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1株のブーゲンビリアを増やして、庭いっぱいに色鮮やかな花を咲かせることができます。茎から15~20㎝ほどを切って発根促進剤をつけ、水はけの良い培養土を入れた浅い容器に植えましょう。全体に水やりしたらビニール袋で覆って暗く涼しい場所に置きます。できるだけそっとしておくと、3~6か月ほどで発根して成長を始めます。

パート 1 の 3:
親株から 挿し穂を取る

  1. 1
    成長した茎を15~20㎝ほど切ります。よく切れる剪定ばさみを使って、茎の付け根近くを斜めに切りましょう。病気の兆候がない健康な挿し穂を取ります。挿し床から水分や栄養分を吸収しやすいように斜めに切って切り口を広くします。[1]
    • 挿し穂を取る際は園芸用手袋と保護メガネをつけましょう。
    • 緑色の若い部分ではなく、ある程度成長した茎や硬い枝を選びます。
    • 挿し穂を取るのに最適な時期は、ブーゲンビリアの成長が早く旺盛な晩春から真夏です。
    • ブーゲンビリアの挿し穂を発根させるのは難しいので、念のために複数の挿し穂を取っておきましょう。成長分の3割まで切り取っても親株に影響する心配はありません。
    • 挿し穂を取る前後に消毒用エタノールで園芸器具を殺菌しましょう。
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    葉を取り除きます。ブーゲンビリアの挿し穂は茎から初根するので、細く硬い枝からすべての花と葉やわき芽を適宜取り除きましょう。緑色の部分は挿し木をしてもおそらく成長できないので切り落とします。[2]
    • 茎から少なくとも半分の葉を取り除きましょう。残った葉が少なければ、栄養分は新しい根の形成に集中します。
    • すぐに挿し木をしない場合は、濡らしたペーパータオルで切り取った挿し穂を包み、密封できるビニール袋に入れて冷蔵庫で保存します。乾くことなく1~2週間保存できます。
  3. 3
    挿し穂の切り口に発根促進剤をつけます。容器に出した発根促進剤の粉に濡らした切り口を押し付けます。切り口全体を覆うようにつけますが、つけすぎた粉が塊にならないように気を付けましょう。指先で挿し穂を軽くはじいて余分な粉を払います。[3]
    • 発根促進剤は園芸店やホームセンターなどで扱っています。「植物成長調整剤」として販売されている場合もあります。
    • リンゴ酢、シナモン、はちみつ、砕いたアスピリンなどを使って、自家製の発根促進剤を作ることができます。[4]
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パート 2 の 3:
挿し穂を植える

  1. 1
    水はけの良い培養土を小さめの鉢に入れます。できれば、挿し芽や種まき用に特別に配合された培養土を使いましょう。培養土、有機たい肥、砂を混ぜて使うこともできます。水やりのため容器の上部0.5cmほどをあけておきます。[5]
    • 袋詰めの培養土を使う場合は、パーライト、バーミキュライト、園芸用砂のいずれかを3割ほど混ぜると水はけがよくなります。[6]
    • 挿し床に使う鉢は、発根するまでの仮の容器なので5~7㎝位の大きさで十分です。
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    挿し穂を植えます。4~5㎝ほど深くしっかりと植えましょう。詰まった土に植える場合は、ペンの先などで小さな穴をあけてから挿し穂を差し込むと切り口が傷つく心配がありません。[7]
    • 挿し穂を少し斜めに植えると、節から発根しやすくなります。[8]
    • 競合することなくのびのび成長できるように、1つの鉢に1本だけ植えましょう。
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    植えたら水やりします。水が溢れない程度にたっぷり水やりして挿し床を湿らせます。水やりを終えたらそのまま動かさないでおきましょう。水を十分与えて発根を促進します。[9]
    • とはいえ、水をやりすぎない程度に抑えましょう。水分が多すぎると発根過程に影響するばかりか、より有害な根腐れやカビなどの病気につながる恐れがあります。
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    鉢をビニール袋で覆います。ビニール袋で覆って即席のビニールハウスを作り湿度を保ちましょう。高湿度を保つと数週間ほどで挿し木が成長を始めます。ビニールで覆ったら、直射日光や日が当たらない涼しく日陰になる屋内に鉢を置きましょう。[10]
    • できればビニール袋の端を結んだりジッパーを閉じたりしておきましょう。それが難しければ鉢を覆ったビニールが飛ばないように重しをつけておきます。
    • 苗カバーや苗帽子を利用すると便利です。[11]
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    6~10週間ほどで挿し木が発根します。挿し木に小さな葉がつくので発根したことがわかります。成長に影響するのでビニールはそのままかけておきましょう。ビニールを外すと発根の過程を阻害することにつながります。[12]
    • 鉢上げを急ぎすぎると根を台無しにするリスクがあります。葉がたくさんつくまで待つほうが無難です。
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パート 3 の 3:
鉢上げする

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    挿し木が葉を4~6枚つけるまで待ちましょう。挿し穂や挿し床の状態にもよりますが、挿し木を行ってから通常3~6か月くらいかかります。挿し木が葉を多くつけ始めたら鉢上げしても良い時期です。大き目の鉢に移すか庭に直植えしましょう。[13]
    • 挿し木は根が完全に発達していないので、苗木のように水やりする必要はありません。
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    発根した挿し木に少しずつ日を当てましょう。熟練の園芸家のほとんどが、少なくとも2週間かけて日光に慣れさせることを勧めています。日光に慣れさせるには、5~7日に1度より多く直射日光に当たる場所へ鉢を移動していきます。日光に慣れて無事に成長できるように、段階を踏んで徐々に日光を増やしていきましょう。[14]
    • 慣れないうちに直射日光に当てると枯れる恐れがあり、今までの努力が無駄になってしまいます。
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    挿し木を18~24℃で保ちます。この時期は熱気や冷気にあてないように気をつけましょう。午後の熱い時間帯や日没後は鉢を室内にとりこむほうが無難です。[15]
    • 比較的穏やかであっても気温の急な変動は挿し木に悪影響です。
    • ブーゲンビリアに最適な気温は人間と同じです。つまり、室内が最適な環境だと言えるでしょう。
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    鉢上げして植え替えます。鉢の周囲を軽く叩いて固まった土を取り出します。挿し木を指でしっかり挟みながら、手の上で鉢を逆さにします。大きな鉢に植え替えるか庭に直植えすると成長を続けます。[16]
    • 春または夏に植えると冬が来る前に苗木がしっかり根付くでしょう。[17]
    • 根が広がりしっかりと根付くには、少なくとも根の成長分の2倍のスペースが必要です。
    • しっかり根付いたブーゲンビリアの根をいじると成長を阻害する恐れがあります。場所を移動したければ若い挿し木を植え替えするのではなく、新しい苗を植えるほうが無難です。
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ポイント

  • 挿し木が成功すると苗が増え過ぎてスペースが足りなくなることがあります。その場合は家の周囲に植えたり友人や家族にプレゼントしましょう。
  • ブーゲンビリアは生育が非常に旺盛なので あまり手をかけなくても ほどんどの庭や鉢で育ちます。
  • できれば挿し穂を複数本取りましょう。初めての挿し木が失敗しても予備があると安心です。
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必要なもの

  • 小さめの鉢
  • 剪定ばさみ
  • 発根促進剤
  • 水はけのよいバランスの取れた培養土
  • ビニール袋、苗カバー、苗帽子
  • 大きなの鉢、庭の栽培スペース(植え替え用)

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このwikiHow記事について

Monique Capanelli
共著者 ::
植物専門家
この記事の共著者 : Monique Capanelli. 植物専門家のモニーク・カンパネリはテキサス州オースティンに拠点をおく革命的なデザイン専門会社「Articulture Designs」の経営者兼デザイナーです。観葉植物を用いたインテリアデザイン、グリーンウォール(壁面緑化)、イベント会場の内装、サステイナブルな造園デザインを専門とし、その経験は15年以上。一般顧客及びホールフーズ・マーケットやフォーシーズンズホテルチェーンをはじめとする企業を対象に、小さな贈物から大規模な改築・改造まで、植物と植物デザインのサービスを提供しています。パーマカルチャー(永続的な農業と文化)デザイナーの認定資格を保有。テキサス大学オースティン校に通いました。 この記事は2,231回アクセスされました。
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