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家にあるナスを使っておいしい料理を作ろうとしたものの、まだ食べられるかどうかわからないと困ってしまいます。料理を始める前に、ナスが腐っているか(もしくはまだ食べられるか)確認するにはどうしたらよいでしょう? この記事を読めばわかるので心配はいりません。ここでは、ナスの鮮度を確認する様々な方法と安全に食べるためのヒント、保存法を紹介します。

知っておきたいこと

  • ナスが腐ると、色がくすんでしわしわになります。柔らかくぶよぶよになり、腐ったにおいがすることもあります。
  • 新鮮なナスは、常温で2、3日間、冷蔵庫で5日間、冷凍庫で8~12か月間保存できます。
  • 切った後茶色に変色したナスを食べても問題ありません。変色の原因は酸化です。
方法 1
方法 1 の 4:

ナスが腐っているサイン

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    光沢がなくなり、しわしわになる 安全に食べられる熟したナスは、実が引き締まって皮がつるつるしています。光沢が失われたり、しわしわになったりしているナスは、食用に適した時期を過ぎており、料理に使えません。[1]
    • 皮に現れる茶色い斑点にも注意しましょう。これらの斑点もナスが傷み始めているサインです。
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    くすんだ色 ナスの一番上についているヘタの切り口をよく見ましょう。緑色でみずみずしく見えますか?それとも色がくすみ始めていますか?ヘタの切り口が枯れていて不健康に見えるナスは、 傷んでいる可能性があり、料理に適さないかもしれません。ナスの実の部分も確認しましょう。品種にもよりますが、新鮮なナスは褪せてくすんだ色ではなく、光沢のあるきれいな紫色です。[2]
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    ぶよぶよしている 実の部分を指で押すと少しだけ凹みますか?それとも指が皮を突き破ってしまいますか? ナスが全体的にぶよぶよしている場合は、捨てたほうがよいでしょう。代わりに、熟した硬いナスを料理に使うようにします。[3]
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    中がぬるぬるして種が黒い ナスをすでに購入した場合は、切って中の色を確認しましょう。全体的に白っぽく見えますか?それとも茶色ですか? 切り口を指で撫でてみましょう。ぬめりがあり、変色している場合は、捨てる必要があります。[4]
  5. 5
    腐ったにおい においを嗅いで、嫌なにおいがしないか確認します。異臭がしたらすぐに捨てましょう。[5]
    • 腐って悪臭がするナスには虫がついているかもしれません。
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    ぐにゃぐにゃしてカビが生えている ほとんどの場合、柔らかくてカビが生えているナスは、腐っています。ただし、実がまだ引き締まっていて非常に小さいカビが生えている場合は、その部分を切り落とせば食べたり料理に使ったりしても問題ないでしょう。[6]
    • カビが生えた部分を取り除く際は、その周囲2.5㎝も切り落としましょう。こうすると、傷んだ部分を残さず取り除けます。
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方法 2
方法 2 の 4:

ナスの保存期間

  1. 1
    新鮮なナスは、常温で2、3日間保存できます。ナスは消費期限が非常に短く、2、3日で傷み始めます。[7] 冷蔵庫に入れても長くは持ちません。冷蔵庫で適切に保存しても5日間しか持たないでしょう。[8]
    • ナスを冷凍すれば、8~12か月間保存できます。[9]
方法 3
方法 3 の 4:

中が茶色のナスは食べられる?

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    中が全体的に茶色いナスは食べられません。全体的に茶色いナスは腐っているので、食べたり料理に使ったりするのはやめましょう。腐ったものを食べると体調が悪くなる可能性があるので、危険を冒す価値はありません。[10]
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    切って茶色に変色したナスは食べられます。ナスを切ると、酵素的褐変という反応が起こります。つまり、ナスの実の白い部分は、空気にさらされると茶色に変色します。[11] 酸化によって変色したナスは、適切に保存すれば安全に食べられます。[12]
    • ナスを切った直後、切り口に少量のレモン果汁を振りかけましょう。レモン果汁に含まれる酸には変色を抑える効果があります。
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方法 4
方法 4 の 4:

ナスの保存方法

  1. 1
    すぐに料理する場合は常温で保存しましょう。他の野菜や果物と異なり、ナスは直射日光があたらない場所で常温保存するほうが長持ちします。[13] 常温で保存したナスは、2、3日以内に使いましょう。そうでないと腐り始めます。[14]
    • ナスは、トマト、リンゴ、バナナ、桃などから離れた場所で保存しましょう。これらの果物はエチレンガスを放出するため、近くにあるとナスが傷みやすくなります。[15]
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    ナスを5日以内に使う場合は、冷蔵庫で保存しましょう。ナスは常温保存が適しているため、ラップで緩めに包んでから野菜室に入れましょう。ラップで包むと常温に近い状態で保存できるため、冷やしすぎによる低温障害を防げます。[16]
    • 冷蔵保存したナスに低温障害が起こると、部分的に湿気を帯びて柔らかくなります。
    • ナスが傷みやすくなるので、密封保存袋に入れるのはやめましょう。[17]
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    ナスを冷凍すると8~12か月間保存できます。ナスを洗って皮を剥き、厚さ8㎜の輪切りにしましょう。水4リットルにレモン果汁120mlを加えて沸騰させ、ナスを4分間茹でます。[18] 冷凍保存袋に茹でたナスを入れ、冷凍庫で保存しましょう。
    • 後で保存期間を確認できるように、冷凍保存袋にその日の日付を書いておきましょう。
    • ナスを長期保存するには、食品乾燥機を使ってもよいでしょう。
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注意事項

  • 100%安全に食べられるという確信が持てなければ、ナスを捨てましょう。用心するに越したことはありません。 
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カテゴリ: 野菜と果物
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