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保存容器や工作プロジェクトに、ガラスのビンを再利用したいと考える人は少なくないでしょう。残念ながら多くの場合、これらのビンには頑固ではがしにくいやっかいなラベルが付いています。また、ラベルの紙部分やのりが、水を使ったりこすったりしても取れずに残ってしまうこともあります。しかし、テクニックを使えばビンのラベルは簡単にはがせ、ラベルのはがれ残りもうまく取り除けます。

方法 1
方法 1 の 5:

酢を使う

  1. 1
    シンクかバケツに熱いお湯をはります。ビンが完全に浸るほどの深さのお湯が必要です。2個以上のビンのラベルをはがしたいときは、お湯の深さは大きい方のビンに合わせます。お湯が熱ければ熱いほど、ラベルに使われているのりが溶けます。[1]
  2. 2
    少量の食器用洗剤を加えます。洗剤が無いときには、手洗い用の石鹸でも問題ありません。ラベルの粘着を弱め、はがれやすくします。
  3. 3
    数カップの酢を加えます。酢は酸性なので、ラベルをビンに接着するのりを溶かすことができます。これにより、ラベルや残りかすがはがれやすくなります。[2]
  4. 4
    ビンをシンクに入れます。ビンのふたを外し、ビンを横に倒して内部に水を入れてシンクの底に沈めましましょう。
  5. 5
    数分間待ちます。待つ時間が長いほど、酢の作用でラベルののりがはがしやすくなります。10分間経ったら確かめてみるとよいでしょう。頑固なラベルでも30分間ほど浸ければ十分なはずです。
  6. 6
    お湯の中からビンを取り出し、ラベルをはがします。簡単にはがすことができます。はがれずに残る部分があれば、ナイロンスポンジでこすりましょう。
  7. 7
    きれいな水でビンを洗い、水気を拭き取って乾かします。ラベルがはがれたら、ビンを洗い、清潔なタオルで拭きましょう。これで、いつでもそのビンを使うことができます。
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方法 2
方法 2 の 5:

除光液を使う

  1. 1
    初めにラベルをできる限りはがします。ラベルがなかなかはがれないときには、洗剤を入れたぬるま湯に10分間浸けてからラベルをはがします。いくらか残る部分があっても問題ありません。[3]
    • プラスチックの容器には除光液やアセトンを使わないようにします。プラスチックの場合は容器に変形や変色が起こる可能性があります。代わりにアルコールを使ってこする方法がありますが、あまり効果は期待できないでしょう。
  2. 2
    キッチンペーパー、布巾、またはナイロンスポンジに少量の除光液をしみ込ませます。[4] ビンに残ったラベルの残留物が少なければ、キッチンペーパーを使いましょう。多くの残留物があるときには、ナイロンスポンジでこすりましょう。アセトンを使用する場合も同様にします。アルコールを使ってこする方法でも効くかもしれませんが、除光液やアセトンほどの効果は期待できないでしょう。わずかな残留物には良いでしょう。
  3. 3
    小さく円を描くように、ラベルが残った部分をこすります。除光液やアセトンに含まれる化学物質がのりを溶かし、こすり落としやすくします。不十分なときには除光液またはアセトンをつけ足して使いましょう。
  4. 4
    洗剤を混ぜたぬるま湯でビンを洗います。食品を入れるためにビンを再利用したい場合は特にしっかりと洗いましょう。ビンがきれいになったら、清潔なタオルで拭いてから使いましょう。
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方法 3
方法 3 の 5:

油と重曹を使う

  1. 1
    できる限り自分でラベルをはがします。ラベルがビンにこびりついている場合は、洗剤を加えたぬるま湯に数分間ビンを浸してからラベルをはがしましょう。ラベルの紙やのりがいくらか残ることがありますが、問題ありません。[5]
  2. 2
    重曹と油を同じ割合で混ぜ合わせます。キャノーラ油、オリーブオイル、サラダ油など、調理用油ならどれを使っても問題ありません。[6] 調理用油が無ければ、ベビーオイルでも代用が可能です。
    • 小さなビンに使うなら、それぞれ大さじ1杯程度あればよいでしょう。[7]
    • 残っているのが のり少量のときは、重曹なしの油のみでも取り除けるでしょう。[8] しかし、紙も残っている場合は研磨効果のある重曹が必要です。
  3. 3
    ビンにペーストを塗り込みます。最も残留物が多い部分を集中的にこすりましょう。指、キッチンペーパー、布巾などを使ってこすりましょう。
  4. 4
    10~30分間待ちます。[9] [10] この間に残留物に油がしみ込んで溶け、後に除去しやすくなります。
  5. 5
    ナイロンスポンジかスチールウールを使ってペーストを取り除きます。[11] 小さく円を描くようにしてペーストをこすりましょう。これにより、残ったラベルの紙やのりが重曹によってこすり落とされます。
  6. 6
    水と石鹸でビンを洗い、タオルで拭いて乾かします。まだ残っている部分があれば、数滴の油とキッチンペーパーで拭き取りましょう。
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方法 4
方法 4 の 5:

ヘアドライヤーを使う

  1. 1
    設定温度を高くします。この方法は、効果がある場合とそうでない場合があることに注意しましょう。ヘアドライヤーから高温の風が出て、ラベルが頑固でない場合には効果が出るでしょう。[12]
  2. 2
    ラベルに45秒間ヘアドライヤーの熱風を当てます。熱によってのりが乾燥してもろくなることで、ラベルがはがしやすくなります。
  3. 3
    ラベルの角からはがします。必要であれば爪やカミソリの刃を使って、ラベルをはがしましょう。簡単にはがれない場合は、再度45秒間ドライヤーの熱風を当ててから試しましょう。[13]
  4. 4
    何か残った部分があればオリーブオイルを使って拭き取り、洗剤とお湯で洗います。キッチンペーパーに数滴のオリーブオイルを垂らし、ラベルが残った部分を優しくこすって取り除きましょう。[14] オイルを落とすために、ぬるま湯と洗剤でビンを洗い、清潔なタオルで拭いて乾燥させます。
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方法 5
方法 5 の 5:

炭酸ソーダを使う

  1. 1
    シンクに熱いお湯をはります。横に倒したビンが完全に浸る深さのお湯が必要です。2個以上のビンのラベルをはがしたいときは、お湯の深さは大きい方のビンに合わせましょう。
  2. 2
    炭酸ソーダ90gをお湯に入れます。溶けるようにお湯を手でかき混ぜましょう。[15]
  3. 3
    ビンを開け、お湯に浸して30分間ほど待ちます。ビンが沈むように中に水を入れましょう。[16] 30分間ちょうど待つ必要はありませんが、十分に水がラベルにしみ込み、のりが溶けるまで待つようにしましょう。
  4. 4
    ビンを取り出して、ラベルをはがします。ラベルはするっと簡単にはがれるでしょう。はがれずに残る部分があれば、まずは指でこすりましょう。簡単に取り除けなければ、次の方法を試しましょう。
  5. 5
    こびりついた部分には、さらに炭酸ソーダを使います。はがれずに残った部分があれば、ナイロンスポンジに炭酸ソーダをふりかけて、優しくこすり落としましょう。
  6. 6
    きれいな水でビンを洗い、水気を拭き取って乾かします。汚れていないビンにも、炭酸ソーダが残留している可能性があります。ラベルをはがしたら、きれいな水で洗い流し、タオルで拭いて乾かしましょう。
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ポイント

  • ナイロンスポンジが無いときは、柔らかめのブラシを使いましょう。
  • 頑固なラベルには、いくつかの方法を組み合わせる必要があるかもしれません。
  • ビンに日付のスタンプがある場合は、除光液またはアセトンを使って拭き取りましょう。
  • 偶然見つかった、こんな方法もあります。沸騰したお湯をビンに注ぎ、数分間待ってからお湯を流して、ラベルをはがしましょう。ふたのラベルでも同様です。
  • 沸点に近い熱湯を使う場合は、急激な温度の変化によってビンが割れるのを防ぐため、ビンを初めに少し温めましょう。
  • プラスチック容器は、溶ける可能性があることに気を付けましょう。
  • ビンは再利用が可能ですが、ビンに中身がくっつくことがあるため、中に残っている食べ物などをまずはしっかりきれいに洗いましょう。
  • 時間と労力を節約するため、初めにビンのラベルを万能ナイフやカミソリ、果物ナイフで削りましょう。シールはがしの製品をたっぷり塗って20分間ほど置き、キッチンペーパーで拭き取りましょう。その後ぬるま湯と洗剤を使ってビンを洗いましょう。
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注意事項

  • ヘアドライヤーを使うときは、ビンが熱くなるので気を付けましょう。
  • プラスチック容器にはヘアドライヤーを使わないようにしましょう。熱でプラスチックが溶けることがあります。
  • プラスチック容器には、除光液またはアセトンを使わないようにしましょう。
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必要なもの

酢を使う方法

  • シンクまたはバケツ
  • 食器用洗剤
  • ナイロンスポンジ(必要な場合)

炭酸ソーダを使う方法

  • シンクまたはバケツ
  • 炭酸ソーダ
  • ナイロンスポンジ(必要な場合)

除光液を使う方法

  • 除光液またはアセトン
  • キッチンペーパー、タオルまたはナイロンスポンジ

油と重曹を使う方法で必要なもの

  • 油(キャノーラ油、オリーブオイル、サラダ油など)
  • 重曹
  • ナイロンスポンジ

ヘアドライヤーを使う方法

  • ヘアドライヤー
  • オリーブオイル(必要な場合)
  • キッチンペーパー

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このwikiHow記事について

April Jordan
共著者 ::
サステイナビリティ専門家
この記事の共著者 : April Jordan. サステイナビリティ専門家のエイプリル・ジョーダンは倫理的・道理的なファッションと生活様式を推奨するブログ「The Ethical Edit」の設立者です。同ブログではサステイナビリティに関する情報を理解しやすく説明。エシカル・サスステイナブルブランドの検証も掲載しています。サステイナビリティ及びマーケティングとコミュニケーションに関しそれぞれ5年以上の経験を有し、自身の技能をいかし世界をより良い場所に変えることに注力しています。 この記事は26,660回アクセスされました。
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