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メガネのレンズがキズだらけで、眼鏡をかけていてもはっきりと見えないのは困ります。メガネのレンズがプラスチック製なら、家庭にあるものを利用して簡単に安くキズを取り除くことができます。いずれかの方法で傷を取り除きましょう。

方法 1
方法 1 の 2:

細かいキズを取り除く

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    どの部分にキズが付いているかをはっきりさせるためにレンズの表面を掃除します。眼鏡クリーナーと眼鏡拭きを使用してきれいにしましょう。眼鏡クリーナーや眼鏡拭きは眼鏡店で取り扱っています。眼鏡を買った店舗に行くと無料で譲ってくれることもあります。
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    キズを取り除く溶剤を使います。様々なものを利用して、レンズのキズを取り除くことができます。まず、研磨剤の入っていない歯磨き粉を使います。[1] コットンパッドなどを使い、円を描くように歯磨き粉で磨きます。その後水できれいに洗い流します。キズが深い場合はこの作業を何回か繰り返しましょう。
    • 研磨剤の入っていない歯磨き粉がなければ、重曹と水でペーストを作って使います。[2] ボウルに重曹と水を少し混ぜ、しっかりとしたペーストを作ります。歯磨き粉を使用するのと同じ要領でレンズを磨き、キズが取り除けたと感じたら水で洗い流します。
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    残った溶剤を眼鏡から拭き取ります。コットンパッドや布で完全に取りきれない場合は水で流して洗い、研磨剤の付いていない布で拭いて乾かします。
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    歯磨き粉や重曹で効果がなければ違う溶剤を試しましょう。真鍮や銀製品用のクリーナーと柔らかい布を使ってプラスチックレンズのキズを磨き取ります。クリーナーを眼鏡につけて磨きます。余分なクリーナーは柔らかく清潔な布で拭き取ります。キズが取れるまで何回か繰り返しましょう。
    • 眼鏡クリーナー以外の溶剤を使用する際は、眼鏡のフレームに注意を払いましょう。フレームに溶剤が触れないように気を付けます。これらの溶剤は眼鏡専用のものではないので、フレームにどんな影響を及ぼすかわからないからです。
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    まだキズが残っていれば、キズを埋めるような製品を使います。プラスチックレンズの表面に、目に見えるようなキズが残っているようならワックスが入った製品を使って一時的にキズを埋めましょう。[3] 眼鏡拭きを使ってレンズに円を描くようにワックスを塗り付けます。その後、布のきれいな部分を使って拭き取ります。レンズのキズが一時的に埋まり視界がはっきりしますが、週に1度くらいこの作業を繰り返す必要があります。
    • この方法に適した製品が2種類あります。車に使うカーワックスと家具用のつや出しワックスです。
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    眼鏡をかけてみましょう。レンズのキズを取り除いたので視界がぐっと良くなっているはずです。
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方法 2
方法 2 の 2:

キズの付いたレンズのコーティングを取り除く

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    眼鏡のレンズがガラスではなくプラスチック製であることを確認します。この方法はプラスチックのレンズにしか使うことができません。ガラスレンズにこの方法を使うと取り返しのつかないことになってしまいます。また、レンズのコーティングを全て取り除いてしまうので、プラスチックレンズでも最後の手段です。[4] レンズのコーティングをすべて取り除いてしまうということはレンズを保護するものがなくなり、今後レンズ本体に大きなキズがついてしまう恐れがあるということです。[5]
    • 眼鏡のレンズから反射防止やキズ防止のコーティングがなくなっても構わない場合にだけ、この方法を試しましょう。視界を妨げているキズはコーティング上に付いていることが多いので、コーティングを取り外してしまえば再び良く見えるようになるというわけです。どんな方法を試してもキズを取り除くことができず、仕方なく新しい眼鏡を買う前に試してみる最後の手段です。
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    普段通りにプラスチックレンズの表面を掃除します。眼鏡クリーナと眼鏡拭きを使用し、レンズをきれいにします。レンズの表面を掃除するとキズの程度をはっきりと確認することができます。
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    ガラス工芸用のエッチングクリームを購入します。[6] 手芸用品店やホビー用品店で取り扱っています。
    • エッチングクリームにはフッ化水素酸が含まれており、プラスチック以外のものを腐食させます。レンズに塗るとプラスチックレンズは全くそのまま、コーティングのみを腐食させます。[7]
    • エッチングクリームを使用する際にはゴム手袋を着用します。家にゴム手袋がなければ、エッチングクリームを購入する際にゴム手袋も入手しましょう。
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    エッチングクリームを塗る前にゴム手袋を着用し、レンズを眼鏡本体から外します。クリームを塗ったレンズを入れるプラスチック製の小さい入れ物が必要です。使用したプラスチック製の入れ物を食品などに使いまわさないように気を付けましょう。
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    布かコットンパッドを使いエッチングクリームをレンズに塗ります。プラスチックの入れ物にクリームを塗ったレンズを入れ、数分おきます。
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    やわらかい布やコットンパッドなどを使いクリームを拭き取ります。冷水でレンズを洗います。この作業で使用したエッチングクリームが付いたもの(もちろんレンズ以外で)を全て処分します。
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    レンズをフレームに戻します。反射防止やキズ防止のコーティングがなくなってしまいましたが、視界は良くなっているでしょう。
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注意事項

  • 反射防止コーティング加工のされていないレンズにこの方法を使うと、レンズに傷をつけてしまう恐れがあるので気を付けましょう。
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ポイント

  • 頻繁にプラスチックレンズにキズを付けてしまうようなら、眼鏡購入時にレンズにキズ防止コーティング加工を施すことを検討しましょう。ただ、そのようなコーティングにもキズは付いてしまいます。レンズにキズを付けない最良の対策は、眼鏡を丁寧に取り扱うことと使用していない時は眼鏡ケースにしまうことです。
  • 溶剤を使用する前にレンズが汚れていないことを確認しましょう。プラスチックレンズを石鹸とお湯で洗うと、キズに入り込んだ汚れをきれいに流すことができます。
  • まだキズが残っているようであれば眼鏡店に持って行きます。眼鏡店にはレンズの表面を磨く機械があるはずです。
  • 眼鏡レンズ専用ではない、一般的なプラスチック製品用のクリーナーを使用することもできます。[8] しかし、このようなクリーナーを使用するとレンズのコーティングは取れ、レンズに傷を付ける恐れもあります。
  • 眼鏡を購入した店舗に眼鏡を持っていくと、無料で眼鏡を磨いてくれることもあります。
  • 安いサングラスの反射防止コーティングがはがれかけていたら、清潔な布で日焼け止めクリームをレンズに塗ります。こうすると残っていたコーティングがはがれ、視界がはっきりとします。[9]
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このwikiHow記事について

wikiHowは「ウィキ」サイトの一つであり、記事の多くは複数の著者によって共著されています。 この記事は、匿名の筆者を含む17人が執筆・推敲を行い、時間をかけて編集されました。 この記事は324,572回アクセスされました。
カテゴリ: 趣味・DIY
記事のサマリーX

プラスチックレンズの眼鏡についた浅い傷を消すには、白い歯磨き粉を使ってみましょう。まず、歯磨き粉を少しだけレンズに塗ります。次に、マイクロファイバークロスで小さな円を描くようにして磨き、歯磨き粉をレンズになじませます。仕上げに眼鏡についた歯磨き粉を洗い流せば完了です。また、重曹を使うこともできます。同量の重曹と水を混ぜてペースト状にしてからレンズに塗り、マイクロファイバークロスで磨きます。重曹を洗い流し、必要に応じてこの作業を繰り返します。深い傷には、ガラス工芸用のエッチングクリームを使ってみましょう。クリームをレンズに塗って5分間放置してから洗い流し、レンズを拭いて乾かします。クリームを使用することでプラスチックの外側の層が剥がれるため、同時に傷が消えるはずです。 レンズのコーティングについた傷を消す方法については、記事を読み進めましょう!

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