初心者の人も次のチャンピオンになることを夢見ている人も、どのようなテニスラケットを購入するかで試合の結果が大きく変わることもあります。それぞれの製品ごとに特徴が異なり、特有の長所や短所があります。現在のレベルに関係なく頻繁にテニスをプレーすることを考えているのであれば、ぜひ自分に合った正しいラケットを使いましょう。

方法 1 の 2:
自分に合ったラケットを選ぶ

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    グリップサイズを選ぶ 成人のグリップサイズは4~4と5/8インチが一般的です(ラケットの単位はインチ)。自分のサイズを見つけるために、手のひらの中央の手相の線から中指の先までの距離を測りましょう。それをインチに直したものがグリップサイズとなります。[1]
    • その他の方法として、利き手で実際にプレーをしている時のようにラケットを握りましょう。反対の手の人差し指をラケットを握る手の指先と手のひらの付け根の間にあてます。この時、人差し指の分の十分なスペースが無ければラケットグリップが小さすぎるということを意味しています。
    • 逆にスペースが余っている場合はラケットグリップが大きすぎます。
    • 2つの異なるサイズの中間に当てはまる場合は小さい方を選びましょう。オーバーグリップテープ(ソフトタイプ、パッド入りタイプ、あるいは布のようなタイプのテープでグリップを囲うもの)を使えば後で円周を付け足すことができます。[2]
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    標準的な27インチタイプのラケットを選ぶ 一般的なラケットの長さは27~28インチ(68.6~71.1センチ)程ですが、それよりも長いラケットも29インチ(73.3センチ)まで選択することができます。ラケットが長いほど、スウィングした時のてこの作用も高まるので、より強い力でショットを打てるようになります。
    • ただし、長くなるほどラケットの動かしやすさや狙いやすさが犠牲となります。
    • 初心者の人は通常の27インチタイプのラケットから始めたほうが良いでしょう。
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    テニスラケットの主な3つの種類を理解する 求めている特徴、現在のスキル、プレーのスタイルなどによって、自分の実力を最大限発揮することのできるラケットの種類も異なります。下記の最も一般的な3つを参考に検討しましょう。
    • パワー系: このタイプのラケットは大きなヘッドと長さのある形状、さらに軽量であることが特徴で、初心者から中級レベルの人やショットの威力を少し高めたい人に向いています。
    • 中間タイプ: これはどのレベルの人でも使うことができるラケットです。パワーと制御性、操りやすさのバランスが良いことが特徴です。
    • コントロール系: これはプロや上級者向けのラケットと言えるでしょう。制御性を最大限まで高めるためにヘッドが小さくなっていて、プレーヤーはショットの際に自分で力を加えます。長めのものと短めのものがありますが、いずれにせよ全般的に他の種類のラケットよりも重みがあります。[3]
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    初心者は大きめでヘッドに重心が寄ったラケットを購入する 初めてテニスに挑戦する人は、力いっぱい振らなくても十分なショットを打つことのできるラケットが必要でしょう。自分の手に合ったグリップを選び、下記の仕様を参考にラケットを見つけましょう。
    • ヘッドサイズ: 106~118平方インチ
    • 長さ: 27インチ
    • 重量: 255~284グラム前後の軽量のもの
    • バランス: ヘッドが重く、てっ辺寄りに重心が集まっているタイプのもの[4]
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    体が大きい、運動能力が高い、または既に力強いショットが打てる人はパワーを減らしたラケットを選ぶ 元から運動能力が高く力が強い人は特に、ヘッドに重みのあるラケットだと初心者でも威力が出過ぎてしまうこともあります。こうした場合は、その他の仕様は変えずにヘッドサイズのみ小さくしてラケットを探してみましょう。テニス経験がほとんどない人は軽量でヘッドに重みの集まったラケットを使った方が制御力が高まるかもしれません。[5]
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    ラケットの素材の違いを理解する ラケットのほとんどがグラファイトで作られています。軽量かつ威力が高いので初心者に適しています。その他にもアルミニウムやチタニウムで作られたラケットも、ボールが打ちやすく力も出しやすいので、初心者に合っているでしょう。ボロンやケブラーは最軽量の素材として知られていますが固く、ミスをした際にあまり修正が効きません。
    • 初心者の場合はアルミニウムやグラファイトの素材を用いたラケットが最も賢明でしょう。ただし、ラケットを手に持った時の感触や使い心地、さらに予算の範囲内かどうかといった点の方が素材よりも大切です。
    • アルミニウム製のラケットは最も安価な選択肢となりますが、重量があります。その分頑丈で安定感もあります。
    • ボロンやケブラー、炭素繊維を用いて製造されたラケットはグラファイト製のラケットと比べるとかなり高価です。[6]
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    購入前に幾つか試してみる 店内で試しにスウィングやサーブを行い、手に持った時のラケットの感触を確かめましょう。長さと大きさのあるパワー系のラケットから、より小さめのものまで、できるだけ多くの種類のラケットを試してみると良いでしょう。また、コートで友達と一緒にテニスを楽しむ機会があれば、友達のラケットで試しに何度かボールを打たせてもらい、自分に最も合うラケットを探しましょう。スウィングやスタイルには個人差があるため、非常に多くのラケットが市場に出回っています。
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方法 2 の 2:
ラケットの仕様を理解する

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    ヘッドサイズの大きなラケットはボールにより多くの力を送る ヘッドが大きい程、(ラケットの長さ、スウィングといったその他の要素が一貫している場合)ボールに送ることのできる力も高まります。ただし威力を優先すると制御性が落ちるので、これはラケットを選ぶ際の最も重要な検討事項の一つと言えるでしょう。ボールを打つ時すでに力がありすぎる、あるいはスウィングを変えることなく威力を増したいと考えていませんか?下記を参考に今使用しているラケットのヘッドサイズを確認し、必要な調整を行いましょう。.
    • 106~118平方インチが大から特大サイズと呼ばれていますが、中には120~130平方インチのラケットもあります。
    • 小さめで制御性が高いヘッドサイズとは85~94平方インチ程の製品を指しています。
    • 初心者の人は100平方インチ前後のラケットが良いでしょう。[7]
    専門家情報
    Peter Fryer

    Peter Fryer

    テニスインストラクター
    ピーター・フライヤーは北アイルランドのロンドンデリーに住むテニスコーチで、テニス専門のスポーツライターです。大学卒業後まもなくプロのテニスコーチとしての資格を取得し、その後13年以上にわたりテニスのレッスンを行ってきました。2010年にテニスのブログ「Love Tennis Blog」を開設しており、BBCや全国向けのメディアにて記事の執筆を行っています。
    Peter Fryer
    Peter Fryer
    テニスインストラクター

    ヘッドサイズもプレイに影響します。初心者や趣味でテニスをプレイする人は、多くの場合、ヘッドが大きめのラケットを選びがちです。ボールが当たりやすいため、それはそれで全く問題ありません。ヘッドサイズが大きいラケットの短所は、ヘッドが小さいものに比べると操作性が悪く、ラケットをコントロールしにくいことです。

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    ヘッド部分の重いラケットを選び威力と安定性を高める ヘッドの重いラケットはベースラインでのプレイや初心者に最適で、一般的にパワー系ラケットに分類されています。ラケットのてっぺんに少し重心が傾いていて、その分操作性がやや劣ります。中級、上級者の多くはヘッドが軽いタイプあるいは重心が均等なタイプのラケットを使用しています。
    • ネットプレーが多い人は、ヘッドの軽いラケットを選んだほうが操作性が高まります。
    • どのようなラケットにすべきか悩んでいる人、あるいは様々なスタイルのプレーを行う人は、重量の配分が均等なラケットを購入しましょう。[8]
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    ストリングパターンも考慮する ラケット本体以外にもプレーを左右する要素があります。例えば、ストリングの目の細かさによって威力、制御性、スピンが変わってきます。
    • オープン(目の粗い)ストリング'だとスピンが高まります。つまりトップスピンで、より強くボールを打つことができるようになります。ただし、このタイプのストリングは壊れやすくなります。
    • クローズド(目の細かい)ストリング はショットの位置に対する制御が高まるので初心者に向いています。[9]
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    操作性を下げても威力を求める場合は柔軟なラケットを使う ラケットの柔軟性は0~100で評価され、100が最も硬い状態を意味しています。大半のラケットが45~75程度の柔軟性で作られています。
    • 数値が低いほど制御性とスピンが高まる一方で威力が弱まり、快適さが増します。
    • 数値が高いほど威力が高まりますが、ラケットの振動も高まります。初心者の中には、ラケットがしならないことが逆に自然に感じられ、扱いやすいと考える人もいます。[10]
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    シャフトの幅を確認してラケットの潜在威力を測る シャフト(ラケットヘッドの下の三角形の部分)の幅が広いほど、ラケットの威力が高まります。これは、ラケットが大きい分シャフトも自動的に大きくなるため必然と言えますが、制御性の高いラケットでさえ様々なシャフトの幅を採用しているので、ボールを打つ時の強さに違いが生まれます。
    • 初心者は23~27ミリほどの幅の製品から始めてみましょう。[11]
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ポイント

  • グリップは後で大きくすることはできる一方で、小さくすることはできません。2つのサイズの間に当てはまった場合は、必要と思われるものよりワンサイズ小さめのグリップを選びましょう。
  • ダンパーを使うと振動を吸収して、手首とひじの衝撃を軽減することができます。
  • ラケットの多くはスウィングスピードをもとに評価、推薦されています。そのため、特定の製品を選ぶ前に自分のスウィングを測定しておくことが大切です。初心者や体の動きがゆっくりめの人、あまり力のない人のスウィングは「ゆっくりで短い」ものになる傾向があります。従って、ラケットは「(跳ね返す)力」が高いものが必要となります。上級者で力の強いプレーヤーのスウィングは「長く速い」ので、「制御性」の高いラケット、つまりトランポリン効果による反発力の低いものが適しています。
  • 合成繊維でなく自然なガット(ストリング)を選択する場合、ひじや肩にかかる衝撃を和らげることのできるラケットを選びましょう。

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注意事項

  • 合わないラケットを選んでしまうと、テニスひじ(上腕骨外側上顆炎)になったり、内側側副靱帯に負担をかけてしまい、テニスでよくある故障や怪我の原因となります。
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このwikiHow記事について

Peter Fryer
共著者
テニスインストラクター
この記事の共著者 Peter Fryer. ピーター・フライヤーは北アイルランドのロンドンデリーに住むテニスコーチで、テニス専門のスポーツライターです。大学卒業後まもなくプロのテニスコーチとしての資格を取得し、その後13年以上にわたりテニスのレッスンを行ってきました。2010年にテニスのブログ「Love Tennis Blog」を開設しており、BBCや全国向けのメディアにて記事の執筆を行っています。
カテゴリ: 個人スポーツ
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