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近頃は様々なネズミ捕りが販売されていますが、昔ながらのバネ式ネズミ捕りなら失敗が少ないでしょう。しかし、指を挟まずにうまく仕掛けるにはどうしたらよいでしょう? バネ式ネズミ捕りを仕掛けるのは非常に簡単なので、心配はいりません。ここでは、バネ式ネズミ捕りを仕掛ける方法と解除する方法、設置する場所を順を追って説明します。また、捕獲後の処分や掃除の方法も参考にして、家をできるだけ衛生的に保ちましょう。

パート 1
パート 1 の 2:
ネズミ捕りを仕掛ける

  1. 1
    バネ、餌を乗せる金具、長い棒を見つける ネズミ捕りの片側の周囲に沿った特徴的な四角い金具がバネです。このバネが、おびき寄せたネズミを挟んで殺します。餌を乗せる金具は、ネズミ捕りの中央近くにある小さい金具で、ここをネズミが踏むとバネが作動します。長細い金属の棒を餌を乗せる金具に引っ掛けてバネを固定します。[1]
    • ネズミ捕りの有名メーカーであるビクターは、餌を乗せる金具の代わりにプラスチック部品を使った「仕掛けが簡単な」ネズミ捕りを製造しています。[2]
  2. 2
    細長い棒の先端を留めている金具を外す ネズミ捕りを箱から出して、細長い棒を探しましょう。通常は、板の左端に金具で固定されているはずです。この棒を引き上げて金具を外し、取り除きましょう。[3]
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    細長い棒を板の後ろ側に倒す この棒は最後に仕掛けるので、邪魔にならないように板の外側に倒しておきましょう。[4]
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    楊枝や綿棒を使って、エンドウ豆大の量のピーナッツバターを餌を乗せる金具に塗る [5] 金具の上部中央に沿ってピーナッツバターを塗り広げましょう。餌に人間のにおいをつけないように、指ではなく楊枝か綿棒を使います。[6]
    • 餌として糸を使うことができます。短く切った糸やデンタルフロスを輪にして、餌を乗せる金具に結び付けましょう。ネズミは巣作りに糸を使うので、ネズミ捕りに仕掛けた糸を取りに来ます。[7]
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    バネを反対側に倒して親指で押さえる バネを引っ張って反対側に完全に倒すには、少し力が必要かもしれません。元の位置に戻らないように、親指で押さえておきましょう。[8]
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    餌を乗せる金具の下に細長い棒の先端を引っ掛ける 空いているほうの手で細長い棒を内側に倒し、バネの上に乗せましょう。棒のカーブしている先を餌を乗せる金具の下に引っ掛けます。[9]
    • この手順は少し難しいので、うまく引っ掛からなくてもがっかりする必要はありません。バネを親指で押さえていれば、指を挟むことはないでしょう。
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    「仕掛けが簡単な」ネズミ捕りを使う場合は、餌を乗せる色付きのプラスチック部品に細長い棒を固定する 黄色いプラスチック部品の穴に棒を差し込みましょう。「鈍感」に設定するには棒を左側に寄せ、「敏感」に設定するには右側に寄せます。[10]
    • 「鈍感」に設定するほうが簡単ですが、ネズミがしっかりと体重をかけないと罠が作動しません。
    • 「敏感」に設定するのは少し難しいかもしれませんが、 ネズミを捕まえやすくなります。
  8. 8
    バネから素早く手を放す バネから親指を放し、できるだけ早く両手を遠ざけましょう。うまく仕掛けられなくてもがっかりする必要はありません。ある程度の練習が必要になることもあります。うまくいくまで、バネを反対側に倒して親指で押さえ、餌を乗せる金具に棒を引っ掛け続けましょう。[11]
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    ネズミ捕りを持ち上げ、テーブルの上に落として仕掛けを解除する 親指と人差し指でネズミ捕りの板の両側を持ちましょう。ネズミ捕りをテーブルから少なくとも3~5㎝持ち上げ、しっかりと落とします。手を放したらできるだけ早く両手を遠ざけましょう。テーブルにぶつかるとバネが作動して、仕掛けは自然に解除されます。[12]
    • 怪我をすることなく仕掛けを解除するためには、低めの高さから落としたほうがよいでしょう。
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パート 2
パート 2 の 2:
ネズミ捕りを設置する場所

  1. 1
    家の中でネズミが最もよく通る場所を見つける ネズミは壁に沿って移動するので、家やガレージの壁に沿ってネズミ捕りを設置しましょう。キッチンキャビネットの下や食品庫内でネズミやげっ歯類の糞を見つけたら、そこにもネズミ捕りを設置します。[13]
  2. 2
    壁に対して垂直に設置する 壁とネズミ捕りで「T」の形を作ると考えましょう。壁が「T」の上の横線で、ネズミ捕りが下の縦線です。通りかかったネズミが踏むように、餌を乗せた部分を壁側に向けましょう。[14]
  3. 3
    成功率を上げるために、複数のネズミ捕りを設置する ネズミがよく出没する場所に複数のネズミ捕りを設置しましょう。90㎝(もしくはそれ以下)間隔で設置すると、多くのネズミを一度に捕獲できる可能性が高まります。[15]
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    手袋を着用して捕獲したネズミを処分する 毎日ネズミ捕りを確認して、罠にかかって死んだネズミを見つけたらすぐに片づけましょう。ネズミの死骸を扱う際は、細菌や病原菌に感染しないように必ず手袋を着用します。できるだけ早く、ネズミとネズミ捕りを外のごみ箱に捨てましょう。[16]
    • 手袋がなければ、ビニール袋を使いましょう。
    • ネズミ捕りをもう1度使いたい場合は、手袋を着用してネズミ捕りをゴミ袋の上に持って行きましょう。バネを引き上げて死んだネズミをゴミ袋の中に落とし、ネズミ捕りを再度使う前にしっかりと消毒しておきます。[17]
  5. 5
    薄めた漂白剤や除菌シートでネズミを捕獲した場所を掃除する 使い捨て手袋を着用しましょう。水と漂白剤を10対1の割合でスプレーボトルに入れ、ネズミの尿や糞にスプレーします。清潔なペーパータオルで湿った糞などを拾って捨てましょう。最後に、水で薄めた漂白剤をもう1度スプレーしてその部分をきれいに拭きます。[18]
    • 木材、花崗岩、金属などが使われている床や表面に漂白剤を使うのはやめましょう。[19] その場合は、そのような材質に安全に使える消毒剤を使いましょう。[20]
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必要なもの

  • 楊枝、または綿棒
  • ピーナッツバター
  • 使い捨て手袋
  • 漂白剤
  • スプレーボトル
  • ペーパータオル

ポイント

  • 昔ながらの板でできたバネ式ネズミ捕りとは見た目が異なり、口が開いたように見えるネズミ捕りもあります。このようなネズミ捕りは、口を開いてその中に餌を置き、ネズミがよく通る場所の壁に沿って設置するだけで使えます。[21]
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注意事項

  • バネ式ネズミ捕りは、ペットや幼い子供がいる家には適さないかもしれません。おもちゃやおやつと勘違いして触れ、手を挟んでしまう恐れがあります。
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このwikiHow記事について

Chikezie Onyianta
共著者 ::
害獣・害虫駆除業者
wikiHow共著者の一人、Chikezie Onyiantaがこの記事を共著しています。wikiHow共著者は、可能な限り正確でわかりやすい記事を提供するため、wikiHow編集者と緊密に協力しあっています。
カテゴリ: 住宅メンテナンス
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