テスト勉強をする方法

6 パート:テスト勉強の基本を知り、今後に生かす学習に最適な環境を整える学習した内容をまとめる効率よく勉強するやる気を維持するテスト当日に向けて準備する

学校のテストのことを思うと、精神的に疲れます。しかし、勉強方法を改善すれば、そのストレスは軽減します。能率良く効果的なテスト勉強ができれば、準備不足で不安な気持ちになることはなくなり、高得点を取れるようになります。

パート 1
テスト勉強の基本を知り、今後に生かす

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    シラバスをよく読む すべての試験日程と成績の評価方法を確認しましょう。試験日程は、直前で思い出すことがないように、カレンダーや手帳に書き込みましょう。
    • 遅くともテストの1週間前には、復習をはじめる計画を立てましょう。テスト前日になって、全範囲を一気に復習しようとしてはいけません。時間に余裕を持って、単元ごとの復習をこまめに繰り返しつつ、徐々に勉強時間を増やしていくという流れが理想です。
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    授業に集中する これは非常に簡単な方法のように思われます。しかし、本気で授業に集中している人は、テスト期間がはじまると非常に有利に勉強を進めることができます。受け身で聞くだけの姿勢になってはいけません。積極的に授業に参加し、学びましょう。集中して先生の話を聞くために、教室の前列に座りましょう。
    • 授業を注意深く聴きましょう。先生は「この単元において最も重要なことは・・・・・・」といった言い回しで、しばしばヒントを出しています。また、特定の言葉や問題を非常に強調する場合、「テストに出る」と見て間違いありません。早い時期に情報を取り込むことができれば、それだけテスト勉強が楽になります。
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    ノートを上手にとる 「言うは易く行うは難し」と諺が言うように、上手なノートをとる方法は難しいものです。しかし、これがわかれば、いざ勉強しようとするときに、非常に助かります。先生が黒板に書くものやスライドで映したものはすべて書き留めましょう。先生の発言もできるだけ記録しましょう。ただし、ノートをとるのに夢中になり、授業を聴くことを忘れてはいけません。[1]
    • 毎日、授業が終わったらすぐに、ノートに書いた内容を見直しましょう。こうすることで、学んだばかりの情報をさらに記憶に定着させます。[2]
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    勉強を習慣化する テスト前日に徹夜の過酷な詰め込み作業だけで乗り切るという勉強法をしている人は、非常に多く存在します。しかし、一夜漬けをする代わりに、毎日勉強する時間を確保しましょう。他の約束事や学校の授業時間と同様に、勉強時間も予定に組み込むとやる気の維持につながり、勉強を習慣化することができます。[3]
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    テスト形式について質問する テストはどんな形式なのか、どのような採点方法なのか、補習授業はあるのかを先生に質問しましょう。そして、ノートの中のどこを重点的に復習すべきかを先生が話してくれるのであれば、必ず押さえておくべき大まかな主題は何かというような質問をしましょう。

パート 2
学習に最適な環境を整える

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    整理整頓された静かで清潔な部屋で勉強する 気を散らす原因となるものは、どんなものであろうと、自分の周りに置いてはいけません。勉強中に携帯電話のメール着信に反応したり、ソーシャルメディアに定期的に目を通す行為はやめましょう。
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    電気をつける 暗い部屋は勉強に適していません。夜は電気スタンドをつけましょう。また、日中はカーテンやブラインドを開けましょう(窓も少しだけ開けましょう)。十分な明るさのある、静かで空気がきれいな部屋で勉強すると、集中力が上がります。
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    テレビの電源を切る 生徒の中には、複数の作業を同時にこなすことは簡単だと思っている人がたくさんいます。しかしながら、たとえば、テレビを見ながらの勉強や友達とチャットをしながらの勉強をこなせる人は、ほとんどいないことが研究でわかっています。[4] 勉強をはかどらせるには、テレビや大音量の歌詞付きの音楽のような、注意を散漫にさせるものは排除する必要があります。勉強とテレビの両方に、交互に目まぐるしく注意を向けようとすると、脳は優先して覚えるべき情報を覚えません。[5]
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    音楽が自分に合っているかどうかを知る 音楽が記憶力に与える効果には個人差があります。ADHD患者は音楽により記憶力が向上し、発達障害を持たない人は記憶力が下がると主張する研究もあります。クラシック音楽は勉強をはかどらせるために、非常に効果的です。[6]自分にとって音楽の効果が合うのかどうかを知る必要があります。音楽を楽しみながら勉強できる人は、勉強の内容に集中して、真剣に取り組みましょう。耳に残る曲は、避けましょう。
    • どうしても音楽が必要な場合は、器楽曲を選びましょう。そうすれば、曲の歌詞に気を取られることがありません。
    • 周囲の雑音を遮り、脳を活性化させるために、自然の音をバックグラウンドサウンドにしましょう。インターネットでバックグラウンドサウンドを無料で聞けるアプリや動画もあります。
    • モーツァルトなどのクラシック音楽を聞いて頭が良くなったり、記憶力が良くなったりすることはありません。しかし、脳の情報に対する受容力が高まる効果が期待できます。

パート 3
学習した内容をまとめる

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    学習目標を明確に持つ 授業を受けるときに、達成すべき目標を設定していますか。具体的な学習目標を設定すると、勉強への意欲が高まります。学習計画を立てるという方法も効果的です。例えば5つの課題があり、そのうち3つはすぐに解ける易しい問題だった場合、はじめに易しい問題を終わらせましょう。そうすれば気持ちを落ち着かせて、難しい課題にじっくりと時間をかけて取り組めます。また、テストの復習プリント類は書類ばさみにとじると、きれいにまとめることができます。
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    自分流の学習参考書を作る ノートを読み返して、重要な情報はもう一度書き出しましょう。これにより取り組むべき勉強内容が明確になるだけでなく、書き出す行為自体が一つの勉強になります。学習参考書作りには、あまり時間をかけないようにしましょう。書いた内容を理解し、覚える時間も必要です。
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    書式を変えてノートを作り直す ノートの内容を書き直す勉強法は、手を動かしながら学習する人に非常に適しています。中でも最も効果的なのが「マインドマッピング」(情報を可視化する方法)でしょう。また、書き直しているときに、その内容やテーマ、また授業中にそこに書いた理由について思い出せるはずです。ここで一番大事なのは、記憶を再び蘇らせるということです。1ヶ月前にノートに書いた内容がテスト範囲に含まれるのであれば、その情報をもう一度書きましょう。こうすることで、テスト本番で必要な情報を思い出せるようになります。
    • 書いてある内容を繰り返し丸写しするだけではいけません。これでは、書いてある言葉を正確に覚えることはできますが、実際の考え方を学ぶことにはなりません。ノートを読み、(例を考えるなどして)内容を吟味した上で、別の言葉を使って表現しましょう。
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    与えられた資料をもとに自分で問題を作る この方法により、学習したものを本当に覚えたかどうかを確かめることができます。書いてある言葉をそのまま問題の答えにして覚えようとしてはいけません。考え方を踏まえて新しい答えを自分で作ると、大変有益な勉強ができます。
    • 誰かに説明するときのように、声に出して問題の答えを言うとさらに記憶に残ります。
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    過去のテストや宿題を復習する 過去のテストや宿題の中で間違えた問題がある人は、答えを見直して、間違えた理由を理解しましょう。今回の試験が、これまで積み重ねてきた勉強を包括的に問う内容である場合、すでに履修した問題が出題されるので、この方法は非常に効果的です。

パート 4
効率よく勉強する

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    勉強にふさわしい時間帯を見つける 疲労が激しいときに勉強してはいけません。朝の2時に起きて無理に勉強するより、短時間の勉強をした後にぐっすり眠る方が頭に入ります。疲れた状態で勉強をしても覚えられる量には限界があり、翌日の体調や勉強効率にも悪影響を与えます。
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    できるだけ早くはじめる 詰め込み学習をしてはいけません。一度に大量の情報を取り込もうとしても、すべてを覚えるのは不可能であることから、一夜漬けの勉強が非効率的であることは明らかです。実際に一夜漬けをしたとしても、記憶として残るものはほとんどないはずです。「最高の」学習方法は、早めに試験対策をはじめて、繰り返し復習することです。この方法は特に歴史や学理的な科目に合います。
    • 15分や20分といった少しの時間であっても、常に隙間時間を見つけて勉強しましょう。短い学習時間でも積もり積もれば、あっという間に大きな勉強量になります。
    • ポモドーロ・テクニックを使って、25分間ずつ勉強時間を区切りましょう。5分間の休憩を挟みつつ、25分間の勉強を3回繰り返します。次に、30−45分間の長めの休憩をとりましょう。
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    自分に合う勉強法を研究する 目で見て覚える人は、絵や写真を使いましょう。耳で聞いて覚える人は、自分で原稿を音読した音源を聞き返しましょう。体の動きに合わせて覚える人は、手を動かしたり歩きまわりながら(声を出して)、自分自身を聴講者にして講義をしましょう。このように自分に合う方法で勉強することで、覚えやすくなります。
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    科目に合わせて勉強法を変える 数学のような科目は、解き方の手順に慣れるために、問題集を使って繰り返し演習をする必要があります。歴史や文学のような人文科学の科目は、情報を体系的に理解し、用語や年代を覚える必要があります。
    • いかなる勉強法を実践するときでも、書いてある内容をただ繰り返し読むだけではいけません。本当の意味で学ぶためには、内容を復習しながら、積極的に知識を「創造する」姿勢が必要です。書き取った内容を「大局的に」見たり、テーマや年代別に分けてもう一度まとめてみましょう。
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    先生の目線で考える 次のように、自問しましょう。学校の先生はテストでとりわけ何を聞いてくるだろうか。知るべき情報を押さえるためには、特にどの資料に注目すればよいだろうか。生徒を驚かせようとして、先生はどんなひっかけ問題や難問を出してくるだろうか。このように考えると、テストに出そうにない部分で行き詰まることもなく、押さえるべき情報に焦点を合わせて勉強できます。
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    助けを求める 手助けが必要な場合、自分が悩んでいる科目を得意とする人に質問しましょう。たとえば、友人、家族、家庭教師、学校の先生に聞いてみるという手があります。助けを求めたのに、相手の話す内容が理解しづらいときは、もっと噛み砕いて説明してもらうように頼みましょう。
    • 学校の先生に助けを求める場合、テスト対策になるのはもちろんのこと、勉強に対する熱意を伝えることができるので、今後も先生に質問をしやすくなります。授業で話された内容がわからなかったり、さらに情報が必要なときは、常に先生に質問する習慣をつけましょう。先生は快く応じてくれるはずです。
    • たいていの学校や大学には、学生のストレスに対処したり、勉強に関する質問に答えたり、勉強のコツなどを指導する職員がいます。このようなサービスを利用する方法を知りたいときは、先生に聞くか、学校のウェブサイトを見ましょう。

パート 5
やる気を維持する

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    休憩を取る 息抜きをする時間も必要です。一日中机にかじりついて疲れた状態で勉強をするより、気分を落ち着けて取り組んだ方がはかどります。休憩と勉強の時間配分に気をつけましょう。20−30分間勉強するごとに5分間の休憩を取ると、非常に勉強がはかどります。
    • なかなか気分が乗らないときは、長時間連続して取り組む必要はありません。20分間集中して勉強した後に、毎回10分間の休憩をはさみましょう。
    • 一つのテーマを小分けにしない時間配分を計画しましょう。学習時間が分断されると、概念の全体像が記憶に残りづらくなります。
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    前向きな考えを持ちながら一生懸命頑張る 自信を持つことが大切です。勉強不足を悔やんだり、最悪のテスト結果を予想したところで、成功に向かって頑張ろうとする気持ちの妨げになるだけです。しかしながら、これは勉強をさぼっていいという意味ではありません。自信を持ちながらも、さらに勉強を頑張りましょう。自信を持つことで、成功の道が開けます。
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    誰かと一緒に勉強する 友達と一緒に図書館で勉強する日を決めましょう。そうすれば、ノートを見せ合ったり、わからないところをお互いに教え合うことができます。誰かと一緒に勉強すると、学習内容について相手に説明をしたり、勉強の話題で会話をすることになるので、知識が足りない部分を補い、さらに理解を深められます。
    • 友人に教えを請うときに、おちゃらけてはいけません。目の前の課題に集中しましょう。
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    助けを求める 苦手な科目で行き詰まったら、遠慮せずに友人に手助けを求めましょう。友人も解けない問題であれば、家庭教師に質問しましょう。
    • まだテストまで時間の余裕がある場合、自分一人では理解しづらい問題を一緒に解いてもらえるかどうか、学校の先生に尋ねましょう。

パート 6
テスト当日に向けて準備する

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    テスト前夜はしっかり休む 頭が冴えた状態で問題を解くために、小学生は平均10−11時間の睡眠が必要です。一方で、青年期の人は、一般的に最低10時間は眠る必要があります。睡眠不足は蓄積されます(これは「睡眠負債」と呼ばれます)。蓄積し続ける睡眠不足を解消して、最適な状態で脳力を発揮するためには、必要とされる睡眠時間を数週間、毎日取り続ける必要があります。
    • 就寝時刻の5−6時間前になったら、カフェインなどの刺激物を摂ってはいけません。(しかしながら、医師から特定の時間に刺激物を摂取するように処方された場合、就寝時刻に関わらず、指示された時間に服用しましょう。また、服用時間や薬の種類などを変更したい場合は、医師に相談しましょう。)このような刺激物を摂取すると、睡眠の質が低下します。その結果、睡眠時間が十分であったとしても、目を覚ましたときによく休めていないと感じる場合があります。
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    健康的な食事を軽めに摂る 脂肪分の少ないタンパク質、野菜、オメガ3脂肪酸、抗酸化物質を豊富に含んだ、栄養バランスの良い朝食を食べましょう。メニューの例をあげると、ほうれん草入りオムレツとスモークサーモン、全粒粉パンのトースト、バナナといったものがあります。[7]
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    軽い食事を持っていく テストが長時間に及ぶ場合、飲食物の持ち込みが可能な会場ならば、軽い食事を持って行きましょう。複合糖質とタンパク質を含む食べ物、たとえば、全粒粉パンのピーナツバターサンドイッチやグラノーラバーを食べると、気が緩みそうなときに集中力を高めることができます。[8]
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    時間に余裕を持って試験会場に入る テストがはじまる前に考えをまとめるため、最低5〜10分間の時間を取りましょう。このように気分を落ち着かせる時間を取れば、テスト間際に慌てることがありません。
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    解ける問題から先に解く 解きづらい問題があった場合、次の問題に進みます。解けない問題は最後に考えましょう。答えのわからない問題にこだわりすぎて、いつまでも考えていると、解答時間がなくなり大きな失点につながります。
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    単語帳を作る 英文法や英単語のテストを受ける場合、単語の意味を覚えるために単語帳を作るという手があります。単語帳を学校に持って行けば、テスト前にさっと目を通すことができます。

ポイント

  • 声に出して読むと、短時間で覚えることができます。
  • 眠くなるので、ベットに横になりながら勉強をしてはいけません。
  • すべてのテスト範囲を一気に勉強するのではなく、1つの章に的を完全に絞りましょう。
  • 勉強をはじめる前の食事は軽めにしましょう。満腹になると眠気を感じたり、疲れやすくなります。
  • 勉強をはじめる前に運動(ランニングや自転車こぎなど)をすると、集中力が高まり、問題を注意深く考えることができます。
  • 勉強机の周りを整理しましょう。そうすれば、頭の中も整理して考えることができます。
  • ある特定の時刻、たとえば、正午ちょうどに勉強をはじめる予定を立てていたのに、他のことに気を取られて、気付いたら12時10分になっていたとします。こんなときは、午後1時になるまで待っていてはいけません。勉強をはじめるのにふさわしい時刻は、常に今です。
  • ノートに書き留めた重要事項を、箇条書きにして書き出しましょう。大きな段落を読みながら覚えるよりも、記憶に残りやすくなります。
  • テストに出る問題はわかっているのに答えが覚えづらい場合、カードの片面に問題を書き、裏面に答えを書きましょう。問題と答えを関連づけて考えれば、答えを覚えやすくなります。
  • 過去のテストや宿題を復習しましょう。テストでは必ず2、3問は過去問に非常に似た問題が出るため、この方法はとても有効な対策になります。
  • 勉強中に考えたことを紙に書きましょう。書き出して考えるとさらに集中力が高まることが、研究によりわかっています。
  • 試験中に落ち着いて頭を働かせるために、夜は最低9時間の睡眠を取りましょう。

注意事項

  • カンニングをして得られるものは、何もありません。結局は、自分を駄目にするだけです。カンニングが見つかると、たいてい厳罰が下されます。たとえば、通知表などの公的な記録に汚名が残り、退学になる場合もあります。
  • できるだけ、周囲の人々から受けるストレスを減らしましょう。勉強する空間がマイナス思考になり、ストレスを感じる雰囲気になると、やる気が出ません。
  • テスト前日の一夜漬けをしてはいけません。毎日、学校から帰ったら、全ての科目の勉強を少しずつ進めましょう。一度に全てを覚えようとして詰め込んだ知識は、役に立ちません。
  • 夜更かしをしてはいけません。睡眠が足りないと、学んだ情報を忘れやすくなることが研究によりわかっています。それゆえ、しっかりと眠りましょう。

記事の情報

カテゴリ: 学び・コミュニケーション

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