PDF形式でダウンロード PDF形式でダウンロード

ドワーフハムスターは人懐こく、ペットとしては最高です。野生では中国、カザフスタン、モンゴル、シベリアなどの森林、草原や砂漠地帯に群がって生息しています。飼育されているドワーフハムスターの種類はジャンガリアン、キャンベル、ロボロフスキーなどです。ドワーフハムスターは好奇心を搔き立てられる特徴があり、湿気のない環境を好みます。ドワーフハムスターにとって住みやすい環境の作り方を学びましょう。正しい飼い方を知っていれば、ドワーフハムスターは快適に長く暮らすことができます。[1]

方法 1
方法 1 の 4:
ハムスターの住処を作る

  1. 1
    ハムスターのケージを選ぶ ドワーフハムスターは長さ10㎝ほどの大きさですが、走り回ったり遊んだりするのに十分な空間を必要とします。ケージは餌、水や玩具を置く場所だけでなく、ハムスターが自由に動き回れる広さがあるものを選びます。[2] 次の中から選びましょう:
    • ハムスター用の水槽 ハムスター専用、または魚用の水槽でも十分です。ガラス製の水槽はハムスターを寒さから守る上、ハムスターの行動を外から見ることも容易です。網の蓋が付いた水槽はハムスターの脱走を防ぎます。[3]
    • プラスチック製のハムスターケージ このタイプの高価なハムスターケージは、プラスチックの管でつながったいくつかの部屋があり、ハムスターが部屋と部屋の間を走り回ることができます。ハムスターにとっては飽きることのない環境ですが、ほかのケージに比べて掃除に手間がかかります。この手のケージを選ぶなら、ハムスターが管を通過しやすいように、急傾斜のあるものや複雑なものは避けましょう。[4]
    • 格子のハムスターケージ ハムスターが小さいうちは格子の間から抜け出す可能性がないか、注意して選びましょう。ケージはハムスターの快適な住処となります。格子のケージは通気性が良いので、風通しの良い場所に置くことは避けましょう。ハムスターは床材を掘り起こして格子の間から放り出すのが好きなので、格子の周りが散らかる可能性もあります。底が格子のケージは絶対に避けましょう。ハムスターが足を負傷する恐れがあります。[5]
    • 予算の許す限り、できるだけ大きなハムスターケージを選びましょう。英国動物虐待防止協会は、ゴールデンハムスターのケージは最小75㎝x40㎝x40㎝であることを推奨しています。
  2. 2
    ハムスターの数によって調整する ハムスターが2匹いるなら、それぞれが心地よく過ごせるように対策を講じます。大型のハムスターとは違って、ドワーフハムスターは仲間と交流するので、同性の少数の仲間と群がって過ごすのを楽しむものもいます。
    • オスとメスを同居させると繁殖します。2匹いる場合は別々の輪車、隠れ家や巣、給水器などを、必ず2つずつ用意し、餌も2匹分与えましょう。
    • 玩具も2つずつ用意しましょう。ドワーフハムスターは同じケージ内でも仲良く暮らせますが、縄張りを確保する習性はあります。[6]
  3. 3
    ハムスターの床材を購入する 乾燥した床材はドワーフハムスターの健康を維持するためには欠かせません。床材はハムスターを湿気から守り、保温力を高めます。再生紙、木材パルプやトウモロコシの芯を利用したものを選びましょう。
    • マツやヒマラヤスギの入った床材は避けましょう。マツやヒマラヤスギは強烈なにおいを放ち、ハムスターには有害なフェノールが含まれています。[7]
    • 床材によってはアレルギー反応を起こすハムスターもいます。床材にマツやヒマラヤスギ、またはそのほかのアレルギー源となるものが含まれていると、ハムスターがぜーぜー息をしたり、くしゃみをすることもあります。このような症状がみられる時には、再生紙や抗アレルギー性の床材に変えましょう。[8]
    • ハムスターの床材に綿を使用することは絶対に避けましょう。ハムスターにはとても危険で、死にもつながります。ハムスターは綿の繊維を消化することができないので、消化器官を詰まらせてしまいます。また、窒息する危険性もあります。
  4. 4
    ケージを置く場所を考慮する ハムスターのケージや付属品は快適な部屋に置きましょう。ハムスターは夜行性なので、夜には暗くなる部屋が適しています。寒い部屋ではハムスターが肺炎になる可能性があるため、暖かめで心地の良い部屋が良いでしょう。[9]
    • ハムスターのいる部屋は、窓を開けたままにしないようにしましょう。
    • ほかのペットを飼っている場合は、ハムスターを動揺させたり脅すことのないように注意しましょう。
  5. 5
    ケージの掃除をこまめにする ケージを清潔に保つことによってハムスターの健康を維持します。汚れた床材は2~3日おきに取り出し、週一度はケージを洗いましょう。漂白剤か除菌効果のある食器用洗剤大匙2杯を中型の霧吹きに入れて水と混ぜたものを使うと、ハムスターに害を与えずにケージを消毒することができます。お酢でケージを掃除することもできます。ハムスターの玩具、食器や輪車の汚れも拭き取りましょう。[10]
    • 掃除をしたあとはケージを10分から15分乾かし、新しい床材が5㎝の高さになるように底を覆います。ドワーフハムスターは穴掘り動物なので、5㎝程度の量の床材は必要です。穴が掘れる環境なしではハムスターは満足しません。[11]
    • ケージの掃除中は、ハムスターを安全な場所に置いて脱走を防ぎましょう。ハムスター用のサークルや水気のない浴槽を利用します。ハムスターを段ボール箱に入れて待たせることは避けましょう。ハムスターが段ボールをかじって開けた穴から脱走する可能性があります。
    広告

方法 2
方法 2 の 4:
水と餌を与える

  1. 1
    ハムスター用の給水器を購入する 食器や給水器が付いているケージもありますが、ない場合は購入します。ハムスターは金属の飲み口を使って水を飲みます。新鮮な水を常備しましょう。[12]
    • 給水器の中に水を長期保存することは避けましょう。ハムスターの給水量が少ないなら、週に2~3度は水を入れ替え、給水器も時々洗いましょう。
    • 給水器から水が漏れていないかを確認しましょう。ハムスターは濡れると病気になる恐れがあるので、口の空いた容器の代わりに給水器を使用します。
  2. 2
    ハムスターの餌を購入する ドワーフハムスターには浅いプラスチックの器を使って餌を与えましょう。ハムスターにとっては餌が食べ易い上、ケージを清潔に保つことができます。ハムスターは頻繁に餌を口にするので、新鮮な餌を絶やさないようにしましょう。湿った餌は捨てます。ペットショップでは様々な種類のハムスターの餌を売っていますが、大まかには次の種類に分けられます。
    • ハムスターの主食となる栄養強化ペレットや固形の餌
    • 栄養補助として加えるハムスター用の種子類のミックス[13]
  3. 3
    かじり木を購入する ドワーフハムスターの歯は尖って伸びるので、歯を適切な長さに保つために、硬いものをかじる必要があります。かじり木、またはハムスターの歯が研けるように作られた硬い玩具を購入しましょう。[14]
  4. 4
    おやつを与える ペレットや種子類のほかに、時にはおやつも与えます。野菜や果物などの新鮮な食物を少量与えるようにしましょう。ハムスターが腹痛を起こさないように大量に与えないようにしましょう。
    • ハムスターには少量のレタス、ニンジン、リンゴ、ブロッコリー、トマトを与えることができます。ドワーフハムスターはオーツ麦や調理した肉、プレーンヨーグルトも食べます。[15]
    • 柑橘系の果物や砂糖はハムスターの健康を損なうので避けましょう。ピーナッツバターは窒息のもととなるので避けましょう。[16]
    広告

方法 3
方法 3 の 4:
ドワーフハムスターと遊ぶ

  1. 1
    玩具や娯楽になる物を与える ハムスターは夜になると活気づいて運動を始めます。手を貸さずに遊べる玩具を与えましょう。[17]
    • 輪車はハムスターの玩具としてはよく知られています。ハムスターが乗った時に輪車が転倒しないように、ケージの底にしっかり固定されているかを確認しましょう。ワイヤー製の物はハムスターの足に怪我を負わせる可能性があるので避けましょう。輪車は20㎝以上の物を選びます。それより小さいものはハムスターの背に負担がかかります。輪車の音がうるさくなるので、眠りが浅い飼い主はケージを寝室以外の部屋に置きましょう。[18]
    • ハムスターボールも人気のある商品です。ハムスターをプラスチック製のボールの中に入れ、ハムスターが走ると転がる仕組みになっています。このようなボールを使用することは避けましょう。ハムスターはストレスを感じやすく、ボールの中でパニックを起こす上、物に当たって怪我をする可能性もあります。
  2. 2
    ハムスターを正しく持つ ドワーフハムスターを飼い始めてから2~3日は、ハムスターを拾い上げないようにしましょう。手をケージにいれて匂いをかがせ、その匂いに慣らせるようにします。ハムスターの体は頑丈ではないので、掴み上げたり乱暴な扱い方をするのは禁物です。ハムスターを脅さないように、常に下からすくい上げるようにしましょう。まずは飼い主が床に座り、床に近い位置でハムスターを持ちます。逃げ場があると感じれば、ハムスターは噛みついたりもがいたりしません。[19]
    • ハムスターは毎日手に乗せて扱うようにしましょう。頻繁な接触がないとハムスターはなつきにくくなります。一日に一度はハムスターをケージから出して、膝の上で動き回る機会を与えましょう。[20]
  3. 3
    ハムスターを清潔に保たせる ドワーフハムスターはきれい好きなので、飼い主がハムスターの手入れをする必要はほとんどありませんが、週一度、野生のハムスターが使うような小動物用の砂をボールに入れ、砂浴びをさせることはできます。[21]
    • ハムスターがかなり汚れているようなら、髪染め用の小さいブラシか歯ブラシを湿らせてハムスターを優しく撫で、タオルを当てて乾かします。
    • 決して水には入れないようにしましょう。ハムスターが病気になる恐れがあります。
    広告

方法 4
方法 4 の 4:
ハムスターの健康を維持する

  1. 1
    健康なドワーフハムスターを見分ける 一般的にドワーフハムスターはころころしていて、大きな頬袋と短い尻尾があります。鼻水や目やにに注意し、その他にも病気の症状がないかを確認しましょう。ロシアンハムスターは特に糖尿病になりがちです。糖尿病を患ったハムスターは、ほかのハムスターより水分の摂取量も排尿も多くなります。[22] 糖尿病の兆候が見られる場合は獣医に相談しましょう。
  2. 2
    尻尾が濡れていないかを確認する 離乳したてのハムスターや過度にストレスの溜まったドワーフハムスターは、ウェットテイル(増殖性回腸炎)と呼ばれる病気にかかる可能性があります。ハムスターが下痢をするため、尻尾が濡れます。獣医に相談して診断と治療を受けましょう。
    • ティザー病は、幼いハムスターやストレスの溜まったハムスターの下痢の原因となります。ティザー病は獣医による治療を必要とします。抗生物質の種類によっては病状を悪化させるので、自己判断で治療をすることは避けましょう。[23]
  3. 3
    寄生虫の兆候に注意する 犬や猫のように、ドワーフハムスターもサナダ虫のような寄生虫に侵されることがあります。サナダ虫の害は最も深刻なので、特に注意します。ケージの掃除をする際は、ハムスターが下痢をした形跡や白米のような虫の一部が残っていないかを確認しましょう。[24]
    • ドワーフハムスターがサナダ虫に侵されている疑いがあるときは、獣医に連れて行きましょう。糞を持参して、顕微鏡を使用した的確な診断を受けます。獣医から処方される害虫駆除の薬には、外用薬と内服薬があります。薬剤の用法に従って投薬しましょう。[25]
  4. 4
    目や鼻をこまめにチェックする ドワーフハムスターは人間と同じように風邪のウイルスに敏感です。時には風邪が悪化して肺炎になることもあります。肺炎を患わったドワーフハムスターには目やにや鼻水が見られ、餌を口にしなくなります。こういうった症状は深刻なので、直ちに獣医に連絡しましょう。[26]
  5. 5
    膿瘍にも注意する ドワーフハムスターには膿瘍もよく見られ、歯が原因となっている場合が多くあります。この場合、頭部や頬袋の周りに膿瘍が見られます。膿瘍はハムスターの毛皮の下にできる膿のかたまりです。腫れた部分は敏感になっているので、ハムスターは触られるのを拒否します。獣医と連絡を取り、対処の仕方について相談しましょう。膿瘍は大抵は放置しておいても治りますが、悪化した場合は獣医で局部を切開してもらい、膿を出すことになるでしょう。[27]
    広告

注意事項

  • ハムスターは動きが素早いうえに傷つきやすいので、脱走して負傷しないように注意して扱いましょう。
  • ハムスターは脱走して隠れてしまうと、捕まえるのが困難です。ハムスターが脱走してしまったら、給水器をボウルの横に取り付けるようにしてケージの外側に置きます。喉が渇いて戻ってきたハムスターが水を飲み始めると、給水器のカチカチという音が聞こえます。
  • 猫やほかのペットには近付けないようにしましょう。ハムスターは嗅覚が鋭いため、安全なケージの中にいてもストレスを感じます。
  • ハムスターの寿命は平均して2年半から3年半です。ハムスターの死は、幼い子供にとっては最初に経験する死となる場合もあるので、ハムスターが高齢化した際には心の準備をさせることも考慮しましょう。
広告

関連記事

ハムスターの目が開かない時の対処ハムスターの目が開かない時の対処
ハムスターに噛んではいけないことを教えるハムスターに噛んではいけないことを教える
脱走したハムスターを捕まえる脱走したハムスターを捕まえる
犬の軟便を治す犬の軟便を治す
ペットのセキセイインコに好かれているか知るペットのセキセイインコに好かれているか知る
カメを幸せにするカメを幸せにする
カメの性別を見分けるカメの性別を見分ける
ハムスターの繁殖ハムスターの繁殖
餌を食べないカメに対処する餌を食べないカメに対処する
金魚の性別を見分ける金魚の性別を見分ける
カーペットについたペットの嘔吐物を掃除するカーペットについたペットの嘔吐物を掃除する
動かなくなったハムスターに対処する動かなくなったハムスターに対処する
犬の傷を洗浄する犬の傷を洗浄する
ウサギの妊娠を見分けるウサギの妊娠を見分ける
広告
  1. http://animals.mom.me/disinfect-hamster-cage-1484.html
  2. https://www.pdsa.org.uk/taking-care-of-your-pet/the-keys-to-better-care/small-furries/environment
  3. http://www.northstarrescue.org/pet-care-information/pet-hamster-care/142-a-guide-to-pet-dwarf-hamster-cages
  4. http://animals.mom.me/list-everything-dwarf-hamster-can-eat-1009.html
  5. http://animals.mom.me/hamster-bite-chew-stick-1306.html
  6. http://animals.mom.me/list-everything-dwarf-hamster-can-eat-1009.html
  7. http://hamsterhideout.com/forum/topic/41940-hamster-food-list/
  8. http://www.smallanimalchannel.com/hamsters/hamster-interaction/hamster-ball-tips.aspx
  9. http://www.smallanimalchannel.com/hamsters/hamster-interaction/hamster-ball-tips.aspx
  10. http://www.smallanimalchannel.com/hamsters/hamster-interaction/how-to-handle-a-hamster.aspx
  11. http://animals.mom.me/ways-socialize-hamster-1092.html
  12. http://russiandwarfhamster.org/sand-bath-for-dwarf-hamster/
  13. http://www.southernhamsterclub.co.uk/new/index.php?option=com_content&view=article&id=54&Itemid=67
  14. Rapid Review of Exotic Animal Medicine and Husbandry: Pet Mammals, Birds, Reptiles, Amphibians and Fish. K.L. Rosenthal, N. Forbes, F.L. Frye, and G.A. Lewbart. March 28, 2008. CRC Press.
  15. http://animals.mom.me/tapeworms-hamsters-1383.html
  16. http://animals.mom.me/tapeworms-hamsters-1383.html
  17. http://www.smallanimalchannel.com/hamsters/hamster-health/hamster-health-center-part-two.aspx
  18. Merck Veterinary Manual. C.M. Cahn. S. Line. 9th Ed. John Wiley and Sons, 20

このwikiHow記事について

Pippa Elliott, MRCVS
共著者 ::
獣医、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)
この記事の共著者 : Pippa Elliott, MRCVS. Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるピッパ・エリオット獣医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医師、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得し、生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。 この記事は3,373回アクセスされました。
カテゴリ: ペット
このページは 3,373 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

広告