バラを増やす方法

共同執筆者 Katie Gohmann

この記事には:挿し木で増やす株分けで増やすバラを健康に保つ18 出典

多年生の顕花植物に分類されるバラは、繊細な花びらが重なり合う美しい花を付けることで珍重されています。バラを増やす効果的な方法のひとつに、親株から枝を切り取り、新しい株に育てる挿し木があります。健康な株から枝を切り、苗床に挿して苗に育てます。または、お持ちのバラを株分けして増やすこともできますが、この方法は挿し木よりも少々手間がかかります。株分けで増やす場合は、株全体を掘り起こし、根鉢を半分に切り分けてそれぞれの株を植え付けます。

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挿し木で増やす

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    適切な時期を選ぶ 挿し穂(挿し木にする枝)を植えてバラを増やすのは、一般的な方法のひとつです。挿し木に最適なのは、外気温が暖かい(暑すぎない)時期で、バラの生育が盛んな時を選びましょう。一年のなかでは、晩春または初夏が理想的です。
    • 寒い時期でも挿し木をすることは可能ですが、根付くまで時間がかかり、成功する確率も低下します。[1]
    • 挿し穂を採取するバラをお持ちでない場合は、バラを栽培している友人または隣人に挿し穂を分けてもらえるか尋ねてみましょう。
    • 野生のバラから挿し穂を採取してもよいでしょう。
    • お近くの園芸店やガーデンセンターでも、挿し穂を分けてもらえるかもしれません。
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    道具を準備する 挿し木でバラを増やすには、健康なバラを選び、枝を切り取ります。挿し木をするには、刃物や鉢などの以下の園芸用品が必要です。
    • 直径5cmほどの清潔な鉢
    • 培養土
    • 殺菌済みの鋭利な園芸バサミまたはカミソリの刃
    • 発根促進剤
    • 清潔な透明ポリ袋またはメイソンジャー
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    鉢を準備する 小さめの鉢に培養土を入れます。培養土の1/4をパーライト、ピートモス、バーミキュライト、またはこれらを混ぜ合わせたものにするのが理想的です。こうすると、鉢内の空気の循環や排水が改善され、発根を促進します。[2]土が乾燥している場合は、水をかけてから余分な水を排水させ、土を均等に湿らせます。
    • 鉢の代わりに、小さめのメイソンジャーまたは大きめのペットボトルの下半分(上を切る)を使うこともできます。
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    挿し穂を選ぶ しっかりと根を張った健康な株を選び、挿し穂を切り取ります。挿し穂を採取するには、株の上部や側面の枝を、最低3枚の葉を残して切り取ります。花が咲き終えたばかりの枝が理想的です。15cmほどの長さの若く健康な枝を選びましょう。
    • 株の上部や側面の枝は、中間部分や下部の枝より高い確率で発根します。[3]
    • 挿し穂に芽や花が付いていても構いませんが、花が萎れかけている枝を選びましょう。萎れているのは咲き終わった花です。
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    枝の一部を切り取る 枝を切るには、鋭利な剪定バサミまたはカミソリの刃が適しています。先端から15cmほどの節(葉が出ている箇所)のすぐ下を、45度の角度で切り取ります。[4]
    • 病気の拡散を防ぐため、消毒済みの刃物を使いましょう。
    • 刃物を消毒するには、赤くなるまで炎で熱するか、30分ほど煮沸します。
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    花、芽、数枚の葉を取り除く 上記の刃物を使い、萎れた花や新芽を根元から切り取ります。ローズヒップ(バラの実)が付き始めていたら、それも取り除きましょう。[5]
    • 挿し穂の下半分の葉を取り除きます。
    • 光合成ができるように、2、3枚の葉を残しておきます。残した葉は、水分の蒸発を抑えるために半分に切ります。
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    枝に切り込みを入れる 挿し穂の切り口に切り込みを入れ、発根を促します。上記の刃物を使い、挿し穂の切り口に2.5cmほどの切り込みを入れます。
    • 根が出る箇所をさらに増やすために、 3、4か所に切り込みを入れましょう。[6]
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    挿し穂に発根促進剤を付ける 枝、切り込み、切り口を覆うように、挿し穂の下部5cmの部分に発根促進剤を付けます。挿し穂を軽く振って余分な促進剤を落とします。[7]
    • 挿し木をするために必ずしも発根促進剤を使う必要はありませんが、促進剤を使うと高い確率で発根します。
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    挿し穂を植えて水をかける 指先または鉛筆で、鉢の中心に5cmほどの深さの穴を作ります。挿し穂の切り口を下にして穴に挿し込み、周りに土をかけて手で押し固めます。
    • 土に水をかけて全体的に湿らせます。[8]
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    挿し穂にビニールまたはメイソンジャーを被せる ビニールを使う場合は、挿し穂の両側にビニールを支えるための20cmほどの2本の棒か針金を挿し込みます。透明なビニールで鉢と挿し穂を覆い、輪ゴムかひもで鉢にとめます。メイソンジャーを使う場合は、挿し穂にジャーを被せるだけです。
    • 挿し穂をガラスやビニールで覆って小さな温室を作ることで、発根と生長に必要な熱、湿気、紫外線が得られます。[9]
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    挿し穂の生育中は、十分な日光と湿気を与える 挿し穂は一日を通して十分な日射が必要です。ただし、暑くなり過ぎないように、とりわけ日中は直射日光が当たらない明るい場所に置きましょう。[10]
    • メイソンジャーやビニールは土や挿し穂の湿気を保ちますが、挿し穂や土が乾燥し始めたら、水を与えましょう。
    • 鉢の下にヒートマットを敷くと、発根を助けます。

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株分けで増やす

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    適切な時期を選ぶ 多年草の株分けは、早春または晩秋に行うのが理想的です。バラの休眠期にあたるこの時期に株分けをすると、ショックを最小限にとどめ、根の発育を促進します。[11]
    • また、休眠期には花を付けないため、この時期に株分けをすることが大切です。開花しているバラの株分けは控えましょう。
    • 株分けでバラを増やすのは、挿し木よりも一般的な方法ではありません。株分けは手間と時間がかかるためです。株分けは、定着した株を根こそぎ引き抜き、半分に分割した株をそれぞれ植え替える作業です。
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    道具を用意する バラを株分けで増やすには、定着した健康なバラと、以下の園芸用具が必要です。
    • 消毒済みの鋭利なナイフまたはカミソリの刃
    • 園芸ショベルまたは園芸スペード
    • 園芸用手袋
    • 大きめのバケツ 2個
    • 湿らせた新聞紙
    • 移植準備済みの区画
    • 肥沃な土
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    株分けする健康な株を選ぶ 分けた株が順調に生育して開花するように、定着した健康な株を選びます。健康な株の特徴は以下のとおりです。[12]
    • 葉がたくさん付いている
    • 株全体にまんべんなく葉が付いている
    • 花付きが良い
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    株に水を与える バラに与えるショックを最小限に抑えるために、株を掘り起こして分割する前に十分に水やりをします。こうすると、根の周囲の土が緩むため、根を傷つけることなく株を容易に掘り起こすことができます。
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    株を慎重に掘り起こす ショベルを使って株の根元から1mほど離れた場所を掘り始めます。株全体を掘り起こしますが、根を傷つけないように注意しましょう。株の周囲を掘ったら、土を手で払い落して根を露出させます。
    • 根を露出させて株の周囲を掘り起こしたら、株を地面から慎重に持ち上げます。
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    株を均等に半分に切り分ける 株を地面に寝かせるか、手押し車に載せます。消毒済みの剪定ノコギリまたはナイフを使い、株の真ん中を根まで半分に切り分けて、ふたつの同じ大きさの株にします。
    • 刃物を消毒するには、赤くなるまで炎で熱するか、30分ほど煮沸します。
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    根の湿り気を保つ 株を分割したら、それぞれの株をバケツに入れます。植え付ける区画を準備する間、バケツは日陰に置いておきます。株が乾燥しないように、湿らせた新聞紙で覆います。
    • 湿度が50%ほどあれば、株にそれほど水を与えなくても湿気を保つことができます。[13]
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    植え付け区画を準備する 元の株を掘り越した場所の土を、栄養豊富な土や有機物質と入れ替え、分割した株を肥沃な土に植え付けます。手や園芸スペードを使い、新しい土を混ぜ合わせて花壇に広げます。
    • 有機物質は、熟成したコンポストやたい肥を使うとよいでしょう。
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    ふたつの株を植え付ける 準備した花壇に、元の株と同じ深さのふたつの穴を掘ります。60cmほどの間隔をあけて穴を掘りましょう。それぞれの穴に株を入れて土を被せます。根の周りの土を手で押し固めます。
    • 植えた株に十分に水やりをします。
    • 株が定着するまでの最初の年は、株の湿気を保ちましょう。[14]

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バラを健康に保つ

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    たっぷりの日差しに当てる バラには毎日6~8時間の日射が必要です。植え付け場所を選ぶ際、直射日光が十分に当たる区画を選びましょう。
    • 暑い地域にお住いの場合は、午前10時から午後4時の最も日差しが強い時間帯に、直射日光が当たらない場所を選びましょう。一日で最も気温が高い時間に、木陰になる場所などが理想的です。
    • 冷涼な地域であれば、南向きや西向きの壁や塀の前にバラを植えると、寒風からバラを守るとともに、反射熱で暖かい環境を作ります。[15]
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    頻繁に水やりをする バラにはたっぷりの水が必要なため、特に最初の年と夏の間はしっかりと水やりをしましょう。夏には週に2回、土の奥深くまでたっぷりと水を与え、土の湿気を保ちます。
    • バラの水やりは、株元や根に局部的に灌水する点滴灌漑やソーカーホースを使うのが最適な方法です。花や葉が濡れると、病気、カビ、腐敗の原因となります。[16]
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    肥料を混ぜて土壌を改良する バラには十分な水と日射に加え、定期的な施肥も必要です。特に、開花前と開花中は重要です。4月から7月にかけての春と夏の時期には、以下のような栄養分を毎月与えましょう。
    • 窒素、リン酸、カリウムが5-10-5または5-10-10の割合で配合された顆粒肥料[17]
    • 魚由来の液体肥料
    • 海藻肥料
    • 成熟したたい肥やコンポスト
    • アルファルファを原料とする肥料
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    頻繁に剪定する 定期的な剪定を行い、病気の枝、花、葉などを除去し、株内の空気の循環を改善することで、バラの健康が促進されます。春に剪定バサミまたは剪定ノコギリを使って、枯れた花、病気の枝、古い葉を取り除きましょう。[18]
    • 春と夏の間も、ひき続き枯れた花や葉を必要に応じて切り取りましょう。

ポイント

記事の情報

この記事はKatie Gohmannが共著しています。 キャサリン・ゴーマンはテキサス州に住む園芸家です。2008年より家庭菜園を始め、プロの園芸家としても仕事を請け負っています。

カテゴリ: 園芸・ガーデニング

他言語版:

English: Propagate Roses, Español: hacer que se propaguen las rosas, Русский: разводить розы, Italiano: Propagare le Rose, Français: propager des rosiers, Bahasa Indonesia: Mengembangbiakkan Bunga Mawar, العربية: مكاثرة الورود, Nederlands: Rozen vermeerderen, Deutsch: Rosen vermehren, Tiếng Việt: Nhân giống hoa hồng

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