ネジ穴が潰れて(なめて)ドライバーが空回りする場合は、摩擦やネジを回す力を強くします。家庭にあるものを利用するとネジ頭を捉えやすくなります。どうしても全く歯が立たないネジには特殊な工具が必要になりますが、安価で簡単に入手できます。

方法 1 の 4:
ドライバーを使う

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    ネジをしっかりと捉えます。ドライバーでネジ頭を捉えることができるなら、最後にもう一度だけドライバーで外してみましょう。成功率を上げるための方法は次の通りです。
    • ネジが金属製品に取り付けられているなら「WD40」のような潤滑油をスプレーし、少なくとも15分くらいおきます。[1]
    • ネジの大きさに合うドライバーの中で一番大きい物を使います。
    • ドライバーの持ち手をレンチで握るとしっかりと掴めます。
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    いろいろな物を利用するとネジ頭を捉えやすくなります。潰れたネジ穴をドライバーが空回りする時は、ネジ頭を小さな物で覆ってネジ頭をしっかりと捉えましょう。ドライバーで下記の物をネジに押し付けて回します。以下のものが利用できます。
    • 適当なサイズに切った幅の広い輪ゴム
    • 金たわしの一部分
    • 2層になっている食器洗いスポンジの堅い面の一部分
    • ダクトテープ 粘着面をネジ頭に付けて使います。
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    ハンマーでドライバーをネジ頭に打ち込みます。ネジ頭を壊さないように軽く打ち込みましょう。ネジが壊れやすい物に取り付けてある場合はこの方法は使えません。
    • プラスのネジ穴が潰れた場合は、この方法が特に役に立ちます。
    • ドライバーの代わりに直径5.8mmのドリルビットを利用できます。プラスのネジ穴を貫通するまでハンマーで打ち込みましょう。
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    強く押し込みながらドライバーを回します。ドライバーの持ち手の後ろに手のひらを当て、腕全体で押すようにします。ネジを腕全体の力で押しながらドライバーを回します。
    • ドライバーが空回りしたら、すぐに作業をやめましょう。これ以上空回りを繰り返すと、ネジ穴がますます潰れ取り外すのが難しくなります。ネジを外す時は、正しい方向に回しているか確認します。例外はありますが、通常は左回りです(つまり右に回すと締まって、左に回すと緩む)。ネジを取り外す時にドライバーをしっかりと押し付けると、空回りを防げます。
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    ネジを熱します。 ネジが取り付けてある物が熱に強ければネジを熱してみましょう。熱でネジを緩めることができます。ホットガンやガスバーナーなどでネジを熱します。熱を常に移動させ一ヶ所を熱しすぎないように気を付けます。水をかけるとジュージュー音がするくらいまで熱したら、ネジを冷してから再度挑戦します。[2]
    • ネジが接着剤などで取り付けてある場合は、ネジを熱すると簡単に取り外せるようになります。
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    潰れたネジ頭に電動カッターや糸のこぎりで切り込みを入れます。ドライバーでネジ頭をしっかり捉えることができないなら、ネジ頭に切り込みを入れましょう。切り込みにマイナスドライバーを当てネジを外します。この方法を前述の他の方法と組み合わせてネジを外しましょう。[3]
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方法 2 の 4:
インパクトドライバーを使う

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    インパクトドライバーを使います。インパクトドライバーは手動の工具で、重さとばねを利用して先端をネジに押し込むと同時にネジを回します。丈夫な物には便利ですが、電化製品や壊れやすい物にインパクトドライバーを使うと傷をつけてしまう恐れがあります。壊れたり傷が付くのが不安なら、品質の良いインパクトドライバーを選びましょう。安価なインパクトドライバーのばねは固いので、使用する際ハンマーで強く叩くことになります。[4]
    • 電動インパクトレンチの使用は控えます。強力すぎてネジの周りを傷つける恐れがあります。
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    インパクトドライバーをネジを外す回転方向に設定します。インパクトドライバーにはスイッチが付いている物もありますが、切り替えスイッチがなければ持ち手を回して回転方向を設定します。
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    インパクトドライバーをしっかり持ちます。適応するサイズのドリルビットを取り付けます。インパクトドライバーをネジ頭の上に当て、90度の角度でしっかり押し当てます。ドライバーの中央くらいを握り、後ろの方に手を置かないようにします。
    • インパクトドライバー購入時にセットで付いているドライバービットは硬度の高いものが多いので、楽に作業することができます。[5]
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    木槌でドライバーの後ろをたたきます。重い木槌でインパクトドライバーの後ろの部分を鋭くたたきます。ゴムハンマーを使うと、インパクトドライバーに傷がつきません。
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    1回打つごとにドライバーの回転方向を確認します。振動で回転方向の設定が変わってしまう物もあります。必要に応じて回転方向をネジを外す方向に設定し直しましょう。[6]
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    ネジが緩むまで繰り返します。ネジが緩くなったら、通常のドライバーでネジを回して取り外します。
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方法 3 の 4:
「ネジ外し」を使う

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    「ネジ外し」を使います。ネジ穴が潰れてしまってもネジ頭が残っていれば、ネジ外しを使いましょう。一般的なネジ外しは非常に硬い金属でできていて、本質的にはドライバービットと同じですが、ネジとは逆の左螺旋設計で作られています。ネジ穴が潰れたネジを外すのに合理的な方法の一つですが慎重に使用しましょう。ネジ外しがネジの内部で壊れてしまうと、専門家に頼むしか方法がありません。ネジ外しの太さをネジ本体(頭ではなく)の太さの75%以下に抑えれば、ネジ外しを壊すことなく使用できるでしょう。[7]
    • トルクスやナットが頭の部分に付いた円筒形のネジには「六角穴付きネジ外し」を使います。六角穴がネジ頭に対応しており、スプライン歯がネジの内側ににしっかりと食い込みます。この場合の方法は下記の手順とは違い、六角穴付きネジ外しを軽く叩いてはめ込みレンチで回します。
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    ネジ頭の中央に穴をあけます。ネジ頭の中央に正確にセンターポンチを当てます。センターポンチの後ろをハンマーで叩きドリル用のへこみを作ります。
    • 飛び散る金属片などでけがをしないように保護メガネなどを装着します。作業中は保護メガネをつけておきましょう。
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    ネジ頭に電動ドリルで穴を開けます。固い金属に対応したドリルビットを使用します。ネジ外しに刻印されているドリルビットのサイズを確認しましょう。ゆっくりと穴をあけていきます。ボール盤などでドリルを固定すると安定します。はじめは3~6mm位の深さにしましょう。あまり深く穴をあけるとネジを壊す恐れがあります。[8] まず細いドリルビットで穴を開けておくと、大きなドリルビットを使う時に食い込みやすく作業が簡単になります。
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    ネジ外しを真鍮ハンマーで叩きます。ネジ外しは非常に硬い金属でできていますが砕けやすいので、鋼鉄製のハンマーで叩くと壊れてしまう恐れがあります。開けた穴の内部にしっかりと食い込むまでネジ外しを叩いて入れます。
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    ネジ外しを慎重に回します。無理に力を入れたり回す力が不安定だとネジ外しが壊れ、取り返しのつかないことになります。ネジ外しの軸のサイズに合ったタップハンドルを使って回転させネジを抜くとネジ外しを壊す事なくネジを外せるでしょう。穴をあけたのでネジは緩くなっています。あまり力を入れなくても外すことができるでしょう。[9]
    • ネジ外しに取り付けて使用できるナットがセットになったネジ外しキットもあります。レンチ2つでナットの対称部分を掴んで回すと力が安定します。
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    ネジが外れなければ熱を加えます。ネジが動かなかったり、ネジ外しを壊す心配があれば工具を一旦外します。ガスバーナーでネジを熱し石蝋や水をたらしネジ山を潤滑させます。ネジが冷めたら、再びネジ外しを使います。[10]
    • ネジの周りの物を傷つけないように気を付けます。金属製の物でもヒートガンやガスバーナーを使うのが安全です。ガスバーナーを動かしながら一か所に火を当てすぎないようにネジを熱します。[11]
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方法 4 の 4:
その他の方法

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    エポキシ樹脂系接着剤でネジにナットを取り付けます。ネジ頭のサイズにぴったり合ったナットを探し金属用の接着剤「セメダイン ハイスーパー5」などで取り付けます。接着剤の注意書きを見て乾くまでの時間を確認します。しっかり乾いてからソケットレンチでナットを回します。
    • サイズがぴったり合うナットがなければ、小さいめのナットをネジ頭の上に接着して使うこともできますが、あまり効果が期待できません。
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    ネジ頭に穴をあけます。ネジを破壊するとネジ本体の圧力が下がるので取り外しやすくなります。ただし、それでも取り外せなかった場合に他に手の打ちようがなくなってしまいます。ネジの本体より少し太いドリルビットを使います。そうすると、電動ドリルが突き抜けた時にネジ頭が完全に外れます。まず、ネジの中央にセンターポンチで印をつけます。その後、ドリルでネジ頭の中央に穴をあけていきます。注意しながら慎重に行いましょう。[12] ネジ頭が壊れたらバイスプライヤでネジの本体を掴み左回りに回しネジを外します。
    • ネジ頭が平らでなければヤスリをかけるかペン型彫刻ドリルなどで削ります。表面が平らになったらセンターポンチで印を付けドリルで穴をあけます。
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    専門家に頼みます。どうしてもネジを取り外せなければ放電加工を利用してネジを外す専門の業者に依頼します。[13] ネジ外しがネジの内部で壊れてしまった場合にも、専門の業者に依頼するのが最良の策でしょう。
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ポイント

  • ネジが取り付けてある場所の裏側を見てネジが突き出していたら、プライヤーか六角レンチでネジを掴み、回して裏側から外します。
  • ネジを外すときに正しい方向に回しているか確認します。螺旋の向きが逆のネジもあります。その場合は右回りに回して外します。
  • ネジを外した後、空いたままになっている穴を修復する方法は下記のとおりです。
    • 穴を大きめに広げ、強度を出すためにねじゆるみ止めを塗ってから「めねじ」を取り付けます。
    • 大きめのネジやセルフロックネジなどでふさぎます。
    • 代わりにボルトやナットを使用します。金属性の物を締めるのであれば、ナットを金属に溶接すれば、備え付けの取り付け場所を作ることができます。

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注意事項

  • ネジ穴の潰れたネジによってできた突起はケガや機械の誤作動につながります。ヤスリをかけておきましょう。
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必要なもの

  • ドライバー
  • ネジ外し、ネジ外し用ビットまたはネジ外しキット (約150~3000円。ホームセンターなどで取り扱っています。)
  • ソケットレンチ
  • 電動ドリル
  • 金属用ドリルビット
  • 保護メガネ
  • 作業用手袋
  • 金槌もしくは木槌、真鍮製のハンマー
  • インパクトドライバー
  • センターポンチ
  • バイスプライヤ
  • ダクトテープ、ゴムバンド、金たわし、 または食器洗い用スポンジ

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