この記事の共著者 : Michelle Myles. ミッシェル・マイルスはニューヨーク市のロウアー・イースト・サイド地区にあるタトゥースタジオ「Daredevil Tattoo」の共同経営者です。タトゥーアーチストとして20年以上の経験があり、博物館「Daredevil Tattoo Museum」の運営も行っています。Daredevil Tattoo Museumには、同スタジオの共同経営者であるブラット・フィンクが過去27年に渡り収集してきたタトゥーに関連する骨董品の私蔵コレクションが展示されています。
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施術直後のタトゥーをしっかりとケアすることは、施術箇所の回復を早めて、タトゥーの色を鮮やかに保つのに役立ちます。タトゥーアーティストに巻いてもらった包帯は最低数時間は巻いたままにしましょう。その後、ゆっくりと包帯を外して、ぬるま湯と抗菌石鹸でタトゥーを洗ってから、ペーパータオルで優しく押さえて乾かします。肌をまんべんなく保湿して清潔に保ち、日光に当てるのを避けましょう。また、タトゥーを入れた部分を摘まんだり、刺激したりしないようにしましょう。これらに気をつけることで、施術箇所が回復してタトゥーが美しく映えるようになります。
ステップ
タトゥーを入れた当日のケア
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1包帯やラップを2~3時間巻いたままにする タトゥーの施術が終わると、タトゥーアーティストは施術箇所を清潔にして抗菌クリームを塗り、包帯かラップでタトゥーを覆います。タトゥースタジオを出たら、包帯を外したいという思いを我慢しましょう。包帯はホコリやバクテリアからタトゥーを保護する役割を果たすため、巻いてもらってから2~3時間は外さないようにしましょう。[1]
- 施術後のタトゥーを覆う方法はタトゥーアーティストによって異なるため、包帯を外すタイミングについてタトゥーアーティストに確認しましょう。使用する製品や技術によっては、施術後にタトゥーをまったく覆わないアーティストもいます。
- アーティストが推奨するよりも長い時間包帯を巻いたままにしておくと、感染しやすくなり、インクがにじむことがあります。
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2手を洗ってから慎重に包帯を外す あらかじめ手を洗うことで、触ったときにタトゥーが感染するのを防ぐことができます。包帯をお湯で濡らすと、包帯が皮膚に貼り付きにくくなるため、外しやすくなります。新しいタトゥーを傷つけないように、包帯をゆっくりと慎重に外しましょう。[2]
- 取り外した包帯は処分しましょう。
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3タトゥーをぬるま湯と抗菌石鹸で洗う タトゥーを水に浸すのではなく、両手でぬるま湯をすくってタトゥーにかけましょう。低刺激で無香料の液体または固形の抗菌石鹸を使用して、指でタトゥーをやさしく擦り、血、血漿、はみ出したインクなどをしっかりと落としましょう。これにより、あまりに早く施術箇所にかさぶたができてしまうことを防ぐことができます。[3]
- タオル、へちまスポンジ、その他のスポンジには細菌が付着している可能性があるため、タトゥーの洗浄に使用しないようにしましょう。また、タトゥーの施術箇所が完全に回復するまで、これらを使用しないようにしましょう。
- 蛇口からの水の流れは、入れたばかりのタトゥーには強すぎる場合があるため、蛇口からの水をタトゥーに直接かけないようにしましょう。
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4タトゥーを自然乾燥させるか、清潔なペーパータオルで軽く押さえて乾かす タトゥーを洗った後は、肌を自然乾燥させるのが一番ですが、清潔で乾いたペーパータオルを使って、タトゥーが乾くまで水分をやさしく拭き取ってもよいでしょう。肌に刺激を与えないように、タトゥーをペーパータオルで擦ることは避けましょう。[4]
- 普通のタオルはタトゥーを刺激する場合や、毛羽立って細かな繊維がタトゥーに付着してしまう場合があるため、乾燥にはペーパータオルのみを使用するのが一番です。
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5無香料の抗菌クリームを塗布する タトゥーが完全に乾いたら、少量の抗菌保湿クリームを塗布します。できれば、天然成分のみでできたアフターケアクリームを使いましょう。クリームはごく薄く塗るようにし、皮膚に吸収されるまでやさしく押さえます。どの種類のクリームを使用すればよいか分からない場合は、自分の肌におすすめの製品をタトゥーアーティストにたずねましょう。[5]
- 単なる保湿クリームは傷口に使えない場合があるので、抗菌作用のある保湿剤を選びましょう。
- ワセリンやネオスポリンなどの石油由来の製品は、重すぎて毛穴を詰まらせる可能性があるため使用を避けましょう。
- タトゥーを清潔にして保湿したら、再び何かで覆う必要はありません。
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6タトゥーアーティストのアドバイスにしたがう タトゥーアーティストは、入れたばかりのタトゥーのケア方法について説明してくれます。その説明にしたがうようにしましょう。入れたばかりのタトゥーを保護する方法はタトゥーアーティストによって異なる場合があるため、施術を担当したアーティストのアドバイスを真剣に聞き、施術箇所が正常に回復するようにしましょう。[6]
- 施術担当者の指示を忘れないように、メモ帳やスマートフォンなどにメモしておきましょう。
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施術箇所の回復に努める
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1かさぶたがなくなるまで、タトゥーを毎日洗って保湿する 施術箇所が完全に回復するまで、1日に2~3回抗菌石鹸とぬるま湯でタトゥーを洗いましょう。タトゥーのサイズと場所によって、回復までに2~6週間程度かかります。[7]
- 保湿は重要ですが、タトゥーにローションやクリームを厚く塗りすぎないようにしましょう。薄く塗るだけで十分です。
- 洗浄には無香料で低刺激の石鹸を使いましょう。
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2タトゥーを引っ掻いたり摘まんだりしない タトゥーの施術箇所が回復するにつれて、タトゥーがかさぶたで覆われ始めますが、これは普通のことです。かさぶたが乾いて自然に剥がれるまで放っておきましょう。かさぶたを早く剥がそうとして、摘んだり引っ掻いたりしないようにしましょう。そうすることで、かさぶたがあまりに早く剥がれてしまい、タトゥーに穴や色抜けが発生する場合があります。[8]
- 皮膚の乾燥や剥離、あるいはかさぶたによって、激しいかゆみを感じる場合がありますが、タトゥーを引っ掻くとかさぶたが剥がれてしまう恐れがあります。
- かゆみが発生したら、保湿クリームを使用して対処しましょう。
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3タトゥーを直射日光に当てない 太陽の強い光によって、肌に水ぶくれができたり、タトゥーが色落ちしたりする場合があります。したがって、施術箇所がしっかりと回復するまで、少なくとも施術後3〜4週間はタトゥーを何かで覆って直射日光に当てないようにしましょう。[9]
- タトゥーの施術箇所が回復したら、タトゥーの脱色を防ぐために日焼け止めを利用するとよいでしょう。
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4タトゥーを水に浸けないようにする 施術箇所が完全に回復するまで、プールや海で泳がないようにしましょう。また、湯船にも浸けないようにしましょう。タトゥーを大量の水に浸けると、インクが抜け落ちてタトゥーの見た目が損なわれてしまう可能性があります。また、水はゴミ、細菌、化学物質などで汚染されている可能性があり、施術箇所が感染してしまう恐れもあります。[10]
- 泳いだり湯船につかったりするのは、タトゥーの施術箇所が回復してからにする方が安全です。それまでは、シンクやシャワーでタトゥーを洗うだけに留めましょう。
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5清潔でゆったりとした服を着てタトゥーの施術箇所を刺激しないようにする タトゥーを入れた箇所にぴったりとフィットする服やその箇所を締め付けるような服の着用を避けましょう。特に、タトゥーを入れた直後であればなおさらです。施術箇所が回復するにつれて、血漿や余分なインクがにじみ出てくるため、服がタトゥーに貼り付いてしまう場合があります。そうなってしまうと、服を剥がすのに痛みが伴い、新しくできたかさぶたを剥がしてしまう可能性もあります。[11]
- 服がタトゥーに貼り付いてしまった場合は、引っ張らないようにしましょう。まずは、貼り付いた箇所を水で濡らして固着を緩めます。そうすることで、施術箇所を傷つけずに剥がすことができます。
- 酸素は施術箇所の回復に不可欠ですが、きつい服はそこに十分な酸素が行き渡るのを阻害します。
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6タトゥーの施術箇所が回復するまで激しい運動を控える 大きなタトゥーや関節付近(肘や膝など)にタトゥーを入れた場合は、運動で皮膚が過剰に伸縮することで、施術箇所の回復が遅れてしまう可能性があります。運動によって皮膚がひび割れて炎症が起こり、回復を長引かせてしまいます。[12]
- 建設現場での作業やダンサーなどの体を動かす仕事をしている場合は、1日または2日の休みがある直前にタトゥーを入れ、仕事に戻るまでに回復時間を確保することを検討しましょう。
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ポイント
- 石鹸とローションの含有成分を調べて、人工香料やアルコールが入っていないことを確認しましょう。
- タトゥーから血漿やインクがにじみ出てくる場合に備えて、タトゥーを入れてから数日間は古くて清潔なシーツを使用しましょう。
- タトゥーの回復中は、必ず清潔な衣類を着用し、清潔なタオルを使用するようにしましょう。
- 施術後のタトゥーにタッチアップ(修正)が必要な場合は、タトゥースタジオを再訪問しましょう。
- 手の届きにくい場所にタトゥーを入れた場合は、誰かにアフターケアを手伝ってもらう必要があるかもしれません。
注意事項
- 入れたばかりのタトゥーを熱湯で洗うことは避けましょう。
- タトゥーの施術箇所が回復するまでは、その箇所の毛を剃ることは控えましょう。タトゥーの周りの毛を剃る場合は、施術箇所の刺激とならないように、シェービングクリームがタトゥーに付着しないようにしましょう。
- 施術後に巻いてもらった包帯やラップは3時間以上巻いておかないようにしましょう。
出典
- ↑ http://www.inkedmag.com/inked-answers-dry-healing-vs-wrap-healing-new-tattoo/
- ↑ https://authoritytattoo.com/tattoo-aftercare/
- ↑ https://authoritytattoo.com/tattoo-aftercare/
- ↑ https://authoritytattoo.com/tattoo-aftercare/
- ↑ https://www.cosmopolitan.com/uk/beauty-hair/a7369/tattoos-aftercare-95207/
- ↑ http://www.inkedmag.com/inked-answers-dry-healing-vs-wrap-healing-new-tattoo/
- ↑ https://www.cosmopolitan.com/uk/beauty-hair/a7369/tattoos-aftercare-95207/
- ↑ https://authoritytattoo.com/tattoo-aftercare/
- ↑ https://www.cosmopolitan.com/uk/beauty-hair/a7369/tattoos-aftercare-95207/
このwikiHow記事について
新しいタトゥーは、適切にケアすると、感染症を起こさず、色をくっきりと鮮やかに保つことができます。新たにタトゥーを入れた後は、タトゥーアーティストがワセリンを塗り、その上に透明な保護シートを巻きます。アメリカのタトゥーの雑誌『Inked』によると、肌を細菌から守り、何かに擦れないようにするには、この保護シートを数時間から一晩つけたままにする必要があるということです。その後は、手を洗って保護シートを外し、抗菌石けんと水でタトゥーを優しく洗います。タトゥーをキッチンタオルで軽く押さえて乾かしてから、抗菌軟膏やワセリンを塗ります。ただし、皮膚が呼吸できなくなるので、新たに包帯を巻いてはいけません。その後3週間は、1日1、2回、抗菌石けんでタトゥーを洗い、毎回軟膏を薄く塗ります。タトゥーが完治するまでは、水に漬けないようにしましょう。タトゥーがかさぶたになったり、はがれたりするのは正常な反応なので、心配はいりませんが、タトゥーを引っかいたり、いじったりすると、傷が残ったりデザインが消えたりする原因となるため、注意しましょう。皮膚の赤み、火照り、痛み、膿が出てくるなど、感染の兆候が見られる場合は、医師の診察を受けましょう。 運動中や外出中にタトゥーを安全に保つ方法については、記事を読み進めましょう!