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交際を始めたばかりにせよ、しばらくになるせよ、パートナーがセックスをしたがっていて困っていませんか。あなた自身は、現段階で親密な関係になるのは早いと思っているし心の準備もできていない。けれども、正直にその気持ちを伝えて相手をガッカリさせたくないし「拒否された」と思っても欲しくないと、にっちもさっちもいかない状態ではありませんか。この記事では、そんな場合に役立つ効果的なコミュニケーションの方法を紹介します。ただ、事前にいくつかの事実を抑えておくことが大切です。

パート 1
パート 1 の 4:
待つという決断を自分でする

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    自分の意思に基づいてセックスする時を決める セックスするしないは、個人的な判断であることを認識しましょう。「いつ、どこで、どのように、誰と」の全てを自分で決める権利があります。[1] セックスしようと決めたなら、理由を特定し自分の気持ちを分析しましょう。重要なのは、自分の気持ちを蔑ろにし、相手を喜ばせるために決意していないことです。
    • 自分のニーズを大切にし、それを人にも尊重してもらうことが非常に大事です。
    • セックスするしないは、あなたとパートナーの両者が一緒に決めることです。[2]
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    仲間からのプレッシャーに負けて決意してはいけない 友達が何を言おうと、メディアがどんなメッセージを発信しようと、「まだセックスしたくない」と思うなら、その率直な気持ちを大切にしましょう。自分の直感を信じましょう。自分自身が理解できれば自信もつき、仲間からのプレッシャーを跳ね除けることができます。友達から「みんなしている」などと言われることがあるかもしれませんが、その言葉を信じてはいけません。あなたの体はあなたのものです。友達のものではありません。セックスについても、あなた自身にするしないを決める権利があります。決して友達が決めることではありません。
    • 仲間からのプレッシャーに対抗するには、セックスについて同じ考えを持つ人を見つけて友達付き合いができれば理想的です。また、プレッシャーに負けそうな状況に陥った場合を想定して、常に、セックスせずに済む方法(代替案)を考えておくことも重要です。
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    セックスしようという決意の背後には、いつでも「心の準備」がなければならない その確信は初めてのセックス、または、特定の相手との初めての行為の時だけに必要なのではありません。どんな時もセックスは自らの積極的な選択であり、誰でもない自分の意志に基づく選択です。ただし、いつでも心変わりできることを覚えておきましょう。[3]
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    セックスの決意には時間をかける 心の準備ができていることを確かめましょう。焦らず、辛抱強く構えましょう。自分にプレッシャーをかけてはいけません。セックスは大きな決断です。ただ相手を喜ばせようと深く考えずに焦ってセックスに走れば、必ず後悔します。セックスは、自分自身の内側でその準備が整い、気持ちと体が一致した時に自然に起こるものです。

パート 2
パート 2 の 4:
パートナーに気持ちを伝える準備をする

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    まだセックスしたくない理由を考える まだセックスしたくない理由を紙に書き出し、まず、鏡の前で練習しましょう。その後で友達にも聞いてもらったり、自分自身に言い聞かせるようにしましょう。気持ちを伝える練習をし準備を整えておけば、パートナーに迫られても、自分の気持ちをきちんと伝えることができます。セックスしたくない理由として挙げられるのは、一般的に次の通りです。
    • 妊娠を避けたいから。[4]
    • 宗教的な理由から。[5]
    • 個人的信念に反するから。[6]
    • 年齢的に違法になるから。[7]
    • 性感染症を避けたいから。[8]
    • 感情的な繋がりの方が大切だから。
    • 一対一の真剣交際がしたいから。[9]
    • 互いが他の誰とも付き合わないと約束するのが先だから。[10]
    • パートナーが性感染症にかかっていないことを確かめたいから。[11]
    • 安心できる健全な関係、互いの信頼を築く必要があると思うから。[12]
    • 自分にはまだ早いと思うから。[13]
    • 特定の人とはセックスしたくないから。[14]
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    セックスするよう圧力をかけてくるパートナーに対して言うべきことを伝える練習をする パートナーはセックスすべき理由をたくさん挙げるかもしれません。そのような理由に対して自分の考えをきちんと言えるように準備しましょう。非常に説得力のある話し方であなたにプレッシャーをかける可能性もあります。そうされても、自分の考えを忘れないようにしっかりと準備しましょう。パートナーが色々な理由を挙げて執拗に迫るのは、あなたを意のままにしたいからです。覚悟して対処しましょう。
    • 「僕(私)のことが好きなら、するべきだ」と迫るかもしれません。それに対しては「私(僕)のことが本当に好きなら、私(僕)に準備ができていないことを無理強いしたくはないでしょう?」と言えるでしょう。
    • 「他のみんなはしているのに」と言われたら、「みんなじゃないでしょ。私(僕)はしていない」と返答できます。
    • セックスに誘う一般的な言い回しを学びましょう。[15] それに対抗するための返答を準備しましょう。[16]
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    単に「セックスをしたくない」と言うだけで十分な理由になることを理解する これだけはしっかり覚えておきましょう。いつセックスするかは最終的にあなただけの判断です。また、相手に何か言われても、自分の決断に対していろいろと言い訳する必要はありません。アイスクリームを食べたくないのと同じぐらいどうでもいい理由で、セックスをしたくないと言っても構わないのです。誰にでも正当に聞こえる理由である必要はありません。

パート 3
パート 3 の 4:
心の準備ができていないことを伝える

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    セックスをしたくない理由と自分のルールを説明する セックスしたくない理由、人に踏み込んで欲しくない心の領域をきちんと説明すれば、パートナーは理解してくれるでしょう。パートナーと肉体的な親密さを増して行く過程で、物事が早く進み過ぎていると感じたら、「少し待って欲しい。気持ちがついていかない。まだ準備が整っていない」などと伝えましょう。
    • 肉体的に親密な関係になっていないなら、「あなた(君)と一緒にいると本当に幸せな気分になる。特別な気持ちになるのにセックスなんて必要はない。まだセックスの準備ができていないから、しばらくはこのままでいたい」などと伝えることもできるでしょう。
    • 電話で伝えるなら、「まだ心の準備ができていないから、今はセックスしたくない。あなた(君)のことを大切に思う気持ちを示すために、セックスする必要はない思う。セックスだけが親密さを確認し合えるものじゃないと思う。あなた(君)が大切だという気持ちを示す方法は他にもあるよ」など伝えましょう。[17]
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    パートナーに自分の気持ちや欲求を伝える 気持ちを打ち明ければ、あなたがなぜセックスしたくないのかを相手に推測させずに済みます。良好なコミュニケーションの実践は、親密さや安心感に繋がります。[18] 危険でない限り、パートナーに対しては率直で正直になりましょう。セックスについてパートナーと気軽に話せいないとしたら、それは「セックスするべきではない」という明らかなサインです。
    • 欲しいもの、欲しくないものを伝えましょう。そうすることで、どう接してもらいたいのかを相手に理解してもらえます。
    • 例えば、妊娠を恐れているから、あるいは道徳的、宗教的信念に反するからなど、あなたにはセックスしたくない理由が色々とあるはずです。それらをきちんとパートナーに伝えましょう。単に「心の準備ができていない」と言うだけではなく、具体的な例を挙げて理由を説明すると良いでしょう。
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    パートナーの返答を聞き分析した上で、2人の関係性について深く考える 相手の話をしっかりと聞きましょう。そうすれば、パートナーの人となり、感情面、セックスしたい理由や動機などが深く理解できます。話し合いの後で、パートナーの発言や行動についてじっくり考えましょう。そうすれば、余裕を持って自分の気持ちを整理することができるでしょう。
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    パートナーの返答で受け入れられるものを先に考えておく パートナーがあなたに敬意を持って接しているなら、セックスやその他の物事についても、あなたの許容範囲をきちんと理解し、尊重してくれるはずです。パートナーの反応が自分の心の境界線を蔑ろにするもので受け入れ難いと感じるなら、交際を続けるべきかどうかを考え直しましょう。セックスは確かに互いの結びつきを強めるものですが、必ずしも感情的な親密さをもたらすとは限りません。感情的な親密さをもたらす基盤となるのは、信頼、敬意の念、そして良好なコミュニケーションです。 [19]
    • 自分がしたいこと、したくないことを相手が前向きに捉え尊重してくれるなら、交際を続ける価値があると言えるでしょう。パートナーとは健全な関係が維持できる可能性が非常に高いと言えます。
    • 一方、パートナーが失礼な態度を取ったり、自分の意のままにあなたを操ろうとしたり、セックスを強要しようとするなら、自分のニーズを満たすことだけしか考えておらず、互いを思いやる健全な関係を育むことに興味がないと言えるでしょう。
    • パートナーに自分は何を求めるべきかを深く考え、理解することが重要です。[20]
    • 健全な関係とはどのようなものかを知ることも、同様に重要です。[21]
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    安全でないと感じたら離れる 追い詰められたり、いじめられたり、相手の意のままに操られているのを感じたら、すぐに離れましょう。心の境界線を犯されたり、何らかの形で危害を加えられる可能性があると感じたら、安全な場所に逃げましょう。直感を信じましょう。一緒にいて危険を感じるパートナーに対しては、次のようにして自分の身を守りましょう。
    • 会うのは公の場所のみにする。
    • 付きまとわれていないことを確認する。
    • 信頼できる友達や家族に助けを求める。
    • 安全策を用意しておく。[22]

パート 4
パート 4 の 4:
安心感と満足感で心を満たす

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    健全な関係とそうでない関係の違いを考える 健全な関係にあるパートナー同士は、互いの心の境界線を尊重し合います。否定したり批判したりせずに相手の話に耳を傾け、いつでも支援の手を差し伸べます。逆に、セックスを強要する相手には、虐待傾向があると言えるでしょう。パートナーがあなたの気持ちを無視して、嫌なことでもすべきだと迫ることがあるかもしれません。自分が危険な関係にいるかどうかは、パートナーに虐待傾向があるかを見極めることで判断できます。[23]
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    性的なものだけでなく、あらゆる話題でも健康的な心の境界線を設定する 親密さは尊敬し合う心から生まれ、尊敬する心の根本にあるのは、相手の心の境界線への思いやりです。パートナーには何を許し、何を許さずにおくかは、あなた自身が決めることです。両者が互いの心の境界線を尊重していると確信できる場合にのみ、交際を続けましょう。また、何事にも実践前に2人が同意できていることを確認しましょう。[24]
    • あなたのニーズや心の境界線を尊重し、親密さな関係を築ける人は世の中にたくさんいます。そのような人となら関係を築く価値があると言えるでしょう。[25]
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    安全を確保して別れる パートナーが怒る、暴力を振るう、あるいは虐待するのではないかと心配なら、別れ話は電話、パソコンメール、あるいは携帯メールで伝えましょう。冷たいやり方だと思うかもしれませんが、暴力に発展する可能性がある場合には、これが唯一の方法です。最優先すべきは自分の身の安全です。面と向かって話す必要があるなら、公の場所を選びましょう。[26]
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    セックスの準備が整うまで焦らずに、楽しみながらじっくり待つ 人と親密になる方法はセックスだけではありません。他にもたくさんあります。焦ってセックスする必要はありません。その時が来るまで待ちましょう。待つという選択をした自分を褒めて祝いましょう。いつセックスするかを決めるのは常にあなた自身です。実践すると決めたなら、セックスも含みどんなアクティビティも楽しみましょう。

ポイント

  • この記事の内容は全てのジェンダーに適用されます。女性が男性、女性の両方にセックスを強要することがあります。自分の身を守るために恐れずに声を上げましょう

注意事項

  • 直感を信じましょう。一緒にいて不安になる人や居心地の悪い人からは離れ、自分自身の安全を確保しましょう。
  • 「ノー」は「ノー」でしかありません。それを理解できない人からは離れましょう。
  • 一対一で真剣交際をしていても、初めてのデートでも、相手にセックスを強制されたらレイプだと判断できます。レイプされた場合は、すぐに最寄りの救急治療室に行きましょう。性犯罪・性暴力に関する相談窓口(http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/seibouryoku/consult.html )に連絡し支援を求めましょう。また、地元の性的暴行支援サービスを利用することもできます。[27]

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このwikiHow記事について

Trudi Griffin, LPC, MS
共著者 ::
認定カウンセラー
この記事の共著者 : Trudi Griffin, LPC, MS. トゥルーディ・グリフィンはウィスコンシン州に住む認定カウンセラーで、依存症と精神衛生を専門としています。個人治療や地域医療の場で、依存症、精神病、心的外傷に苦しむ患者のカウンセリングにあたっています。2011年にマーケット大学にて臨床精神衛生カウンセリングの修士号を取得。
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