フクロモモンガの飼い主になったばかりですか? フクロモモンガは有袋類でぎゅっと抱きしめたいほどかわいらしく、そのうえ人に懐きやすいのでペットとして飼育するのに素晴らしい動物です。フクロモモンガは雑食性で、果物、たんぱく質、脂質などの栄養バランスのよいえさを必要とします。背の高いケージの中では木の枝によじ登るなどして過ごしますが、機会があれば屋外での外遊びも大好きです。フクロモモンガが安全に楽しく過ごせる環境作りの方法を学びましょう。

パート 1 の 3:
フクロモモンガの基礎知識

  1. 1
    フクロモモンガとの信頼関係をゆっくりと築きましょう。フクロモモンガには社会性が高いという特性があります。モモンガは飼い主との間に愛情の絆を結ぶことができる動物で、じっくりと時間をかけて愛情深く触れ合うと飼い主によく懐きます。強い絆を大切にする性質があるため、裏切られると元気をなくしてしまいます。モモンガは最長15年ほど生きることを念頭に置き、生涯大切に飼えるかどうかを、飼い始めて信頼関係を築く前に真剣に考えましょう。
    • モモンガを単体で販売するブリーダーもいますが、モモンガにとっては複数飼いの方が幸せです。元気で幸せに過ごさせるには、2匹一緒の環境の方がずっと良いでしょう。
    • 袋の中で眠そうにしている時に撫でてあげると、良いスキンシップになります。
    • モモンガと仲良くなるために、例えばテントの中で一緒に遊ぶのも良い方法です。モモンガが自由に動き回れる上、どこかに挟まる心配もありません。
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    モモンガの診察が可能な動物病院を見つけましょう。犬や猫と同様にフクロモモンガも病気をします。モモンガを飼い始める前に、近所のモモンガ専門の獣医を見つけておきましょう。また、一年に一度は健康診断に連れて行きましょう。
    • オスとメスを一緒に飼う場合、近親交配を避けるためにオスの去勢手術を検討しましょう。
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    フクロモモンガの病気に注意しましょう。フクロモモンガは健康であれば比較的世話が簡単な動物ですが、必要栄養素の不足、遊び不足などの原因で病気になることがあります。モモンガの調子が悪そうだと思ったらすぐに動物病院に連れて行きましょう。フクロモモンガのかかりやすい病気は以下の通りです。[1]
    • カルシウム欠乏症 (麻痺を引き起こす。正しい給餌で予防可能)
    • 便秘や消化不良
    • 怪我 (複数飼いの場合別の個体に引っかかれる、ケージ内の尖った部分で引っかくなど)
    • ダニ、ノミ、回虫などの寄生虫
    • 高脂肪食品の摂りすぎによる肥満
    • コミュニケーション不足によるストレス
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    フクロモモンガの飼い主さんたちと交流しましょう。他の飼い主さんとモモンガの良さを語り合うのは楽しいものです。さらにモモンガを飼育する上で分からないことを教えてもらえるメリットもあります。インターネット上に多数あるモモンガ関連のフォーラムや掲示板も利用しましょう。
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    モモンガを慎重に外に連れ出しましょう。飼い主との間にしっかりとした絆ができれば外に連れて行くことも可能です。飼い主を安全な逃げ場だと思っているので、外へ逃げ出すことはまずありません。ただし、まだ信頼関係が築かれていない場合は外に連れ出すのは避けた方が良いでしょう。
    • 他の動物や大きな物音に驚いて木や配水管などを駆け上ってしまうことがあるので気をつけましょう。モモンガは逃げ足の速い動物です。
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パート 2 の 3:
住環境を整える

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    なるべく大きなケージを用意しましょう。フクロモモンガには四肢を広げて枝から枝へと滑空する特性があります。飼育下で滑空を行わせるには、充分な高さのあるケージが必要です。購入時にブリーダーがフクロモモンガを小型のケージに入れて渡してくれる場合もありますが、そのままではケージが狭すぎます。2匹飼いの場合のケージは最低でも高さ90cm×幅60cmが必要で、格子の幅は1.3cm以下にします。置き場所に余裕があれば、なるべく大きく背の高いものが良いでしょう。ケージを扱うオンラインショップやお近くのペットショップで入手できます。また、それぞれの家庭にあった大きさのケージを手作りする飼い主さんも多くいます。[2]
    • 亜鉛メッキのケージは錆びやすく、モモンガの尿路感染症の原因となることがあるので避けましょう。
    • モモンガが登りやすいように、ケージは金網か横格子のものにしましょう。
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    床材を入れた大型トレイにケージを設置しましょう。こうしておくと床材が排泄物や食べ残しを吸収し、汚れた床材を簡単に交換できます。トレイはプラスチックか金属製が適しています。床材はハムスターなど小動物用の紙製巣材、猫のトイレ用砂、犬用ペットシートなど毒性のないものを使います。床材は一週間に1回程度取り替えましょう。
    • ウッドチップなどの木製の巣材は、含有油脂がモモンガの呼吸器系に悪影響を及ぼすことがあるため避けましょう。モモンガの健康を害する恐れがあります。
    • 巣材を買わずに、新聞紙など家庭にある毒性のない素材を使うこともできます。
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    巣を入れてあげましょう。フクロモモンガは夜行性で自然環境では樹上で眠ります。飼育下でこの環境を再現するには、木製の鳥の巣箱 (マンザニータやユーカリなど安全な木でできたもの) か上部に入り口のあるフリースの寝袋などを使います。巣箱や寝袋は、モモンガがいつでも柵を登って入れるように、ケージ側面の金網や柵にプラスチックのナスカンで固定しましょう。
    • 巣が毒性のない素材で作られていることを確認しましょう。フリースや外側が綿100%素材でできている寝袋や、薬品処理されていないマンザニータ、りんご、ユーカリなどの木で作られた巣箱が良いでしょう。モモンガに最適な住環境を整えるために寝袋と巣箱の両方を用意できれば一番良いでしょう。その際、モモンガの爪に引っかからないように縫い目や継ぎ目が表に出ていないものを選びましょう。
    • 中をくり抜いたココナツも良い巣になります。いくつかケージに入れてあげると喜ぶでしょう。
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    安全な木の枝やおもちゃをケージに入れましょう。フクロモモンガは頭が良いので、好奇心を刺激する環境を必要とします。触る、匂いをかぐ、登るなどできる面白いアイテムをケージに入れ、モモンガの好奇心を刺激しましょう。自然環境を再現するために、木の枝をケージ側面に取り付けます。ベビー用のおもちゃは大抵モモンガにも安心して使えます。また、モモンガ専門店でプラスチックのおもちゃを買ってもよいでしょう。ハムスター用の回し車は必ず中心に軸のないものを選びましょう。軸があるものはモモンガの尻尾が絡みつくことがあり危険です。おもちゃやケージ内のものは定期的な入れ替えや場所の移動を行いましょう。
    • モモンガにとって最高の環境を整えるための情報をインターネットで入手しましょう。モモンガ関連のフォーラムには、おもちゃやケージに入れると良いアイテムのアイデアが満載です。
    • 刺激の少ない環境ではモモンガは元気がなくなり、そのストレスが慢性的な病気の原因になることがあります。
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パート 3 の 3:
フクロモモンガのえさ

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    健康的なえさを与えましょう。フクロモモンガはオーストラリア原産で、野生では樹液、鳥の卵、トカゲ、昆虫、などを捕食します。そのため、フクロモモンガのえさは既製品をそのまま与えるのではなく、その生態にあったものを適量用意することが大切です。ネットではフクロモモンガのえさのレシピがいくつか紹介されています。「フクロモモンガ レシピ」で検索し、フクロモモンガに最適な食生活について詳しく調べてみましょう。これらのサイトでは果物や野菜を毎晩与えることを推奨しています。レシピの分量をきちんと守り、適量を与えましょう。果物も野菜もカルシウムを含むため、栄養不良による後ろ足の麻痺を予防します。よく調べて与えやすい餌を選びましょう。また、ペレットだけでの飼育は絶対に避けましょう。ペレットはおやつには適していますが、それだけでは食物繊維もたんぱく質も不足しているからです。[3]
    • モモンガのえさ作りは時間がかかるように思えるかもしれませんが、慣れれば1日で1週間分を用意することができます。その際、たんぱく質、糖質、脂質の栄養比率をきちんと守ることと、健康維持に必要なミネラルを与えることが大切です。
    • ドッグフードやキャットフードのような他の動物用のえさを与えないで下さい。これらのペットフードにはフクロモモンガの成長に必要な栄養素が含まれていません。
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    おやつを用意しておきます。モモンガはおやつを好むので、おやつを与えて信頼関係を築きましょう。最も栄養価が高いのはミールワームです。ミールワームは与えるのに勇気がいりますが、かわいいモモンガが大喜びする様子を見ればその気持ち悪さにも耐えられるでしょう (ペットショップでプラスティックのピンセットを購入できます)。
    • それ以外のおやつとしては果物、ドライパパイヤやドライココナツ (硫黄処理されていないもの)、小動物用ヨーグルトドロップ、松の実 (量を制限すること)、豆などが良いでしょう。またヨーグルトやすりおろしりんご、べビーフードも大好きです。バナナやパイナップルなどの果物をクリームチーズや生クリームで和えたフルーツサラダや、鶏肉とりんごを煮たものも大好物です。
    • おやつを選ぶときは人工甘味料、着色料などの人工的な原材料を含まないものにしましょう。
    • フクロモモンガに砂糖、キャンディー、チョコレートを与えないで下さい。体調不良の原因になります。
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    えさと水は常にケージに入れておきます。水用とえさ用の金属の器をケージの床に置きましょう。水は常にいっぱいにしておきますが、餌はたくさん入れず、飼育頭数×1回分だけにしましょう。夜になって食べ残しがあれば処分して、次の朝に新しいものを入れましょう。[4]
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ポイント

  • 屋内でモモンガを放すときは、迷子になる、隙間に挟まるなどしないように見守りましょう。
  • フクロモモンガは有袋類でリスの仲間ではありません。ナッツ類は与えないで下さい。
  • モモンガが自由に動けるように充分に大きなケージを用意しましょう。
  • お住まいの地域で外来動物としてのフクロモモンガの飼育が合法かどうかを確認しましょう。ハムスターやモルモットなどと同様に「小動物ペット」とみなされることもあります。
  • 里親になることを検討しましょう。フクロモモンガの可愛さにつられて衝動買いしてしまい、思ったより世話が大変だと知って手放す人も少なくありません。モモンガとの信頼関係を築くのが多少大変かもしれませんが、里親になる価値は十分にあります。

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注意事項

  • モモンガは驚くと噛みます。噛むというよりつまむ程度ですが、それでもモモンガが驚いたことは二度と繰り返さないで下さい。
  • 原因は不明ですが、モモンガはレジ袋の音を怖がります。
  • 果物の摂取は制限し、グレープフルーツは与えないで下さい。酸の強いものを与え過ぎると死に至る事があります。
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カテゴリ: ペット・動物
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