フラワーアレンジメントを作る方法

共同執筆者 Poppie Rodriguez

この記事には:フラワーアレンジメントのプランを練る花と道具の準備アレンジメントを作る出典

フラワーアレンジメントは、華やかなアートとして昔から親しまれていますが、完璧にバランスのとれた作品に仕上げるには、豊かな知識が必要だと考える人も少なくありません。世界各地で花を生けるスタイルは違っても、人々は花やアレンジメントに象徴的な意味を持たせて楽しんでいます。花やアレンジメントに関する専門的な知識はなくても、基本的なガイドラインに沿ってアレンジすると、美しく魅力的なフラワーアレンジメントに仕上がります。まずは「パート1」から始めてみましょう。

パート 1
フラワーアレンジメントのプランを練る

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    季節の花を選びましょう。旬の花は手軽に購入できるうえ、アレンジメントで四季を表現することができます。結婚式、記念日、誕生日などの特別な機会のアレンジメントは、特に効果的な演出になるでしょう。
    • 春:春に人気の花は、水仙、牡丹、チューリップ、スイートピー、ナルキッソス、ヒヤシンス、アネモネ、ラナンキュラス、ライラック、ヒエンソウ、ボロニアなどです。
    • 夏:夏によく使われる花は、ユリ、ガーベラ、ヒマワリ、キンギョソウ、アジサイ、ラークスパ―、フリージア、ラベンダー、ワスレナグサ、カイガラサルビア、菊、月下香などです。
    • 秋:秋には、ダリア、マリゴールド、ジニア、スターチス、菊、アスターなどが使われます。
    • 冬:冬には、椿、ポインセチア、アマナ、スターゲイザーリリー、ジャスミン、ヒイラギ、コスモス、アマリリスなどに人気があります。
    • 通年:一年中出回っている花は、ラン、クチナシ、バラ、スズラン、カーネーション、カスミソウ、プロテア、マツムシソウ、エリカ、グラジオラス、ユーカリ、カラーなどです。[1]
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    花器を選びましょう。アレンジメントのスタイルに合わせて、花器を選びます。器の高さ、重さ、形などが生ける花に合って入れば、どのような器も花器として使えます。
    • 縦長、細身、またはラッパ型の花瓶は、ユリやモントブレチア(クロコスミア)などの繊細で茎が細い品種に適しています。また、背が低く幅広の花瓶には、バラや菊などの茎が短い大輪の花が向いています。
    • 想像力を働かせ、一般的な花瓶以外にもあらゆる器を試してみましょう。エッグスタンド、シャンペンボトル、広口のボウル、古いブーツ、傘立て、ティーカップ、キャンドルホルダーなど、何でも花器として利用することができます。[2]
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    差し色を添えましょう。色使いはフラワーアレンジメントの重要な要素ですが、色の組み合わせ方の厳密なルールはありません。アレンジメントのスタイルや雰囲気で組み合わせも変化します。それでも、押さえておくべきいくつかのポイントはあります。
    • いきいきとした快活な雰囲気を出すには、アレンジメントに挿し色を加えましょう。新鮮さを添える明るい緑に、赤やオレンジの花を配置します。または、ピンクと紫の花々にカスミソウを足し、柔らな雰囲気に仕上げましょう。
    • 異なる品種の花を同色または同系色でまとめましょう。緑の葉を周りに配置すると、アレンジメントに深みを持たせます。
    • あるいは、オレンジ、白、黄色のガーベラ、ピンクと紫のチューリップのように、異なる色の同品種の花を集めて生けてもよいでしょう。
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    質感を添えましょう。フラワーアレンジメントに使える素材は、花だけに限りません。葉物、枝物、季節のアイテムなどを用いて、質感を楽しみましょう。
    • 背の高い草、枝付ベリー、柳、トウモロコシの茎、スイバ、アヤメの葉などを添えてみましょう。
    • 松ぼっくり、カボチャ、ヒイラギの枝、ベリー類、フルーツや野菜などを加えると、季節に合った演出をすることができます。
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    アレンジメントの置き場所を選びましょう。最後に、アレンジメントの目的と置き場所を考慮します。アレンジメントを飾る部屋の色合いや雰囲気に合わせて、アレンジメントのデザインを決めます。置き場所の広さも考慮しましょう。
    • 例えば、鮮やかな色彩の花は、暗い廊下を明るくしたり、モノトーンのバスルームに華やかさを添えます。一方、柔らかなパステルカラーの花は、風通しと日当たりの良い部屋に似合うでしょう。
    • アレンジメントを置く場所に合わせて、大きさを決めましょう。小さな花器に生けられたカラフルなデイジーは、コーヒーテーブルでは可愛らしく映えますが、キッチンカウンターには小さすぎて目立たないでしょう。また、背の高い花瓶は、廊下のチェストの上には向いていますが、ダイニングテーブルの上では会話の邪魔になります。[3]

パート 2
花と道具の準備

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    必要な道具を用意しましょう。フラワーアレンジメントを始める前に、手元に必要な道具を揃えておきます。こうすると、効率よく作業を進めることができます。アレンジメントのタイプによって、下記のすべての道具、またはいくつかの道具が必要です。
    • 花を生ける清潔な花器 花瓶、ボウル、バスケットなど、花の大きさや本数を考慮して選びましょう。 
    • 花を固定するオアシス(フローラルフォーム)または剣山 広口の花器を使う場合に使用します。
    • 花を束ねるフローラルテープまたは輪ゴム 細くて背が高い花器を使う場合は特に必要です。
    • 茎を切る鋭利なナイフまたは園芸バサミ
    • 切り花延命剤(切り花に添付される薬品)
    • 新聞紙を敷いた清潔で十分な広さのある作業場
    • アレンジメントに使う花と葉
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    茎を切って葉を落とします。花を生ける前に、茎を切ることが大切です。こうすると、花が水をよく吸収し、新鮮さが保たれます。鋭利なナイフか園芸バサミを使い、茎の先端から約2.5 cmの箇所を斜めに切り落とします。キッチンバサミを使うと、茎が裂けて水を十分に吸収できないため、この作業には適していません。
    • アレンジメントをする前に、花を一時的に花瓶に入れておく場合は、生ける直前に再度茎を切りましょう。
    • 水に沈むすべての葉を、生ける前に切り落とします。葉が水に浸かるとやがて腐敗し、水を汚す原因になります。[4]
    • バラを新鮮に保つには、茎を切った直後に2.5 cmほどの熱湯に浸します。お湯が冷めるまで放置し、再度茎を切って水に生けます。茶色の包装紙で花を覆い、熱から守りましょう。[5]
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    花器を用意します。次に、花瓶、ボウル、箱など、フラワーアレンジメントに使用する花器を準備しましょう。汚れのない清潔な花器を使いましょう。
    • オアシスを使う場合は、切り花延命剤を入れた水に15分間浸し、鋭利なナイフを使って花器の形に合わせて切り取ります。オアシスはアレンジメントを固定するとともに、茎に水を供給します。水を含んだオアシスを花器に入れて、フローラルテープで固定します。
    • 剣山や格子状の花留め(大輪の花や枝物の支えに便利)を使う場合は、花器に入れてテープやフラワーアレンジメント用の接着剤で固定します。
    • 葉の付いた枝を花器の底で交差させる手もあります。こうすると、天然の花留めとしてアレンジメントを固定することができます。
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    花器に水を入れます。剣山や格子状の花留めを使ったり、花をそのまま生ける場合は、この段階で花器に水を入れます。オアシスを使う場合は、さらに水を入れる必要はありません。
    • 花器に水を入れ、一袋の切り花延命剤を加えます。延命剤がない場合は、代わりに2~3滴の漂白剤を入れましょう。漂白剤の抗菌作用で、新鮮な状態が長く保たれます。
    • 蕾の開花を早めるには、水の代わりにぬるま湯を使いましょう。この方法は、バラやラナンキュラスなどの硬い蕾に効果があります。[6]

パート 3
アレンジメントを作る

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    主役となる大きな花から生けましょう。アレンジメントを作る際、最初に一番大きな花や主要な花を生けます。
    • 異なる種類の花を1本づつ配置するのではなく、まず同じタイプの花を生けます。そして、次の同じ品種、形、色の花ごとに均等に配置すると、バランスの取れたアレンジメントに仕上がります。
    • 花器の外側から、花を円形に生けていきましょう。湿ったオアシスを使うと、茎をスムーズに挿し込めるはずです。うまくいかない場合は、鋭利な道具でオアシスに穴を空け、茎を挿し込みましょう。この際、茎の直径より大きな穴を空けると、花を固定できないため、注意が必要です。
    • アレンジメントを回転させ、どこから見ても同じであることを確認しながら花を生けましょう。回転台を使うと、作業がしやすくなります。
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    花を重ねて生けます。最初の一周を生けたら、次の一周には違う種類の花を使います。
    • この花の円は中心から作っていきます。内側の花の茎を少し長めに切り、外側に向かってドーム状に生けましょう。丘に咲く花々のイメージで、アレンジメントを仕上げましょう。
    • この要領で、アレンジメントのサイズや花の本数を考慮しながら、異なる種類の花を重ねていきましょう。
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    一周には奇数本の花を使います。1品種につき奇数本の花を使うのは、フラワーアレンジメントの基本的なルールのひとつです。
    • 例えば、外側に7本の赤いバラ、その内側に5本の白いバラを生け、バラの間に3本のカスミソウをちりばめます。
    • このように奇数本の花で生けると、アレンジメントが自然な仕上がりになります。
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    高さと幅に注意を払いましょう。アレンジメントの高さと幅のバランスは、花を生けるうえで考慮すべき大切な点です。
    • 一般的なルールは、アレンジメントの高さを、使う花器の1.5倍にすることです。
    • アレンジメントの幅に関する厳密なルールはありせんが、高さとのバランスを考慮することが大切です。
    • アレンジメントを回転させ、高さと幅のバランスが取れているかを確認しながら生けましょう。
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    葉やベリーなどのアクセントを最後に加えます。花のアレンジメントが完了したら、葉物、枝物、ベリー類などのデコレーションを添えましょう。
    • これらの添え物は、アレンジメントには重要な要素です。アレンジメントにアクセントや質感を与えるばかりでなく、葉や枝はそれぞれの花を隔てて空気の循環を良くするため、花を長持ちさせます。
    • アレンジメントに添え物を加えると、花が実際より多く見えるため、豪華なアレンジメントを安価に仕上げることができます。[3]

ポイント

  • フラワーアレンジメントが完成したら、直射日光が当たる場所や温度が高い場所、また果物の近くは避けて置きましょう。このような場所では、花が早く萎れてしまいます。また、忘れずに水の補給をして、花器の水は数日おきに替えましょう。
  • 家庭にある様々な容器を花器として利用し、豪華で個性的なアレンジメントを作ることができます。花を茎から切り取り、水を張ったボウルにキャンドルと一緒に浮かべたり、ティーポットに小さな花束を飾ってもよいでしょう。一般的な花瓶を使う場合は、底に砂、小石、またはガラスビーズを敷く手もあります。こうすると、小石が茎を支えるとともに、いっそう素敵なアレンジメントに仕上がります。
  • 花粉が付いているおしべは根元から切り取りましょう。花粉が付着すると、花びらや付近の物が変色します。また、おしべを取り除いて受粉を防ぐと、花を長持ちさせることができます。
  • 茎の切り口を熱したフライパンに素早く押し当てて焼くと、茎が炭化して花が長持ちするとも言われています。
  • 手を目安として使い、主役になる大きな花同士の間隔をとりましょう。均整のとれた美しいアレンジメントに仕上がります。

記事の情報

この記事はPoppie Rodriguezが共著しています。 ポピー・ロドリゲスはカリフォルニア州にあるフラワーショップ、「Sashay Floral」の設立者兼オーナーです。ポピーは25年以上にわたり花屋業界に携わってきました。現在は自身の店、Sashay Floralのフラワーデザイナーとして、結婚式や企業イベント用のフラワーアレンジメントを手掛けています。

カテゴリ: 園芸・ガーデニング

他言語版:

English: Arrange Flowers, Español: arreglar flores, Deutsch: Blumen arrangieren, Русский: создать цветочную композицию, 中文: 插花, Français: réaliser une composition florale, Nederlands: Bloemschikken

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