セックスの痛みを和らげる方法

共同執筆者 Jennifer Boidy, RN

この記事には:専門家の力を借りる性交時のストレスを抑える性交時の痛みを緩和する29 出典

セックスは本来気持ち良く感じるべきものですが、人によっては痛みのせいで気持ちよくなかったり不快感を感じたりする場合があります。性交時の痛みの理由には、身体的なもの、ホルモンバランス、感情的または精神的なものなどが挙げられます。自分の抱える根本的な健康上の問題を見直し、医師に相談しましょう。ストレスや感情面の理由で緊張するのであれば、パートナーと一緒にリラックスして、お互いにどんな性行為を望んでいるのかコミュニケーションを取りましょう。前戯には時間をかけ、様々な体位を試してみるのも良いでしょう。痛みがある時には一旦行為を中断して再開するのも1つの選択肢だということを覚えておきましょう。

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専門家の力を借りる

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    医師に相談する かかりつけの医師、または産婦人科医の診察を受けましょう。相談したい内容のリストを準備して受診するようにします。性交時にどのような痛みを感じるのか説明できるように心の準備をしておきましょう。また、どのような治療法があるのか尋ねてみます。診断内容によっては、医師により検査や血液検査が行われる可能性もあります。[1]
    • 例えば、女性の場合、子宮内膜症の症状は痛みを伴います。このような場合は早急に医師に診断してもらう必要があります。症状を放置しておくと、性交時に非常に強い痛みを感じるようになる場合もあります。[2]
    • 他にも、性交時の痛みの原因として考えられるものに、性器周辺のアトピー、膣痙攣、骨盤腹膜炎、卵巣嚢腫、または手術後の傷などがあります。[3]
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    痛みの種類を説明する 痛みの種類を理解することで、問題を特定できる可能性があります。性交時のどのタイミングで痛みを感じ、それがどのような痛みなのかを医師に伝えましょう。医師により、次のような質問をされる可能性があります。[4]
    • 挿入時にも痛みを感じますか?それとも、ピストン運動をされた時にのみ痛みを感じますか?
    • 性交後も痛みは続きますか?
    • 痛みの種類は、ズキズキする痛み、灼けるような痛み、それとも、鈍痛ですか?
    • この痛みは最近始まったものですか、それとも以前から経験しているものですか?
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    ホルモンバランスの乱れに対処する テストステロンやエストロゲン、その他のホルモンが不足していたり過剰に生産されてしまうと、性交時の感度に影響を与え、痛みを引き起こす場合があります。このようなホルモンバランスの乱れを整えるために効果的な治療方法について医師に相談してみましょう。クリームや薬用リング、経口薬、パッチタイプの治療剤を処方される可能性があります。[5]
    • これらの治療法には、患者の最大75%が性交時の痛みの軽減を経験したという非常に効果的なものも含まれます。[6]
    • 閉経や出産、授乳、多嚢胞性卵巣症候群などによりホルモンが影響を受け、性交時の痛みにつながる場合があります。
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    感染症を治療する 何らかの性感染症(STD)に罹患している疑いがある場合には、性行為を行う前に医師に必ず相談しましょう。同様に、性器感染症にかかっている場合は、その感染症が原因で性交時の痛みや性器の乾きが引き起こされることがあるので、きちんと治療する必要があります。[7]
    • 例えば、膀胱の感染症である膀胱炎は性別に関係なく誰でもかかる可能性があり、性交時の痛みの原因となり得る病気です。尿路感染症もまた、性交時の痛みの原因となる可能性の高い病気です。医師による適切な診断を受けて、抗生物質を処方してもらいましょう。
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    理学療法を試してみる 過去に怪我をしたことがある場合は、理学療法士のサポートを得ることで、体の動きや柔軟性の向上に努めることができます。このような身体的変化を経て、性交時の痛みが減少することもあります。高齢の方の場合でも、特に神経痛などに悩まされている人には理学療法は効果的です。[8]
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    セックス・セラピストのカウンセリングを受ける 日本性科学会のホームページから、カウンセリングを受けたりセラピストを紹介してもらったりすることができます。個人面談をしたり、パートナーと一緒にカップルでセックス・セラピストとの面談を受けて、性生活に関する悩みを相談することができます。性交時の痛みをできるだけ和らげるために効果的なエクササイズや、コミュニケーションのテクニックなどを教えてもらえるかもしれません。[9]
    • 過去に性的暴行を受けた経験がある場合は、カウンセラーに相談しましょう。過去の傷を癒やすことで、性交時に痛みではなく悦びを感じることができるようになるでしょう。[10]

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性交時のストレスを抑える

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    リラックスする 深呼吸をして、鼻から息を吸い、口から息を吐くのに集中しましょう。誰かと出かけたり時間を過ごしたりする前に、ヨガのストレッチを数パターンこなします。ストレスが少しずつ消え去っていくまで、「リラックス」という言葉を繰り返し唱えてみましょう。ストレスが溜まっている状態だと、体が緊張を解くことができずにセックスに悦びを感じることができなくなってしまいます。[11]
    • 時には、自分の中にある「恐れ」に向き合ってみることも大事です。「少し緊張しているから、リラックスする必要がある」とパートナーに正直に伝えてみましょう。
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    落ち着いた環境をつくる 自分の意識とエネルギーをパートナーに思い切り注ぐことのできるような環境で性行為にのぞみましょう。外部の騒音や気が散るようなものをできるだけその場から取り除きます。携帯電話の電源は切って、誰にも邪魔されないような環境をつくります。落ち着きのある環境づくりをすることで、リラックスして自分らしくふるまうことができるようになるでしょう。[12]
    • 自分にとって一番リラックスできる環境がどんなものか考えてみましょう。キャンドルの灯りや暗めの照明を好む人もいれば、BGMをかけるのが好きな人もいます。
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    パートナーとのコミュニケーションをとる パートナーとセックスについて話をするのはロマンチックさに欠けるように思えるかもしれませんが、そういった会話を避けていると問題が起きかねません。性行為を行う前に、どんなやり方が好きなのか相手と話をすることができれば、ベッドの中でも自分の好き嫌いをはっきりと伝えることができるはずです。また、性行為の中でお互いがそれぞれに越えたくないと感じている一線を理解しておくことも重要です。[13]
    • 例えば、「ゆっくり始めてほしい」、または「電気を消してくれた方がリラックスできる」など、自分の求める内容を相手に伝えます。
    • 子宮内膜症など、健康上の問題を抱えている場合は、パートナーにもそれについて知ってもらうのが良いでしょう。拒否されるのを怖がって隠し事をするのは良くありません。どんなセックスならあなたが辛くならないか、パートナーが考えてくれるかもしれません。[14]
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    身体のメンテナンスを行う バランスの取れた食生活、エクササイズ、良質な睡眠を心がけることで、痛みを抑え、より集中して性行為を楽しむことができます。身体の限界に挑むという意味では、セックスはトレーニングにも似ています。身体の健康が維持できていないと、そのことが理由で性行為に痛みが生じる場合もあります。バランスの取れた食生活を心がけましょう。1週間に少なくとも3回はトレーニングを行います。夜は最低8時間の良質な睡眠を取りましょう。[15]
    • 女性の場合、身体を健康に保ち、体重を減らすことで多嚢胞性卵巣症候群の症状の低下につながると言われています。男性の場合は、体重を落とすことでテストステロンのバランスが調整され、精力増強にもつながります。

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性交時の痛みを緩和する

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    ゆっくりと性行為を行う セックスの前、後、そして途中のすべての過程において、パートナーと一緒に時間をかけて行為にのぞみましょう。あまり急いで行為を行うと、ストレスを感じて痛みが生じる確率が高くなってしまいます。性行為を行う際には、パートナーにどんなことをしてあげれば悦んでくれるのか、時間をかけて判断します。もちろん、自分の要望を伝えるのも忘れてはいけません。[16]
    • もし、性交時に痛みを感じるのであれば、一旦行為を中断して違う機会に再度挑戦してみましょう。「とにかくやってしまおう」という考え方は避けた方が無難です。
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    性行為の頻度を増やす 信じがたいかもしれませんが、性行為の頻度を上げると、そのプロセスに身体が慣れて結果として痛みが軽減される場合があります。程度の違いはありますが、長い間刺激を受けない状態が続くと、人によっては性器が萎縮してしまうことがあります。性行為を行うことで性器の萎縮を防ぎ、性器周辺への血液の循環を良くすることができます。限度ややり方をわきまえた上で活発な性活動を行うことで、性行為に関連する恐れやストレスをある程度和らげることができます。[17]
    • 性行為の回数を増やすことに抵抗がある場合は、自慰行為を行ったり、挿入以外の性行為を行うことで痛みの軽減を実感する人が多いようです。[18]
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    前戯に時間をかける 少なくとも20〜30分間前戯を楽しむようにしましょう。興奮状態になり身体が挿入に備えて準備するまでには、ほとんどの場合、平均で20〜30分かかると言われています。前戯の時間を使って、パートナーが心身ともに準備ができているかどうか確認しましょう。お互いにとってどんな触れ方が一番心地よいのかを知るため、様々な方法を試してみましょう。[19]
    • 例えば、触る時の強さを変えてみましょう。優しい触り方、より力強い触り方など、交互に試してみましょう。
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    潤滑剤を使ってみる 前戯の1つとして、自分自身の体やパートナーの体に潤滑剤を塗ってみるのもよいでしょう。水ベースの女性器用潤滑剤は、ヴァギナ、外陰部、またはペニスに直接塗ることができます。たった数滴を塗るだけで、摩擦の感覚や痛みを軽減する効果があります。また、膣潤滑剤を使うと、潤いと痛みの軽減を数日間持続することも可能です。[20]
    • コンドームを使用して性行為を行う際には、潤滑剤は特に効果的です。[21]
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    様々な体位を試してみる 性行為を行う際に様々な体位を試して、自分自身やパートナーにとってより快感が大きく痛みの少ないやり方を研究しましょう。横向きに並んで寝そべる体位は、挿入が深くなりすぎないため、女性によっては心地よく感じます。上位の体勢になると挿入の具合をコントロールしやすいため、性別に関わらずこの体位を好む人は多いようです。[22]
    • 背骨の痛みを抑えるためには、専門家は大抵の場合正常位を勧めます。正常位であれば、仰向けに寝そべっている方の人は背骨の湾曲部分にタオルや枕などをあてがい、背骨をサポートすることができます。[23]
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    必要に応じて性行為を中断する 性交時に痛みを感じて行為を中断したいと思った時は、パートナーに伝えて体を離しましょう。パートナーを悦ばせるためだけに続行しなければいけないというプレッシャーを感じる必要はありません。自分自身が感じていることをきちんと相手に伝えて、もっと良いコンディションの時に再度挑戦すればいいのです。[24]
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    刺激物を避ける 性行為の最中、または直後に、赤み、痒みや炎症が起きた場合、何らかの刺激物に触れてしまった可能性があります。ラテックス(ゴム)アレルギーの人は、コンドームの種類によってはひどいアレルギー反応を起こす場合があります。中には精液にアレルギー反応を示す女性もいます。性別にかかわらず、殺精子剤や潤滑剤を使用した際に炎症を起こす場合もあります。[25]
    • 特定の成分により肌に炎症が起きることが分かったら、その成分が使われた製品は避けて、代替品となるものを探すようにしましょう。例えば、ラテックスアレルギーのある人は羊皮製のコンドームなどを使用することができます。[26]

ポイント

  • 性行為自体を行うことが無理な場合は、キスなどを含む様々なやり方で愛情を表現することができます。[27]

注意事項

  • 性交時に痛みを感じる場合は、すぐに相手に知らせるようにしましょう。このような痛みが自然に消えることはあまりなく、そのまま続けると悪化する可能性があります。[28]
  • 常に安全な性行為を心がけましょう。[29]

出典

  1. http://www.healthywomen.org/content/article/when-sex-hurts
  2. http://www.issm.info/sexual-health-qa/what-can-women-with-endometriosis-do-to-improve-their-sexual-relationships/#sthash.PaBcvtHh.dpuf
  3. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/painful-intercourse/basics/causes/con-20033293
  4. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/painful-intercourse/basics/symptoms/con-20033293
  5. http://www.healthywomen.org/content/article/when-sex-hurts
  6. http://www.healthywomen.org/content/article/when-sex-hurts
  7. http://www.ourbodiesourselves.org/health-info/pain-during-intercourse-or-penetration/
  8. http://www.healthywomen.org/content/article/when-sex-hurts
  9. https://www.psychologytoday.com/blog/save-your-sex-life/201108/when-sex-hurts-tips-and-tricks-overcome-discomfort
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記事の情報

この記事はJennifer Boidy, RNが共著しています。 ジェニファー・ボイディーはメリーランド州在住の正看護師です。2012年にキャロル・コミュニティー・カレッジにて看護学の準学士号を取得しています。

カテゴリ: 性的関心

他言語版:

English: Make Sex Less Painful, Português: Sentir Menos Dor Durante o Sexo, Italiano: Sentire Meno Dolore Durante i Rapporti Sessuali, Русский: сделать секс менее болезненным, Français: avoir des relations sexuelles moins douloureuses, Deutsch: Sex weniger schmerzhaft machen, Español: hacer que el sexo sea menos doloroso, Bahasa Indonesia: Mengurangi Rasa Sakit Saat Berhubungan Seks

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