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この記事では、ランダムアクセスメモリ(以下「RAM」)を増設することでWindowsパソコンの動作を速くする方法を紹介します。大抵の場合、パソコンは、既存のRAM容量が足りなくなった場合にRAMを増設できるようになっていますが、低価格のパソコンでは増設できない場合もあります。 Crucial(クルーシャル)システムスキャナーを使うと、既存のRAM、手持ちのパソコンに搭載できる最大容量、購入すべきRAMのサイズなどがわかります。また、この記事ではRAMのインストール方法、さらにUSBドライブをRAMとして使うことで、低容量RAMパソコンをスピードアップする方法も紹介しています。

方法 1
方法 1 の 4:
手持ちのパソコンのRAM容量を確認する

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    Windowsが32ビットか64ビットか確認する パソコンをスキャンする前に、オペレーティングシステムがRAM増設に対応しているかどうか確認しましょう。WindowsキーとPauseキーを同時に押し、「コンピューターの基本的な情報の表示」を開いて、「システムの種類」の記載を確認します。
    • 「32ビットオペレーティングシステム」と書かれていれば、RAMは4GBまでしか実装できません。[1] つまり、ハードウエア上にはそれ以上搭載できたとしても、Windowsは4 GBまでしか認識しないということです。
    • 「64ビットオペレーティングシステム」と書かれていれば、128 GB(Windows 10 HOME)、2 TB(Windows 10 Pro もしくは Windows 10 Education)、または6 GB(Windows 10 EnterpriseもしくはWindows 10 Enterprise for Workstations)まで増設できます。しかし、オペレーティングシステムがWindows 10 Proでも、ハードウエアが32 GBまでにしか対応していなければ、それ以上の増設はできません。
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    ブラウザで https://www.crucial.jp/ へ行く 大手RAMメーカーのCrucial(クルーシャル)は、パソコンの最大RAM容量、使用できるSIIMMやDIMMスロットの数、最適なRAMを診断する簡単な無料診断ツール「Crucialシステムスキャナー」を提供しています。まずは、RAMを増設したいパソコンでCrucialのウェブサイトを開きましょう。
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    スキャンを開始するボタンをクリックする 「100%の互換性を備えたメモリまたはストレージアップグレードを探す」という文言の下にあります。
    • 増設したいパソコン以外のパソコンを使う場合は、「コンピューターを選択する」をクリックして、メーカーと型番を選びます。
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    利用規約に同意して、 無料のスキャニングを開始するをクリックする 利用規約を読みたい場合は、利用規約のリンクをクリックして開きましょう。無料のスキャニングを開始するをクリックすると、スキャンツールが既定のダウンロードフォルダにダウンロードされます。
    • ダウンロードを開始するのに保存をクリックする必要があるかもしれません。
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    ダウンロードされたファイルをダブルクリックする 既定のダウンロードフォルダにあるCrucialScan.exeというファイルです。
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    はいをクリックしてアプリケーションを実行する クリックすると、パソコンのスキャンが始まり、ブラウザの新しいタブに結果が表示されます。
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    About your (model number)(あなたのパソコン(型番)について)までスクロールダウンする ここに以下の情報が記載されています。
    • Your computer's installed memory(このパソコンに搭載中のRAM):現在パソコンに搭載されているRAMが表示されます。「Slot(スロット)」は各スロットに挿入されているRAM のサイズを表します。例えば、パソコンに6 GBのRAMが搭載されているとすると、スロット1に4 GB、スロット2に2 GBのRAMが入っていることがわかります。また、RAMのスピードもここに表示されます(例:1600)。
      • 各スロットの値をクリックすると、各RAMの正確な型番とスピード、また、RAMの正確な製造番号もわかります。
    • Your computer's memory capability(このパソコンのRAM最大容量):搭載可能なRAMの最大容量とシステム上のRAMスロットの合計数が記載されます。
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    RAM情報の下のMax-Out Memory(メモリの最大化)をクリックする 現在のRAM容量をどのように置き換えられ、最大どのぐらいの容量にできるかが正確にわかります。例えば、16 GB搭載可能で現在8 GB(各スロットに4 GBずつ)搭載中であれば、4 GBのRAMカードを2枚とも取り外して、8 GBのRAM2枚と取り換えることができます。
    • 最大容量まで増設する必要はありません。上の例で言えば、搭載可能容量は16 GBで実際には 8 GBしか入っていませんが、片方はそのままで、もう片方の4 GBカードだけを 8 GBに取り換えて、合計12 GBにすることもできます。
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    互換性のあるRAMカードを購入する これでパソコンの最大容量が分かったので、互換性のあるRAMカードを実店舗(ヤマダ電機など)やオンラインショップ(RAMシステムスキャナーの提供元、Crucialなど)で購入することができます。 Crucialは、大企業や個人ユーザーに長年にわたってRAMを提供してきた実績があり、完全に安全で、必要なものを入手できるメーカーです。画面をスクロールダウンすると、Crucialのお勧め製品や価格が見られます。
    • デュアルチャネルやトリプルチャネルを実装したい場合は、全く同じサイズとスピードのDDR2 DIMMまたはDDR3 DIMMが必要です。DIMM同士のスピードが異なると、遅い方のDIMMのスピードでしか作動しません。
    • 一般的には、マザーボードにDIMMを搭載する限り、(2000年代以降のパソコンであればほとんど)、同一サイズのペアRAMを実装する必要は「ありません」。[2] そのため、 4 GBの DIMMと2 GB のDIMM搭載のパソコン(AcerやLenovoのノートパソコンに多い仕様)で、12 GBのRAMが欲しい場合、2 GB DIMMを 8 GB DIMMに取り換えることが可能です。 しかし、双方のDIMMのピンの数が同じであることを必ず確認しなくてはなりません。
    • 一般的に、RAMは実店舗よりもオンラインショップの方が安価ですが、店舗に出向くと店員に相談して正しい必要なパーツを買えるというメリットがあります。
    • Windows 10搭載の標準的なパソコンであれば、 6~16 GBで十分です。3Dモデリング専用ソフトウェアを使用する場合は、32 GBまでの増設を検討しましょう。
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    技術サポートスタッフに増設してもらうことも検討する RAMを購入した場合、経験豊富なプロに増設してもらうという方法もあります。自分で行う場合は、ノートパソコンまたはデスクトップの RAM増設方法に進みましょう。
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方法 2
方法 2 の 4:
ノートパソコンのRAMを増設する

  1. 1
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    電源ケーブル他すべてのアクセサリを取り外す これには、電源ケーブルやUSBアクセサリ全般、イーサネットケーブルなどが含まれます。
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    アースをとる パソコンの内部パーツが静電気によって故障してしまうのを防ぐことができます。
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    ノートパソコンの背面パネルを取り外す ノートパソコンによっては、RAM用のパネルが取り付けられていることもあれば、ノートパソコンから背面全体を取り外さなければならないこともあります。具体的な手順については、ノートパソコンの取扱説明書またはオンラインドキュメントを参照しましょう。
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    元のRAMカードを取り外す ほとんどのノートパソコンにはRAMスロットが2基しか搭載されていないので、元のRAMカードを取り外す必要がある場合があります。その場合は、レバーまたはボタンを探して押すか、ボタンがない場合はカードをスロットからそっと引いて取り外しましょう。
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    新しいRAMカードを保護袋から取り出す 接点または回路に油や汚れ、皮膚片が付かないように、RAMカードの側面の端にのみ触れるようにしましょう。
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    新しいRAMカードをスロットに挿入する 新しいRAMカードをスロットのノッチに合わせたら、カードをしっかりと押し込んで、(必要ならば)カードが水平になるようにします。他にも挿入したいカードがある場合は、この手順を繰り返しましょう。
    • デスクトップパソコンとは異なり、ノートパソコンの場合は、対応カードを必ず挿入しなければならないというわけではありませんが、カードには一定の転送速度が必要になります。
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    背面パネルを交換して、ノートパソコンの電源を入れる  Win+Pauseを押して、「システムのプロパティ」ウィンドウを開くと、「実装メモリ」という見出しの右側にRAMが表示されるはずなので、そこでオペレーティングシステムがRAMを認識していることを確認することができます。
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方法 3
方法 3 の 4:
デスクトップパソコンのRAMを増設する

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    電源ケーブル他すべての付属品を取り外す これには、電源ケーブルやUSBアクセサリ全般、イーサネットケーブルなどが含まれます。
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    アースをとる パソコンの内部パーツが静電気によって故障してしまうのを防ぐことができます。
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    PCケースを開ける RAMスロットおよび現在挿入されているカードを視覚的に調べることができるようになるため、新しいRAMカードも選びやすくなります。
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    既存のRAMカードを取り外す(任意) スペースを空けて大型のカードを挿入する、またはカードをアップグレードして高速化するために古いカードを取り外す場合は、カードの両側にあるラッチを外すか、ラッチが付いていない場合はカードをそっと引っ張れば、すぐに取り外すことができます。ラッチが外れたら、カードをまっすぐに引き出しましょう。
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    新しいカードを保護袋から取り出す 接点または回路に油や汚れ、皮膚片が付かないように、RAMカードの側面の端にのみ触れるようにしましょう。
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    新しいRAMカードをスロットのノッチに合わせる RAMカードは一方向にしか挿入できません。スロットとカードの向きが合っていることを確認しましょう。
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    RAMカードをスロットにしっかりと押し込む カードに圧力を均一に加えますが、カードを無理に押し込んではいけません。ほとんどのカードには両側にラッチが付いており、カードが正しく取り付けられたときは、留め具のところにカチッとはまるようになっています。
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    他の対応カードもスロットに挿入する 対応カードが最初に挿入したカードに対応するスロットに挿入されていることを確認しましょう。対応するスロット対は、たいてい色分けされているか、マザーボードに印字がされています。マザーボードの取扱説明書にも図が付いているはずです。
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    PCケースを閉じる ここで、先ほどまで接続していたケーブル他、USBアクセサリや周辺機器を再度接続することができます。
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    パソコンの電源を入れる  Win+Pauseを押して、「システムのプロパティ」ウィンドウを開くと、「実装メモリ」という見出しの右側にRAMが表示されるはずなので、そこでオペレーティングシステムがRAMを認識していることを確認することができます。
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方法 4
方法 4 の 4:
USBドライブをRAMとして使用する

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    USBドライブをパソコンに接続する 4 GB以下のメモリしか搭載されていないパソコンで増設ができない場合は、USBドライブを追加のRAMとして使用できます。この機能はReadyBoost(レディブースト)と呼ばれます。フラッシュドライブまたはハードドライブは、パソコンに搭載されているUSBスロットのどれかひとつに差し込めるはずです。
    • ノートパソコンの場合は、通常、本機の側面にUSBスロットが搭載されています。デスクトップパソコンの場合は、通常、本機の前面または背面、あるいはキーボードなどの周辺機器にUSBスロットが搭載されています。
    • ReadyBoostはパソコンに搭載されたRAMの容量でロードを処理しきれない時にのみ効果を発揮します。[3] そのため、RAMが4 GB以上あるパソコンでReadyBoost を使用しても、役に立ちません。また、システムドライブがSSD(ソリッドステートドライブ)の場合は、SSDがすでに高速なのでReadyBoostで補うことはできません。そのため、SSDを搭載したパソコンでは、ReadyBoostを有効にできません。
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    PCをクリックする 「エクスプローラー」ウィンドウの左端にあります。
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    USBドライブを選択する 先ほど取り付けたUSBドライブのドライブ名をクリックします。外部ストレージしか取り付けていない場合は、通常、ドライブ名が「F:」に指定されています。
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    コンピューターをクリックする ウィンドウの左上にあるタブのことです。クリックすると、コンピュータータブのすぐ下にツールバーが表示されます。
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    プロパティをクリックする ツールバーの左端にある赤いチェックマークが付いた白い四角形のことです。クリックすると、フラッシュドライブの「プロパティ」ウィンドウが開きます。
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    ReadyBoostタブをクリックする 「プロパティ」ウィンドウの上部にあります。
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    「このデバイスを使用する」のチェックボックスにチェックを入れる ページの中央にあります。クリックすると、フラッシュドライブで使用可能な最大容量までRAMを使用することができるようになります。
    • お使いのパソコンが対応している最大容量以上のRAMを使用することはできません。
    • 「ReadyBoost」にフラッシュドライブの情報が表示されるまでに数秒待たなければならない場合があります。
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    適用をクリックしてから、OKをクリックする どちらもウィンドウの下部にあります。「適用」をクリックして設定を保存すると、USBドライブの空き容量がRAMの使用量に適用されます。
    • USBドライブを取り外した後に、もう一度RAMとして使用する場合は、「ReadyBoost」メニューに戻って、USBドライブをRAMに設定しなければなりません。
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注意事項

  • こうしたハードウェアの設置を行うときは、電源コードを電源に差し込んだままにしてはいけません。電源が壁のコンセントに接続されている限り、そこには電流が流れています。その電流は、パソコンの電源を入れられるほど強くはありませんが、かなりの電気ショックを与えたり、コネクタをショートさせたりするには十分な強さがあります。
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このwikiHow記事について

Nicole Levine, MFA
共著者 ::
IT専門家
この記事の共著者 : Nicole Levine, MFA. ニコール・レヴィンはwikiHowに勤務するテクノロジーライター兼編集者です。技術文章の作成に関し20年以上の経験があり、現在まで大手のウェブホスティング会社やソフトウェア開発会社のチームリーダーを務めてきました。ポートランド州立大学にてクリエイティブライティングの修士号を取得し、様々な教育施設にて作文、小説創作、Zine(個人制作の冊子)の作り方について講義を行っています。 この記事は7,816回アクセスされました。
カテゴリ: コンピューター
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