フルコース料理でもてなす方法

共同執筆者 Vanna Tran

フルコース料理とは3種類以上の料理を順に提供する料理のことです。一般的に、特定の人や行事に敬意を表して開かれる贅沢な催しの際に、このような料理がふるまわれます。主催者としてフルコース料理でもてなすには、事前にメニューを決めることから始めましょう。用意する料理の数とその内容を決定します。次に、料理を始める前にテーブルセッティングを行いましょう。こうすると時間の節約になり、料理を提供するまでの間お客様と過ごすことができます。最後に、それぞれの料理を提供します。新しい料理を出す前に汚れた食器をさげて、お客様の水とワインが十分に足りているか確認しましょう。

パート 1 の 3:
準備を始める

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    事前にメニューを決めます。複数の料理を提供するコース料理は、調理に時間がかかります。あらかじめ計画しておくと、各料理を調理する時間を十分に取ることができます。メニューを決める際は、できたてで提供する料理を1~2種類決めて、その他の料理は前もって調理できるものを選びましょう。
    • スープ、パスタソース、グレイビーソース、パンは前日に準備して保存しておくことができます。
    • 異なる調理器具で調理する料理を選びます。例えば、オーブンで調理する料理ばかりを選ぶと、調理時間が足りなくなってしまいます。[1]
    専門家情報
    VT

    Vanna Tran

    料理家
    家庭料理の名人であるヴァナ・トランは、幼少の頃から母親と一緒に料理をしてきました。5年以上にわたりサンフランシスコ・ベイエリアにてフードイベントやポップアップレストラン(空き店舗を活用して期間限定でオープンするレストラン)を主催しています。
    VT
    Vanna Tran
    料理家

    料理家ヴァナ・トランさんのアドバイス 「各料理を個々に提供する場合は、調理と盛り付けにかかる時間を事前に考慮しておきましょう。それぞれの料理を出す直前に調理するより、1~2種類の料理はあらかじめ準備しておくほうが合理的です。中でも、調理に時間がかかる料理は事前に準備しておきましょう」

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    調理を始める前にテーブルセッティングを行います。こうするとお客様が到着してもあせらずに、調理する時間を十分に取ることができます。[2] テーブルセッティングの方法は、提供する料理の数によって異なります。テーブルセッティングの例は次の通りです。
    • すべての椅子の前にプレースマットとチャージャープレートを置きます。チャージャープレートはデザートを提供するまでそのまま使います。
    • デザート用のフォークとスプーンをチャージャープレートの奥に水平に置きます。
    • フォークやナイフを使う順番に並べます。最初に使うものを外側に、最後に使うものが皿のすぐ隣になるように配置しましょう。
    • 水用のグラスとワイングラスはプレースマットの右上隅近くに置きましょう。
    • デザート皿とコーヒーカップは料理が終わってから運ぶのが一般的です。[3]
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    調理した料理を適切な温度で保存します。サラダやガスパチョなど冷たい料理は、ラップで覆ってから冷蔵庫で保存します。温かい料理は、アルミホイルで覆ってオーブンで保温しましょう。オーブンは最低温度に設定しておきます。
    • ほとんどのオーブンには「保温」設定があります。この機能を使うと、料理を焦がすことなく保温できます。
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    人を雇うことを検討してみましょう。コース料理全体をケータリングサービスに頼むと高額になるかもしれませんが、調理、洗浄、料理の提供をしてくれる人を雇うと、台所で忙しくするかわりにお客様との食事をゆっくり楽しめるでしょう。[4]
    • 調理から配膳まですべてをケータリングサービスに依頼するには予算が足りない場合は、地元のケータリングサービス業者にサービススタッフ(配膳係)のみの派遣が可能か聞いてみましょう。調理は自分で行い、自宅に派遣されたスタッフに料理の提供をお願いすることができます。
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パート 2 の 3:
料理を決める

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    何種類の料理を提供するか決めましょう。フルコース料理は、3~20種類の料理で成り立ちますが、最近では提供する料理を6種類に限定している主催者が多くいます。[5] あまり多くの料理を出そうとすると、すべてを適切に調理する時間やお客様と過ごす時間が足りなくなるかもしれません。また、料理それぞれに専用の食器やフォーク類を準備する必要があります。提供する料理に足りるだけの食器類を用意しておきましょう。
    • 3品コースは、前菜、メイン料理、デザートが一般的です。
    • 4品コースは、スープ、前菜、メイン料理、デザートです。
    • 5品コースは、スープ、前菜、サラダ、メイン料理、デザートです。
    • 6品コースは、アミューズブーシュ、スープ、前菜、メイン料理、デザートです。
    • 7品コースは、アミューズブーシュ、スープ、前菜、メイン料理、デザート、コーヒーや紅茶とミニャルディーズ(一口デザート)です。
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    アミューズブーシュを用意します。通常スープや前菜の前に、小さな前菜用の皿で提供します。この料理は、1口大の塩味料理1~2種類で構成され、これから提供されるコース料理の風味を暗示するものでもあります。[6] 人気のあるアミューズブーシュは次の通りです。
    • クリーミーデビルドエッグ
    • ハーブ入りクリームチーズを塗ったクロスティーニのトースト
    • オーブンで焼いた桃を載せた、小さなくし形切りの柔らかいブリーチーズ[7]
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    スープを用意します。スープは前菜の前または前菜の代わりに提供されるのが一般的です。小さなスープボウルに盛り付け、スープ用の丸いスプーンでいただきます。季節によって様々なスープを選ぶことができますが、次のようなスープがあります。
    • 夏には冷たいガスパチョ
    • 冬には温かくクリーミーなロブスタービスク
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    前菜を用意します。前菜はメイン料理を紹介する料理なので、ヨーロッパの多くの地域でアントレと呼ばれています。小さな肉の切り身、季節の野菜、でんぷん質の食物、ソースを小さな前菜用の皿に盛りつけるのが特徴です。[8] 前菜の例は次の通りです。
    • マリナラソース(トマトソースの一種)を添えたラビオリのから揚げ数個
    • パン粉とハーブを詰めて焼いたボタンマッシュルーム
    • タルタルソースを添えた小さなクラブケーキ[9]
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    サラダを用意します。ヨーロッパには、メイン料理の後にサラダを提供する地域もありますが、先に提供するのがより一般的になってきています。[10] サラダは通常、季節の野菜と風味豊かなドレッシングが特徴です。一般的なサラダは次の通りです。
    • 酸味のあるヴィネグレットソースを添えた、新鮮なレタス、トマト、玉ねぎのシンプルなガーデンサラダ
    • オリーブ、レタス、赤玉ねぎ、フェタチーズ で作るピリッとした風味のギリシア風サラダ。
    • 甘酸っぱい東南アジア風のパパイヤサラダ。
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    メイン料理を用意します。メイン料理はディナープレートで提供します。通常この料理は、焼く、揚げる、オーブン焼きなどで調理したたんぱく質に副菜としての野菜とパンを組み合わせます。[11] パンを提供する場合は、必ずパン皿とバターナイフをプレースマットの左上隅に用意しておきましょう。メイン料理の例は次の通りです。
    • 鶏肉、魚、子牛肉のカツレツを載せたボリュームのあるパスタ料理
    • 厚めに切った牛肩肉のローストビーフ にじゃがいも、にんじん、玉ねぎを添えた一皿
    • 豚ヒレ肉の直火焼き のスライスにほうれん草のクリーム煮を添えた一皿
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    デザートを用意します。デザートは小さな前菜用の皿に盛りつけ、専用のスプーンやフォークとともに提供します。ケーキ、パイ、その他甘いものと一緒にデザートワインを提供するのが一般的ですが、デザートの代わりにチーズとクラッカーを提供する人もいます。[12] デザートの例は次の通りです。
    • ブリーチーズ、ゴーダチーズ、ブルーチーズなど、ソフトチーズとハードチーズを組み合わせてチーズの盛り合わせを作りましょう。トーストした温かいクラッカーを添えて提供します。[13]
    • ベルベットのようなチョコレートケーキ を小さく切って盛り付け、甘いポートワインとともに提供します。
    • タルトや甘いレモンバーを辛口の白ワインとともに提供します。
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    ミニャルディーズを提供します。ミニャルディーズは小さな1口サイズのデザートで、紅茶やコーヒーとともに提供します。[14] この料理は食事の終わりを意味します。一般的なミニャルディーズは次の通りです。
    • プティフールと呼ばれる、クリームなどで飾った小さな四角いケーキ
    • バターたっぷりの小さなマドレーヌ
    • 1口サイズのマカロン
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パート 3 の 3:
料理を提供する

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    新しい料理を提供する前に使い終わった皿をさげましょう。すべてのお客様が食べ終えたら、チャージャープレートと使っていないフォーク類は残して、汚れた皿をさげましょう。[15]チャージャープレートの上に用意しておいた次の料理の皿を載せて料理を提供します。
    • 料理と料理の間に台所で準備する時間を少し取っておき、皿に盛り付けましょう。
    • チャージャープレートは、デザートを提供するまでそのまま置いておきます。
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    飲み物をどのように提供するか考えましょう。フルコース料理でもてなす際は、ほとんどの場合に水とワインも提供します。場所に余裕があれば、テーブルに水差しとワインボトルを置き、お客様に自分で注いでもらう家庭的な方法で飲み物を提供しましょう。こうすると、時間の節約になり落ち着いて料理をいただくことができます。
    • 水差しやワインボトルをテーブルに置かない場合は、主催者がお客様のグラスを補充する必要があります。
    • サービススタッフの派遣を依頼した場合は、そのスタッフが主催者の代わりにお客様のグラスに飲み物を注いで回ります。
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    デザートの前にすべての皿をさげます。デザートの準備ができたら、パン皿、メイン料理の皿、ナイフやフォーク類、チャージャープレートをさげましょう。テーブル上のプレースマットの奥に、デザート用のフォークとスプーンだけを残します。[16] こうするとテーブルが広々として、お客様が食事を消化しながらゆったりとデザートを楽しむことができます。
    • デザートとともに、デザートワイン、ポートワイン、ブランデー、スコッチウイスキーを提供する人もいます。
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Vanna Tran
料理家
wikiHowコミュニティーの信頼できる共著者の一人、Vanna Tranがこの記事を共著しています。家庭料理の名人であるヴァナ・トランは、幼少の頃から母親と一緒に料理をしてきました。5年以上にわたりサンフランシスコ・ベイエリアにてフードイベントやポップアップレストラン(空き店舗を活用して期間限定でオープンするレストラン)を主催しています。
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