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バレーボールでスパイクを打つには、相手コートの床に向けて力強くボールを打たなくてはなりません。セッターがネット付近にトスを上げるのを待ち、助走からジャンプをして、スパイクで一撃を加えます。相手チームが拾う前にボールが床に落ちれば、あなたのチームに得点が入ります。スパイクの基礎を学んだら、様々な打ち方を練習してより強いスパイクが打てるように頑張りましょう。

パート 1 の 3:
スパイクの基礎

  1. 1
    定位置に入る バレーボールのルール上、ネット際でスパイクを打てるのは前衛のプレイヤーのみと決まっています。スパイクはレフト、またはライトのポジションから下に鋭い角度で打つのが一番効果的です。前衛のレフト、ライトどちらから打つにしても、ネットから3m離れた位置にある、アタックラインの後ろで助走の準備をするようにしましょう。
    • 足が長い人や歩幅の大きい人は、さらに後ろに準備しましょう。
    • 右利きの人はレフト側から、左利きの人はライト側から打った方が、おそらくより力強いスパイクが打てます。背が高い人や高く跳べる人は、センター付近から助走を始めてみましょう。
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    セッターをよく見る センターのプレイヤーは、相手へスパイクを打ちやすいネット際の地点にボールが落ちるよう、スパイクを打つ人に向かって弧を描く高いトスを上げます。トスが上げられてから助走を始めましょう。
    • スパイク練習をする際は、上手なセッターと行いましょう。打ちやすいのは、上がったのち緩やかな弧を描がきながらネット際の、ボールを仕留めるのに完璧な位置へ落ちていくトスです。
    • チームで練習をするときは、自分がスパイクを打つことをチームメイトに知らせるために、掛け声を出しましょう。多くのチームはレフト、ライト側それぞれに合図となる掛け声を作っています。自分のチームに決まった掛け声がある場合はそれを使用しましょう。
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    正しい体勢をとる ボールに身体を向け、すぐに動きせるように膝を曲げます。右利きであれば左足、左利きであれば右足を下げて立ちます。
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    1歩目を出す ボールに向かって左足を大きく1歩出します。左利きの人は反対に右足を出します。
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    力強く2歩目を出す 右足を1歩だしてスピードを出します(左利きであれば左足)。同時に両手を身体の後ろに振り、打つ準備をします。2歩目の大きさはボールの位置によって変わってきます。ボールが自分に近ければ小さく、遠ければ大きく踏み出しましょう。[1]
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    最後の1歩で両足をそろえる 両足の間隔が肩幅くらいになるように、もう1度左足を(左利きなら右足)を踏み出して膝を曲げます。両腕はまだ後ろに振り上げた状態です。
    • ジャンプの高さを出すには腕の振りが欠かせません。腕振りのタイミングが合うと、上方向への勢いが増します。タイミングを完璧に合わせる練習をしましょう。
    • バランスを崩さないよう、両足は肩幅くらいに開きましょう。
    • 頭を上げてボールが落ちてくるのをしっかり確認します。
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    丁度いい位置にボールが落ちるタイミングでジャンプする 最後の1歩を踏みこんだ時の身体の向きは、打つ方の肩がネットから離れた状態で、ネットに対して30度くらいの角度になるようにします。空中に高く跳ぶ瞬間に腕を前に振り下ろし、勢いよく上に向かってジャンプします。高く跳べば跳ぶほど、スパイクの威力は上がります。
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    手を後ろに高く上げて打つ用意をする ジャンプが最高到達点にきたとき、両腕は頭より上へ振り上げられていなければいけません。右肘(左利きなら左肘)を後ろに引き、90度に曲げます。このとき右手は頭の高さにある状態です。
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    手の平の中心でボールを打つ 指は広げすぎずに手の平を開きます。まず肩から腕を回転させ、前腕を前へしならせるように動かして、手の平で素早くボールをとらえます。そして下向きに手首のスナップを効かせることでトップスピンをかけ、相手コートへと落とします。
    • スパイクの力を最大限発揮するために、ジャンプの最高到達点でボールを打つことを心がけましょう。
    • 腕はボールを打ちながら身体の横まで振り下すと、勢いを失うことなくスパイクを打つことができます。
    • ネットを触るのはルール違反です。スパイクの後は腕を身体の後ろへ向けて降ろし、相手に点が入ってしまうのを防ぎましょう。
    • たとえ1秒でもボールを「運ぶ」または「持つ」行為はルール違反のため、気を付けましょう。
  10. 10
    着地するときに膝を曲げる バランスが取れて足首の怪我防止にもなります。着地時にネットへと落ちないよう気を付けましょう。
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    定位置に戻る 相手チームがボールを返せば、次の攻撃の準備をしなくてはいけません。ネットから下がって助走位置へ戻ります。常にボールから目を離さないようにしましょう。
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パート 2 の 3:
スパイクの威力を上げる

  1. 1
    ボールなしでスパイクの助走練習をする スパイクを打つ方法を学ぶ際に重要なのは助走の習得です。寝ていてもできるくらいにしっかりと助走を練習しましょう。アタックラインの後ろから始めることを頭に入れ、ボールの動きを想像しながら動きます。素早くて力強い助走の習得に集中しましょう。
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    できるだけ力強く腕を振る練習をする バレーボールを用意して繰り返し壁打ちをしましょう。ボールは高くトスするか軽く上げ、手を後ろへ上げてスパイクを打つ練習をします。肘を曲げて前腕をボールに向かって回転させ、前腕のスナップを前へ効かせることを意識しましょう。この動きを素早くできるほど、スパイクの威力が増します。
    • 1人で練習しても問題ありませんが、ボールをトスしてくれる人がいると、助走、ジャンプ、そして腕振りまで一通り練習できます。
    • ボールをしっかりとらえること、手首のスナップを効かせること、腕を最後まで振り下ろすことをよく意識しましょう。
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    ジャンプの高さを上げる ジャンプの高さは、最後のステップだけではなく助走全体にかかっています。勢いをつけるためにボールに向かって力強くステップを踏むことを心がけましょう。腕は、膝を曲げながら軽快に後ろに振り上げます。そしてジャンプをするときは、スパイクを打つのに最適な位置へ向かって上へ一振りし、身体全体を一気に持ち上げます。
    • できるだけ高くジャンプできるように、そして最高到達点でスパイクを打てるように練習しましょう。
    • スパイクトレーナーという器具を使用してみましょう。スパイクトレーナーはボールを高く吊るしておける器具で、高くジャンプをし、吊るされたボールを最高到達点で打つ練習ができます。
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    タイミングを身に付ける ボールを打つ正確なタイミングを知っているかどうかは、スパイクの威力に大きく影響します。ジャンプの最高到達点で下へ向けてスパイクを打てる「完璧な位置」にボールが来た時にしっかり捉えられるように、タイミングを見計らう必要があります。タイミングは最も重要な技術の1つであり、繰り返しの練習のみがスパイクの精度を上げるための鍵です。
    • タイミングのを身に付けるには上手なセッターとの練習が近道です。ジャンプの最高到達点で打てる正確な位置に高くトスを上げられるセッターと練習しましょう。
    • 助走中は常にボールの動きをよく追いましょう。指先や手の平の下の方で打ってしまったときは、タイミングが合っていなかったということです。
  5. 5
    必ず腕は最後まで振りおろす 力強いスパイクには、腕をしっかり振り下ろすことが不可欠です。最後まで振り下ろさなくては、ボールを最大のスピードで捉える前に手の勢いを止めてしまうことになります。ポイントはネットに触れずに腕を振り下ろすことです。肘を曲げながら振り下ろすと、腕を身体に近づけておけるのでネットに触れません。
  6. 6
    筋力トレーニングを行う 本気で打ち込んでいる選手は、空中へ力強く跳ぶのに役立つ筋肉を鍛えるために、ふくらはぎや腹筋、また肩関節を構成する筋肉である回旋筋腱板などに効く特別なトレーニングを行っています。高く跳ぶためのトレーニングをコーチと相談しましょう。以下にトレーニングをいくつか紹介します。
    • 腕立て伏せをします。手は床に付けて行っても構いませんし、バランスボールの上に乗せて行えば肩の安定性も高められます。腕立て伏せを15回ずつ3セット行い、力がついてきたら回数を増やしていきましょう。[2]
    • ボールを両手で持ち、頭の上から床に叩きつける練習をしましょう。メディシンボール(バレーボールの大きさ程の重いボール)を使用します。足を肩幅に広げて両手でボールを頭の上まで振り上げ、床にたたきつけます。このトレーニングは肩と腕の筋肉に効果的です。[3]
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パート 3 の 3:
ボールを仕留める

  1. 1
    スパイクの角度を意識する スパイクは、下向きに鋭い角度で打つとより力強く効果的な攻撃になります。相手が拾う間もないくらいに、ボールができるだけ早く床に落ちるのが理想です。スパイクの正しい打ち方を覚えたら、鋭角に打つ練習をしましょう。
    • 相手が届きづらそうな隙間を相手コート上に探します。相手メンバーに向かってスパイクを打つのではなく、その隙間を狙って打ちましょう。
    • ネット際の色々な場所から打ち、相手の弱みを活かした攻撃をしましょう。
    • 箱に乗って、狙ったところに打つ練習をしましょう。スパイクのジャンプをしたときの最高到達点に位置するよう、高さがある丈夫な箱の上に立ちます。誰かにボールを上げてもらい、箱の上から相手コートの標的に向かって打つ練習をしましょう。[4]
  2. 2
    ブロッカーを見る目をつける ブロッカーとは、自コートにボールが入るのを防ぐためにネット際でスパイクをブロックする相手プレイヤーのことです。どれだけ強くボールを打とうと、ブロッカーに直撃してしまえば、おそらく得点は得られないでしょう。ボールから目を離さないのは大切ですが、ブロックを免れるには視野の片隅でブロッカーを確認する力を習得する必要もあります。
    • ブロッカーを見る目を養うには、相手プレイヤーを置いての練習が効果的です。スパイク練習の際に、チームメイトにブロックをしてもらいましょう。
    • ブロッカーの届かない場所を正確に狙えば、ブロックをすり抜けることは可能です。
    • 腕を振り下ろすときは、手首のスナップを効かせるとボールにトップスピンがかかり、相手がうまくブロックするのが難しくなります。
  3. 3
    突発的に動いて相手を混乱させる ゆっくりと優雅な動きでボールに向かっていては、相手がブロック位置に入るまでの時間に余裕ができてしまいます。素早く爆発的な動きで相手の不意を突き、スパイクの決定率を上げましょう。[5]
    • 素早い動きが苦手な人は、スプリントトレーニングでスピードの向上を図りましょう。
    • ボールがトスされるまでは、助走を始めないことが大切です。動き始めるのが早すぎては、打つ前に手の内がばれてしまいます。
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    チームメートと作戦をたてる 多くの場合、バレーボールチームでは、チーム特有の合図や、フォーメーションなどの策略を練って相手チームを惑わせます。スパイクを打つ前に相手の気を散らしたり混乱させる工夫をすると、相手コートに隙間ができ、点が入りやすくなります。バレーボールのプレイに関する記事を読み、バレーの戦略や強い相手に勝つために必要なことを学びましょう。
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ポイント

  • 一番一般的なスパイクの助走の流れは、「左足、右足、左足、ジャンプ、スパイク!」です。リズムとして覚えると助走が身につきやすくなります。
  • 「はい!」や「オープン」などとボールを取る前に大きく声を出しましょう。チームメイトにあなたが取ることを知らせ、メンバーと衝突してしまうのを防げます。
  • スパイクのジャンプは、真上ではなく、ネットに向かって跳びましょう。ジャンプをタイミングよく成功させられるかによりますが、これを意識することでスパイクの威力が大きく上がります。
  • あなたがセンターのプレイヤーで、一般的にBクイックと呼ばれる、ネット近くにあがる低いトスを打つスパイクのときは、ボールが上げられる前に助走を始める必要があります。
  • ライトにトスを上げてほしい時は、「C」などと声を出してセッターに合図を出しましょう。センターの人は「B」などの掛け声、前衛以外にいるアタッカーの人は、「4」などの合図を声に出しましょう。
  • 毎回スパイクで返す必要はありません。空いている隙間にふわっと落とすプレーや、軽く相手ブロックに当ててアウトを狙う「ワイプ」というプレー、隙間を狙って直線的にボールを落とすプレーなど、相手の不意を突いて点を稼ぐ方法もあります。
  • ボールを下に落とすにはトップスピンをかける必要があり、トップスピンには打つ際の手首のスナップが欠かせません。壁打ちで、手首を鞭のように使って前にスナップを効かせる練習をしましょう。
  • ボールを下に向けて打つのが苦手な人は、垂直跳びを向上させるトレーニングを行いましょう。高く跳べるようになればボールを上からとらえられます。
  • スパイクの種類は数多く存在します。この記事で説明した方法は、あなたのコーチが教えるものとは異なる可能性もあります。
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注意事項

  • 激しい運動をする前は、必ずストレッチを行い大きな怪我の防止に努めましょう。
  • 足がネット下のセンターラインを越えると、反則となり相手に点が入ってしまいます。
  • スパイクを打つ際に手や腕がネットを超えてしまうのも反則です。
  • 団体競技のバレーボールには、スパイクを打てる人や打ち方に多くのルールが存在します。適用されている組織のルールを確認しよく理解しましょう。
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必要なもの

  • バレーボール
  • バレーボールネット
  • チームメイト最低1人
  • 膝当て
  • バレーボールシューズ(なければランニングシューズ)

このwikiHow記事について

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カテゴリ: チームスポーツ
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