ハムスターにはいくつかの種類がありますが、その寿命は大抵約2‐3年です。ハムスターは夜行性の動物で、昼間はずっと寝ています。しかし、ドワーフハムスターは薄暮活動性と言って、明け方や夕暮れ時に活動する性質を持ちます。ハムスターが幸せで健康に過ごせるように、正しい給餌、十分な運動 (遊びの時間)、定期的なケージの掃除を欠かさないように心がけましょう。[1]

パート 1 の 6:
ハムスターを購入する

  1. 1
    ハムスターの販売元を探す ふわふわでかわいいハムスターを飼うには、ペットショップやブリーダー (毛色にこだわりがある場合) から購入するか、またはシェルターから譲り受けます。ハムスターは比較的安価で購入できますが、飼育 (ケージ、おもちゃ、健康管理など) の方が費用がかかるでしょう。[2]
  2. 2
    健康なハムスターを選ぶ 耳やお尻の周りが汚れていないか、お腹は小さく丸みを帯びているか、大腿部にある臭腺以外にはげた部分 (臭腺を怪我やかさぶたと勘違いする人が多い) やしこりがないか、目に元気があり、周りが汚れていないか、歯が伸びすぎて丸まっていないかをチェックします。[3]
    • お尻の周りの毛が濡れている場合は特に注意しましょう。これはウェットテイル (増殖性回腸炎) と呼ばれる細菌感染による病気で、他のハムスターとの接触により急速に広がります。ハムスターの毛皮は常に乾いていて、清潔でなければなりません。ウェットテイルは抗生剤で治療できますが、新しくハムスターを入手する際にはなるべく健康な個体を選びましょう。[4]
  3. 3
    ハムスターの大きさを考慮する ゴールデン (シリアン) ハムスターは体長12-18cm程度に成長します。キャンベルハムスターやジャンガリアンハムスターは成体でも8-10cm程度で、チャイニーズハムスターは10-12cm程度に成長します。ロボロフスキーハムスターは成体でも8cmに届かないほどのサイズです。[5]
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    ハムスターの毛色を考慮する ゴールデンハムスターの毛色は基本的に薄茶色ですが、ほかにも様々な毛色があります。キャンベルハムスターは普通は灰色がかった茶色で背中に黒いストライプがあり、お腹は白色です。ウインターホワイトハムスター (ジャンガリアンハムスターの一種) は白色ですが、薄い紫や灰色がかった毛色もあります。ロボロフスキーハムスターは砂茶色でお腹が白色です。チャイニーズハムスターは濃い茶色で腹毛はオフホワイトです。[6]
  5. 5
    店のケージの中に手に入れさせてもらう 店員やブリーダーがそれを嫌がるようなら、その人に手を入れてもらうように頼みます。噛みついたり、攻撃的にひっかくハムスターは購入を避けましょう。また、猛ダッシュで逃げ、隠れて出てこないような極度に怖がりなハムスターも避けましょう。好奇心旺盛で、人の手の匂いを嗅ぎながらもすぐには手に上ってこないものが理想的です。また、人の手に興味を持ち、子犬がするように手をそっと噛んでみるような個体も良いでしょう。[7]
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パート 2 の 6:
ハムスターの新居を整える

  1. 1
    適当なケージを選ぶ ハムスターには最低でも2300㎠もしくは60cm×38cm以上のケージが必要です。ガラスの水槽も十分な広ささえあればハムスターの飼育ケージに適しています。ただし換気が悪いという欠点があるため、金網のふたをして空気の循環を促します。 また、プラスチック製のケージに金網のふたがついたタイプのものも自然に換気ができて良いでしょう。水槽に日光が当たると内部の温度が上がりすぎてしまうため、直射日光が当たらないように注意します。ただし水槽は新品を購入すると高くつきます。また、換気性が高い金網のケージもハムスターの飼育には適しています。
  2. 2
    ケージを安全な場所に設置する ケージは風通しの良い場所に置きます。温度が上がる窓辺に置いてはいけません。犬や猫などが近づけない静かな場所を選ぶとハムスターのストレスになりません。いかなる場合にも犬や猫をハムスターに接触させないようにしましょう。[8]
  3. 3
    ハムスターが脱走できないようにする 脱走にかけてはハムスターの天才ぶりは驚くばかりです。ケージの穴はすべてふさぎ、ハムスターが自力で開けられる可動部分やゆるみがないことを確認します。金網のケージを使用する場合は、ハムスターが網の隙間を通り抜けたり、挟まったりしないように気を付けましょう。ケージの金網の間隔は7㎜以下にします。 [9]
  4. 4
    ハムスターの縄張り本能を理解する ゴールデンハムスターは1つのケージに1匹で飼いましょう。生後5‐8週ほどに成長すると縄張りを持ち、同じ場所に別のハムスターがいると戦って死に至らしめることもあります。ドワーフハムスター (ジャンガリアンやロボロフスキー) の多くは、幼少期から一緒に育った個体同士であれば同じケージで飼うことが可能です。
    • ドワーフハムスター3種 (キャンベルロシアン、ウィンターホワイト、ロボロフスキー) は1匹でも、きちんとお見合いをさせればペアでも飼うことができます。異なる種類のハムスター同士を一緒にしてはいけません。交配ペアは、けんかをしたり相手を傷つけることもあるため、ずっと一緒に飼うことはできません。[10]
  5. 5
    ハムスターの寝床を整える ケージの床には床材を8cm程度以上敷きつめます。松や杉のおがくずはハムスターにとっては有害で、健康を損ねる恐れがあります。これらのおがくずは呼吸器障害を引き起こす上に、有害な油分を含むこともあります。しかしアスペンの床材は有害な油分を含まず、安心して使える素材です。また、綿は床材として使用できません。綿は消化されにくく、その細い束がハムスターの四肢に絡み付き、血流を阻害してハムスターを死に至らしめる恐れがあるため、大変危険です。[11] 紙製の床材なら心配はありません。トイレットペーパーも床材として使えますが、香りのついていないものを選びましょう。
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パート 3 の 6:
水とえさを与える

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    ハムスターには毎日給餌する 両方のほお袋がいっぱいになる程度の量 (ゴールデンハムスターで15g、ドワーフハムスターで8g程度) のえさを毎日与えます。毎日、新鮮なえさを器に入れましょう。ハムスターはえさをこっそり隠してため込む性質があります。ため込んだえさを取り上げられるとハムスターにはストレスになるため、たまったえさの状態が気になる場合はそれらを回収し、全く同じ場所に新しいえさを入れておきましょう。[12]
    • 陶磁器製か金属製のえさ入れを使いましょう。プラスチック製ではハムスターが噛みちぎってしまう恐れがあります。[13]
  2. 2
    いつでも水を飲めるようにしておく ハムスターはあまり水を飲まないかもしれませんが、必要な時にいつでも飲めるようにしておくことは重要です。しかし、水を器に入れると汚れやすく、ハムスター自身が濡れてしまうと命に関わる恐れがあります。そのため、器ではなく専用の給水ボトルを使いましょう。水はできるだけ毎日、少なくとも3日に1回は取り替えます。給水ボトルの内部を掃除するには、生米と水を少し入れて力いっぱい振ると生米が藻類をこすり落としてきれいになります。給水ボトルをケージに戻す際には、内部に米が残っていないことを確認しましょう。
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    栄養強化ペレットを与える 種ミックスを与えると、ハムスターはおいしくて体に良くないものばかりを選んで食べてしまいます。主食にペレットを与え、種ミックスは補足として与えましょう。ハムスターが十分な量のペレットを食べたら種を与えるようにします。[14]
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    えさをおもちゃやトンネルの中に隠す ケージ内の様々な場所にえさを隠し、ハムスターに探させます。えさをすべて器に入れると、ハムスターが太りすぎてあまり運動をしたがらなくなるかもしれません。
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    人間の食べ物は与えない キャンディー、パスタ、生の肉や魚、砂糖、スイーツなどを与えてはいけません。ハムスターも糖尿病にかかります。それほど甘くないと思う食べ物でも、ハムスターにとっては糖分が多すぎて健康を損ねることがあります。[15]
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    おやつをあげる 週に2‐3回はおやつを与えましょう。ハムスターはにんじん、キュウリ、りんご、バナナ、ピーマン、レタス、セロリ、ケール、コラードグリーン、タンポポの葉などの野菜や果物を好みます。これらは日常的に与えても構いません。市販のおやつはヨーグルトスナック、小動物用チョコドロップ、ハムスターが喜ぶかじり木などをペットショップで購入できます。また、ハムスターにとって有害な野菜や果物にも注意が必要です。玉ねぎ、アーモンド、豆類、じゃがいも、種のある果物、アボカド、あさつき、なす、エシャロット、薬味類、ポロネギ、ニンニク、レタス、トマト、かんきつ類などは禁物です。[16]
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    ハムスターにかじり木を与える かじり木には様々な大きさ、色、味のものがあります。ハムスターの歯は伸び続けるため、少しずつすり減らす必要があります。それには木をかじるのが最適です。ハムスターのお気に入りのかじり木が見つかるまで新しいものを入れてあげましょう。かじり木に興味を示さないハムスターもいますが、その場合はケージの中のものや金網などをかじるかもしれません。
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パート 4 の 6:
ハムスターを慣らす

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    新しい環境に慣れるまでそっとしておく ハムスターを初めて家に連れ帰ったら、まず新鮮なえさと水を入れたケージに入れ、そっとしておきます。ケージを薄い布で覆うと、ハムスターは新しいすみかを静かに探索することができます。最初は人は近づかず、えさ、水、おもちゃを十分に入れておいてハムスターが数日間は退屈しないようにします。子供や友達、客人にもハムスター を怖がらせないように伝えます。[17]
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    徐々に人に慣らす 3日程度ハムスターをそっとしておけば、ふれあいを始めても構いません。ケージに近づくときは自分の存在をハムスターに知らせるために優しく語りかけましょう。ハムスターはまだ人に慣れていないため、初めは怖がるかもしれませんが、気にせずに慣らしていきましょう。まずは水やえさを取り換える、古いおもちゃを新しいものと交換する、汚れた巣材を取り換えるといった日常の世話を始めます。ハムスターはケージの中にいながら、飼い主の手に慣れ始めるでしょう。[18]
  3. 3
    人に慣らす練習を始める ハムスターを飼い始めて2週間目から少しずつ練習を始めましょう。ハムスターは大抵、夕方から夜にかけて、さらに一晩中活動します。ハムスターの生活パターンを把握し、一番活動的な時間に練習を行います。[19]
    • ハムスターを慣らすために、ケージの中に手を入れます。ハムスターに手のにおいを嗅がせ、自由に探索させます。攻撃ではなく甘噛みをする場合は一旦手をそっと引き、すぐにまた手の探索を続けさせます。こうするとハムスターは人の手は噛むものでも怖いものでもないと学習します。次に、手におやつを載せます。これには、ハムスターの大好物の種ミックス (ペレットの補助食品) が最適です。ハムスターは手に上ることに慣れて、手はよじ上るものであると学習します。おやつを徐々に手の上の方に乗せると、ハムスターは手によじ登ることに慣れていくでしょう。
    • 徐々に慣れてきたら、ハムスターが手に上ったらすぐにおやつを与えてみましょう。ハムスターは人の手に上ると良いことがあると学習します。次に、ハムスターが手に乗ったら手をゆっくりとケージの床から持ち上げます。最初は驚くかもしれませんが、優しく語りかけ、おやつを与えて落ち着かせます。ハムスターが手から飛び降りてけがをする恐れがあるため、この練習は床に座った状態で行います。ハムスターは15-20cm程度の高さから落ちても怪我をすることがあるため注意しましょう。 [20]
  4. 4
    ハムスターの睡眠を妨げない ハムスターは夜行性ですが、日中にもえさを食べるなどの活動をすることがあります。起きているように見えても遊びたいわけではありません (明らかに遊びたがっている場合は別)。さらに、理由もなく人を近づけないようにしましょう。とりあえずは飼い主との絆を結ぶことが大切で、他の人と仲良くなるのは後からで構いません。まずは飼い主は仲間で、自分を傷つけるものではないとハムスターに理解させることが必要です。[21]
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パート 5 の 6:
ハムスターに運動をさせる

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    適当な大きさの回し車を入手する ケージの付属品の回し車は大抵小さすぎてハムスターの背中に負担をかけます。ハムスターの背中が反り返っていれば、その回し車は小さすぎます。ドワーフハムスターなら20cm以上、ゴールデンハムスターには28cm以上の回し車を選びましょう。大きすぎる場合は問題ありません。
  2. 2
    ハムスターが楽しく遊べるようにおもちゃをたくさん与える トイレットペーパーの芯、空のティッシュ箱、管、トンネル、巣箱、塩ビパイプ、ハムスター用のかじり木などはハムスターが楽しく遊べるおもちゃです。回し車と運動用ボールだけしか与えていない飼い主さんが多く、結果としてハムスターがケージの中を行ったり来たりする、金網をかじるといった不健康な行動を始めることがあります。ハムスターは回し車とボールだけでは退屈してしまいます。様々なおもちゃを用意し、ハムスターが飽きないように時々おもちゃを取り換えると良いでしょう。[22]
  3. 3
    遊び場を設置する ハムスターにケージの外の世界を探索する機会を作ってあげると良いでしょう。遊び場を作ると、ケージの掃除をする時にハムスターを逃げられない場所に移動させることができて便利です。プラスチックの衣装ケースや、ペットショップで購入できる小動物用の遊び場を使用しましょう。[23]
    • ハムスターの手の届くところに危険なもの(ハムスターがかじる電気コードなど)が置かれていないことと、ハムスターが逃げ出す隙間がないことを確認しましょう。
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パート 6 の 6:
ハムスターのケージを掃除する

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    ハムスターを安全な場所に移動させる ハムスターのケージを掃除する間は、ハムスターを運動用のボールか遊び場に入れておきます。そうすれば両手を使ってゆっくり掃除ができます。片手でハムスターを持ってもう一方の手で掃除をしてはいけません。掃除がしにくいだけでなく、ハムスターを危険にさらします。[24]
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    ケージ全体を掃除する 普通の食器用洗剤を水で薄めて使います。ハンドソープなどのそれ以外の洗剤ではごくわずかな洗い残しでもハムスターにとっては有害であることが分かっています。もしくは大抵のペットショップで販売されているハムスターやネズミ専用の洗剤を使いましょう。[25]
    • ケージの掃除には酢水も使えます。[26]
  3. 3
    ケージを洗い流して乾かす 洗剤を完全に洗い流し、水分を残さないように乾かします。ハムスターの嗅覚は鋭いため、洗剤や酢のにおいを残さないように注意しましょう。[27]
  4. 4
    床材を交換する 床材にハムスターのにおいを残しておくために、古い床材の汚れていない部分を少量、新しい巣材に混ぜます。安い床材はスーパーマーケットなどで手に入ります。あるいはティッシュやペーパータオルを細かく切ったものでも代用できます。新聞紙はインクをハムスターが舐めると大変有害なため、使ってはいけません。松や杉のおがくずもハムスターの健康を損ねる恐れがあるため、使用してはいけません。アスペンは使用可能です。[28]
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必要なもの

  • ハムスター
  • ケージ
  • ハムスター用おもちゃ
  • ハムスターのケージ用洗剤 
  • ハムスターのえさ・おやつ
  • 食器 
  • 水 
  • 給水ボトル
  • 巣材 
  • トンネル 
  • 小屋・巣
  • 寝床
  • トイレットペーパーの芯(噛んだり、中に入って遊ぶおもちゃ)



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このwikiHow記事について

Pippa Elliott, MRCVS
共著者 by
獣医、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)
この記事の共著者 by Pippa Elliott, MRCVS. Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるピッパ・エリオット獣医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医師、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得し、生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。 この記事は3,834回アクセスされました。
カテゴリ: ペット
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