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ピーマンは生の状態からそのまま直接冷凍することもできますが、解凍後に調理する予定であれば、熱湯で湯通ししてから冷凍するとよいかもしれません。また、他の方法でも冷凍可能です。この記事では、冷凍する際の基本的な手順を説明します。

パート 1
パート 1 の 4:

  ピーマンの下準備をする

  1. 1
    熟したピーマンを使用する 深緑色で硬い質感のピーマンを使用します。[1]
    • できるだけ新鮮なピーマンを使用します。家庭菜園からピーマンを直接収穫するのが最適ですが、スーパーなどで状態のよいものを選べるのであれば購入して使用してもよいでしょう。
    • 即ピーマンを冷凍できない場合は、一時的に冷蔵庫で保管して24時間以内に冷凍しましょう。
    • ピーマンの色が薄い、または柔らかい箇所や腐っている部分がある場合は使用してはいけません。また、熟しすぎていたり、数日間放置していたピーマンも使用しないようにしましょう。
  2. 2
    ピーマン全体をきれいにする 冷水またはぬるま湯でピーマンを洗い流しましょう。[2]
    • 指で優しくこすり、付着している汚れを落とします。野菜用ブラシでピーマンをこすると硬い毛によってへこんだり皮が傷つく場合があるため、ブラシの使用は避けましょう。
    • 清潔なキッチンタオルで拭き、よく乾かしましょう。
  3. 3
    種を取り除き、好みの大きさに切る 少なくともヘタと種は取り除き、半分に切る必要があります。[3]
    • 切れ味のよい果物ナイフなどでヘタ周りを切ります。ゆっくりとヘタを持ち上げ、この工程で種の大部分を取り除いておきましょう。
    • ピーマンを左右に半分に切ります。半分に切ったピーマンをそれぞれ洗い流し、外れている種を取り除きます。必要に応じて、種が付いている残りの部分をナイフで切り取るとよいかもしれません。
    • ピーマンは半分のままの状態でも、さらに小さく切ってもよいでしょう。例えば、角切り、約1cmの大きさに刻む、細切り、薄い輪切りなどにすることもできます。切り方は好みによりますが、解凍後にピーマンを使用する時の形を考慮して決めるとよいでしょう。
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パート 2
パート 2 の 4:

  ピーマンを湯通しする

  1. 1
    湯通しする必要があるかどうかを判断する 解凍後に調理する予定の場合にのみ、湯通しします。[4]
    • 生のまま火を通さない料理にピーマンを使用する予定であれば、湯通ししてはいけません。この場合は湯通しの工程を全て省略し、そのまま冷凍工程に進みましょう。生のまま凍らせたピーマンは、解凍するとシャキシャキした食感になります。 [5]
    • 一方で、加熱する料理にピーマンを使用する場合は、湯通しは重要な工程です。湯通しの効果により、時間の経過と共に栄養素や風味、色を破壊する酵素や細菌を取り除くことが可能です。その結果、ピーマンの元の状態と新鮮さを冷凍庫内で長期間維持できるでしょう。
  2. 2
    大きい深鍋に水を入れる 調理コンロを強火に設定して湯を沸騰させます。[6]
    • 深鍋には水を2/3程度まで入れます。湯通し中に水位が大幅に低下した場合は、再び鍋の2/3の位置まで湯を追加します。
    • 湯を完全に沸騰させてから工程を進めましょう。
  3. 3
    大きいボウルに氷水を用意する 製氷皿の全ての氷、または角氷10個強程度を大きいボウルに入れます。ボウルの約2/3の位置まで冷水を注ぎましょう。[7]
    • 工程全体を通して適切な低水温を維持するため、必要に応じて氷を随時追加しましょう。
    • 最低でも深鍋と同じ大きさのボウルを使用しましょう。
  4. 4
    ピーマンを湯通しする ピーマンを沸騰した湯に入れ、短時間そのままにします。[8]
    • 半分に切ったピーマンであれば、3分間湯通しします。細切りや角切り、輪切りにしたピーマンは2分間のみ湯通しが必要です。[9]
    • ピーマンを湯に入れた瞬間から湯通し時間を計り始めます。
    • 同じ湯を使用して5回分のピーマンの湯通しができます。
  5. 5
    ピーマンを素早く氷水に浸す 湯通しが終わり次第、穴あきスプーンでピーマンを沸騰している湯から取り出して氷水に入れます。[10]
    • 氷水によってピーマンの温度が素早く下がり、それ以上予熱で火が通りません。
    • 湯通し時間と同じ時間、ピーマンを冷ましましょう。
  6. 6
    水気をよく切る ピーマンをザルに移し、水気が切れるまでそのまま置きましょう。
    • または穴あきスプーンでピーマンを氷水から取り出し、清潔なキッチンタオルの上に置きましょう。
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パート 3
パート 3 の 4:

  ピーマンを冷凍する

  1. 1
    天板にピーマンを広げる 半分または小さく切ったピーマンが互いに重なったり触れないようにして、一層の状態で天板に並べます。[11]
    • この作業を行うと、凍らせたピーマンの全体数を確認して分けたり、一部だけを使用することができるようになるため、1度に全てを使い切らずに済むでしょう。
    • 冷凍する際にピーマン同士が触れているとくっついてしまうため、個々のピーマンを離すにはまず解凍しなければならなくなります。
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    ピーマンを天板にのせたまま冷凍する[12]  ピーマンをのせた天板を冷凍庫に入れ、完全に凍るまでそのまま置きます。
    • ナイフを使用してもピーマンが砕けたり切れない状態になるまで、カチカチに完全に凍らせます。
    • 冷凍には数時間かかる場合があります。小さく切ったピーマンよりも半分や大きめのピーマンのほうが凍るまでに時間がかかるでしょう。
  3. 3
    ピーマンを冷凍可能な袋か容器に移す 凍ったピーマンを天板から取り出し、冷凍用の再封可能なビニール袋か冷凍可能なプラスチック容器に移しましょう。[13]
    • 事前にピーマンの湯通しをした場合は、冷凍過程で膨張してもよいように容器の上部に約1cmの隙間を空けておきましょう。湯通ししなかった場合は、隙間を空ける必要はありません。
    • ガラス容器は冷凍庫に入れると割れたり砕ける恐れがあるため、使用は控えたほうがよいでしょう。
    • ピーマンをビニール袋に入れて保存する場合は、できる限りの空気を押し出して密閉します。余分な空気が残っていると冷凍焼けする可能性が高くなります。
    • 真空の密閉袋の使用が理想的ですが、必須ではありません。
    • 冷凍庫内での保存期間を把握するために、袋や容器にその日の日付を記載したラベルを貼りましょう。
  4. 4
    使用する時まで冷凍庫で保管する 使用前に解凍するか、冷凍状態のまま調理しましょう。
    • 湯通ししていないピーマンは最長8ヶ月間保存可能です。
    • 湯通ししたピーマンは、容器の密閉性や冷凍庫の温度によって9~14ヶ月間保存可能です。
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パート 4
パート 4 の 4:

 その他の方法を試す

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    ピーマンに肉などを詰めてから冷凍する 種を取り除いたピーマンの中に引き肉、米、トマトソースなどの材料を詰めます。調理に必要になるまで冷凍保存しましょう。[14]
    • 牛ひき肉または豚ひき肉450g、ニンニクのみじん切り1片分、塩小さじ1杯(5mL)、トマトソース500mL、刻み玉ねぎ1カップ強(約250mL)、細切りのモッツァレラチーズ約2.5カップ(500mL分)、炊いた米約2.5カップ(500mL分)を用意します。大きいボウルに入れて材料を混ぜ合わせましょう。
    • ピーマン6~8個を湯通ししてから、ピーマンの上部と種を取り除きます。沸騰した湯に入れて3分間火を通しましょう。
    • 肉などの材料をピーマンに詰めます。各ピーマンに均等に材料を入れましょう。
    • 肉詰めにしたピーマンを天板にのせて数時間冷凍するか、完全にカチカチになるまで凍らせましょう。
    • 凍らせたピーマンを個別にラップで包んでから冷凍可能なプラスチック容器に入れ、冷凍庫で再び凍らせると数ヶ月間保存できます。
    • 調理する際には、ラップを外して部分的に解凍したピーマンを約200℃のオーブンで30~40分間焼きましょう。[15]
  2. 2
    ピーマンのパテを作る ピーマンをローストしてピューレ状にすると、場所をとらないピーマンのパテが出来上がります。[16]
    • ピーマンを洗って種を取り除きます。
    • オリーブオイルを振りかけてから、約220℃のオーブンで50~60分間ローストします。
    • ローストしたピーマンの粗熱をとってから、フードプロセッサーかブレンダーでピューレ状にしましょう。
    • ワックスペーパーかクッキングシートを敷いた天板の上に、出来上がったピーマンのパテをスプーンで少量ずつ小分けにしてのせます。
    • パテを1~2時間冷凍して完全に凍らせます。
    • 平らなヘラでクッキングシートからパテを取り外します。凍らせたパテを密閉性のある冷凍可能なビニール袋か容器に移しましょう。
    • 最長で12ヶ月間、または使用するまで冷凍保存しましょう。
    • パテを調理に使用する際には、スープ、シチュー、ソース、サルサ、チリソース、その他の液体状のものに加えます。調理中にパテが溶け、ローストしたピーマンの風味が料理に加わるでしょう。
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必要なもの

  • キッチンタオル
  • 果物ナイフ
  • 深鍋
  • 大きいボウル
  • 穴あきスプーン
  • 天板
  • クッキングシートまたはワックスペーパー
  • 平らなヘラ
  • 冷凍可能なビニール袋または容器
  • ラップ

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このwikiHow記事について

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カテゴリ: 野菜と果物
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