テントを使わずにキャンプをする方法

共同執筆者 Halle Payne

この記事には:テントの代わりになるものを使う自然から身を守る14 出典

キャンプは楽しい体験ですが、テントをあえて使わずに行うとさらに楽しさと冒険度が高まります。また、テントがないことで荷物が軽くなり持ち歩きがぐっと楽になるでしょう。テントを使わないキャンプに挑戦してみたいという人は、まずテントの代わりとして安全かつ快適に眠ることのできる方法を考えましょう。また、虫、天気、自然から身を守るために入念に準備を行う必要があります。

1
テントの代わりになるものを使う

  1. 1
    ヴィヴィ(Bivvy)を使用する ヴィヴィ、またはヴィヴィバッグは寝袋とテントを掛け合わせたような道具です。テントのように撥水加工が施されていて、通気性の良い素材で作られているので、虫や自然から身を守ることができます。 1人が充分に眠ることのできる大きさですが、服を着替えたり道具を保管するスペースはありません。[1]
    • ヴィヴィの中に通常の寝袋を重ねて使用することで、より暖かく快適に眠れるようになります。
    • ヴィヴィは、テントに比べかなり軽いにも関わらずテントと同等の耐候性能を備えていることから代替方法として非常に優秀です。
  2. 2
    雨が降る可能性がある場合はタープ(強度の高い防水シート)を使用する ヴィヴィを窮屈に感じつつも、通常のテントを設置する面倒は避けたいという人はタープを使ってみましょう。木のある場所でキャンプを行う場合は、少なくともタープの角の1つを木に、それ以外を地面に固定させると、即席の寝場所ができあがります。[2]
    • タープを固定するには、より糸やロープ、さらにテントペグが必要となります。
    • 地面が濡れている場合は、防水性のシートや予備のタープを敷き、眠っている間も体を守りましょう。
    • タープを使うことで雨(豪雨や強い風を伴う大雨の場合を除く)や日光から身を守ることができますが、虫や冷気に対する防護力はありません。
    Halle Payne

    Halle Payne

    ハイキング、バックパッキング(低予算旅行)指導者
    ハレ・ペインは3年以上にわたり北カリフォルニアにてハイキングやバックパッキングを行っています。スタンフォード大学が主催するOutdoor Education Program(野外教育プログラム)のトリップリーダー、そしてStanford Sierra Conference Center(同校のコンファレンス施設)のハイキングリーダーを務めています。ハレは野外教育とLeave No Trace(7つの原則から成り立つ環境倫理)のクラスで授業を行っています。
    Halle Payne
    Halle Payne
    ハイキング、バックパッキング(低予算旅行)指導者

    事前にタープの設置を練習しておきましょう。 ハイキング、バックパックの旅の専門家Halle Payne氏は次のように助言しています。「タープを使用した寝場所は構造としてはかなり単純で、2本の木の間にロープをはり、上からタープで覆い、角を杭で固定するだけで完成します。事前に簡単なロープの結び方(トラッカーズヒッチやスリップノットなど)をいくつか身につけておくと役に立つでしょう。土砂降りのなか思案することにならないよう万全の状態で臨みましょう。」

  3. 3
    天候が良好の場合はハンモックを試す 夜間に天気が崩れる可能性も低く星空の下で野宿ができそうであれば、ハンモックがあると楽しく快適な体験となるでしょう。ハンモックを取り付けることができるよう木や柱などが立っている場所を探しましょう。また、夜間の気温の低下から身を守る手段も準備しておく必要があります。さらに、タープやテントを頭上に掛けておけば万が一の天気の変化に対する備えも万全です。[3]
    • 快適に眠るために、スリーピングマットや寝袋も合わせて使ってみましょう。ハンモックの中で対角線上に横になると、不自然に体を丸めることなく快適に眠ることができます。
    • ハンモックを30度の角度で吊るすことができるだけの充分な空間を木や柱の間に確保しましょう。これ以上角度が鋭くなると、ハンモックと木に負担がかかります。

    ポイント: ハンモックの中には蚊よけのネットが備わっているものもあるので、虫が多い場所でキャンプをする際はこうした選択肢も検討してみましょう。

  4. 4
    枝や葉が手に入る場合は差し掛け小屋を建てる 既製品を寝場所で寝ることに気が進まない場合は、自分でゼロから作ってみましょう。差し掛け小屋を作る方法は多々あるものの、頑丈な枝を木に立て掛け、弱い枝をさらに付け加えることで角度のついた小屋を作るのが最も簡単でしょう。重なり合った枝の上にさらに葉や小枝を乗せ耐候性能を高めましょう。[4]
    • タープがで覆うことで防水性能が加わります。あるいは地面に敷くことで保温、防湿効果が高まるだけでなく、ある程度の虫よけ効果も期待することができます。
    • より野性的に過ごしたいという人は地面に葉を敷いてベッド代わりにしてみましょう。
    • 枝を固定するためのロープやより糸が必要になるかもしれません。
  5. 5
    より安全に快適に過ごしたい場合は車中泊にする もう少し豪華なキャンプ体験をしたいと考えているのであればRV車、キャンピングカー、あるいは自分の車で寝てみましょう。ただし、キャンプ地でこうした車の利用が許可されているか事前に確認することを忘れないようにしましょう。
    • ピックアップトラックに乗っている人は、トラック後部の荷台にスリーピングマットや寝袋を敷いて寝てみましょう。また、トラックに荷物用の棚やラックが備え付けられている場合は、それを利用してタープを掛け耐候性を高めることができます。

2
自然から身を守る

  1. 1
    事前に天気を確認する テントなしのキャンプを決行する前に、まずキャンプ地の天気予報を確認しましょう。雨が降り、寒く、風も強くなる可能性がある場合は、状況に適した準備を欠かすことができません。[5]
    • 悪天候が予想される場合、念のためテントを持参したほうが良いかもしれません。また、好天が予想される場合でも予期せぬ雨に備えてタープを持参しましょう。
  2. 2
    浸水や湿気を避けるために高台をキャンプ地として選ぶ 雨が降る可能性が低い場合でも、低地での野宿は避けましょう。斜面のふもとをキャンプ地として選ぶと、予期せぬ浸水、湿気、あるいは土砂崩れといった事態に見舞われることもあります。平坦な高台を選びましょう。[6]
    • 斜面で野宿をする際は頭が斜面の上を向くように横になりましょう。
  3. 3
    岩や石の少ない地面を選ぶ スリーピングマットや柔らかな寝袋を使っても、ごつごつとした地面で寝ると不快に感じられます。地面が平らで鋭い岩や枝などが突き出ていない場所を探しましょう。[7]
    • 寝床を整える前に角やふちが鋭いものは全て地面から取り除くようにしましょう。
  4. 4
    虫よけスプレーを噴きかける テントなしのキャンプの最大の欠点の1つが虫の問題です。[8] 就寝する前に強力な虫よけスプレーを自分の体と寝具に噴きかけましょう。虫よけ成分としてDEET(ディート)が少なくとも30%配合されているものが良いでしょう。[9]
    • 虫よけネットや虫よけテントを用いる方法も効果的です。虫を避けつつ野宿の体験が損なわれることもありません。
    • より徹底的に蚊やノミから身を守るために、キャンプ道具や衣服に事前にペルメトリンを噴きかけおくと良いかもしれません。使用方法に注意深く従い、完全に乾いてから着用しましょう。[11]

    警告: ペルメトリンを配合したスプレーは動物に害を及ぼす場合もあります。例えば、猫を飼っている人はペルメトリンが付着している道具や衣服に近づけないよう注意しましょう。また、この成分は魚に対しても有害となるので、水場の近くで噴きかけたりしないようにしましょう。[10]

  5. 5
    天候に適した服装を心がける 昼間は暖かくても夜になると気温が急に下がることもあります。環境に適応することのできる衣類、さらに就寝時に重ね着をすることがでいるよう予備の衣類も忘れずに持参しましょう。気温低下が見込まれる場合は、下記のような方法で危険な状態を回避しましょう。[12]
    • ポリエステルやポリプロピレンといった化学繊維やウールの素材の衣類を着用しましょう。こうした素材は体温を維持するだけでなく、通水性が綿以上に効果的です。
    • 暖かい靴下、手袋、帽子で防護できるように準備をしましょう。
    • 寝袋の中で体温が上がり汗をかくことがないよう、着込みすぎないようにしましょう。
  6. 6
    寝袋とスリーピングマットを持参し暖かさと快適さを確保する どのように野宿をするのかに関わらず、柔らかいマットと暖かな寝袋があれば快適に眠ることができるでしょう。キャンプをする際はこうした必需品を必ず持参しましょう。[13]
    • 寝袋やスリーピングマットがあることで、クッション性が高まるだけでなく地面の冷たさや水分から身を守る効果もあります。

ポイント

  • キャンプ場の多くは、火の扱いに厳しい規則を設けています。こうした安全上の規則を必ず守り、自分の身だけでなく、他のキャンプ客、さらにキャンプ場そのものを守りましょう。
  • 木の下で野宿をする場合(ハンモックなど)、木の状態をよく見て、頭上に大きな死んでいる枝がないことを確認しましょう。一般的に、大木の下で野宿をしないほうが安全です。[14]

記事の情報

この記事はHalle Payneが共著しています。 ハレ・ペインは3年以上にわたり北カリフォルニアにてハイキングやバックパッキングを行っています。スタンフォード大学が主催するOutdoor Education Program(野外教育プログラム)のトリップリーダー、そしてStanford Sierra Conference Center(同校のコンファレンス施設)のハイキングリーダーを務めています。ハレは野外教育とLeave No Trace(7つの原則から成り立つ環境倫理)のクラスで授業を行っています。

カテゴリ: アウトドア

他言語版:

English: Camp Without a Tent, Español: acampar sin una tienda de campaña, Русский: ходить в поход без палатки, العربية: التخييم بدون خيمة, Deutsch: Campen ohne Zelt, Português: Acampar Sem Barraca, Tiếng Việt: Cắm trại mà không cần lều, Français: camper sans tente, Bahasa Indonesia: Berkemah Tanpa Tenda, Nederlands: Kamperen zonder tent

このページは 105 回アクセスされました。
この記事は役に立ちましたか?