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クリエイティブな才能を活かした仕事をしたい人にとって、カメラマンは素晴らしい職業です。写真家としての目、作品のクオリティ、プロとしての自己規律をきちんと持っていれば、年齢や学歴はさほど重要ではない職業のひとつです。ただし競争の激しい業界なので、最初から大きな成功を望むのではなく、小さく始める覚悟が必要です。作品を撮りながら技術を向上させて、最高のポートフォリオを作り上げていきましょう。

パート 1
パート 1 の 3:

写真の技術を磨く

  1. 1
    カメラマンとしての技術を身に付ける 優秀なカメラマンになるための「正しい方法」や「間違った方法」はありません。大学などで写真関係の学科を専攻して、その学位を取得する人がいれば、プロのカメラマンになるためには大学は必要ないと考える人もいます。写真は、書籍や実践を通じて独学で学ぶこともできれば、授業で学ぶこともできます。どのような方法を取るにせよ、自ら学ぶ意志がありそれを実践すれば習得できます。
  2. 2
    目的に合った撮影機材を選ぶ どのようなジャンルの写真を撮りたいかによって、必要となる機材は異なりますが、[1] さまざまな撮影環境に対応するためには、カメラボディ1~2台とレンズ複数本は必要となるでしょう。また品質の高い画像処理ソフトも必要です。[2]
    • 照明機材や、自宅に撮影スタジオを作りたいのであれば、そのための機材など、追加の機材が必要になるかもしれません。撮りたい写真のジャンルに合わせて、必要となる機材を見極めましょう。
  3. 3
    機材は節約しながら購入する 高品質な写真を撮影するためには、上位機種の機材が必要となります。しかし、プロのカメラマンとして生計が立てられるまでは、機材費に全財産をつぎ込むべきではありません。最新型の上位機種を新品で買うのではなく、割のいい中古機材や新機種発売後の型落ち商品などを購入してはいかがでしょうか。また、プロとしてやっていけると確信するまでは、レンタルショップや友人から借りるなどしてもよいかもしれません。[3]
    • 機材費は経費計上できる場合があります。領収証などを保管し、税金対策を行いましょう。
  4. 4
    自分のカメラを知る カメラマンとして仕事を受ける前に、自分の持っているカメラについて熟知しておく必要があります。操作方法やエラーメッセージの内容はもちろん、カメラのクセなども知っておきましょう。レンズ交換は、目をつぶっていても出来るくらいでなければいけません。撮影現場で機材を不慣れに扱っていると、周りからはプロとして見てもらえなくなり、最終成果物である写真の品質に悪影響を及ぼしてしまう可能性もあります。
    • カメラのマニュアルをすみずみまで読みましょう。マニュアルには、市販の書籍に紹介されていない、そのカメラ特有の特徴や機能についての詳細が記載されています。[4]
    • カメラマンとして技術を高めるためには、家にいるときでも練習しましょう。さまざまな陰影を試したり、カメラの設定を変えてみたり、持っている機材でどのような新しい試みができるかを実験してみましょう。[5]
  5. 5
    最新のカメラ技術や撮影情報を調べる 本や雑誌、インターネットの記事などに目を通し、常に最新のカメラ技術や斬新な撮影方法に関する情報を入手しましょう。カメラやレンズの新しい使い方や、素晴らしい写真を撮影するためのヒントが見つかるはずです。
    • リモートフラッシュや特殊レンズなどの他の機材についても、使い方をしっかりと押さえておきましょう。さまざまな機材に関する知識を持つことは、撮影技術の向上につながります。[6]
  6. 6
    画像処理ソフトの使い方を学ぶ ベストショットが撮れたとしても、撮影後に微調整が必要となることは多々あります。画像処理ソフトをうまく活用すれば「いい写真」が「素晴らしい写真」になります。[7] ただし、過剰な画像処理には注意が必要です。加工し過ぎた写真を嫌うクライアントは少なくありません。
  7. 7
    ポートフォリオを完成させる クライアントが家族の一員や友人でない限り、カメラマンとして自分を売り込むためには、ポートフォリオは必要不可欠です。さまざまな撮影現場でさまざまな被写体を撮り、その写真をポートフォリオに収録して、さまざまな才能があることをアピールしましょう。5点や10点といった少ない点数ではなく、多くの写真でポートフォリオを構成します。あなたの素晴らしい作品を見たいクライアントはたくさんいるはずです。[8]
    • ポートフォリオに人物写真を載せたいのであれば、モデル事務所などに連絡してアマチュアモデルを起用してはいかがでしょう。事務所によっては、ギャラの代わりに写真のプリントを提供してバーターにしてくれるかもしれません。
  8. 8
    自分の専門分野を見つける ポートレート、ウェディング、スポーツ、風景など、自分の専門分野を決める前に、さまざまなジャンルの写真にトライしましょう。そして、自分の専門分野を見つけたら、それをプロのカメラマンとしての武器にしましょう。[9]
  9. 9
    クライアントが求めているものを提供する 自分は独創的なポートレートを撮影したいと思っていても、クライアントは単に可愛く撮ってほしいだけかもしれません。[10] 駆け出しのカメラマンは、自分が写真でお金を稼いでいることを覚えておきましょう。カメラマンとして収入を得るための最も有効な手段は、クライアントに写真を売ることです(焼き増しプリントやデジタルデータなど納品形態はさまざまです)。その際、クライアントは自分の好みの写真を買うでしょう。
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パート 2
パート 2 の 3:

写真を仕事にする

  1. 1
    プロのカメラマンの下で学ぶ アマチュアもしくは駆け出しのカメラマンは、写真業界を知るためにプロのカメラマンに師事するかインターンを経験するべきです。[11] 師事するカメラマンに共感しないこともあるかもしれませんが、写真業界で生きていくための全体像はつかめるはずです。
  2. 2
    コミュニケーションスキルを高める カメラマンの仕事は人と接する仕事です。クライアントが求めるものを引き出し、時にはクライアントの怒りを鎮め、リピート受注を増やしていけるようなコミュニケーションスキルを身に付けましょう。[12]
  3. 3
    目標を設定する 長期的な目標をいくつか設定し、その目標を実現するための短期的な目標を設定しましょう。短期目標は数値化できる定量目的を設定し、期日を明確にします。例えば、1年以内に固定客を確保するという長期目標を立てたならば、短期目標は3か月以内に新規顧客5社と契約すると設定します。短期目標を達成すれば、長期目標の達成につながっていくはずです。
    • 目標はすべて文字にして書きましょう。書き記された目標は達成される確率が高いという研究結果があります。[13]
  4. 4
    仕事の予定表を作る クライアントの都合に合わせられるようにスケジュール管理を行いましょう。撮影時間はどれほど必要か、撮影後の作業はどのくらいの期間が必要かなどを考慮して制作スケジュールを作成します。また、撮影の内容によっては、通常の勤務時間で対応できない不規則な時間になる場合もあります。例えば、ウェディングの撮影であれば、週末や夜が繁忙期になります。[14]
    • 撮影時間が1時間だけの仕事であっても、撮影時間に加えて、撮影現場への移動、撮影後の画像処理、打合せなどの時間が必要となることを忘れないようにしましょう。
  5. 5
    自分の仕事をプロモーションする ホームページを作成し、名刺を作り、人脈を広げ、出会う人すべてにカメラマンとしてのビジネスをアピールしましょう。ソーシャルメディアを活発に利用すると知名度が上がります。インスタグラムは多くの人が閲覧するので、写真を掲載するためのすばらしい手段です。
    • インターネットで掲載できるように、権利保護用電子透かし(ウォーターマーク)を写真に付与しましょう。クライアントが自社のソーシャルメディアにウォーターマーク付きの写真を掲載することは、実質的にあなたの名前や写真を世に広めることになります。また、検索エンジンに表示されやすくなるように、自分のサイトのSEO対策を行いましょう。
  6. 6
    新しい仕事には前向きに応える 専門分野でない仕事の依頼であっても、理想的な状況ではないからといって、安直に断るべきではありません。自分が得意だと思っている分野以外の仕事でも、実際にやってみたら好きになる場合もあります。ただし、営利目的だけの理由で、やらされている感を持って仕事を受注することは避けましょう。[15]
  7. 7
    誰とでも接して人脈を作る 人脈を広げるチャンスはすべて活用しましょう。[16] 例えば、ウェディングカメラマンを目指している人は、ブライダル関連のいろいろな人々とネットワークを広げましょう。ウェディングプランナー、ウェディングケーキのパティシエ、ケータリング業者、ウェディングドレスショップの店員、ブライダルカメラマンなどに話しかけ、名刺交換をしましょう(同業者のカメラマンはダブルブッキングなどで仕事を紹介してくれる場合もあります)。
    • 撮影現場でも新しい人脈作りはできます。例えば、結婚式の撮影ならば、料理のカットを撮影して、ケータリング業者に写真を提供してはいかがでしょう。その料理写真をケータリング業者の広告に掲載してもらえれば、ケータリング業者はその写真を撮影したカメラマンとして、あなたに新しいお客様を紹介してくれるかもしれません。[17]
    • バスに乗っているときも、店で順番待ちをしているときも、喫茶店で相席になったときも、近くにいる人にあなたの仕事をアピールするチャンスです。[18]
  8. 8
    紹介やリピート受注を増やす あなたが撮った写真に満足してくれた人には、友人を紹介してもらえるように頼みましょう。また、リピート受注できるような対策も取りましょう。例えば、6か月の赤ちゃんのポートレートを撮影したら、撮影から4~5か月後に連絡して1歳記念ポートレート撮影の案内をしましょう。人づてにネットワークが広がり、仕事がどんどん増えていくかもしれません。[19]
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パート 3
パート 3 の 3:

ビジネス面の管理について

  1. 1
    生活費を稼ぐことを優先する アマチュアカメラマンは数週間でプロになれるわけではありません。[20] カメラマンの収入だけで生活できるようになるまでには時間を要します。そのため、プロのカメラマンとしての地位を確立するまでは、カメラマン以外の仕事(収入源)を確保しておいたほうがよいでしょう。
    • 複数の仕事を両立することは大変ですが、カメラマンとして働く時間は、通常の仕事時間と異なることが多いので対応できるはずです。例えば、家族写真の撮影は、学校が休みの週末が繁忙期になります。
  2. 2
    必要となる法的な手続きをとり、書類や資料は整理してまとめておく プロのカメラマンとして働く前に、起業に必要な法的手続きをとりましょう。働く国や地域によって手続きの内容は異なります(アメリカ合衆国では州によって異なる場合があります)。[21]
    • 不明な点がある場合は、弁護士や司法書士など専門家に相談しましょう。例えば、カメラマンの仕事だけで生計を立てていくならば、撮影に関連した業務全般について保険が適用されているかを確認しておくべきです。機材の保険やスタッフ(あなた自身も含む)の健康保険も対象となるでしょう。[22]
    • 書類の管理には細心の注意を払いましょう。契約書、領収書、電子メールのやりとり、請求書などはきちんと保管します。 月別、クライアント別、ロケーション別など、あなたが分かりやすい方法で整理すればよいでしょう。重要な書類については、紙媒体と電子媒体の両方でコピーを保存することも検討しましょう。
  3. 3
    金銭管理をする ビジネス用の銀行口座を開設し、帳簿を付け、予算管理を行いましょう。毎週、一週間分のすべての取引を帳簿に付けるように習慣づけましょう。[23]
    • 1年間の経費と同等の資金を確保するようにしましょう。事業が失敗した時や緊急事態が発生した際に、次の仕事を見つけるまでの生活費になるはずです。
    • 仕事に関連した出費は税額控除の対象となるため、領収書をすべて取っておきましょう。詳しくは会計士と相談しましょう。
    • 個人事業主や法人など、どのような形態で事業を行うかにより異なりますが、いずれの場合であっても税金は発生します。例えば、所得税であれば前年の所得に対する税金が請求されます。収入に対して税金分を留保することを忘れないようにしましょう。[24]
  4. 4
    契約書を用意する 撮影に入る前にクライアントと契約書を締結しましょう。契約書には、業務内容、対価、危険負担、瑕疵責任などを明記します。例えば、撮影後の不慮な事故で写真データが消失してしまった場合の対応などについても事前に同意しておくべきです。[25]
    • 大事をとりたい方は、弁護士に契約書の作成を依頼しましょう。また、写真家協会などに加入すれば、会員向けの契約書ひな型を入手できる場合もあります。[26]
  5. 5
    カメラマンとしての対価を設定する 撮影時間、機材への投資額、納品用のプリント費やCD等のメディア費、そして、あなたの経験やスキルへの対価などを考慮して適正価格を設定しましょう。価格設定が高すぎればクライアントは離れ、安すぎればプロとしての資質を問われ見下されてしまいます。[27]
    • 地元のカメラマンがどのような価格で仕事をしているかを調べてみましょう。その価格帯を参考に、あなたの能力やスキルを加味して価格設定してはいかがでしょうか。
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ポイント

  • カメラマンとして成功し、情熱を持ち続ける秘訣は、常にプライベートの写真を撮り続けることです。自分のために、自分が好きな写真を撮る時間を作りましょう。さまざまなデジタルフォト技術に挑戦すれば、情熱が生まれます。同時に、プロとしての自信も養われます。これは写真以外の場合でも同様で、趣味が高じてビジネスになる仕事の定石です。
  • 画像処理ソフトにも投資しましょう。撮影する前のカメラのマニュアルモードで、ほとんどの画像編集は施されているべきですが、最後の仕上げとして画像処理ソフトでレタッチや微調整できることは重要です。
  • カメラマンとして報酬を得るためには、自分の芸術的なセンスを優先せずに、クライアントが求めている写真をきちんと撮ることに徹するべきです。昔から言われるとおり「お客様は神様」なのです。
  • 毎日撮影することが理想的です。時間があるときは、プロ仕様の高品位な撮影機材がなくても、手元にある私物の安価なカメラやコンパクトカメラで撮影しましょう。
  • ビジネスは小さく生んで、ゆっくり育てるつもりで始めるべきです。急激にビジネスが拡大することを望まずに地道に歩みましょう。
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注意事項

  • 失敗したと思った写真でも、フォトショップなどの画像処理ソフトで加工してみるまでは削除しないようにしましょう。多少問題がある写真でも、画像加工すれば素晴らしい仕上がりになることもあります。写真データを削除する前に、必ず新しい視点からもう一度その写真を見直すよう心掛けましょう。
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Stephen Cardone
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この記事の共著者 : Stephen Cardone. スティーブン・カードンはニューヨーク市にある写真撮影スタジオ「NY Headshots」の最高執行責任者です。同スタジオでは企業と個人を対象に顔写真の撮影と制作サービスを提供しています。プロの写真家として4年以上、ドキュメンタリー映画の制作者として6年以上の経験を保有。同スタジオでは写真家としても幅広く活躍しており、俳優、モデル、企業社員の顔写真の他にもインベントや環境写真の撮影を行っています。ニュースクール大学にてノンフィクション・ライティングの学士号を取得。 この記事は5,968回アクセスされました。
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