたパートの主婦・主夫など、ベテラン従業員が活躍する部門です。未経験のアルバイトが担当するのはラッピング、ラベル貼り、まな板やキッチンの清掃など、調理担当スタッフの補助的な作業が中心です。血や生臭い臭いが手に染み付いてしまうこともあるため、こうした状態が苦手な人には不向きです。店舗によっては水産部門内に寿司部門を設け、新鮮な寿司商品を提供しています。
    • 精肉部門 仕入れた肉を切り分け、加工からパック詰めしてラベルを貼るところまでを担当する、こちらも一定の包丁さばきの技術が求められる、アルバイトの比率が低い部門です。未経験アルバイトの仕事は調理器具の清掃や床拭きなど、調理担当者の補佐が中心ですが、実際には経験者限定で募集がかかることが多い仕事です。アルバイトで同部門に採用された場合、延々補佐的作業ばかりで包丁を握る機会がなく、拘束時間に対して時給をもらい続ける可能性が想定されます。『やりがい』『スキルアップ』を目的とするのであれば、他の仕事を選択するのが賢明でしょう。
    • 総菜部門 スーパーの主力商品と位置づけられる総菜を扱う部門で、主な業務は調理品にラベルを貼り、総菜コーナーに陳列する作業です。取り扱う商品も多岐に渡り、四季折々で内容が変わるケースも多く、迅速かつ確実に取扱商品を覚える必要があります。調理場で活躍しているのは主婦層が中心の店舗が多く、ベテランの固定メンバーが現場を取り仕切り、新人の実地教育も担当している光景もめずらしくありません。上記の水産、精肉部門同様、学生など若年層のアルバイトには最初から門戸を開けていない店舗もみられます。店舗によっては総菜部門オリジナルのお弁当を調理し、外注で仕入れた弁当と一線を画した内容で人気を博しています。
    • 青果部門 店頭商品として陳列する野菜や果物のカット、袋詰め、ラッピングなど、品出しの前段階を担当する部門です。品出し業務を担当することもありますが、基本は裏方の準備作業が中心の仕事です。
    • グロッサリー 上記各部門以外の、トイレットペーパーや洗剤などの生活雑貨や日用品、菓子類などの食料品の総称がグロッサリーです。扱う品目も多く、陳列場所が店内のあちらこちらに分散する傾向がみられるのも特徴です。値札貼りなど細かい準備作業から陳列まで、仕事内容も多岐に渡ります。
    • その他 車両進入禁止のアーケード街の中央付近など、店舗にトラックなどの大型車を横づけできない立地条件では、少し離れた駐車場まで到着した商品を引き取りに行かねばなりません。店長以下事務系の男性社員が担当する光景をみかけますが、店舗によってはこの荷受け作業を主業務とした人員募集がかかることもあるようです。またレジ付近に設置されたサービスカウンターに関しては、レジ担当のベテラン従業員が兼任する光景が見られます。
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    勤務シフトを理解する 早朝から深夜まで長時間営業が基本のスーパーでは、各部門にスケジューラーの仕事を兼任する正社員もしくはチーフ格のスタッフが、所属従業員のスケジュールを管理しています。月初から月末・16日から翌月15日など、1ヵ月単位で翌月の勤務シフトを構築するに際しては、定められた日数の希望休や有休消化、あるいは希望時間帯などを事前申請できます。ただし年末年始やゴールデンウイーク、お盆など、世間が連休となる繁忙期は、その限りではないケースが多く、土日祝は全員出勤が基本の店舗(部門)も見られます。小売業であり接客業でありサービス業であるスーパーのバイトは、暦通りに休みたい人には不向きであることを、応募前にしっかり踏まえておきましょう。ただし自身の日常生活に支障が生じるほど、無理のある勤務時間となってしまっては、バイトによる悪影響が避けられず、これでは本末転倒です。
    • やむを得ぬ理由での欠勤に際しては、部門長以上の正社員が、本部や近隣の支店にヘルプの人材を手配しれくれることもありますが、必ずしも人員を確保できるとは限りません。自身の欠勤が同僚の負担を大きくする事実を踏まえ、体調その他の自己管理に努めましょう。
    • 毎月申請可能な日数の上限の希望休を消化し続ける姿勢は、雇用契約上認められる範囲であったとしても、基本控えるのが暗黙のマナーです。緊急時に快く助け合える、円滑な人間関係の構築が大切です。
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    メリットを知る スーパーの仕事の特徴として、コンビニのように数多くの作業を1人で対応するのではなく、所属部門ごとに作業内容が区分されている点が挙げられます。部門ごとに募集がかけられるケースが多く、採用後に苦手意識が拭えない部門に配属される不安がありません。また早朝や夜間、あるいは休日出勤手当がつく店舗も見られ、これらを上手く活用することで、収入アップにつなげられるのも魅力です。社員割引制度など、店内の商品を一般客よりも格安で購入できる特典を活用できるのも魅力です。
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    注意点を検証する 業界全体あるいは各店舗ごとに使用されている、独特の隠語的な専門用語を覚える必要があります。所属部門によっては重い商品を持ち上げて移動する、長時間の立ち仕事やしゃがみ込み仕事など、肉体的負担が伴う作業が求められます。出入口近くのレジ係や足下を常に水が流れる水産部門は、身体が冷える環境での作業となるため、防寒対策が必要かもしれません。店側にとって招かざる要注意客に対しても、変わらぬ誠実な対応が求められ、精神的な負担や不安を覚える場面がゼロとは言えません。[2]
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方法 2 の 2:
応募から採用までの流れを知る

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    求人情報を集める ネット上のアルバイト情報サイト、求人情報誌以外にも、店内(店頭)に掲出される募集告知や、スーパーの公式ホームページ内の募集情報など、情報源はさまざまです。自宅近隣もしくは行動圏内の候補先であれば、客としての利用経験を通じ、ある程度職場の雰囲気を察することができるでしょう。馴染みの薄い店舗に応募する場合も、事前に現地に足を運び、採用後は同僚(先輩)や上司となるであろう顔ぶれを確かめることで、イメージを捕えておく準備も大切です。[3]
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    必要があれば問い合わせる 人気の店舗や部門では、募集開始と同時に複数の応募や問い合わせが集中するケースがめずらしくありません。問い合わせには基本、店長もしくは副店長など、採用の決定権を有する社員が対応しますが、必ずしも電話に出られるとは限りません。電話の向こうの相手を問わず、この問い合わせ段階で悪印象を持たれてしまうと、そこから先に話が進まないリスクが高まります。「土日祝は出勤しなければダメですか」「年末年始は休ませてもらえないのですか」などのストレートな質問が理由で、面接前の段階で断られてしまう事例もあるでしょう。応募前の問い合わせに際しては、電話面接の意味合いを兼ねることを理解のうえ、質問内容を箇条書きにして下準備から、明瞭簡潔に短時間で終える姿勢で臨みましょう。
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    履歴書を書く 無料配布の求人情報誌の付属書式ではなく、市販の履歴書を用い、証明写真もキチンと貼付して提出しましょう。面接担当者は企業の上層部の責任者であり、スーパーに勤務している数多くの従業員の採用もしくは不採用の判断を下した経験を有する、百戦錬磨の経験値の持ち主です。文字の上手下手は関係なく、1通の履歴書にどれだけの『やる気』が認められているのかを、確実に見抜く眼力は誤魔化せません。書き損じをホワイトマーカーで塗り潰すことはせず、間違いなく仕上げた履歴書を準備しましょう。こうした小手先の誤魔化しが減点理由となる可能性もゼロとは言い切れないのが、採用選考の現場の現実です。[4]
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    面接に臨む 面接に臨むに際しては、応募先の店舗の募集条件を十分理解のうえ、質疑応答時に不明点を口頭で質問できるよう、しっかり練習しておく備えが大切です。さまざまな接客対応が求められる業種である以上、採用担当者が最も重視するポイントの1つが、受け答え時の好印象度です。業務内容や必要な関連知識は仕事を始めてから覚えられますが、不特定多数の来客に与える第一印象の良し悪しは、一朝一夕で変えられるものではありません。自然で失礼のない服装、明るい笑顔と丁寧で歯切れ良い口調、落ち着きのある動作など、事前にシミュレーションを重ね、鏡の中の自分を第三者目線で確かめておきましょう。
    • 新規バイトの採用は、必要人数が確保できれば、店側は目的達成であり、加点法ではなく減点法で複数の応募者をふるいにかけるのが選考作業です。また応募者が店側が設定した最低基準(勤務可能時間や曜日その他)をクリアできない場合、全員不採用から新規募集を続けるケースもめずらしくありません。
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    家族の理解と協力を得る 採用が決まり初出勤日が確定すれば、家族にその旨をキチンと伝え、理解と協力をお願いしておきましょう。たとえばそれまでの専業主婦・主夫から一転して外勤が始まれば、家族全体の毎日の生活サイクルも、自ずと変化が生じます。夕食の支度を始める時間が遅くなれば、自ずと食事時間も後方にスライドしますし、パートナーや子どもに家事の分担を頼みたい場面も生じてくることでしょう。一通りの仕事を覚えて職場に慣れるまでは、意識は家庭よりも仕事に向いて当然です。家族の理解と協力というバックアップを追い風に、スーパーでのバイトをより有意義なライフワークと感じられれば、将来的にこの仕事が天職となる可能性も十分以上です。
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ポイント

  • スーパーの仕事は各部門ごとにそれぞれ特化しているため、未経験者でも始めやすいのが魅力です。
  • 世間が休日が繁忙期となる職場のため、土日祝や年末年始に出勤可能な人材が求められています。

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カテゴリ: 仕事
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