ハードディスクを取り付ける方法

共同執筆者 Jeremy Mercer

ハードディスクとは、オペレーティングシステムやアプリケーション、ファイルの保存に使用するパソコンのデータ記憶装置のことです。記憶領域を増やしたり、故障したハードディスクを交換したりするときは、ハードディスクをパソコンに取り付けることになります。この記事では、デスクトップパソコンまたはノートパソコンにハードディスクを取り付ける方法を解説します。

方法 1 の 2:
ハードディスクを取り付ける(デスクトップパソコン)

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    お使いのパソコンがWindowsであることを確認する iMacのハードディスクの交換は技術的に可能ですが、iMacのハードディスクを交換するのは非常に難しく、保証も無効になってしまう可能性があります。一方、Windowsのデスクトップパソコンの交換は比較的簡単です。
    • Macパソコンにハードディスクを取り付ける場合は、Appleの専門店に持って行ってサポートしてもらいましょう。
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    パソコンのデータをバックアップする 既存のハードディスクをパソコンから取り外す場合は、パソコンのデータをバックアップして、あとでデータを復元できるようにします。
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    使用中のパソコンにハードディスクを取り付けることができることを確認する 新しいハードディスクを購入するときは、使用中のパソコンに取り付けることができることを確認します。また、2台目のハードディスクをデスクトップパソコンに取り付ける場合は、2台目のハードディスクを取り付けることができる拡張スロットがあることを確認しましょう。一体型PCモニターを使用している場合は、モニター内のハードディスクが交換可能であることを確認します。
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    お使いのマザーボードと互換性のあるハードディスクを購入する SATAは、最新のパソコンで最も一般的なハードディスク規格ですが、新しいマザーボードはM.2 SSDに対応していることが多く、SATAドライブよりはるかに小型で、高速に処理できる場合がほとんどです(ドライブとマザーボードがNVMeに対応している場合)。[1]
    • SATAドライブにはサイズが2種類あります。まず、3.5インチ(約9cm)のSATAドライブは、ほとんどのデスクトップパソコンで使用されています。また、一体型PCモニターには2.7インチ(約7cm)のSATAドライブが必要な場合があります。
    • M.2 SSDにはさまざまなサイズがあり、各サイズは4桁の数字でコード化されています。例えば、「2280」および「2260」のサイズは、それぞれ「22x80 mm」「22x60 mm」です。M.2 SSDを取り付けるときは、マザーボードにM.2コネクタスロットが付いていることや、マザーボードが対応しているSSDのサイズを確認する必要があります。「2280」は、デスクトップパソコンで最も一般的なサイズです。また、M.2コネクタスロットにMキースロットとBキースロットのどちらが付いているのかも確認する必要があります。Mキースロットが付いているM.2 SSDは、Bキーコネクタに取り付けることができません。マザーボードの取扱説明書を確認して、購入したM.2 SSDがマザーボードと互換性があることを確認しましょう。[2]
    • ソリッドステートドライブ(SSD)かハードディスクドライブ(HDD)か?:ハードディスクドライブは機械的なディスクドライブで、通常はソリッドステートドライブよりも低速ですが、安価に設定されています。一方、ソリッドステートドライブには可動部がなく、高速かつ静音ですが、ハードディスクドライブよりも高価です。また、ハイブリッドHDD(SSHD)を購入するという選択肢もあります。
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    パソコンの電源を切って、電源ケーブルを抜く パソコンをシャットダウンするには、「スタート」アイコンをクリックして、「スタート」メニューから電源アイコンを選択します。パソコンの電源を切るときは、シャットダウンをクリックしましょう。また、ノートパソコンのキーボードまたはデスクトップパソコンのタワーに付いている電源ボタンを長押しして、パソコンをシャットダウンすることもできます。パソコンの電源コードを抜いたら、電源ボタンを押して、パソコンに残留している電気をすべて放電させましょう。
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    筐体からサイドパネルを取り外す プラスドライバーが必要になるかもしれません。筐体からサイドパネルを取り外しましょう。サイドパネルは、筐体の両側から取り外す必要がある場合があります。
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    静電気対策をする 静電気による放電でパソコン内部の精密部品が破損してしまうのを防ぐことができます。パソコン内部の作業をするときは、作業中に金属に触れるか静電気防止リストバンドを着用して、静電気を逃がしましょう。
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    元のハードディスクを取り外す 元のハードディスクを取り外す場合は、すべてのケーブルがマザーボードおよび電源から外れていることを確認します。ハードディスクがネジで固定されている場合は、ネジをすべて外しましょう。
    • パーツがぎっしりと詰まったケースからハードディスクを取り出せるようにするためには、ケーブルまたは基板をもう少し取り外す必要がある場合があります。
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    HDDエンクロージャを新しいハードディスクに移行する(任意) パソコンによっては、ハードディスクの固定に特殊な筐体が用いられていることがあります。HDDエンクロージャがハードディスクに付いている場合は、ネジをすべて外して、元のハードディスクを取り出しましょう。新しいハードディスクを同じエンクロージャに入れたら、ネジで固定します。
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    新しいハードディスクを挿入する 元のハードディスクが取り付けられていたスロット、または新しいハードディスク用の拡張スロットにそのハードディスクを取り付けます。
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    ハードディスクを固定する ハードディスクを挿入したら、付属のネジを用いて、ハードディスクを筐体に固定します。理想的には、ハードディスクの両側にネジを2本使いましょう。ハードディスクが固定されていないと、ガタガタ音がして騒音の原因になるだけでなく、物理的な破損にもつながる可能性があります。
    • ネジはしっかり締めなければなりませんが、締めすぎないようにしましょう。締めすぎると、同様に破損の原因になる可能性があります。
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    ハードディスクをマザーボードに取り付ける 新しいハードディスクには、USBケーブルのような細径のSATAケーブルを使用します。SATAケーブルを使用して、ハードディスクをマザーボードに接続しましょう。SATAケーブルはどちらの方向にも接続することが可能です。
    • M.2 SSDを取り付けるときは、SSDをM.2スロットに30度の角度で挿入しましょう。それから、SSDの反対側を押し込んで、マザーボードにネジで固定します。
    • プライマリハードディスクを接続する場合は、SATAケーブルを第1のSATAチャネルに接続しなければなりません。このチャネルには、「SATA0」または「SATA1」というラベルが付いている場合があります。マザーボードの詳細については、マザーボードの取扱説明書を参照しましょう。
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    ハードディスクに電源ケーブルを接続する 通常、新しい電源にはSATA電源コネクタが付いていますが、古い電源にはモレックス(4ピン)コネクタしか付いていません。この場合、SATAドライブを取り付けるときは、Molex-SATAアダプタが必要になります。
    • コネクタを少し揺らしてみて、しっかり接続していることを確認しましょう。
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    筐体を閉じる 筐体を動かして内部の作業をした場合は、筐体のサイドパネルを元に戻して、ケーブルを再接続します。[3]
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    電源ケーブルを差し直して、コンピュータの電源を入れる ハードディスクが回転し始める音が聞こえるはずです。
    • ビープ音などの耳障りな音が聞こえる場合は、すぐにパソコンの電源を切って、ハードディスクの接続具合を確認しましょう。
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    オペレーティングシステムをインストールする パソコンをもう一度使えるようにするには、空のハードディスクにオペレーティングシステムをインストールする必要があります。
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方法 2 の 2:
ハードディスクを取り付ける(ノートパソコン)

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    ノートパソコンのデータをバックアップする ノートパソコンのハードディスクを交換する場合は、ハードディスクのデータをバックアップして、あとで新しいハードディスクにデータを復元できるようにしましょう。
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    ノートパソコンのハードディスクを追加または交換できることを確認する 新しいハードディスクを購入するときは、ユーザーマニュアルを確認するか、ノートパソコンを開いて、セカンダリハードディスクの取り付け、交換ができることを確認しましょう。ほとんどのノートパソコンには、セカンダリハードディスクを取り付ける拡張スロットが付いていません。新型のノートパソコンでは、ハードディスクが所定の位置にはんだ付けされているなどして交換が不可能な場合があります。
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    ノートパソコンのモデルに合ったハードディスクを購入する 通常、最新のデスクトップパソコンやノートパソコンには、SATAドライブが使用されています。使用中のモデルで動作するハードディスクを調べたら、用途に合ったハードディスクを購入しましょう。ノートパソコンは、6.9 cmのSATAドライブが使用されていることがほとんどですが、新しいノートパソコンによっては、SATAドライブよりもさらに小型で高速なM.2 SSDが使用されている場合があります。
    • M.2 SSDにはさまざまなサイズがあり、各サイズは4桁の数字でコード化されています。例えば、「2280」および「2260」のサイズは、それぞれ「22x80 mm」「22x60 mm」です。M.2 SSDを取り付けるときは、マザーボードにM.2コネクタスロットが付いていることや、マザーボードが対応しているSSDのサイズを確認する必要があります。「2280」は、デスクトップパソコンで最も一般的なサイズです。また、M.2コネクタスロットにMキースロットとBキースロットのどちらが付いているのかも確認する必要があります。Mキースロットが付いているM.2 SSDは、Bキーコネクタに取り付けることができません。マザーボードの取扱説明書を確認して、購入したM.2 SSDがマザーボードと互換性があることを確認しましょう。
    • ソリッドステートドライブ(SSD)かハードディスクドライブ(HDD)か?:ハードディスクドライブは機械的なディスクドライブで、通常はソリッドステートドライブよりも低速ですが、安価に設定されています。一方、ソリッドステートドライブには可動部がなく、高速かつ静音ですが、ハードディスクドライブよりも高価です。また、ハイブリッドHDD(SSHD)を購入するという選択肢もあります。
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    ノートパソコンの電源を切る ノートパソコンから充電器を取り外して、ノートパソコンの電源が切れるまで電源ボタンを長押しします。また、ノートパソコンの「電源」設定から電源を切ることも可能です。
    • Windows―「スタート」メニューをクリックし、電源アイコンをクリックして、シャットダウンをクリックします。
    • Mac―メニューバーの「Apple」アイコンをクリックし、システム終了...をクリックして、プロンプトが表示されたらシステム終了をクリックします。
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    ノートパソコンをひっくり返す ノートパソコンのカバーを閉じたら、本体をひっくり返して、背面が上を向くようにします。
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    ノートパソコンの背面パネルを取り外す ノートパソコンによって異なりますが、通常、背面パネルを取り外すにはドライバーが必要になります。ネジを外したら、プラスチック製の分解工具を使って、背面パネルが取り付けられているキーボードの端のまわりをゆっくりと回していき、背面パネルをゆっくりと取り外しましょう。
    • ノートパソコンのパネルを取り外すには、ペンタローブ型などの特殊なドライバーやトライウィングドライバーが必要です。
    • MacBookなどのノートパソコンでは、パネルの縁にあるネジをいくつか外さなければならないことがあります。
    • リボンまたはケーブルが背面パネルからマザーボードに取り付けられていることがあるので注意しましょう。リボンまたはケーブルが取り付けられていた場合は、取り付けられていた箇所をメモに取ってから、注意して取り外します。
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    静電気対策をする 静電気による放電でパソコン内部の精密部品が破損してしまうのを防ぐことができます。パソコン内部の作業をするときは、作業中に金属に触れるか静電気防止リストバンドを着用して、静電気を逃がしましょう。
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    バッテリーを取り外す(任意) ノートパソコンの多くは、バッテリーを取り外すことが可能です。バッテリーを取り外すことにより、ハードディスクを取り付けているときに誤って感電してしまうのを防ぐことができます。
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    ハードディスクのパネルを開く(任意) ノートパソコンによっては、ハードディスクが特殊なパネル内に収納されている場合があります。通常、このパネルは本体の横に印字されているハードディスクのロゴで識別可能です。また、ネジとパネルを取り外すには、通常、小型のプラスドライバーが必要になります。
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    ハードディスクのネジを外す ノートパソコンによっては、ハードディスクが所定の位置にネジで固定されている場合があります。これらのネジはすべて外すようにしましょう。
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    既存のハードディスクを取り外す(任意) ポートに取り付けられているハードディスクを取り外しましょう。ポートにはリリースラッチまたはリボンが付いていることがあり、これを引くと、ハードディスクが1センチ弱とび出て、筐体から取り外せるようになります。
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    ハードディスクエンクロージャを新しいハードディスクに移行する(任意) パソコンによっては、ハードディスクの保護に特殊なエンクロージャが使用されていることがあります。HDDエンクロージャがハードディスクに付いている場合は、ネジをすべて外して、元のハードディスクを取り出しましょう。新しいハードディスクを同じエンクロージャに入れたら、ネジで固定します。
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    新しいハードディスクを挿入する ハードディスクを正しい方向に向けて挿入したら、コネクタにしっかりと押し込みましょう。ただし、ハードディスクを無理に押し込んではいけません。無理に押し込むと、コネクタに損傷を与えてしまう可能性があります。
    • 元のハードディスクを取り外すときにネジを外した場合は、もう一度ネジを締め直しましょう。
    • M.2 SSDを取り付けるときは、SSDをM.2スロットに30度の角度で挿入しましょう。それから、SSDの反対側を押し込んで、マザーボードにネジで固定します。
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    取り外したコードをすべて再接続する 元のハードディスクからコードやケーブルを取り外した場合は、新しいハードディスクに再接続しましょう。
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    筐体を閉じる 背面パネルとそれを固定していたネジを元どおりに取り付け直します。
    • 背面パネルを取り外すときにリボンやケーブルを取り外した場合は、筐体を閉じる前に必ず再接続しましょう。
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    オペレーティングシステムをインストールする パソコンをもう一度使うときは、空のハードディスクにオペレーティングシステムをインストールする必要があります。
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ポイント

  • ハードディスクは動作中に発熱します。パソコンにハードディスクベイがいくつも搭載されている場合は、パソコンの温度が上がらないように間隔を空けてハードディスクを設置するようにしましょう。
  • パソコン内部の部品を扱うときは、静電気に十分に注意しなければなりません。パソコン内部の部品やケーブルに触れるときは、静電気防止ベルトを使用するか、オンになっている電源のスイッチカバーのネジに触れて、静電気を逃がしましょう。

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注意事項

  • すべてのパソコンが、ハードディスクの交換に対応しているわけではありません(ノートパソコンなど)。
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このwikiHow記事について

パソコン整備士
この記事はJeremy Mercerが共著しています。 ジェレミー・マーサーはカリフォルニア州のロサンゼルスにあるパソコン修理ショップ、「MacPro-LA」の代表テクニシャン、そしてマネージャーを務めています。ジェレミーは10年以上にわたり電子機器の修理を行っているほか、MacとWindowsパソコンの販売専門店で働いていた経験もあります。
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