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この記事の共著者 : Chris M. Matsko, MD. クリス・M・マツコ医師はペンシルバニア州ピッツバーグ在住の元内科医です。25年以上にわたって医学研究を続け、コーネル大学最優秀指導者賞を受賞しました。テンプル大学にて栄養科学の学士号を取得後、同大学医学部にて2007年に医学博士号を取得。2016年にha
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家の修理や絵を掛けるとき、作業場で何かを作るときなどに、誤ってハンマーで指を叩いてしまう可能性があります。よくあることですが、強く叩くとかなりの痛みが生じ、指が損傷するかもしれません。ハンマーで指を叩いてしまったら、指の状態を確認する必要があります。まずは、怪我の程度を確認して病院へ行く必要があるかどうかを判断し、家で手当てする方法を考えましょう。
ステップ
方法 1
方法 1 の 3:指の状態を確認する
方法 1
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2骨折しているか確認する 腫れと痛みがひどい場合は、指が骨折しているかもしれません。特に、強く叩いた場合は注意が必要です。指の向きがおかしかったりちょっと触れただけでも痛みを感じたりする場合は、骨折している可能性が高いでしょう。骨折した場合は、爪の損傷や皮膚からの出血も見られるかもしれません。
- 骨折の疑いがあれば、病院で診察を受けましょう。レントゲン検査を受ける必要があります。病院では装具などで指を固定したり、その他の治療が行われたりするかもしれません。医師に指示された場合を除き、自分で装具を装着するのはやめましょう。[3]
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3傷口を洗浄する ハンマーで叩いた後出血した場合は、怪我の程度を確認するために傷口を洗浄する必要があります。明らかに出血している場合は、温かい流水で洗い流しましょう。傷口に温かい流水をかけ、傷口にかかったお湯が傷口に戻るのではなく排水口に流れるようにします。その後、ガーゼとポビドンヨードなどの外用殺菌消毒薬を使って、傷口の表面全体を消毒しましょう。
- 出血量を抑えるために、傷口を数分間圧迫しましょう。こうすると、傷の深さを確認しやすく、病院へ行く必要があるかどうかを判断できるでしょう。
- 出血量が多い場合や血が噴き出している場合は、直ちに病院で診察を受けましょう。
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4裂傷があるか確認する 傷口を洗浄したら、皮膚が裂けたり(裂傷)切れたり(切創)しているかどうかを確認する必要があります。傷を確認するときに多少出血するかもしれませんが問題ありません。裂傷とは皮膚が裂けてできた傷のことで、裂けた皮膚がびらびらの状態になることがよくあります。組織が明らかに損傷している場合や、指の腹の皮膚が剥がれて露出した肉から出血している場合は、病院で診察を受ける必要があります。1.3㎝を超える裂傷は、縫合する必要があるかもしれません。しかし、皮膚の一部が完全に破壊されていると、その皮膚を残すことはできないでしょう。
- 指の腹の皮膚が剥がれて肉が露出した場合は、新しい皮膚ができるまで傷口を保護するために、医師が損傷したり破れたりした皮膚を縫合して傷口を覆うことがよくあります。新しい皮膚ができたら、縫合した皮膚は取り除かれます。
- 指を強く叩かなかった場合は裂傷が浅く、血もすぐに止まるかもしれません。その場合は、傷口を洗浄し、抗生物質入りの軟膏を塗って包帯を巻きましょう。
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5腱が損傷しているか確認する 手と指の筋肉や腱、神経は複雑に入り組んでいるので、指を調べて腱の損傷を示す兆候があるかどうかを確認することが重要です。腱は、筋肉と骨をつないでいます。手には2種類の腱があり、手の平側の屈筋腱は指を曲げる腱、手の甲側の伸筋腱は指を伸ばす腱です。ハンマーで叩いたり切り傷を負ったりすると、これらの腱が損傷するかもしれません。[4]
- 指の腱が切れたり裂けたりすると、指を曲げられなくなります。
- 手の平や指の関節の近くが切れている場合は、その下の腱が損傷している可能性があります。
- 神経が損傷すると、感覚がなくなるかもしれません。
- 手の平側に圧痛を感じる場合は、腱が損傷している可能性があります。
- 手や指の手術はかなり複雑になる可能性があるので、このような兆候があれば手外科専門医の診察を受けても良いでしょう。
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6爪の状態を確認する ハンマーで爪を叩くと、爪に大きなダメージを与える可能性があります。爪を見て、損傷の程度を確認しましょう。爪下の出血斑が小さい場合は、病院へ行く必要はありません。患部を冷やし、痛みがあれば市販の鎮痛薬を服用しましょう。痛みが数日間続く、出血斑の大きさが爪の25%を超えている、出血によって爪の下が強く圧迫されているなどの場合は、爪下血種の可能性があるので病院で診察を受けましょう。
- ハンマーで叩くと、爪が切れたり部分的に剥がれたりすることもあります。爪床が大きく切れた場合は、縫合が必要になる可能性が高いので病院で診察を受けましょう。切れた爪床を治療せずに放っておくと爪が伸びなくなる可能性があり、爪の変形や感染症につながるかもしれません。
- 爪の一部や全部が剥がれた場合は、直ちに病院へ行きましょう。深刻な怪我なので注意が必要です。病院では、爪を取り除く、損傷した爪を縫合して新しい爪が生えるまで傷口を保護するなどの治療が行われるかもしれません。新しい爪が生えるまでには、最長で6か月かかる可能性があります。[5]
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方法 2
方法 2 の 3:爪下血種を治療する
方法 2
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1病院で診察を受ける 爪下の出血斑が大きく、爪の25%を超える場合は、病院で診察を受けましょう。これは、爪下の細い血管が破れて出血し、爪下血種が生じた状態です。病院では、爪に穴をあけて溜まった血を抜くように勧められるでしょう。対応が早ければ自分で血を抜くこともできます。指がずきずきとひどく痛む場合は、キューティクルを爪の際まで押し下げて、滅菌した針をそっと刺しましょう。爪の根元なら針が入りやすく、指の痛みほど痛くありません。リンパ液(透明の液体)が出てくるまで、何回か血を抜きましょう。こうすると爪下で血が固まることがなく、爪が黒くなりません。
- 爪下の出血斑が爪の25%以下なら、血を抜く必要はありません。爪が伸びるにつれて出血斑はなくなるでしょう。血液が固まって爪のどれくらいの範囲が黒くなるかは、指を叩いた強さによって異なります。[6]
- 爪下血腫の大きさが爪の50%を超える場合は、指のレントゲン検査が必要になるでしょう。
- 24~28時間以内に病院で爪下血腫の治療を受ける必要があります。
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2病院で爪下血種の治療を受ける 爪の下に溜まった血を抜く必要があれば、病院で治療を受けるのが最も安全です。病院では、電動焼灼器を使って爪に小さい穴をあけます。焼灼器が爪下血腫にあたると先端の温度が自動的に下がるので、焼灼器によって火傷を負う心配はありません。
- 爪に穴があくと血が滲み出し、爪下の圧力が下がります。血を抜いた後は、指に包帯を巻いて治療が完了します。
- 爪に穴をあける道具としては焼灼器が適していますが、代わりに18ゲージの針が使われる場合もあります。
- 爪には神経が通っていないので、この治療で痛みは生じません。[7]
- 血を抜くと爪下の圧力が下がるので、爪を取り除く必要はなくなるでしょう。
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3家で爪下血腫に対処する 自分で血を抜いても問題ないと医師に許可されることがあるかもしれません。その場合は、クリップとライターを用意して、手をしっかりと洗いましょう。クリップをほどいてまっすぐに伸ばし、先端が赤く、熱くなるまでライターで10~15秒間炙りましょう。爪下血腫の中心にクリップを垂直にあて、熱くなったクリップの先端を左右にゆっくりと回転させながらそっと爪に挿入します。爪に穴があくと血が滲み出てくるので、布や包帯で拭き取りましょう。
- 1回で爪に穴をあけられなかったら、クリップの先端を炙ってからもう1度試しましょう。爪に穴をあけるために、今度はもう少し強く刺します。
- あまりにも強く刺すと爪床を損傷する恐れがあるので、力を入れすぎないようにしましょう。
- 痛みが強い場合は、爪に穴をあける前に鎮痛薬を服用しても良いでしょう。
- 自分で穴をあけられない場合は、信頼できる友人や家族に手伝ってもらいましょう。[8]
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4再度爪を消毒する 爪下に溜まっていた血をすべて抜いたら、もう1度爪を消毒する必要があります。ポビドンヨードなどの外用殺菌消毒薬で爪をもう1度消毒しましょう。指先に丸めたカーゼをあて、指にガーゼ包帯を巻きましょう。こうすると丸めたガーゼがクッションとなり、刺激や怪我から指を守ることができます。包帯の端を医療用テープで留めて固定します。[9]
- 指に巻いた包帯をそのまま手首まで伸ばし、8の字を描くように巻き付けるとしっかり固定できます。
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方法 3
方法 3 の 3:指のケアを続ける
方法 3
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1包帯を替える 指にどんな怪我をした場合でも、包帯を1日1回替える必要があります。また、包帯が濡れたら、24時間経っていなくてもすぐに替えましょう。包帯を外すたびに外用殺菌消毒薬で指を消毒し、以前と同じ方法で包帯を巻き直します。
- 傷口を縫合した場合は、消毒する前に医師に確認しましょう。縫合した傷の手当てについては、医師の指示に従います。縫合した場合は傷口を乾いた状態に保つ必要がある可能性が高いので、消毒液などを使ってはいけないかもしれません。[10]
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2感染症の兆候に注意する 包帯を外すたびに、指の傷口に感染症の兆候があるか確認しましょう。膿疱、膿の排出、発赤、傷口の熱などの有無を確認し、特にこのような症状が手や腕から上に向かって広がっているかどうかに注意します。また、蜂窩織炎やひょう疽、手の感染症などの合併症が起こる可能性もあるので、発熱したら注意が必要です。[11]
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3病院で2度目の診察を受ける 指の怪我で診察を受けてから数週間経ったら、もう1度診察を受けましょう。傷の縫合や爪下血種などの治療を受けた場合は、医師が再診日を決めるかもしれません。そうでなくても、このような重傷を負った場合は、しばらく経ったらもう1度診察を受ける必要があります。
- 別の症状が現れた、感染症の疑いがある、傷口に汚れや異物が混入して取り除けない、激しい痛みが生じた、傷口から出血して血が止まらないなどの場合は、必ず病院で診察を受けましょう。
- さらに、感覚低下、無感覚、神経腫などの神経の損傷を示す症状が現れた場合も、病院で診察を受ける必要があります。神経腫は小さく丸い膨らみで痛みを伴うことがあり、触れると電気が走ったような感覚が生じるかもしれません。[12]
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出典
- ↑ https://www.nlm.nih.gov/medlineplus/painrelievers.html
- ↑ http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/ency/article/000018.htm
- ↑ http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/ency/article/000018.htm
- ↑ http://orthoinfo.aaos.org/topic.cfm?topic=a00015
- ↑ http://emedicine.medscape.com/article/827104-treatment
- ↑ http://emedicine.medscape.com/article/827104-treatment
- ↑ http://emedicine.medscape.com/article/827104-treatment
- ↑ http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/ency/article/000018.htm
- ↑ http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/ency/article/000018.htm
- ↑ http://www.medicinenet.com/caring_for_stitches_sutures/views.htm
- ↑ Clark, Dwayne, CDR MC USN, Common Hand Infections, American family Physician 2003 Dec 1, 68(11), 2167-2176
- ↑ http://www.assh.org/handcare/hand-arm-injuries/nerve
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English:Treat a Finger Hit by a Hammer
Português:Tratar um Dedo Machucado por um Martelo
Tiếng Việt:Chữa trị ngón tay bị thương do búa đập trúng
Bahasa Indonesia:Menangani Jari yang Terpukul Palu
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