PDF形式でダウンロード PDF形式でダウンロード

手のかからないノックアウトローズは、どんな庭にも華やかさを添えますが、美しく健康に育てるには季節ごとの剪定が必要です。初春に強い剪定を行い、一年を通し必要に応じて樹形を整えます。そして、休眠期に入る前に最後の軽い剪定をすると、翌年にはまた健やかに生育します。

パート 1
パート 1 の 4:
適切な剪定を行う

  1. 1
    鋭利なバイパス剪定バサミを使う 一般的なハサミのように、2枚の刃が交差するバイパスタイプの剪定バサミが適しています。片方だけの刃が動くアンビルタイプの剪定バサミもありますが、このタイプは切るときに枝を潰してしまうことがあります。株を健康な状態に保つには、なめらかな切り口で剪定することが重要です。[1]
    • 剪定バサミが手元にない場合は、刈り込みバサミやヘッジトリマー使うこともできます。きれいな切り口になるように、剪定には鋭利な道具を使いましょう。
    • 剪定する枝の直径が1.5cm以上ある場合は、長い柄の刈り込みバサミを使いましょう。[2]
    • 剪定バサミを消毒用アルコール、または水で薄めた漂白剤で消毒しましょう。
  2. 2
    手袋を着用して手と腕を守る ノックアウトローズを安全かつ効果的に剪定するには、肘までカバーできる厚手の園芸用手袋を着用しましょう。バラの棘から肌を守る厚い手袋が必要です。[3]
    • 何らかの防護なしにバラの剪定をしてはいけません。少なくとも、手首までの一般的な園芸用手袋を着用しましょう。
  3. 3
    作業する前に剪定バサミを消毒する 剪定作業中は、容器に入れた洗剤液に剪定バサミを時々浸します。家庭用の多目的洗剤であれば、どれでも利用できます。剪定バサミを消毒することで、病気が株から株へ広がるリスクを減らします。[4]
    • 剪定する量に関わらず、剪定バサミを定期的に消毒する習慣をつけましょう。
    • 水で70%に希釈した消毒用アルコールを使うこともできます。
  4. 4
    枝を45度の角度で剪定する 外向きの芽の約5mm上の部分を芽の向きと平行に斜めに切ります。こうすると、新芽は内側ではなく外側に向かって生長します。剪定時期や枝の大きさに関わらず、常にこの方法で剪定しましょう。[5]
    • 枝を斜めに切ると枝についた水が流れ落ちるため、カビによる腐敗のリスクを減らします。
    • 剪定箇所が芽に近すぎると芽にショックを与えます。逆に遠すぎると長い古枝が残り、芽が出ることのない枝に貴重な栄養分を取られてしまいます。
    広告

パート 2
パート 2 の 4:
初春に強い剪定をする

  1. 1
    大がかりな剪定は2、3年待つ 株がしっかりと生長するまで待つことで、大幅な剪定にも耐えることができます。ノックアウトローズの高さと幅が1mほどに生長してから剪定をしましょう。
    • 生長したノックアウトローズの強剪定は、2月中旬から3月初旬に行います。まだ若い株であれば、生長期を通して枯れた枝や傷んだ枝のみの軽い剪定にとどめます。[6]
    • 生長の速さや好みの大きさによって、ノックアウトローズの大幅な剪定は2、3年おきでも構いません。
  2. 2
    春に新芽が出たら直ちに剪定する 枝に小さな芽が出始めるのを観察しましょう。既についている芽が膨らみ、もう新芽は出ないようであれば、剪定を始める時期です。[7]
    • ノックアウトローズの主要な剪定は、次の生長期に向けて新芽を出し始める晩冬から初春に行います。[8]
    • 新芽が生長しても剪定を行うことはできます。暖冬の年には芽の形成が早まります。その場合は、生長した枝を初めの休眠芽まで切り戻しましょう。
  3. 3
    まず重なり合った枝を剪定する 株の内部の枝がまっすぐ上に向かって伸びるように、必要に応じて重なり合った枝の片方または両方の枝を切ります。枝と枝の間に空間を作ると枝同士が擦れ合うのを防ぐため、株が美しい姿を保つとともに、より丈夫に生育します。[9]
    • 生長期の始めに込み合った枝を間引くと、一年を通して枝が美しく伸び続けます。
    • 重なり合った枝や幹の剪定はまた、枝間の空気の循環を改善し、カビが引き起こす病気にかかりにくくなります。[10]
  4. 4
    株全体の1/3~1/2ほど剪定する 健康な枝を大幅に剪定しても株を傷めることはありません。大幅な剪定は増えすぎた葉に栄養分がいくのを防ぐため、株はより多くの花をつけます。[11]
    • ノックアウトローズは剪定後に勢いよく枝を伸ばします。そのため、お好みの大きさより30~60cm短く剪定しましょう。[12]
    • 過度の剪定には注意しましょう。生長した健康な枝を半分以上切り戻すと、新たな葉を容易につけることができないため、生長に支障をきたします。
  5. 5
    株をお好みの高さと幅に保つ ノックアウトローズを丸みを帯びたドーム状に保ちましょう。美しい樹形を保つために、外側にはみ出た枝を切り揃えます。[13]
    • 暖かい時期には、株をV字型に剪定して中心部に空間を作ると、株内の空気の循環が良くなり病気の拡散を防ぐことができます。[14]
    広告

パート 3
パート 3 の 4:
晩春から夏の手入れ

  1. 1
    生長期を通して樹形を整える 生い茂った枝を時々剪定すると、株に栄養が行き渡り新芽の形成を促進します。少し注意を払って手入れをすると、日が短くなる頃までたくさんの華やかな花を楽しめます。
    • 夏の暑い時期には強い剪定は控えましょう。暑さで弱っている株の枝を落としてしまうと、さらに衰弱してしまいます。
  2. 2
    傷んだり、病気に罹った枝を切り取る 病気の兆候が見られる部分は直ちに切り取り、病気が広がるのを防ぎましょう。また、古くもろくなった枝も害虫、真菌、細菌を招く原因になるため、すぐに取り除く必要があります。[15]
    • 生長期における剪定の主な目的は、株の健康と活力を保つことです。そのためには、放っておくと病気の原因となる傷んだ部分を取り除くことが重要です。
  3. 3
    枯れた花や咲き終わった花を摘み、さらなる開花を促す しおれた花(花がら)を摘み取ると、新たな開花が促進されます。花の下にある最初の5枚葉まで茎を切り戻しましょう。数週間すると、そこにまた新しい花がつきます。[16]
    • 一般的に、花の下15~20cmの箇所を切ります。
    • 暑さが厳しい時期には、茎を下まで切らずに最初の葉のすぐ上を切ります。
    • 花がら摘みは、ノックアウトローズを健康に美しく保つための重要な作業です。
  4. 4
    整った樹形を保つ 生長の早い枝が株から突き出ていたら、他の枝に切り揃えて樹形を整えましょう。はみ出た枝は順次切り戻していきます。こまめな剪定を怠ると、枝が伸びすぎて樹形が崩れてしまいます。[17]
    • 新枝は上に向かって伸びるものもあれば、春や夏には外側に向かって伸びたり、株の根元からも伸びてきます。この細長い枝も短く切り戻しましょう。
    広告

パート 4
パート 4 の 4:
冬が来る前の剪定

  1. 1
    必要であれば、霜が降りる前に最後の剪定をする まだ気温が高い晩夏または初秋までには剪定を終えるのが理想的です。寒くなると、株は休眠期に備えて生長が衰えます。[18]
    • 遅くとも初秋には剪定を終えましょう。それ以降に伸びた新芽は、冬までに寒さに慣れることができないかもしれません。[19]
    • ノックアウトローズは冬期に休眠し、翌年の生長期に備えます。
  2. 2
    枯れた枝を取り除く 夏の作業と同様に株を注意深く調べ、弱っていたり病気に罹っている枝や、枯れそうな枝を切り戻します。さもないと、病気が株全体に広がり、冬が来るまでに枯れてしまうことがあります。[20]
    • この時点では、最小限の剪定にとどめましょう。
    • 若い枝の剪定は控えましょう。この時期に新芽が出ても枯れてしまい、株を弱める原因になります。[21]
  3. 3
    株全体の高さを減らす 生長期の終わりには、株の高さの1/3ほど剪定することができます。樹形を損なう余分な枝を集中的に剪定しましょう。株の上や横から花をつけない長い枝が伸びていたら、それらの枝も切り取ります。[22]
    • 生長期に、株がようやく理想的な高さまで生育したのであれば、形を少し整える程度の剪定にとどめましょう。
    • 秋の剪定は大がかりに行うものではないため、この時期には剪定を行わない栽培者もたくさんいます。
    広告

ポイント

  • ノックアウトローズは、生長期には3倍の大きさに育つ場合があります。お好みの高さや形を決める際、この点を考慮して剪定しましょう。
  • 剪定した花芽のついた枝は、捨てずに花瓶に生けて美しい花を楽しみましょう。
  • 剪定した枝を捨てるために、一輪車を用意しておくと便利です。
広告

必要なもの

  • バイパスタイプの剪定バサミ
  • 刈り込みバサミ、ヘッジトリマー、または剪定のこぎり(任意)
  • 肘まである園芸用手袋
  • 洗剤液(剪定バサミの消毒用)

関連記事

コオロギを捕まえるコオロギを捕まえる
きのこを駆除する
レモンの種を植えて育てるレモンの種を植えて育てる
鉢植えのアリを駆除する鉢植えのアリを駆除する
カタツムリを駆除するカタツムリを駆除する
観葉植物の変色した葉先を切り取る観葉植物の変色した葉先を切り取る
水をやり過ぎた植物を復活させる水をやり過ぎた植物を復活させる
枯れそうなアロエベラを復活させる枯れそうなアロエベラを復活させる
デーツの種を発芽させるデーツの種を発芽させる
ツタを取り除くツタを取り除く - wikiHow専門家からのアドバイス
バラを種から育てるバラを種から育てる
ミリオンバンブーを増やすミリオンバンブーを増やす
つる植物を駆除するつる植物を駆除する
発根促進剤を作る発根促進剤を作る
広告

このwikiHow記事について

Lauren Kurtz
共著者 ::
園芸家
この記事の共著者 : Lauren Kurtz. ローレン・カーツはコロラド州オーロラに住む自然主義者で、園芸の専門家です。現在はオーロラ市の水保全課で、市民センターにある庭園「Water-Wise Garden」の管理者を務めています。2014年、西ミシガン大学にて環境持続可能性研究の学士号を取得。 この記事は4,118回アクセスされました。
このページは 4,118 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

広告