ハムスターに芸を教える方法

共同執筆者 Pippa Elliott, MRCVS

基本的なしつけの終わったハムスターにいろいろな芸を教えるのはとても楽しい経験です。ハムスターとの絆が深ければ、簡単に「立て」「ジャンプ」「回れ」などのコマンドに従うように教えることができます。ハムスターは走るのが本能的に大好きなので、障害物を越えながらコースを走る芸などはピッタリです。

方法 1 の 2:
簡単なコマンドを教える

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    ハムスターを抱き上げて絆を深めます。ハムスターに芸を教えるためには、ハムスターと仲よくなることが前提です。ハムスターを飼い始めたらできるだけ一緒に過ごすようにすると、飼い主のにおいや声に慣れるでしょう。ケージからハムスターを出して、やさしく話しかけながら、腕の上に置き上下に走らせましょう。[1]
    • 話しかけながら、1~2本の指でやさしく撫でます。
    • ハムスターが噛んだり、抱かれるのを嫌がる場合はケージに戻し、時間をかけて慣れるのを待ちます。話しかけながらケージ越しにおやつをあげましょう。数日繰り返したら、抱き上げて撫でてみます。ハムスターが飼い主に慣れるまでには時間がかかります。
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    ハムスターの好物を見つけます。ハムスターの多くは食べ物につられてやる気になります。ひまわりの種はハムスターの好物ですが、カロリーが高いので与えるのは控えめにしましょう。ハムスターと絆を深める際に様々なおやつを試して好物を見つけます。[2]
    • 好物をあげると素早く食べて、更に欲しがります。あまり好きではないと、食べても途中でやめてしまいます。
    • オーツ麦のシリアルや、小さく切った野菜、例えば生の人参などを好むハムスターもいます。実際に与えて試してみましょう。
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    ハムスタの頭上でおやつを持ち「立て」を教えます。「立て」は初めて芸を教える中で最も簡単なコマンドの1つです。ハムスターの手が届かない頭上におやつを持ち「立て」と命令します。おやつに近づこうと後ろ足で立ち上がるでしょう。[3]
    • 「立て」を教える際は、1つ1つのステップをハムスターが理解できるように、ゆっくり行います。まず後ろ足で立ち上がるように訓練します。立ち上がることに慣れたら、コマンドを加えます。成功したらたくさんほめてあげましょう。
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    ハムスターが立ち上がったらすぐにおやつを与えて、やさしく「よし」など言葉でほめます。立ち上がらなければおやつを与えずに、できるまで待ちます。[4]
    • 全く立ち上がらず、何度も「立て」と待つのを繰り返すような場合は、満腹かもしれません。おやつを片付け、時間をおいてから行います。
    • 1日に何度試してもハムスターが反応しなければ、与えるおやつの種類を変えましょう。
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    1度に教えるコマンドは1つだけにして、1日に2~3回繰り返し、1~2週間続けます。芸を覚えさせるには1~2週間休まず教える必要があります。「立て」の芸を毎日2~3回繰り返し、完全に覚えるまで続けましょう。[5]
    • ハムスターが「立て」のコマンドをしっかりとマスターしたか確認するために、おやつを持たずに指だけ使って「立て」と命令します。成功したら「立て」のコマンドの意味を本当に理解しています。ごほうびにおやつを与えましょう。
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    おやつを少し高い位置で持ち、「ジャンプ」を教えます。ハムスターが「立て」をマスターしたら、次は「ジャンプ」を教えましょう。「ジャンプ」を教えるには、おやつをハムスターの頭上の少し高い位置で持ち、ハムスターが立ちあがるのを待ちます。「ジャンプ」と言いながら、おやつを前方へ移動しジャンプするように誘導します。[6]
    • ハムスターがおやつを追ってジャンプをしたら、すぐにおやつを与えて言葉でほめます。
    • ジャンプをしない場合はおやつを近くに戻して、「立て」のコマンドを行います。「立て」と命令しておやつを与えます。その後、再び「ジャンプ」に挑戦します。2度目も失敗したらおやつを片づけて時間をおいてから行います。
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    輪とおやつを使って「輪くぐりジャンプ」を教えます。単にジャンプをするよりも「輪くぐりジャンプ」を先にマスターするハムスターもいます。飛び越える障害物が目の前にあるので理解しやすいのかもしれません。細いプラスチックや金属性の広い輪、プラスチックのブレスレット、伸縮性のあるらせん状のブレスレットなどを利用して輪を用意します。ハムスターの前に輪を持ち、輪の反対側の上部におやつを持ちます。[7]
    • 輪とおやつを持ったまま「輪くぐりジャンプ」または単純に「ジャンプ」と命令します。成功したらすぐにおやつを与え言葉でほめます。
    • 始めは輪をあまり高くしないように気を付けましょう。目の前の低い位置から始めて、簡単すぎると感じたら少し移動します。
    • ハムスターが簡単にくぐれる大きさの広い輪を使います。
    • 失敗したら「立て」のコマンドに戻り、立ったごほうびにおやつを与え、その後再び挑戦します。2度目も失敗したらおやつを片づけて、時間をおいてから行います。
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    ハムスターの頭上におやつを持って、大きな円を描くように動かし「回れ」を教えます。「回れ」は「立て」よりも少し高度な芸です。おやつをハムスターの頭上に持ちます。始めはハムスターが立ち上がることもありますが、「回れ」と命令しながらおやつを移動し、おやつを追って円を描くように走るか確認します。
    • 成功したらすぐにおやつを与えて言葉でほめます。
    • 失敗したら数秒おやつを隠して、その後「立て」のコマンドでおやつを与えます。その後再び「回れ」に挑戦します。2度目も失敗したらおやつを片付け、時間をおいて行います。[8]
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方法 2 の 2:
障害物コースを作る

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    ブロックや瓶を使って、ジャンプを取り入れた障害物コースを作ります。レゴや木製のブロックを使ってジャンプ用の障害物を作りましょう。パスタソースやアップルソースの空き瓶を使って、ハムスターがよじ登る場所を作ることもできます。まずジャンプ用の障害物を数か所に配置します。[9]
    • ジャンプ用の障害物が高すぎないように注意します。高すぎるとジャンプせずに、よけて周りを走ってしまいます。ジャンプするのが難しそうならブロックを減らして低くします。また、空き瓶を利用する際は細めのもの、オリーブの瓶詰などから始めましょう。
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    トイレットペーパーの芯などを利用したトンネルも加えます。ハムスターはトンネルを潜り抜けるのが大好きです。トイレットペーパーやキッチンタオルの芯、市販のハムスター用のトンネル、柔軟性のある樹脂製の曲がったトンネルなどを使用します。障害物コースに配置したジャンプ用のブロックの間にトンネルを設置します。[10]
    • ハムスターの多くはトンネルを潜るのが大好きなので、狭いトンネルでも体を縮めて潜ります。始めはトイレットペーパーの芯の幅くらいのトンネルが最適です。
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    木製の三角形のブロックと板を使ってシーソーを作ります。ハムスターはシーソーの上り下りを楽しむでしょう。15~20cmくらいの長さでハムスターの体にあった広めの幅の木片を使用します。ハムスターの進行方向を考慮して、登りやすいように三角形のブロックの上に木片を置き、障害物コースに配置します。[11]
    • 木片と同じ幅か少し広い三角形のブロックを使用するのが適当です。ブロックの幅が狭いと、上に乗せた木片が横に滑り落ちてしまいます。
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    障害物コースを作る際は一定の順序で障害物を配置し、位置を変えないようにします。障害物を準備したら、ハムスターが楽しく走り回れるように障害物を配置します。コースに慣れて自分でコースを回れるように、置いた障害物の位置を変えないようにしましょう。[12]
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    障害物コースの周りに壁を作って、ハムスターが順番通りに走れるようにします。段ボールやブロックを使って、約15cmくらいの高さの壁を障害物の周りに作ります。障害物のすぐ近くに壁を作ると、ハムスターがよけて走ることがなくなります。[13]
    • 大き目のブロックを使うと丈夫な壁を作ることができます。大きいレゴブロックが最適です。段ボールなどを使用する場合は、立てるために段ボールを折ったり、支えを外側に糊付けする必要があります。
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    おやつで誘導し、コースを最後まで走らせます。障害物と壁の準備ができたら、コースの出発地点にハムスターを置き準備をします。目の前におやつを持ち誘導して、最初の障害物を越えさせます。ハムスターが全ての障害物をクリアできるように、おやつで誘導しましょう。[14]
    • ハムスターがトンネルに入ったら、出口におやつをおいてトンネルを潜るように誘導します。
    • 途中でハムスターが迷ったり、嫌がったら、障害物を越えられるようにおやつで誘導しましょう。
    • 全ての障害物をクリアする前にやめてしまったら、出発点に戻し成功した障害物を再びクリアできるか試します。できたらおやつを与えてケージに戻します。時間をおいて、全てのコースをクリアできるようにします。
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    ハムスターがコースを走れるようになったら、おやつをコースの終了地点に置きます。おやつを追いかけてコースの全体を走れるようになったら、おやつをコースの終了地点において挑戦します。おやつを持たずに指だけでコース上の障害物に誘導しましょう。[15]
    • ハムスターがコースを覚えて、指の誘導なしに素早く走ってコースを終了することもあります。コースの終了地点におやつがあることを覚えているからです。その場合は、数回ハムスターにコースを回らせてから、障害物の位置などを変えましょう。
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注意事項

  • 抱きかかえられるのを嫌がったり、噛みついたりする場合は芸を教えるのには早すぎます。芸を教える前に、飼い主に慣れるように絆を深める訓練が必要です。
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このwikiHow記事について

獣医、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)
この記事はPippa Elliott, MRCVSが共著しています。 Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるピッパ・エリオット獣医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医師、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得し、生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。
カテゴリ: ペット
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