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ディスカッションエッセイ(自分の意見を述べるエッセイで、例えば情報を伝えるエッセイとは区別されています)は、特定の議論に対して自分の立場を決めて論じることが求められる英語論文です。まずは立場を決め、トピックについて調べ、エッセイの骨組みを考えます。次に、イントロダクション(序論)とTheses Statement(論旨)に着手しましょう。まとまりのある議論をボディ(本論)で展開し、コンクルージョン(結論)では、新しい情報は一切加えずに全体を結び付けましょう。

パート 1
パート 1 の 4:
骨組みや内容を考える

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    課題の内容を読み理解する 担当教員から与えられたエッセイの題目に慎重に目を通しましょう。意味を知らない語句が含まれている場合は辞書で調べ、より深く理解しましょう。何が争点となっているのかを把握します。[1]
    • 例えば、「移民は米国内で何年も論争のテーマになっていました。DREAM法やトランプ大統領の移民政策に関する立場といった問題もあり、今後も重要な政策課題として取り扱われる可能性が高いでしょう。あなたの移民政策に関する立場を明確にし、信頼のおける資料を論拠として用いながら、移民政策はさらに厳格化されるべきか、それとも緩和されるべきか、自分の意見とその理由を論じなさい」といった題目があるとします。
    • この題目では「移民政策に関する立場を明確にし」という文言があることから、争点は移民政策だということが分かります。
    • 題目がよく理解できない場合は、躊躇せずに教員に質問しましょう。題目の意味、どのようなエッセイを求めているのか、といった説明をしてくれるでしょう。
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    下調べをしてトピックを理解する トピックについてあまり知識がないのであれば、ある程度調べて理解を深めましょう。まずは、例えばトピックが含まれている教科書から始めてみましょう。あるいはインターネットを使ってトピックについて検索しましょう。ただし、信頼のおける資料を情報源として用い、一方の立場だけでなく両方の立場の見解について調べるようにしましょう。
    • 授業での議論をもとにエッセイを執筆する場合は、授業中のノートを一次文献として使用できるか担当教員に確認しましょう。
    • ウェブサイトの情報を参考にする場合は、「.edu」や「.gov」といった拡張子のウェブサイトを利用し、信頼のおける情報を入手しましょう。
    • 上記の題目であれば、DREAM法やトランプ大統領の移民政策に関する考えについて調べる必要があるでしょう。綿密なノートを取る必要はありません。どのようなことが起きているのかが把握できれば十分です。
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    自分の立場を決めて骨組みを考える 双方の立場の見解をよく読み、自分はどちらの立場を取るのかを決めましょう。選んだ立場を紙の一番上あるいはワード文書の一番上に明記して、アウトライン(骨組み)を考え始めましょう。
    • エッセイを書く際に用いるよう指定されている資料がある場合は、それを用いて自分の立場を十分に裏付けることができるかを確認しましょう。
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    中心となる要点を書き加える 立場が決まったのであれば、下調べした時に学んだ内容を思い越してみましょう。どういった点を根拠に立場を決めたのか思い出しましょう。これをエッセイの要点として用いることができます。[2]
    • 要点に番号をふりましょう。1つの番号につき要点は1件にしましょう。また、3~5ページ(一般的な英語論文のフォーマットを用いた場合)といった比較的短めのエッセイであれば、要点は3~4つあれば十分です。
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    調べて根拠を集める 本格的な調査を始めましょう。図書館に出向くか、図書館が提供する学術ジャーナルのデータベースにアクセスします。自分の議論を確立する際に裏付けとして用いることができそうな信頼できる情報を見つけましょう。[3]
    • 書籍、電子書籍、学術ジャーナルの記事、信頼できるウェブサイトなどが情報源となるでしょう。その他にも、トピックによっては質の高い新聞記事も使うことができます。
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    引用も含めたノートを取る ノートは手書きでもパソコンを使用しても構いません。関連する情報に目を通しながらノートを取りましょう。書籍の題名や記事に関する情報をページの上部に記録し、メモや引用を書き残した出典元のページ番号も必要に応じて残しておきましょう。
    • 書籍の場合、著者の氏名、編集者の氏名(該当する場合)、書籍の題名、出版された年、出版された都市、版、さらに共著の場合は当該の章の題名も書き残しておきましょう。
    • 学術ジャーナルに掲載されている記事の場合は、記事の著者の氏名、ジャーナルの題名、記事の題名、DOI番号、ISSN番号、出版の日付、巻(該当する場合)、号(該当する場合)、さらに当該記事が掲載されているページ番号をメモしておきましょう。
    • データベースを使って検索する際は、検索内容を保存する設定にできることもありますが、分からなくなってしまうことがないようメモをしておくと安心でしょう。
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    骨組みを埋める ノート取りも完了したのであれば、それぞれ要点の下に3~4つの点(ビュレット)を加えます。メモの内容から要点を裏付けることができる情報を箇条書きにして埋めていきます。[4]
    • 例えば、「移民は多様性を高める」というのが要点の1つであれば、その下に「様々な食文化が入ってくるようになる」さらに「新たな芸術が入ってくるようになる」と箇条書きにすることができるかもしれません。
    • 調べた情報から事例を見つけ、書き加えましょう。
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パート 2
パート 2 の 4:
イントロダクション(序論)を書く

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    引用句あるいは逸話を使って読者の関心を引く これはフックと呼ばれ、読者に自分のエッセイに興味を持ってもらうための手法です。ディスカッションエッセイであれば、例えば自分が賛同できる考えを表明している人物の言葉を引用して始めることができます。[5]
    • 例や逸話を用いる場合は、トピックに関係する短い話を紹介することから始めてみましょう。移民に関するものであれば次のような出だしが考えられます。「私が4歳だったある日、両親から遠くまで旅行に行くよ、と言われました。バスに乗り、何日も歩きました。その道のりのほとんどを、父は私を抱っこしてくれていました。ある日、川をわたりました。これが新しい国での私たちの第1日目となったのです」
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    転換文でトピックを紹介する 次の2~3の文で、フック(トピックを広義にとらえています)から論旨(Thesis statement、トピックをより狭義にとらえ直します)に移っていきます。その過程で、エッセイのトピックを紹介し、これがどのようなエッセイになるのかを読者に示します。また、両方の立場を中立的に述べてから自分の論旨を紹介するようにしましょう。[6]
    • 例えば、「移民は大きな議論を呼んでいる政策課題だ。移民の受け入れが国内の雇用や社会保障に及ぼす影響を危惧する人がいる一方で、移住することでその人の生活の質が改善されることが最も重要だという考えもあることから、意見が大きく分かれている」といった書き方をすることができます。
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    論旨(Thesis statment)を作り自分の主張を確立する フックから転換した後は、最も狭義な部分、つまり論旨を書きます。これは、このエッセイで自分が具体的に何を論じるのかを示す文です。要点に含まれる内容が理解しやすくなるような語句を含めると親切でしょう。[7]
    • 例えば、「移民は多様性を高め、新たな人材の流入を促し、国民の視野を広めることに寄与することから、いくつかの基本的なセーフガードを設けたうえで今後も積極的に受け入れていくべきだ」というような論旨を書くことができます。
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パート 3
パート 3 の 4:
ボディ(本論)を書く

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    1つの段落に1つの要点を割り当てる 論文の軸がぶれないよう、骨組み(アウトライン)を使って段落を作りましょう。短めのエッセイであれば、要点1つに対して段落を1つ割り当てることができます。より長くなる場合は、要点に付随する論拠1つにつき段落1つを割り当ててて考えましょう。[8]
    • 例えば、短めの場合、「移民は多様化を高める」という要点で1段落にして、その中に関連する論拠もすべて含めることになります。
    • より深く掘り下げて書く場合は、まず多様性に関して1つのセクションを作り、「新しい食文化が流入する」で1段落「新しい芸術が流入する」でさらに1段落を使いましょう。
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    自分とは異なる立場の意見も認める 自分の主張を発表する最も効果的な方法として挙げられるのが、反対の意見について論じ、自分の主張と大きく対比させるというものです。つまり、反対の立場を利用して自分が支持する立場を際立たせ、こちらのほうがいかに優れているのかという点を詳細に伝えることができます。反対の立場について説明するために割く時間や文字数はエッセイを書いている人が決めることができます。1文のこともあれば、1段落使うこともあるでしょう。[9]
    • 反対の立場を十分かつ公正に説明しない「藁人形(ストローマン)論法」にならないよう注意しましょう。反対の立場を意図的に弱く演出せずとも自分の立場を支持できるようにしましょう。
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    全体の主張を念頭に置きながらエッセイを書く 1つの要点が次の要点につながるよう意識しましょう。このように書いていくことで、まとまりのあるエッセイが出来上がり、読み手も容易にあなたの考えを把握することができます。また、1つのセクションから次のセクションへ移るときは転換語あるいは句を挿入することで、全体像が見えるように工夫しましょう。[10]
    • 例えば、多様化が高まるという1つのセクションから人材の流入という次のセクションに移ろうとしていると仮定しましょう。この場合は「多様化が高まるということが意味するのは、単に新しい食文化や芸術が自国に入ってくるということだけでなく、勤勉な人材が労働力に加わり昔ながらの問題に新たな視点で取り組むことを可能にするということも意味している」といったように書くことができます。
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    調べた内容で主張を裏付ける ノートの内容を使い、情報を引用することで自分の主張を裏付けましょう。もちろん、すべてを引用する必要はありませんが、自分の考えを決める際に参考になった他者の文献の文は引用すべきでしょう。[11]
    • 引用する際は、言い換えたり直接引用をすることができますが、直接引用は、その内容が特徴的な時にのみ用いるようにしましょう。それ以外の場合は自分の言葉に言い換えましょう。
    • ボディの段落は、関連する文献の引用句で書き始めることもできます。次に、この引用句に関する説明やコメントを添えることで、この情報がいかに自分の主張を裏付けているのかを明らかにしましょう。
    • 統計を用いて調べた内容をさらに裏付けることもできます。例えば、移民の増加と犯罪率の増加に関係はないと論じるのであれば、それを示す統計を用意しましょう。
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パート 4
パート 4 の 4:
コンクルージョン(結論)を書く

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    エッセイで述べた情報をまとめる コンクルージョンでは、ここまでで述べた内容を結びつけ、主張をまとめて読者に伝えます。用いた要点がどのように自分の立場を裏付け、論旨の正当性を証明しているのかということを示しましょう。[12]
    • 例えば、「真の大国とは、違いを受け入れ、新たな考えや視点を温かく迎え入れる国である。受け入れ側の国に及ぼす影響には負の側面もあることは否めないが、外国からの人々の流入を許可することで、新たなアイデアが生まれ、より豊かで興味深い社会になっていくということは言えるだろう。移民は社会の足を引っ張る存在ではない。むしろ勤労意欲が高く、彼らの意見に耳を傾けることで国民が学べることも決して少なくはないのだ」といった書き方ができます。
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    イントロダクションを繰り返さない コンクルージョンを書く際に、イントロダクションを繰り返すだけで終えようとする学生は少なくありません。しかし、コンクルージョンにはそれ以上の内容が必要です。なぜこのトピックが重要なのか、なぜあなたは自分の立場が正しいものだと思っているのかということを、まとめて伝える場です。[13]
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    エッセイを読み返して流れを確認する 初稿が完成したら、注意深く読み返してみましょう。論理的に意味を成しているかをまず確認します。1つの考えから次の考えに円滑に流れていますか?そうでない場合は、転換語(句)を付け加えるなどして手直ししましょう。分かりにくい部分は書き直します。[14]
    • 流れが良くなったら、もう一度読み返し、今度は文法のミスや誤字、脱字を見つけて直しましょう。音読すると効果的です。間違いがあると、読む速度が落ち必然的に一語一句読むことになります。
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注意事項

  • 永遠に調べ続けるわけにはいきません。調べ物を始めると夢中になり、提出期限がどうでもよく思えることもあるでしょう。実際にエッセイを書くために、少なくとも2~3日は確保しましょう。
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このwikiHow記事について

Jake Adams
共著者 ::
家庭教師、テスト対策専門家
この記事の共著者 : Jake Adams. 家庭教師として11年以上の経験を持つジェイク・アダムスは、カリフォルニア州マリブを拠点にSAT・ACT対策と大学受験カウンセリング、また幼稚園から大学の教科科目指導を提供している会社「PCH Tutors」の経営者です。また、カリフォルニア州在住の優れた家庭教師をクライアントに紹介するオンライン家庭教師仲介会社「Simplifi EDU」の最高経営責任者も務めています。ペパーダイン大学にて国際ビジネス・マーケティングの学士号を取得。 この記事は1,518回アクセスされました。
カテゴリ: 作文技術
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