オルタネータ(発電機)の故障、ライトの消し忘れ、低い気温、または経年劣化で十分な電力貯蓄が不能になった等、バッテリーは様々な理由で容量不足になり、エンジンを始動できなくなることがあります。原因はなんであれ、上がってしまったバッテリーをブースターケーブルを使用して同じ電圧の正常な自動車のバッテリーに繋ぐことで、エンジンの再始動に必要な電力を充電することができます。

ステップ

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    救援車(良好なバッテリーを搭載した車両)をバッテリーが上がった車の脇に止めます。互いの車体が接触しないように注意しながら、バッテリー同士が最も接近する位置に車を移動します。
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    両車のラジオやヘッドライト、室内灯、また安全であれば非常灯のスイッチも切ります。
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    両車のエンジンを切ります。ハンドブレーキを両車とも掛けてから、シフトレバーを駐車(オートマ車)かニュートラル(マニュアル車)に設定します。
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    バッテリーターミナルのプラス及びマイナス極を確認します。プラス極には一般的に赤いケーブルが繋がっていますが、心配なときはバッテリー本体に印されている、「+」と「-」の極性マークを確かめましょう。
    • ジャンピングスタートを行う前に、ターミナルに腐食汚れがないかを確かめます。ターミナルが少しでも汚れているときは、事前に掃除 してからエンジンの再スタートを試みましょう。バッテリー上がりが原因ではなく、単に接続不良を起こしている場合もあります。
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    ブースターケーブルのクランプ同士が誤って接触してショートする危険性をなくすため、互いのクランプを分離します。
    • 接触防止を図るため、ブースターケーブルは通常互いに異なる長さで作られています。同じ長さになっている場合は、改造または損傷の有無を確認しましょう。
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    上がったバッテリーのプラス極に赤いクランプのひとつをしっかりとはめます。クランプがバッテリーターミナルに確実に固定されたことを確認します。
    • クランプを繋ぐ前に、プラスのバッテリーターミナルからプラスチックのカバーを外しておく必要のある車種もあります。
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    もう一方の赤いクランプを救援車のバッテリーターミナルのプラス極に確実にはめます。エンジンルームの振動でクランプが外れ落ちないようにしっかりと固定されていることを確認します。
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    救援車のバッテリーのマイナス極に、ブースターケーブルの黒いクランプの一つをはめます。
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    最後のクランプをアース(接地)します。バッテリーが上がった車のエンジンルームの塗装されていない金属面に黒いクランプのもう一方を取り付けます。バッテリーから出来るだけ遠ざけて取付けましょう。
    • エンジン本体に装着されている無塗装のボルトが理想的な場所です。クランプがエンジンの振動でずれたりせず、確実に固定できる場所を選びましょう。
    • 理論上では、二つ目の黒いクランプは上がったバッテリーのマイナス極に繋ぐことも可能です。しかしこの方法では、バッテリーから出る水素ガスに引火する恐れがあるスパークが発生します。
    • エンジンルーム内において、ブースターケーブルや工具あるいはバッテリーカバーが部分的にでもブラ付き、ベルトやプーリー等の駆動部品に絡まないように再確認します。
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    バッテリーが上った車を再スタートさせる前に、救援車のエンジンを数分間アイドリングします。その後、救援車の回転数を3,000程度までに上げてからバッテリーが上がった車の再スタートを試みます。
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    エンジンが一度動き出したら、次の順番でブースターケーブルを外します:
    • マイナスのアース(エンジン本体に付いているボルト。あるいは、望ましくないが、上がっていたバッテリーのマイナス極に繋いだクランプ)
    • 救援車のバッテリーのマイナス極(黒いクランプ)
    • 救援車のバッテリーのプラス極
    • 上がっていたバッテリーのプラス極
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ポイント

  • 安全な場所に移動するか更にジャンピングスタートが必要な場合以外は、動き出したばかりのエンジンを切ってはいけません。バッテリーやバッテリー充電用のオルタネータの状態次第では、ジャンピングスタートを再試行する必要も生じます。
  • バッテリーを充電するため、始動したエンジンは少なくても15分間は止めずにおきます。
  • ジャンピングスタートで救助される、あるいは他の車両を救援する以前に、バッテリー全体を覆うプラスチック製のカバーを外す必要がある車種もあります。このカバーは手で回せる蝶ネジや一般的なネジ回しで簡単に外せます。いざと言うときに備えて、ネジ回しまたは他の工具も必要となるのかを、ボンネットを開いて念のため事前に確かめておきましょう。
  • バッテリーが後部座席の下またはトランクに設置されている車種もありますが、ジャンピング用の接続ポートは必ずボンネットの下に配置されています。上部に「+」の印が付いている、赤いプラスチックのカバーで分かるようになっています。

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注意事項

  • 12ボルトのバッテリーをジャンピングスタートするときは、別の12ボルトのバッテリーを必ず使用します。電圧の高いバッテリーを使用すると、車の電気系統が破損する場合があります。
  • 自動車バッテリーは水素ガスを放出し、ガスの充満で離散したスパークが引火する場合もあります。ブースターケーブルを順序正しく繋いだ上に、上がったバッテリーのマイナスのケーブルをエンジン本体(バッテリー自体にではなく)に繋げば、スパークと引火爆発の危険性を軽減できます。
  • 凍結したバッテリーは爆発する危険性があるので、ジャンピングスタートをしてはいけません。バッテリー本体側面に膨張が見られるようならば、凍結の可能性が考えられます。バッテリー液が凍っているか否かを示す表示器を持つバッテリーも存在します。
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このwikiHow記事について

Andrew Everett
共著者
熟練工
この記事の共著者 Andrew Everett. アンドリュー・エヴェレットはノースカロライナ州ケーリー在住の熟練整備士です。セントラル・キャロライナ・コミュニティカレッジにて応用化学(工業化学専攻)の準学士号を取得し、1995年より自動車修理の仕事に従事しています。 この記事は1,488回アクセスされました。
カテゴリ: 自動車
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