エンジンの調子が悪く排気ガスが多い場合は、ピストンリングの汚れが原因かもしれません。このような問題を解決するには何をすれば良いでしょう? 大抵は、ピストンリングを適切に洗浄すれば問題は解決します。ただし、自動車整備の経験が少ない人にとっては大変な作業になるかもしれません。ここでは、一般的な質問に答える形でピストンリングを洗浄する方法を紹介します。

方法 1 の 7:
ピストンリングの役割は?

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    ピストンリングは、燃料と排気ガスがエンジンに漏れるのを防ぎます。普通の車には、各ピストンにピストンリングが3本ずつ取り付けられています。エンジンの稼働中は3本のリングがセットとなって作用し、燃焼ガスやオイルがエンジンに漏れるのを防ぐので、車が正常に走行します。[1]
    • 3本のピストンリングは、ピストンの上から順にトップリング、セカンドリング、オイルリングと呼ばれています。3本がセットとなってエンジンをきれいに保ちます。
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方法 2 の 7:
ピストンリングが汚れているかどうかを確認するには?

  1. 1
    ピストンリングが汚れていると、エンジンの出力が低下したり排気ガスが多くなったりします。時間の経過とともに、ピストンリングの周りにはオイルやカーボンなどが付着して動きが悪くなり、固着してしまうこともあります。そうなると、オイルとガスがエンジンに漏れ出し、エンジンの機能が低下します。ピストンリングの汚れの主な兆候として、白や黒の排気ガスが増加したり加速時にエンジンの出力が低下したりします。[2]
    • 排気ガスの増加や出力の低下を引き起こす他の原因もあります。原因がわからなければ、整備士に点検を依頼しましょう。
    • ピストンリングの不具合や破損の可能性もあり、その場合は交換する必要があります。

方法 3 の 7:
ピストンリングを自分で洗浄できる?

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    自動車整備の経験があれば問題ないでしょう。最も簡単な方法を用いても、ピストンリングの洗浄は手間がかかる作業です。また、手順を間違えるとエンジンが損傷する恐れがあります。車やエンジンの整備に慣れていない場合は、専門家に任せるのが一番です。車の整備に慣れていて自信があれば、自分で洗浄できるでしょう。
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方法 4 の 7:
ピストンリングの洗浄に最も適した方法は?

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    最も適しているのは、ピストンリングを外して汚れをこすり落とす方法です。大がかりな作業になるでしょう。オイルをすべて排出し、すべての配線とチューブを外し、エンジンとトランスミッションをつなぐボルトを外し、エンジンを取り出す必要があります。取り出したエンジンの下部からピストンをすべて外し、ピストンから3本のピストンリングを外しましょう。ピストンの溝にパーツクリーナーをスプレーします。平らな工具でピストンの溝をこすり、汚れやカーボンを落としましょう。ピストンリングにもパーツクリーナーをスプレーし、布で汚れを拭き取ります。洗浄が完了したらピストンを取り付け、エンジンを元に戻しましょう。[3]
    • ピストンリングクリーナーという特殊な工具があるので、それを使うと汚れを落としやすいでしょう。また、サイズが溝にぴったりなので、古いピストンリングを使う整備士もいます。
    • ほとんどのパーツクリーナーを使うことができます。脱脂剤やカーボンクリーナーを使う場合は、自動車用の製品を選びましょう。
    • 自動車整備の技術を必要とする複雑な作業になるので、整備の経験がない人は専門家に任せるのが一番です。

方法 5 の 7:
ピストンリングを外さずに洗浄する方法は?

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    インジェクタークリーナーをピストンに注いで汚れを溶かしましょう。エンジンを分解せずに素早く洗浄する方法です。初めに、エンジンからスパークプラグをすべて外しましょう。スパークプラグが取り付けられていたすべての穴にクリーナーを注ぎます。ピストンの汚れが溶けるように、8~10時間放置しましょう。その後、スパークプラグを外したまま、エンジンを数秒間クランキングさせてクリーナーを除去します。最後に、スパークプラグを取り付けてエンジンを始動しましょう。[4]
    • この方法ではピストンリングを完全にきれいにすることはできませんが、汚れの一部が溶けるのでエンジンの調子が良くなるでしょう。
    • インジェクタークリーナーをこぼしたり入れすぎたりしないように注意しましょう。クリーナーをこぼさないように、漏斗を使います。
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方法 6 の 7:
エンジンフラッシングを行うとピストンリングはきれいになる?

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    ピストンリングの洗浄にはなりませんが、動きが良くなるでしょう。エンジンフラッシングは、エンジン内部にオイルを循環させて溜まった汚れを落とす方法です。ピストンリングに付着した汚れが部分的に落ちて固着が解消されるので、一時的に動きが改善するかもしれませんが長期的な解決策ではありません。エンジンフラッシングを行っても、ピストンとその周囲の汚れをきれいに落とすことはできないでしょう。[5]
    • エンジンフラッシングは、エンジン内部の汚れを落として正常に稼働させるためには有効な手段ですが、ピストンリングの洗浄には適していません。

方法 7 の 7:
ピストンリングの汚れを防ぐ方法は?

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    全く汚れないようにする方法はありませんが、メンテナンスによって汚れを抑えることは可能です。運転すれば車の部品が汚れるのは当然のことで、全く汚れないようにするのは不可能でしょう。しかし、メンテナンスによって汚れの蓄積を抑えることはできます。汚れを完全に防ぐことはできませんが、汚れが溜まりにくくなるのでエンジンが正常に稼働し続けるでしょう。[6]
    • エンジン内部の汚れやカーボンの量を抑えるために、良質のガソリンを使いましょう。
    • すべてがスムーズに作動するように、車のオイルを常に補充しておきましょう。
    • メーカーが推奨するタイミングで、エンジンオイルとオイルフィルターを交換しましょう。
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ポイント

  • 車の定期点検を受けると、深刻な事態に陥る前にピストンリングの汚れなどの問題を発見できます。
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注意事項

  • 自動車整備の方法がよくわからなければ、専門家に任せましょう。手順を間違えるとエンジンが損傷し、車が安全に走行できなくなる恐れがあります。
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カテゴリ: 自動車
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