肺炎、喘息、慢性閉塞性肺疾患といった呼吸器系の疾患を抱えているみなさんは、ネブライザーの使用を検討しましょう。[1] ネブライザーは電気コンセントや電池で駆動する電子医療器機です。コンプレッサー(空気圧縮機)や超音波で霧状にした液体吸入薬を、フェイスマスクのマウスピースから患者の肺へ送り込みます。霧状の薬剤のおかげで、患者は楽に呼吸をすることができます。

方法 1 の 2:
使用の前に

  1. 1
    手を洗いましょう。まずは石鹸を付けて20秒ほど手を洗い流しましょう。手をしっかりとすすいで、ペーパータオルを使って乾かします。水道の蛇口を閉める際もペーパータオルを使いましょう。[2]
  2. 2
    ネブライザーに薬剤を入れます。ネブライザーの薬液カップの蓋を開け、処方された薬剤を注入します。大抵のネブライザー用吸入薬は一回の使用量ごとに分割されています。分割されていない場合は、指定された使用量に従って、その都度正確に計量しましょう。薬剤がこぼれないように蓋をしっかりと閉めます。電池駆動式ではない場合は、コンプレッサーの電源コードを忘れずにコンセントにつなぎましょう。
    • ネブライザーに使用する薬剤には、β作動薬、抗コリン薬、吸入用グルココルチコイド(糖質ステロイド)、吸入用抗生剤などがあります。また吸入薬の中には、非呼吸器疾患用の薬剤もあります。ただし、すべての薬剤を霧状にできるわけではありません。
    • ネブライザーはジェット式(コンプレッサー式)が最も一般的ですが、他にも超音波式やメッシュ式と呼ばれるタイプがあります。最近のネブライザーは吸入の際にすべての薬剤を効率よく肺に送り込めるようにデザインされています。ネブライザーの性能は、上記の噴霧方式に加えて、薬剤のエアゾール化のメカニズム、そして薬剤の性質に左右されます。手元にあるネブライザーの使用法について分からないことがあれば、かかりつけの医師や呼吸器系の療法士に相談しましょう。
  3. 3
    マウスピースを取り付けます。ネブライザーのカップにしっかりと装着しましょう。ジェット式ネブライザーのデザインはメーカーによって若干の違いがありますが、ほとんどの場合、マウスピースは薬液カップの蓋に取り付けます。フェイスマスクのみで行うと顔に薬剤がこびり付くため、ネブライザーによる吸入は基本的にマウスピースを通して行います。
  4. 4
    チューブを接続します。酸素チューブの一方の端をネブライザーのカップに装着します。[3] ほとんどのタイプのネブライザーでは、チューブをカップの底に取り付けます。さらに、チューブのもう片方の端をコンプレッサーに装着します。[4]
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方法 2 の 2:
ネブライザーの使用

  1. 1
    コンプレッサーの電源を入れてネブライザーを使用します。マウスピースを舌の上まで入れ、唇をしっかりと閉じて咥えます。口でゆっくりと深く息を吸い込み、すべての薬剤を肺に送り込みましょう。息を吐き出す際は口からでも鼻からでも構いません。成人の場合、鼻をつまんで息を吸い込めば、確実に口から薬剤を吸入できるでしょう。
    • 病状が重くマウスピースを咥えるのが難しい患者や小さな子供の場合、マウスピースの代わりにエアゾールマスクを使うこともできます。エアゾールマスクはマウスピースと同様に薬剤カップの蓋に取り付けて使用します。エアゾールマスクには小児用と成人用があります。
  2. 2
    薬剤の吸入を続けます。腰を下ろし、薬剤の噴出が終わるまで吸入を続けます。通常の吸入時間は10~15分程度です。すべての薬剤がなくなった時点で霧の噴出が止まり、薬液カップは空になっているはずです。吸入作業の間はテレビを観たり、音楽を聴きながら気を紛らわせましょう。
    • 患者が小さな子供であれば、ネブライザー治療の間夢中になれる遊びを用意しましょう。パズルや絵本またはお絵描きなどは、治療中子供をおとなしくさせるのに効果的です。薬剤を効率よく吸入するには腰を下ろして背筋を伸ばす必要があるため、できれば子供を膝の上に抱きかかえましょう。[5]
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    ネブライザーの電源を切り、洗浄作業に入ります。必ずコンセントからプラグを抜き、カップとマウスピースをチューブから外します。カップとマウスピースを温かい石鹸水で洗い、その後水ですすぎます。洗い終わった道具は清潔なタオルの上に置き、完全に乾くまで空気乾燥させます。洗浄作業は治療が終わるたびに行います。たとえ機材を使用しなくても、洗浄作業は24時間毎に行いましょう。
    • チューブを洗浄してはいけません。湿っていれば新しいものと交換しましょう。また、ネブライザーの部品を食器洗い機で洗浄してはいけません。熱がプラスチックを変形させてしまいます。
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    週に一度はネブライザーを殺菌消毒しましょう。殺菌消毒する際は常にメーカーのガイドラインに従いましょう。蒸留白酢と熱水を1:3の割合で混ぜた溶液に、チューブを除くすべての部品を浸します。1時間ほどそのままにした後、溶液を捨てます。チューブ以外の部品を冷水ですすぎ、清潔なタオルの上で空気乾燥させます。部品が乾いたら、ケースに入れて清潔な場所で保管します。[6]
    • 複数の人がネブライザーを使用する場合、決して同じネブライザーを共有してはいけません。清潔さを保つためにも、一人一人に別のネブライザーが必要です。
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ポイント

  • 6歳未満の子供の場合、マスクを顔にぴったりとフィットさせると吸入しやすくなります。小児科などの診察室で、子供の警戒心を解くために、恐竜などのキャラクターにマスクを被せて飾っているのを頻繁に見かけるでしょう。
  • いざとなれば、コンプレッサーの代わりに酸素ボンベを取り付けることもできます。酸素流量を毎分6~8リッターに設定して噴霧を行います。もっとも、緊急時であれば仕方がありませんが、途中で酸素を使い切ってしまう可能性もあるため、最良の方法とはいえません。

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注意事項

  • 薬剤を吸入している最中に激しい喘鳴や呼吸困難といった深刻な副作用が起こる場合や、口が腫れ上がる場合は、直ちにネブライザーの使用を中止して、かかりつけの医師に相談しましょう。また、症状が悪化する場合も医師の診察を受けましょう。担当の医師からも事前に詳しい説明があるはずですが、ネブライザーによる特定の薬剤の吸入が心拍の上昇やめまいといった副作用を引き起こすケースは珍しくありません。[7]
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必要なもの

  • ネブライザー
  • ネブライザー用コンプレッサー
  • 処方薬


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このwikiHow記事について

Chris M. Matsko, MD
共著者
家庭医(かかりつけ医)
この記事の共著者 Chris M. Matsko, MD. クリス・M・マツコ医師はペンシルバニア州ピッツバーグ在住の元内科医です。25年以上にわたって医学研究を続け、コーネル大学最優秀指導者賞を受賞しました。テンプル大学にて栄養科学の学士号を取得後、同大学医学部にて2007年に医学博士号を取得。2016年にha この記事は1,496回アクセスされました。
カテゴリ: 全般的健康
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