トマトを育てる最大の目的は、熟した果実の収穫量を最大限に増やすことにあります。育てているトマトが非芯止まり型品種(桃太郎などの成長し続ける品種。アメリカではBig Boy、Beef Masterと呼ばれる品種やエアルームトマト〔固定種〕の殆どがこれに該当する)ならば、不要な芽や葉を剪定することは、実の栄養価を高める上で必須の作業です。芯止まり型の品種(ある一定の大きさ以上に成長しない品種。加工用の品種に多い。アメリカではBiltmore、Heinz、Patioなどが有名)を育てている場合には過度な剪定は逆に悪影響になります。

方法 1 の 2:
剪定時期の決め方

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    育てているトマトの品種を確認する 剪定を始める前に、まず育てているトマトが芯止まり型なのか、非芯止まり型なのかを調べましょう。非芯止まり方のトマトはつる植物のように伸びます。このタイプのトマトはまっすぐ支柱に固定して、わき芽かき・摘芯などの剪定作業を行なう必要があります。芯止まり型の品種は大きくなる前に成長が止まり、特に手入れをしなくても、自然に養分を実に振り分けます。以下がそれぞれの型の代表的な品種です。
    • 非芯止まり型: Big Boy、Beef Master、Black Prince、German Queen、殆どのミニトマトとエアルームトマト
    • 芯止まり型: Ace 55、Amelia、Better Bush、Biltmore、Heatmaster、Heinz Classic、Mountain Pride、Patio
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    茎と葉の色を見る 剪定時期を判断するには、最初に咲いた花の下の茎と葉が黄色く変色するまで待つという方法があります。変色を確認できたら剪定を開始して構いません。
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    わき芽を探す 非芯止まり型の苗の場合、主枝から生えた葉茎の付け根から出てくる小さな若い芽を探します。「わき芽」と呼ばれるこの若芽は摘み取らなければなりません。これを放っておくと、わき芽を伸ばすことに養分が使われて実が十分に育たなくなります。これは必ずしも悪いことではありませんが、計画的にわき芽を摘み取ることで、シーズンを通して大きな実を収穫できるようになります。
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    花を探す 苗が花をつけ始めたらすぐに剪定を開始したほうがよいでしょう。苗はこの時点で、30~45cm程度に成長しているはずです。[1]
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方法 2 の 2:
正しい剪定方法

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    一番最初にできた花房の下の全てのわき芽と葉を落とす この作業を行っておけば、どんな種類のトマトであれ、しっかりとした幹に育ちやすくなります。[2] わき芽を除くことによって、栄養分が葉や茎の成長に無駄に費やされることがなく、実に行きわたるようになります。
    • わき芽かきの際には、わき芽の根本を親指と人差し指で挟んで、ポキッと折れるまで前後に倒します。わき芽が若くて小さい内に摘み取るほうが除去箇所の治りも速く、理想的です。これは簡易剪定と呼ばれています。
    • 花房を超えて伸びてしまった茎と葉について:お住まいの地域が寒耐性区分9(平均年次最低気温がマイナス1℃からマイナス7℃くらいの気候)に相当する場合は、茎と葉が黄色になってから剪定を行いましょう。逆に、湿度の高い地域(または温室内)で育てているのであれば、風通しを良くするために第一花房の下の葉茎は「全て」取り除いてしまいましょう。湿度が高いと病気や害虫の繁殖の原因になるだけでなく、剪定の際にできた傷の乾きも遅くなり、そこから病原菌が侵入することもあります。風通しを良くすることは、苗木の健康を守ることでもあるのです。
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    太いわき芽を残す 太く成長してしまったわき芽は、苗木そのものに被害が及ぶ恐れがあるので、折り取ってはいけません。わき芽が鉛筆より太いようであれば、「ミズーリ剪定法」(生長点だけ除く剪定方法)を用いて、1、2枚の葉っぱを残し、わき芽の先端部分だけを摘み取りましょう。残された葉は光合成をすると同時に、実の日焼けを防ぎます。この方法の欠点は、残された茎から新たなわき芽が伸びてきたときに再び剪定をしなければならないことです。この方法は大きく育ち過ぎてしまったわき芽を扱うのに向いています。万一、芽を取った箇所から病原菌が入ったとしても、主枝まで少し距離があります。また同じ理由で、剪定時のショックが苗木に伝わりにくいという利点もあります。
    • 苗木を健康に保つために、夏中わき芽かきをしましょう。わき芽の成長は速いので、最低でも1週間に1度か2度の剪定が必要になるかもしれません。[3]
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    非芯止まり型品種では、実のなる4、5の果房以外は全て取り除く これは主枝から伸びて、第一花房の上にある枝のことです。4本ないし5本程度であれば、大きくて健康な実を結びますが、それ以上になると実が小さくなり、数も少なくなります。生長点と呼ばれる苗木の頭頂部を傷付けないように気を付けながら、丈夫そうな果房を4つか5つ残し、他のわき芽や枝を全て取り除いてしまいましょう。
    • つる様の品種(非芯止まり型)の場合、花が咲いた後は幹を支柱にしっかりと固定しましょう。これを怠るとつるが地面を這うように成長して、健康な実を結ばなくなってしまいます。[4]
    • 芯止まり型品種の場合は、自然に伸びる茎の数が予め決まっているため、花房の上の剪定をする必要はありません。剪定すると、実がなる枝をみすみす失ってしまうことになります。[5]
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    黄色い葉を取り除く 黄色い葉は糖分を生成する以上に消費します。トマトの苗の成長が進むにつれて、下葉は自然に黄色く変色してしおれ始めますが、これは全く自然な現象です。葉が黄色くなったらすぐに摘み取りましょう。これにより苗木の健康が保たれ、病気を予防できます。
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    摘芯 苗木の最後の成長を最大限に支えるために、摘芯は欠かせません。霜が降りる1ヶ月前、あるいは苗木の頭頂部が温室の天井に届きそうになったら、主枝の先端にある生長点を摘み取りましょう。シーズン終盤ともなると成長に残された時間は僅かです。養分は全て果実に振り向けられなければなりません。
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ポイント

  • 芯止まり型あるいは地這い品種のトマトは剪定や支柱を必要としません。これらの品種はある程度の高さまでしか育たないように交配されており、2週間という限られた期間で一気に実をつけた後に枯れてしまいます。それに対して、非芯止まり型品種やつる性品種は人の背丈ほどの高さまで育ち、シーズンの間中、実を結んで成長し続けます。一般的な芯止まり型品種はRutgers、Roma、Celebrity(芯止まり、非芯止まり両方の特性を持つ)、Marglobeなどです。非芯止まり型の一般的な品種としてはBig Boy、Beef Master、ミニトマトの多く、Early Girl、そして固定種であるエアルームトマトなどが挙げられます。[6]

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注意事項

  • トマトの苗が病原菌に感染しないように、剪定時にはハサミではなく(茎表面に傷が付きます)、必ず手を使いましょう。ただし、大きく育って固くなってしまったわき芽を取り除く際にはハサミを使っても構いません。ハサミは使用時ごとに入念に消毒しましょう。
  • トマトは喫煙者の手を介して「モザイク病」に感染する可能性があります。タバコを吸う人は、トマトの苗木に触れる前に水と石鹸でよく手を洗いましょう。
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必要なもの

  • 成長中のトマト
  • 清潔な手
  • 消毒済みの剪定ハサミ(できれば手を使う)

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