ブドウの木を栽培してみたいと思ったことはありませんか?ブドウの木は見た目も美しく、果実には様々な利用法があり、最も古くから栽培されてきた植物のひとつです。ブドウは一般的に挿し木や接ぎ木をして増やしますが、やる気(なかなか大変な作業です!)と根気(時間がかかります!)があれば、ブドウを種から育てることができます。記事を読み進めて、栽培方法を学びましょう。

パート 1 の 3:
ブドウの品種を選ぶ

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    適切な品種を選ぶ 世界には1万種類以上のブドウがあると言われています。ブドウ栽培を成功させるには、目的や天候などを考慮して、適切な品種を選ぶことが大切です。次の点を念頭において、ブドウの品種について調べましょう。[1]
    • ブドウ栽培の目的:ブドウを育てる目的は、果実を食べる、ジャムを作る、ワインを造る(日本では、アルコール分1度以上の酒類を許可なく製造することは、酒税法で禁止されています)、または庭の美観のためにブドウの木を育てるなど様々でしょう。自分の目的に合った品種を探しましょう。
    • 居住地の気候を考慮する:ブドウの品種によって、適した栽培地域や気候条件は異なります。居住地域に合った品種を調べましょう。
    • 種から育てる場合の品種の相違:たとえ同じ品種でも遺伝子に差異があるため、種から育てた場合は思いがけないブドウが生ることがあります。柔軟な心を持ち、実験をする覚悟で栽培しましょう。
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    ブドウの種を入手する 栽培したい品種が見つかったら、種を手に入れましょう。種は、購入したブドウ、園芸店、庭の野生のブドウ(生えていれば)、または園芸仲間から入手しましょう。
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    発芽の可能性を確認する 種が健康で良好な状態であるかを調べましょう。種を指に挟んでそっと押してみましょう。健康な種は、硬い感触です。[2]
    • 色を観察しましょう。健康なブドウの種は、種皮の下に灰色または白色の胚乳が見えるはずです。
    • 種を水に入れてみましょう。発芽の可能性がある健康な種は、水に入れると沈みます。浮いた種は廃棄しましょう。
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パート 2 の 3:
種を蒔く準備をする

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    種の準備をする 発芽の可能性がある種をよく洗い、果肉や汚れを除去します。そして、少量の蒸留水に最長24時間浸しましょう。[3]
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    種に低温湿層処理をする 発芽させるために、低温で湿度の高い場所に保管する必要がある種はたくさんあります。自然界では、種が地中で越冬することでこの条件が満たされます。この環境を再現するには、低温湿層処理を行います。ブドウの種に低温湿層処理を始める最適な時期は、12月(北半球の冬季)です。[4]
    • 種床を準備します。密封ビニール袋または密閉容器に、湿らせたペーパータオル、砂、バーミキュライト、ピートモスなどの柔らかい種床を入れます。ブドウの発芽には、ピートモスが最適です。ピートモスには抗真菌作用があるため、種を害するカビを除去します。
    • 種床に約1cmの深さで種を埋めます。
    • 種を冷蔵します。低温湿層処理の理想的な温度は1~3℃で、冷蔵庫がこの処理に適しています。種を冷蔵庫で2~3か月間保管しましょう。その間、種が凍らないように注意しましょう。
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    種を蒔く 初春に種を冷蔵庫から取り出し、良質な土を入れた鉢に蒔きます。種を小さな鉢に個別に蒔くか、大きな鉢に最低4cm間隔で蒔きましょう。[5]
    • 鉢を暖かい場所に置きましょう。種が発芽するには、日中の気温が最低20℃、夜間は約15℃の温度が必要です。温室または暖房マットを使い、種を適温に保ちましょう。
    • 土は湿った状態に保ちますが、水浸しにしないように注意しましょう。土の表面が乾燥し始めたら、細かい霧を吹きかけましょう。
    • 生長具合をチェックしましょう。ブドウの種は、通常2~8週間で発芽します。
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    苗を植え替える 苗が8cmほどに生長にしたら、10cm程度の鉢に植え替えます。苗を健康に育てるには、30cmほどの高さになり、根がしっかりと張って、5~6枚の葉が生えるまで、室内または温室内で栽培しましょう。
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パート 3 の 3:
ブドウの苗を屋外に移す

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    ブドウに適した区画を選ぶ ブドウが健康に生育するには、適度な日射、適切な水はけ、そして支えが必要です。[6]
    • 日当たりの良い場所を選びましょう。ブドウの木を健康に育てるには、1日に7~8時間の日射が必要です。
    • 十分なスペースを確保しましょう。それぞれの木の間隔は、約2.5m必要です。
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    植え替える前に土を準備する ブドウの栽培には、水はけの良い土壌が必要です。粘土質などの水はけの悪い土壌であれば、熟成したコンポストや砂などの土壌改良資材を加えて、水はけを改善しましょう。または、レイズドベッド(床面を高くした花壇)を作り、砂質土とコンポストを混ぜて入れてもよいでしょう。
    • ブドウを植える前に、土壌のpH値を調べましょう。ブドウの品種によって、適したpH値が異なります(米国種5.5~6.0、欧米雑種6.0~6.5、欧州種6.5~7.0)。 そのため、適切なpH値の区画に植えるか、植える前に土壌のpHを調整しましょう。[7]
    • ワイン用のブドウを栽培する場合は、異なるタイプの土壌(砂、シルト、石灰岩や粘土を多く含む土など)でワインの風味も違ってきます。[8]
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    植え替え後に肥料を与える 植え替え後2週間経ったら、窒素、リン酸、カリウムが10-10-10の割合で配合された肥料を、苗の根元に少量与えましょう。[9]その後は、毎年春に同様に施肥を行います。
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    ブドウの木を支える ブドウの木には、支えとなるトレリスやブドウ棚が必要です。最初の年(種を蒔いて2年後)はまだ苗は小さいため、枝を地面から持ち上げて支えるために、支柱を使うことができます。そして、木が生長するに従い、トレリスやブドウ棚を使って誘引する必要があります。枝の先端をワイヤーに結び付け、ワイヤーに這わせて生長させましょう。[10]
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    適切な世話をし、木の生長を見守る ブドウの木が実をつけ始めるまで、3年ほどかかる場合があります。その間、適切な世話をして枝を誘引することは、果実をたくさん実らせるために大切です。[11]
    • 1年目:生長を観察しましょう。株の最も健康な枝を3本選び、その枝を育てます。その他の枝は切り戻しましょう。やがて残った3本の枝から強い枝がたくさん伸びてきます。
    • 2年目:バランスの良い肥料を与えましょう。花房がついたら摘み取りましょう。この段階で結実すると、株に行き渡るはずの栄養が奪われてしまいます。前年に選んだ3本の主枝の下から出る新芽や若枝はすべて摘み取りましょう。適切な方法で剪定しましょう。長い枝はトレリスやブドウ棚にゆるく結び付けます。
    • 3年目:ひき続き肥料を与え、下部の新芽や若枝を摘み取りましょう。この年は、数個の花房を残し、少量のブドウを収穫しても構いません。
    • 4年目以降:ひき続き施肥と剪定を行いましょう。この年以降は、すべての花房を残して結実させることができます。
    • 結実するのは新芽が出て1年経った枝(前年の生長期に育った枝)であることに注意して剪定を行いましょう。
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ポイント

  • 種から育てる場合は、種を採取したブドウとまったく同じブドウが育つわけではありません。思いがけないブドウが実るかもしれません!
  • ブドウの種は、低温湿層処理で長期間(数年もの間)保存することができます。種が低温の環境で休眠するためです。
  • 最初の試みで種が発芽しない場合は、再び低温湿層処理を行い、翌年また挑戦しましょう。
  • ブドウの木の誘引や剪定方法が分からない場合は、近くの園芸家や園芸店のスタッフに尋ねましょう。

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このwikiHow記事について

Andrew Carberry, MPH
共著者
フードシステム専門家
この記事の共著者 Andrew Carberry, MPH. アンドリュー・カーベリーは2008年よりフードシステム(食物の生産から消費に至る過程)関連の仕事をしています。テネシー大学ノックスビル校にて公衆健康栄養と公衆健康計画・管理の修士号を取得しています。
カテゴリ: 野菜と果物
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