ハチ刺されを治療する方法

共同執筆者 Jurdy Dugdale, RN

この記事には:直ちに対処する民間療法で手当てする薬を服用する15 出典

午後のひと時を庭や公園で過ごすのは素敵な時間ですが、蜂に刺される可能性もあります。蜂刺されはよくあることですが、痛みを伴います。早く手当てすると症状を緩和することができます。直ちに針を取り除き、アレルギー反応を確認してから、民間療法や市販の薬で痛みや炎症を手当てしましょう。

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直ちに対処する

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    できるだけ急いで針を抜きましょう。蜂に刺されたら、直ちに針を取り除くことが一番大切です。指でつまんで取り除くより、クレジットカードで針を掻き取るほうが良いと言う人もいますが、それでは時間がかかってしまうでしょう。科学者の中には、クレジットカードなどで掻き取る方法に懐疑的な見方をする人もいます。いずれにせよ、いかに早く針を抜くかが最重要課題です。[1]
    • 刺された箇所で針を見つけることができるでしょう。ペン先くらいの大きさで、蜂の体の一部が針についています。時には、その体の一部につながって、蜂が針についている場合もあります。
    • できれば、指先の爪を使って針を抜きましょう。または、クレジットカードで掻き取ります。その際、圧迫すると針から毒液が排出され、体内に入り込んでしまうので気を付けましょう[2]
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    水と石鹸で患部を洗います。冷たい水で痛みが和らぎ、石鹸で洗うと残っている汚れや毒液を洗い流すことができます。石鹸をしっかり泡立てて洗い、きれいにすすぎましょう。[3]
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    アレルギー反応に注意します。過去に蜂に刺されて問題がなかったとしても、アレルギー反応の兆候に警戒しましょう。時間とともにアレルギー反応が出たり、悪化することがあります。アナフィラキシーなど重篤な場合は、命に関わる恐れがあります。次のようなアナフィラキシーの兆候に注意しましょう。[4]
    • 呼吸困難、または喘鳴
    • 唇、舌、顔、喉の腫れ
    • めまい、失神、血圧の低下
    • 蕁麻疹、発赤、かゆみ、蒼白など肌の変化
    • 速い脈拍、弱い脈拍
    • 吐き気、嘔吐、下痢
    • 情動不安 や 不安症状
      • 蜂に刺されたら、直ちにドリエルなどの抗ヒスタミン剤を服用しましょう。結果的にアレルギー反応が出なかったとしても、このような予防措置を取っておくと安心です。
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    アレルギー反応が出たら、救急車を呼びましょう。上記のいずれかの症状があれば、直ちに救急車を呼びます。救急車の到着を待つ間(または、病院に着くまでの間)、アレルギー反応が広がる前にドリエルなどの抗ヒスタミン剤を服用しましょう。エピペンを持っていたら、使いましょう。
    • 救急搬送を待つ間に、重篤なアレルギー反応が出たら、抗ヒスタミン剤を通常の2倍量服用します。救急隊員に、服用した薬の種類を量を的確に伝えましょう。
    • 緊急治療が終わったら、医師からエピペンの処方を受けましょう。エピネフリンの自己注射薬を手元において、将来のアレルギー反応に備えます。常時エピペンを携行しましょう。友人などにエピペンを持っていること、使う必要があるかもしれないことを伝えておきます。
    • 蜂や他の虫刺されで重篤なアレルギー反応が出た場合は、アレルギー専門医の診察を受けましょう。再発を防ぐために注射を受けることができます。

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民間療法で手当てする

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    患部を冷やします。流水や氷、氷嚢を患部にあてます。氷を直接肌にあてるのではなく、タオルに包んでから使います。20分ほど冷やします。
    • 患部が腫れてきたら、再度氷をあてて冷やしましょう。
    • 手当てをする間に、傷の大きさを確認します。症状が広範囲に及ぶことがあります。ペンで印をつけてサイズを測りましょう。紅斑の広がりが止まらなければ、医療機関で治療を受けましょう。
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    腕や脚を高くあげます。腕や脚を刺された場合は高くあげましょう。脚は、クッションの上に乗せて心臓より高い位置に置きます。痛みや腫れが緩和するでしょう。[5]
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    重曹のペーストを作ります。重曹と水を混ぜたペーストを患部に塗って乾かします。刺されてから時間がたたないうちにペーストを塗ると、毒液を排出する効果があり痛みや腫れが和らぎます。ボウルに大さじ1杯の重曹と適量の水を混ぜて、硬めのペースト状にします。
    • また、重曹、酢、食肉軟化剤を混ぜてペースト状にして、患部に塗ることもできます。[6] 大さじ1杯の重曹に適量の酢を混ぜてペースト状にして、一つまみの食肉軟化剤を加えます。
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    はちみつを塗ります。コットンパッドや指で、はちみつを患部に塗りましょう。はちみつには消毒効果があり、昔から使われてきました。[7]より純度の高いはちみつを使いましょう。保存料不使用で100%のはちみつが最適です。
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    歯磨き粉を使います。腫れた部分に歯磨き粉を塗りましょう。少しチクチクするかもしれませんが、かゆみを和らげる効果があります。必要に応じて、繰り返し塗りましょう。[8]
    • 天然成分の歯磨き粉のほうが、普通の歯磨き粉より適当ですが、どちらも使うことができます。[9]
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    リンゴ酢を塗ります。コットンパッドにリンゴ酢を浸して、患部にあてましょう。一時的にヒリヒリするかもしれませんが、痛みを緩和する効果があります。[10]

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薬を服用する

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    市販の鎮痛剤を服用します。イブプロフェン(イブA錠、リングルアイビー)やアセトアミノフェン(タイレノールA錠)などの市販の鎮痛剤を服用して、痛みを緩和します。[11] 健康上の問題がある場合は(特に、肝臓や腎臓の疾患がある場合は)、自分に適した鎮痛剤について医師や薬剤師に相談しましょう。医師の指示や、薬に添付の使用上の注意に従って服用します。
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    ヒドロコルチゾン配合クリームを塗ります。ヒドロコルチゾン配合クリームや副腎皮質ホルモン配合クリームを赤く腫れた個所に塗りましょう。痛みと腫れを軽減する効果があります。使用上の注意に従って使います。[12]
    • 必要に応じて、4時間後に再度塗りましょう。
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    カラミンローションを使います。カラミンローションは、ポイズンアイビーにかぶれてできる湿疹と同様に、蜂刺されにも効果があります。コットンパッドで患部に塗りましょう。使用上の注意に従って使います。[13] 鎮痛成分を含むカラミンローション(メンターム 薬用カラミンローションなど)は特に効果があるでしょう。
    • 必要に応じて、4時間後に再度塗りましょう。
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    かゆみがあれば、抗ヒスタミン剤を服用します。ジフェンヒドラミン(レスタミンコーワ錠)クロルフェニラミン(アレルギール錠)などの経口抗ヒスタミン剤を服用しましょう。使用上の注意や医師または薬剤師の指示に従って服用します。抗ヒスタミン剤でかゆみが緩和します。
    • 抗ヒスタミン錠を服用すると眠気をもよおすことがあります。車の運転や外出時は、服用前に薬の影響を確認しましょう。

ポイント

  • 蜂に刺されたら早く抗ヒスタミン剤を服用し、頻繁に脈拍を確認します。刺されてから少なくとも4時間は、患者と患部から目を離さないようにしましょう。
  • 刺された箇所がかゆみを持つことがありますが、絶対に掻いてはいけません。患部を掻くと、かゆみや腫れが悪化し、感染症を起こす恐れがあります。[14]
  • 民間療法で使用した成分や薬用ローションなどをきれいに洗い流してから、患部に抗生物質入りの軟膏を塗りましょう。感染症を予防することができます。[15]
  • 刺された箇所に蜂が残っていても、体をねじって刺した個所から外れて出てくることもあります。蜂が生きていたら、触らないようにしましょう。

注意事項

  • 過去に蜂に対するアレルギー反応がなかった場合でも、今回はアレルギー反応が出ることもあります。また、蜂やスズメバチの種類は多いので、アレルギー反応が出るかどうかは、蜂の種類による場合もあります。過去に蜂に刺されてアレルギー反応が出なかったからといって、アナフィラキシー反応が起こらないとは限りません。蜂に刺されたら、注意して経過を観察する必要があります。
  • 水ぶくれは破らずにそのままにします。破ると感染を起こす恐れがあります。

記事の情報

この記事はJurdy Dugdale, RNが共著しています。 ジューディー・ダグデールはフロリダ州在住の正看護師です。1989年にフロリダ州の看護師委員会より、正看護師として認定されています。

カテゴリ: 救急処置・緊急医療

他言語版:

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