耳のピアスは自分らしいおしゃれに最適なアイテムですが、細菌感染などの思いがけない副作用をもたらすこともあります。ピアスホールの感染が疑われる場合は、まず医療機関に相談しましょう。自宅では患部を清潔に保ち、早期の回復を促します。また、耳たぶ以外の場所に開ける軟骨ピアスは特に重篤な感染を起こしがちな上、傷跡が残りやすいため、感染が疑われる場合は直ちに医師の診察を受けることが大切です。 [1]ピアスホールの治療中は、患部を傷つけたり刺激しないように注意しましょう。数週間で元通りになるはずです。

パート 1 の 3:
家庭でできる手当て

  1. 1
    細菌感染したピアスホールを触る前には手を洗う 手についた汚れや細菌が広がり、感染症を悪化させることがあります。患部の消毒や手当をする前には、お湯と抗菌石鹸で手をよく洗いましょう。[2]
  2. 2
    患部周辺の膿を綿棒で取り除く 綿棒の先を抗菌石鹸か生理食塩水で濡らします。患部から出た液体や膿をそっと綿棒で拭き取ります。 しかし、皮やかさぶたは患部の治癒を促すため、剥がしてはいけません。 [3]
    • 終わったら綿棒は廃棄します。両方のピアスホールが感染している場合は、左右にそれぞれ別の綿棒を使いましょう。
  3. 3
    生理食塩水で患部を洗浄する 生理食塩水を作るには、240mlのぬるま湯に小さじ半分の食塩を加えます。滅菌コットンかガーゼを生理食塩水に浸し、耳たぶのピアスホール部分の表裏を優しく拭きます。これを1日に2回行い、患部を清潔に保ちましょう。[4]
    • 生理食塩水で拭くと患部が少ししみるかもしれませんが、激痛というほどではないはずです。激痛があれば医師に連絡しましょう。
    • 消毒用アルコールやアルコールを含む液剤を患部に使うことは避けましょう。炎症を起こし、治りが遅くなることがあります。[5]
    • 生理食塩水で拭いた後はペーパータオル、ティッシュ、綿棒などで水分を拭き取ります。タオルを使うと患部が炎症を起こすことがあるため、避けましょう。
    • 両方のピアスホールが感染を起こしている場合は、それぞれに別のガーゼや綿棒を使いましょう。
  4. 4
    温湿布で痛みを緩和する お湯や温かい生理食塩水に小さめのタオルを浸します。耳たぶに3~4分程度当てます。痛みを抑えたい時に、必要に応じて繰り返しましょう。[6]
    • 温湿布の後は、ペーパータオルやティッシュで軽く押さえて水分を拭き取ります。
  5. 5
    市販の鎮静剤で痛みを抑える イブプロフェン(ノーシン)、アセトアミノフェン(タイラノール)などで一時的に痛みを抑えることができます。容器に記載された使用上の注意をよく読んで服用しましょう。[7]
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パート 2 の 3:
医療機関による治療

  1. 1
    感染を疑ったら直ちに受診する ピアスホールの細菌感染が重篤な合併症を引き起こすこともあります。痛み、赤み、膿の滲出が見られる場合は医療機関を受診しましょう。[8]
    • ピアスホールが細菌感染すると、その周りが赤くなったり腫れたりします。ヒリヒリ、ズキズキした痛みを感じる、触ると熱を持っているといった症状が出ることがあります。
    • 患部から出た分泌液や膿を医師に見せましょう。膿は黄色、もしくは白っぽい色をしています。
    • 発熱がある場合は直ちに受診しましょう。 発熱はより深刻な感染症のサインです。
    • 一般的に、ピアスホールを開けてから2~4週間以内に細菌感染することが多いものの、何年も経ってからでも感染症を起こす可能性はあります。[9]
  2. 2
    医師の指示がない限り、ピアスはそのままにする ピアスを取り外すと、治りが悪くなったり、膿瘍ができる原因になることがあります。そのため、受診するまではピアスはそのままにしておきましょう。[10]
    • ピアスをしたままの状態で触る、ひねる、いじるなどしてはいけません。
    • ピアスをそのままにするかどうかは、医師の指示に従いましょう。取り外すべきだと医師が判断すれば、外してもらえます。医師の許可があるまで、再度ピアスをしてはいけません。
  3. 3
    軽い感染には抗生剤軟膏を塗る 医師から処方薬が出されるか、市販の薬を勧められるでしょう。医師の指示に従って、患部に抗生剤軟膏(クリーム)を塗りましょう。[11]
    • 市販の軟膏やクリームにはドルマイシン軟膏やテラマイシン軟膏があります。
  4. 4
    重篤な感染症には処方薬を服用する 発熱がある、感染が重篤といった場合には、塗り薬ではなく経口薬を処方されることがあります。医師の指示に従って服用しましょう。感染が治まったように見えても、もらった抗生剤はすべて飲み切りましょう。[12]
    • 軟骨ピアスが感染を起こすと、多くの場合薬の服用が必要になります。
  5. 5
    膿瘍ができた場合は除去してもらう 膿瘍は一局部に膿がたくさん堆積してできる塊です。膿瘍ができた場合は、医療機関で排膿してもらいましょう。初診でも、その日のうちに外来で処置できます。 [13]
    • 排膿を促すための温湿布や、膿瘍の切開が行われるでしょう。
  6. 6
    軟骨ピアスの重篤な感染には手術が必要なこともある 軟骨ピアスは耳たぶに開けるピアスよりも危険性が高いため、感染を起こした場合には直ちに医療機関を受診しましょう。 感染がひどい場合は軟骨を除去する手術が必要な場合があります。[14]
    • 耳の軟骨は耳たぶの上、外耳上部の厚みのある部分です。
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パート 3 の 3:
ピアスホールの保護

  1. 1
    不必要に耳やピアスホールを触らない 消毒やピアスの取り外し以外には、耳に触れてはいけません。また、患部に衣類や電話などを近づけすぎないように注意しましょう。[15]
    • 感染が治るまで、ヘッドフォンを使ってはいけません。
    • 感染した方の耳に電話を当てることは避けましょう。両方とも感染してしまった場合は、スピーカーにして通話しましょう。
    • 髪が長い人は髪をお団子やポニーテールにして、耳に髪がかからないようにしましょう。
    • 就寝時には、できるだけ感染した耳を下にしないように注意しましょう。感染が広がらないように、清潔なシーツや枕カバーを使いましょう。
  2. 2
    感染症が治り、ピアスホールが完成するまで水泳は避ける 一般的に、ピアスを開けてから6週間は水泳をするべきではありません。感染を起こした場合は、感染が完全に治まり、ピアスホールが完成するまで待ちましょう。[16]
  3. 3
    金属(ニッケル)アレルギーがある人は抗アレルギーピアスを使う 感染ではなくニッケルアレルギーだと診断される場合もあります。その場合は、純銀、金、サージカルスチールなどのニッケルを含まず、アレルギー反応を起こしにくい金属でできたピアスを使用しましょう。[17]
    • 金属アレルギーの場合は、ピアスホール部の乾燥、赤み、かゆみなどの症状が見られます。
    • 金属アレルギーがあるのにニッケルのピアスをつけ続けると、再感染の危険性が高くなります。
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注意事項

  • 軟骨ピアスが細菌感染した場合は、直ちに医師の診察を受けましょう。正しい処置を受けないと、 瘢痕が残る可能性があります。
  • 医療機関を受診せず、自己流で感染の手当てをしてはいけません。特に、皮膚の感染症で最も一般的なブドウ球菌感染症は、正しい治療をしないと重症化する場合があります。
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このwikiHow記事について

Luba Lee, FNP-BC, MS
共著者
治験審査委員
この記事の共著者 Luba Lee, FNP-BC, MS. ルーバ・リーはテネシー州に住む家庭医療を専門とするナース・プラクティショナー(一定レベルの診断や治療を行うことが許可されている上級看護師)です。2006年にテネシー大学にて 看護学修士号を取得しています。 この記事は1,716回アクセスされました。
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