野生のトラに遭遇し、自分とトラを隔てるものが何もない場合は、非常に危険な状況にあると直ちに認識しましょう。トラが生息している地域はできる限り避けることがまず大切です。実際にトラに遭遇してしまった時は、襲撃される可能性を少しでも低くするために行うべき手順があります。また、襲撃を受けた際に取るべき対処方法も、この記事を通して確認しておきましょう。

方法 1 の 3:
実際に襲撃を受けた場合

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    落ち着きを保ちゆっくりと後ずさる トラが後をつけていたり、唸り声をあげ始め、今にも襲いかかってきそうな気配を感じる時は、まず落ち着きを保ちましょう。トラの目を見ないようにしつつトラの方に体を向けます。背を向けて走り出したい衝動を抑え、ゆっくりと後ずさりましょう。.
    • トラが視界の外に消えるまで後ずさりを続け、視界から消えたらその場から急いで離れましょう。
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    自分を大きく見せる なるべく自分を大きく、そして勇敢に見せましょう。何をしてもよいですが、走ることだけは禁物です。走るとトラはとにかく追いかけようとします。追跡を促すということは、トラに攻撃をしかけさせるようなものです。ゆっくりと後ずさりながらも、胸を張っていましょう。[1]
    • 胸を張って真っすぐに立つことで、弱く非力な獲物であるような印象を少しでも軽減しましょう。
    • 身をかがめると弱く小さく見えるので、トラから襲撃される可能性を高めてしまいます。
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    大きな音で追い払う 単純な音でも、聞きなれない音であればトラを怖がらせて追い払うことができるかもしれません。手元にあるものを使って音を出してみましょう。大きく人工的な音が出るものが好ましいでしょう。
    • 銃器を携帯している場合は(合法である場合にのみ)、空に向かって撃ちましょう。
    • 信号弾がある場合は、火をつけて目の前に掲げてみましょう。
    • 金属やガラス製品がある場合はぶつけてガチャガチャとさせたり振るなどしてみましょう。
    • トラに向かって大声をあげる時は、自信のこもった声で怒鳴りましょう。あなたの声でその場に張りつめていた緊張感が断ち切られ、トラが襲いかかるきっかけになる可能性もあります。
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    生き延びるためにできることを何でも試す トラが物理的に襲いかかってきたら、止めることは難しいでしょう。大きな音を発し続け、持ち物で自分の身を守り、反撃しましょう。死んだふりはやめましょう。獲物としてあなたを狙っているトラに対して死んだふりをするのは、トラの仕事を楽にしているようなものです。生存の可能性を高める最も効果的な方法は、トラを追い払うことです。つまり何らかの方法でトラを怖がらせたり、けがを負わせる必要があります。[2]
    • 運よく襲撃を生き延びることができたら、止血し、迅速に医療処置を受けましょう。
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方法 2 の 3:
襲う可能性のあるトラに遭遇した場合

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    逃げたトラには近づかない 飼育あるいは管理されていたと思われるトラを見かけてもも、おとなしく、人懐っこいと思い込まないようにしましょう。飼育、管理されていたトラは、普段とは異なる環境に苛立っているので特に襲いかかってくる可能性が高いでしょう。[3]
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    トラの気を散らせ隠れる 後ずさりながら持ち物を捨てていきましょう。捨てていったものにトラが関心を示し、少しの間、気が散るかもしれません。その場所を離れることが難しい場合は隠れ場所を探しましょう。 [4]
    • 隠れることができたら、自分から離れた場所めがけて物を投げつけ、トラの関心をそちらに向けさせましょう。ただし、これはかなり慎重に行う必要があります。投げた方向より起点の隠れ場所にトラの関心を向けさせてしまう可能性もあるためです。そのため、隠れる前に、自分の移動先から外れた方向に投げておいた方が確実でしょう。
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    トラは絶対に怒らせない トラに限らず大型の動物全般は怒らせないことが大切です。特にトラは攻撃的な態度には攻撃的な態度で応ずる習性があるので、自己防衛のために襲ってくるでしょう。[5] トラめがけてものを投げたり、何かで殴ろうとするのは禁物です。
    • 自分以外の人物に襲いかかっているトラを攻撃するという時は、できる限り強い力で攻撃できる道具を使いましょう。
    • トラを怯えさせると同時に襲われている人物からトラの注意をそらすためにも、大声をあげましょう。
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    年老いたトラあるいはけがを負っているトラとは距離を置く 年老いたトラや傷を負っているトラは弱弱しく、助けを必要としているように見えるかもしれませんが、こうした状況に置かれたトラは特に危険です。健康状態が好ましくないトラであっても慎重になりましょう。[6]
    • 自然の中では、健康状態の悪い野生のトラに遭遇することが少なくないでしょう。健康だった時のようには狩りができず、家畜といった捕えやすい獲物に頼るしかないためです。
    • その結果、トラは普段以上に人間の生活圏に近づくことになります。
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    赤ちゃんトラには近づかない いくら触りたくなっても、可愛らしく見えても、トラの赤ちゃんには絶対に近づかないようにしましょう。母親トラは命がけで自分の子供を守ろうとします。自分の子供が危険にさらされていると認識したら、守るために戦うでしょう。赤ちゃんトラを見かけても、近づいたり、かまったりしないよう注意しましょう。[7]
    • 野生の世界では、赤ちゃんトラを見かけることは稀です。ほとんどの場合、母親がそばについているためです。仮に赤ちゃんトラが一匹だけでいるところを見かけても、母親トラがすぐそばにいないとは限りません。
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方法 3 の 3:
トラの襲撃を防ぐ

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    野生のトラの生息地域ではガイドを雇う 世界で野生のトラが生息している地域は数えるほどしかありませんが、中には旅行者を受け入れている場所もあります。野生のトラに遭遇する可能性のある場所を訪れる時は、安全に旅できるようガイドを雇いましょう。
    • 野生動物の保護活動を行っている団体などが、特定の地域で安全に行動する方法や危険を避ける方法を指南してくれることも少なくありません。
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    こちらが先にトラを見つけた時は静かにする まだトラがあなたの気配に気づいていないのであれば、気づかれる前にその場を離れるようにしましょう。動きによって気づかれる可能性が高まるので、トラがその場を離れてどこかへ行ってしまうまでじっと待ちましょう。どこかへ行ってしまったようであれば再び動けますが、意図的に安全な場所へ向かう必要があります。トラが向かった方向とは逆に移動するのが理想的です。[8]
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    トラの縄張りを荒らさない 言葉を変えて言うと、トラの縄張りで用を足さないということです。悪気のないトイレ休憩でも、トラに侵略行為とみなされる可能性もあります。トラの縄張りで用を足すと脅威として受け取られる恐れがあるでしょう。つまり、野生のトラの生息地域を移動する時は、事前にしっかりと水分補給をして、さらにトイレを済ませておくことが大切です。[9]
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    両面の仮面(マスク)を着用する トラに襲われて命を落とすという事件が日常的に起こっている地域(例えばインドのガンジス川デルタ地帯など)を訪れるのであれば、後ろにも顔がついている仮面あるいはマスクを着用すると良いかもしれません。後ろにも顔があると獲物だと思って近づいたトラは混乱します。[10]
    • 後頭部にも目があるかのようにトラをだますことで、命拾いすることになるかもしれません。
    • トラに後をつけられたとしても、前後両面に顔がついている仮面を着用している人のことは襲いません。
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注意事項

  • トラから逃げるために木に登っても効果はありません。トラが登ることはあまりありませんが、登ることはできるので、あなたを追いかけるために登ってくるかもしれません。追い詰められて木に登る選択しか残されていない場合は、枝が細くなるてっぺん付近まで登るようにしましょう。トラは世界最大のネコ科動物で、とても重量があります。したがって、人間の方がトラよりも軽いことから、より高く登れる可能性があります。ただし、こうした手段に頼るよりも、後ずさって離れたり、トラが出没する地域にそもそも行かないことが得策でしょう。
  • トラを撃ったり殺さなければならないのは本当に最後の手段です。トラは絶滅危惧種です。
  • トラに噛みつかれた場合は、傷口が化膿する恐れがあるので、すぐに医療処置を受けましょう。
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カテゴリ: 動物
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