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自動車のパワーウィンドウは本当に便利ですが、突然、窓が閉まらなくなったらどうしますか?そんなピンチのときはこの記事を読んで、動かないパワーウィンドウを手早く閉める方法を学び、車の内装を保護しましょう。また、再発を防ぐため、動かなくなるそもそもの原因を突き止めましょう。原因の多くは、修理を依頼しなくても自分で直せるものです。

方法 1
方法 1 の 2:
ウィンドウを閉める

  1. 1
    初めに、パワーウィンドウロックがオフになっているかを確認します。パワーウィンドウは子供がいたずらしないようロックをかけられるようになっています。知らないうちにそのロックがオンになっていると、ウィンドウスイッチで開閉できなくなります。ありがちなので、そうなっていないか確認しましょう。[1]
    • よくわからない場合は、パワーウィンドウスイッチのオンオフを切り替えて、その都度違いが生じるかを確かめましょう。これで問題が解消できれば、しめたものです。後日、笑い話になるでしょう。
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    ほかのドアのウィンドウスイッチを試します。動かないウィンドウが運転席のサイドウィンドウである場合を除き、問題のウィンドウを操作するためのスイッチは少なくともあと1つ車内にあるはずです。[2]
    • たとえば、助手席側のドアのウィンドウスイッチで助手席のサイドウィンドウを開閉できない場合は、運転席側のドアにあるマスタースイッチを使って試しましょう。
  3. 3
    ドアを勢いよく閉めて、ウィンドウの位置を正常に戻します。ウィンドウの位置がずれていると、通常はわかります。レギュレーターの旋回音が聞こえるのに何も起きないのがそれです。 単にドアをバンと閉めるだけでウィンドウを正常な位置に戻せる場合もあります。[3]
    • 可能であれば、ウィンドウの「閉」スイッチを押しながら、ドアをバンと閉めてみましょう。
    • また、モーターが劣化している場合は、ドアをバンと閉めるとモーターが復活することもあります。モーターは直らなくても、ウィンドウを直せるかもしれません。
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    ドアを勢いよく閉めても直らない場合は、ドアの中央を叩きます。手のひら全体または手首に近い部分でドアを強く叩きましょう。この方法でウィンドウを正常な位置に戻し、モーターで開閉できるようにします。スイッチを押しながら行いましょう。[4]
    • または、ウィンドウに沿ってドア上部を叩いてみましょう。そこに何かが引っ掛かっている場合、叩いたはずみで解消できることがあります。
    • または、ウィンドウモーターがあるあたりでドアを強くドンと叩いてみましょう(通常は下側)。 モーターの動きが鈍くなっている場合、叩いた振動によって正常に動くことがあります。
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    両手のひらでウィンドウを挟んで持ち上げます。開いたドアの端に立って、一方の手のひらをウィンドウの外側に、もう一方の手のひらを内側に当てます。両手のひらでガラスを押さえ、ゆっくり動かしてウィンドウを引き上げます。[5]
    • 手のひらで挟めるほどウィンドウが上がっていない場合は、手で挟めるくらいまで指で引き出しましょう。
    • ゆっくりと気をつけて動かしましょう。モーターが作動して勝手にパワーウィンドウが動き始めると、指を挟まれる可能性があります!
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方法 2
方法 2 の 2:
ウィンドウの引っ掛かりを修理する

  1. 1
    ウィンドウのスロットからごみを取り除きます。ウィンドウを開けたまま車を屋外に駐車していた場合、小枝などのごみか何かがウィンドウのスロットに詰まるかもしれません。ごみを取り除けば、ウィンドウは再び正常に動くはずです。[6]
    • 窓ガラスのゴム部(サイドウインドウモール)を調べましょう。ここに破損がある場合、自分で修理するのはそれほど難しくありません。
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    ウィンドウの開閉を妨げる原因となるドアのへこみを出します。小さなへこみでも不適切な場所にあると、ウィンドウを押さえつけている可能性があります。通常、小さなへこみなら自分で修復可能です。また、へこんだ衝撃でウィンドウの位置がずれたら、モーターでは動かせないということもあり得ます。[7]
    • ウィンドウの位置を戻すために、ウィンドウスイッチを「閉」方向に押したままドアをバンと閉めてみましょう。それで動かない場合は、ドアのパネルを外してスロットを正しい位置に戻す必要があるかもしれません。
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    どのウィンドウも動かない場合は、ヒューズが飛んでいるので交換します。[8] 通常、ヒューズボックスは車の運転席から手の届く位置にある小さなパネルの中にあります。車の取扱説明書に、どのヒューズが何用かを示す図が載っています。パネルを開き、ウィンドウに関係するヒューズを調べましょう。ワイヤー部が溶けたり焼けたりしていたら、そのヒューズは飛んでいます。ヒューズはカー用品店で数百円で購入できます。[9]
    • ヒューズの交換はとても簡単です。古い方を外して新しい方をさせば完了です。修理を依頼する必要はありません
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    車の電機系統をリセットするために、バッテリー本体を外すリセットを試します。最初にマイナスのリード線を外し、次にプラスのリード線を外します。バッテリーを車から完全に取り外して脇に置きます。次に、プラスとマイナスのリード線を合わせて、30分以上接触させます。2本のリード線を離したら、バッテリーを元に戻します。こうして電気系統をリセットすると、パワーウィンドウの問題が解決するかもしれません。[10]
    • 2本のリード線はもともとバッテリーにつながっていたので、お互いをつなげても問題ありません。短くて届かない場合は、ブースターケーブルを延長コードのようにして使いましょう。
    • バッテリーは必ず完全に車から取り出しましょう。バッテリーを車の中に残したままリード線を外しただけだと、リード線が滑ってバッテリーに触れ、電気系統がショートする可能性があります。
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    スイッチを押しても何も起こらない場合は、スイッチを交換します。スイッチを押したとき、きしむ音やゴトゴト鳴る音が聞こえたら、おそらくウィンドウモーターが劣化しています。しかし、スイッチを押したときに何も起こらない場合、あるいはカチカチ鳴る音がかすかに聞こえる場合は、おそらくスイッチが原因です。幸い、スイッチは容易に自分で交換できます。[11]
    • 車内の別のスイッチを使って、問題のウィンドウを開閉してみましょう。それが助手席のウィンドウで、運転席のドアにあるマスタースイッチを使って動かせる場合は、 確実に助手席のドアのスイッチ(あるいはそこにつながる配線)に問題があります。
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    ドアパネルを取り外してモーターを交換します。留め具などの位置を知っていれば、ほとんどの車でインナードアパネルは簡単に外せます。自分の車の年式、メーカー、モデルに対応した完全な修理マニュアル(ドアの図が載っているもの)をインターネットで探しましょう。ウィンドウが動かなくなるまでの数週間、ウィンドウを開閉するときに甲高い音やきしむ音がしていたら、ウィンドウモーターが壊れかかっていると言えます。[12]
    • インナードアパネルを外したら、ウィンドウモーターとウィンドウそれ自体への配線が見えます。モーターが問題なら、通常は自分で簡単に交換できます。かなり単純な作業です。
    • 残念ながら、モーター単体を交換することはできません。レギュレーター部品を丸ごと取り換える必要があります。パワーウィンドウレギュレーターと一緒にカー用品店で販売されています。
    • モーターを交換する前に、先にもっと手早く簡単な方法を試しましょう。自分で交換するのは「可能」ですが、2時間ほどかかるでしょう。
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注意事項

  • ウィンドウを閉めることができても、動かない原因を解明して問題が二度と起こらないよう修理するまでは開けないようにしましょう。癖でついウィンドウを開けないように、スイッチにテープを貼ってもよいでしょう。
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このwikiHow記事について

Duston Maynes
共著者 ::
自動車修理技術者
wikiHow共著者の一人、Duston Maynesがこの記事を共著しています。wikiHow共著者は、可能な限り正確でわかりやすい記事を提供するため、wikiHow編集者と緊密に協力しあっています。 この記事は2,837回アクセスされました。
カテゴリ: 自動車修理 | 趣味・DIY
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