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この記事の共著者 : Archana Ramamoorthy, MS. アーチャナ・ラマモーシーは財務と人事管理のオンデマンドシステム「Workday」の北米最高技術責任者です。プロダクトエキスパート、そしてセキュリティーアドボケイトとして、テクノロジー業界におけるインクルージョン体制(多様性の受容と活用を通じて個人と組織の成長を促す)の推進に取り組んでいます。インドの科学技術専門大学「SRM University」にて学士号を、デューク大学にて修士号を取得後、8年以上にわたりプロダクト管理の仕事に従事しています。
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新しい技術がどんどん身近になるにつれ、プログラミングの必要性は増す一方です。プログラミングは少しずつ学び徐々に極めていく技能です。つまり、まずは始めることが肝心です。関心のある分野を問わず初心者に適した言語も複数あります。JavaScriptはかなり上級者向けなので、HTMLやCSSから始めてみましょう。まずはステップ1から学んでいきましょう。
ステップ
方法 1
方法 1 の 2:
プログラミング言語を学ぶ
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1言語の選択にあまり悩まないようにする 初心者の多くが、まずどの言語を始めるべきかという点で悩みます。(初めてプログラミングに挑戦するので、何から手をつければ良いのか分からないのも無理はありません。)プログラミングではデータ構造や論理を学ぶことが肝になるので、どの言語を選ぶかというのは実は重要ではありません。こうしたスキルが最も重要で、どの言語を選んでも磨くことができます。[1]
- プログラミング言語を選ぶ際は、どのような開発をしたいのかを考え、それに基づき入門的な言語を選ぶようにしましょう。例えば、ウェブサイトを作れるようになることを目的としているのであればHTML5から始め、さらにCSSやJavaScript、そしてPHPを加えましょう。ソフトウェア開発であればC++などの基本的な言語から入りましょう。
- プログラミングを仕事にすると、初めて学んだプログラミング言語を使うことがないということに気がつくでしょう。その代わりに、ドキュメンテーション(コードのコメントといった付随情報)を参考にしたり試行錯誤を経て身につけていきます。
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2選んだ言語に関して無料で学ぶ インターネットは無料のチュートリアル、講座、動画などの宝庫です。自分が学ぼうとしている言語のための情報も必ず見つかります。初心者向けのプログラミング言語はどれでも、1日あれば基本的な仕組みを把握することができるでしょう。
- 多くが英語での情報にはなりますが、Bento、CodeAcademy、Code.org、html.net、 Khan Academy、Udacity、W3Schools、Code Schoolなど、役立つサイトが数多く存在します。
- wikiHowでも、様々なプログラミング言語に特化した記事が掲載されているので参考にしましょう。
- YouTubeでもプログラミングの方法を説明した動画が多数公開されています。
- Stack Exchangeというウェブサイトを利用してプログラミングに関する専門的な質問をし回答を得ることもできます。
専門家情報Workday最高技術責任者Archana Ramamoorthy, MS
Workday最高技術責任者専門家の体験談:「システム構築やプログラミングの経験が全くない状態でプログラミング言語を学び始めました。まずJavaScriptに関する本とインターネット上の情報を活用したことを覚えています。最近では幅広い情報や資料が揃っているので、新しいスキルを身につけることもかなり容易になりました」
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3優れたテキストエディターをダウンロードする プログラミング言語は外部テキストエディターを使ってコーディングを行うことができます。字下げやコードのマークアップ(文章構造や表示の仕方を示すコード)を見渡すことができるテキストエディターを見つけましょう。
- 例えば、 Notepad++ (Windows) TextWrangler (OS X)、さらにJEditや Visual Studio Codeが人気です。
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4必要なコンパイラをダウンロードする プログラミング言語によっては、作ったコードを実行するためにコンパイラが必要なものもあります。コンパイラは、自分が書いたコードを機械が処理することのできる低い水準の言語に変換します。コンパイラの多くはオープンソースなので無料で使うことができます。下記のプログラミング言語を用いる場合コンパイラが必要です。
- C
- C++
- C#
- Java
- BASIC
- Fortran
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5初めてのプロジェクトに挑戦する 手始めに初歩的なプロジェクトに挑戦してみましょう。インターネット上には数多くのアドバイスやチュートリアルが公開されていますが、まずは単純なウェブページをHTMLで作ってみたり、PHPを使って基本的なデータベースやフォーム機能を作ってみましょう。また、コンパイラが必要となる言語を選び簡単なプログラムを作ってみるのも良いでしょう。
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6コードの一つ一つにコメントを添える プログラミング言語は全て、コンパイラには認識されないテキストをコメントとして残すことができるようになっています。つまり、コードに関するメモを添えておくことができます。コメントが残されていると、あなたが作ったコードの仕組みを第三者が理解することを助けるだけでなく、自分で作ったコードがどのようなものかを後で思い出すことができるので大変重要です。
- コメント機能を使って、コードを無効化することもできます。取り除きたいコードをコメントのタグで囲みましょう。コメントタグを取り除くととコードが復活します。
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7既存のプログラムやウェブサイトを細かく観察する 色々と試行錯誤を重ねながら学んでいる時は、自分と同じ道を通った人の先例に学ぶことに何の恥も感じる必要はありません。このコードはなぜこのような機能をしているのだろう、とじっくりと考えて理解してみましょう。
- こちら を参考に、ウェブサイトのソースコードの表示方法を覚えましょう。
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方法 2
方法 2 の 2:
知識の幅を広げる
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1講座に参加する 市民講座、専門学校、オンラインコースなど、様々な方法で認定証付きの講座が提供されています。プログラミングを学べるだけでなく、履歴書に記載することもできるので、かなり役立つでしょう。コンンピュータサイエンスの学位がなければいけないというわけでは必ずしもありませんが、プログラマーとしてキャリアを築くことを考えている人は検討する価値はあるでしょう。[2]
- プログラミング講師や専門家からマンツーマンで学ぶことに様々な利点がありますが、オンラインコースではこうした受講形式は無理かもしれません。
- プログラミング講座には高額な受講料が必要となることもあるので、よく考えて決めましょう。趣味程度にプログラミングを学びたいのであれば、お金も時間もかかる講座の受講は賢明ではないかもしれません。対照的に、プログラミングを仕事にしたいと考えているのであれば役に立つでしょう。(もちろん、もともと才能がある人には必要がないということもあります。)
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2知識の幅を広げる 単にプログラミングを学ぶだけでなく、論理や数学からも学べることは多々あります。こうした要素は、より高度なプログラミングに不可欠であることも少なくありません。必ずしも学校で学ばなければならないというわけではありませんが、学校のような学習環境のほうが学びやすいということもあります。
- プログラミングには物理計算などによるシミュレーションが含まれるので、アルゴリズム化やモデリングに精通していることが不可欠になります。
- 論理はプログラミングの基本です。論理と過程を理解することができると、コーディングをしている際に問題が発生しても原因を突き止め解決することができるでしょう。
- 高度な数学の知識はプログラミングを行う上で必須ではありませんが、知っていると便利で、開発した仕組みの最適化に役立つこともあります。
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3さらに多くのプログラミング言語を学ぶ 初めてのプログラミング言語に慣れてきたのでああれば、次のプログラミング言語にも手を伸ばしてみましょう。既に学んだ言語を補うことのできる言語、あるいは特定の仕事に応募する際に強みとなる言語などが良いでしょう。補い合える言語の組み合わせの中ではHTMLとCSSが最も簡単に学べるでしょう。
- Javaは最も人気のある言語で、Javaを使える人材を求めている募集もかなりあります。Javaは幅広いシステムで実行することができ、数えきれないほどのアプリケーションが存在します。また、昨今急速に市場が拡大しているアンドロイド系のアプリにも用いられています。
- C++ はゲーム開発に欠かすことのできない言語です。Unity(広く用いられている低価格のゲームエンジン)やUDK(Unrealエンジンで用いられるゲーム開発キット)でのコーディングができるようになっておくと、新たな機会を手にすることができるかもしれません。ただし、ゲーム業界以外ではあまり使えないという欠点もあります。
- iPhoneのアプリを作りたいと考えている人はXcodeやObjective-Cが主要言語となるので、ぜひ挑戦しましょう。また、XcodeはMacでのみコンパイルを行うことができるので必然的にMacも必要となります。
- Pythonはサーバーを処理する際に用いられる言語で、最も簡単に学ぶことのできる言語の1つでもあります。Pinterest(ピンタレスト)やInstagram(インスタグラム)といったウェブサービスでも用いられています。2~3日で基本を理解できるようになるでしょう。
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4焦らない プログラミングでは、バグを探している時や新たな機能を実装しようとしている時などは特に、問題に直面することが避けられません。全てを完成させることではなく、小さな成功を重ねていくことに喜びを感じられるようになりましょう。忍耐強さが鍵です。忍耐強さがあれば、より優れた機能のプログラムが出来上がり、周囲も満足してくれるはずです。
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5他人と力を合わせられるようになる 1つのプロジェクトに複数の人が参加している時は、進め方についても様々な意見が出るでしょう。仕事の世界ではチームでの作業を避けることはできません。何でも一人で開発するという前提でない限り、他人と協力し合えるようになりましょう。
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6プログラミングのスキルを活かすことのできる仕事を見つける ボランティアのウェブデザイナーやソフトウェア開発者としての仕事を探してみましょう。小規模な会社でパートタイム勤務のポジションがウェブサイトやシンプルなソフトウェアの作成といった機会につながることもあるでしょう。
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7プログラマー同士の交流をもつ プログラマー同士のコミュニティや交流会も数多く存在します。参加することで、有益な助言を得ることができたり、やる気が出るきっかけとなるかもしれません。近隣地域のプログラミング関連の会議やハッカソン(短期間でプログラミングを行うイベント)、ゲームジャム(短時間でゲーム制作をするイベント)を探してみましょう。また、プログラマーのフォーラムに登録して自分をできる限り多くの人に知ってもらい、人脈を広げましょう。
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8練習を続ける プログラミングの「プロ」になるには15000時間の経験が必要とされています。[3] つまり何年もの実践が不可欠です。多くの時間を練習に費やし熟達しなければプログラミングを本当に極めたとは言えないでしょう。
- 休みの日も含め、毎日プログラミングの練習に充てる時間を設けましょう。行き詰まっている時は空いている時間に練習することで、突破口や新しいアイデアが見出せるかもしれません。
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出典
このwikiHow記事について
他言語版
English:Code
Русский:писать компьютерные программы
Español:convertirte en programador
Français:coder
Italiano:Diventare Programmatore
Bahasa Indonesia:Menulis Program Komputer
Nederlands:Programmeren
العربية:البرمجة
Tiếng Việt:Lập trình
中文:写代码
हिन्दी:कोड लिखें
한국어:코딩하는 방법
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