ヘルペスとは単純ヘルペスウイルス(HSV)による感染症です。HSV-1(1型)とHSV-2(2型)の2種類があり、HSV-1は口唇ヘルペスや口腔の病変として現れることが一般的ですが、性器に感染する場合もあります。HSV-2は性器ヘルぺスを意味します。HSV-2は米国で罹患率が高いウイルス性の性感染症であり、皮膚、粘膜、直腸、眼、中枢神経系などに感染症を起こします。ヘルペスは感染が生涯に渡り、完治できない性感染症です。[1] ヘルペス感染の疑いを感じたら、次の方法で判断しましょう。

パート 1 の 3:
ヘルペスの症状を確認する

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    かゆみを伴う病変があるかチェックする 性器ヘルペスに感染しているかは、性器やその周辺に水疱などの病変が形成されることで確認できます。病変は、感染してから約6日経過して発症します。通常、HSV-1は唇や口の中に病変が発生し、HSV-2の場合は、太もも、お尻、直腸、会陰などに発生します。女性の好発部位は、外陰、陰唇、膣口内部、子宮頸部であり、男性の場合は、陰茎の亀頭部、陰茎、尿道内部です。
    • 初期症状として、感染した患部一帯が赤く腫れあがります。[2] 症状が出て数時間から数日の間、患部にヒリヒリした痛みとかゆみを感じます。[3]
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    その他の身体症状があるか確認する 病変が発症すると、多くの場合、頭痛、倦怠感、発熱、鼠径リンパ節の腫れなどの症状を伴います。鼠経リンパ節は性器の上部、両側に位置しています。[4] それ以外にも、体がヘルペスウィルスと戦っているため、ウィルスによってほかの症状が引き起こされることもあります。[5]
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    水疱になるか確認する かゆみやヒリヒリした痛みを伴う病変は、症状に応じて発症後数時間や数日すると、次第に水疱や化膿傷に変化します。斑点や列状に形成され、膿状の分泌物を排出し始めます。[7]
    • この液体は、通常筋状の血が混じった淡い黄色をしています。[8]
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    症状の改善をチェックする 最終的に、水疱はかさぶたになります。まもなくして、かさぶた周りの皮膚が治り始め、新しい正常な皮膚が再生されます。傷跡はほとんど残らないでしょう。治癒するまでの期間は、症状の程度次第で異なります。
    • 上記に挙げた症状は、初感染の場合に起こります。初感染の症状は再発時に比べると重症化し、治癒までに2~6週間ほどかかります。再発の場合は、平均的に1週間ほどで症状が治まるでしょう。[9]
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パート 2 の 3:
医療機関を受診する

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    ヘルペスの型を認識する ヘルペスウィルスには、HSV-1とHSV-2の2種類あります。HSV-1は口唇ヘルペスの原因となるウィルスですが、性器ヘルペスを引き起こす場合もあります。[10] HSV-2は、主に性器ヘルペスの原因となるウィルスです。HSV-1感染者数の方がHSV-2よりも圧倒的に多く、米国では人口の約65%がHSV-1陽性であり、多くは小児期に感染します。[11] 病変が発症する以外は無症状であり、ヘルペスに感染していることを認識していない人も多くいます。そのため、米国だけでも毎年、何百人、何千人と感染者が増え続けています。さらに、HSV-2感染者の約80%にも症状が出ません。[12]
    • 直接的な感染原因は、ウィルスを含んだ分泌物や病変に接触することです。しかし、目に見える症状が出ていない皮膚からもウィルスが排出されている場合は、感染する可能性があります。[13] ウィルスの排出は、初感染の発症以降、次第に減少していき、10年後には70%ほど消滅します。[14]
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    医師の検査を受ける ヘルペスによる病変や痛みを疑う場合は、病院で検査を受けて確かめましょう。ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査はヘルペスウィルスを検出する際によく用いられる検査法です。PCR法は、血液サンプル(もしくは病変や髄液)から採取したDNAを複製します。このDNAを検査して、ヘルペスウィルスに罹患しているかを診断し、ウィルスの型を特定します。[15]
    • ウィルス培養検査を実施する場合もあります。[16] この検査は、医者が綿棒で病変をこすり、採取したサンプルをシャーレに保管します。この検査は、ウィルスを培養させて検査するため、結果までに時間がかかります。ウィルスを一定値まで増殖させてから、ウィルスを分析し型を確認します。[17] [18] 培養検査はPCR検査よりも時間がかかり、正確性も劣ります。[19]
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パート 3 の 3:
ヘルペスを治療する

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    バラシクロビル(バルトレックス錠)を服用する ヘルペスを根治できる薬は今のところありませんが、症状の治癒を早める方法はあります。症状の徴候が出たらすぐ、医師に相談して抗ウィルス薬を処方してもらいましょう。医師の診断後、処方箋を貰ったら、すぐに治療を開始します。バラシクロビルが一般的に処方される抗ヘルペスウィルス薬です。[20] 初めての感染の場合は、最初の症状が現れてから48時間以内に服用し、10日間飲み続けると効果的です。服用量は患者によって異なるため、必ず医師の指示に従って服用しましょう。[21]
    • 通常、初感染の場合は500mgを1日2回、5日間~10日間内服します。再発の場合は500mgを1日2回、3日間服用します。
    • 再発が頻繁に繰り返される場合(再発頻度が年間6回以上)には、バラシクロビルを再発抑制療法として飲み続けることができます。つまり、初期症状が出てからではなく、再発自体を抑制するために薬を使用します。再発頻度が高い人は、医師に相談し指示に従って服用しましょう。再発抑制療法は、通常1日1回500mgを毎日内服します。
    • 患部に軽いヒリヒリ感やかゆみなどの初期症状が出始めると、数時間から数日で水疱になります。チクチク感、ヒリヒリ感、かゆみなどの徴候を感じたら、すぐに薬を服用し始めましょう。[22]
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    アシクロビル(ゾビラックス錠)を服用する[23]  バラシクロビルが最新の抗ヘルペスウィルス薬ですが、古くからあるアシクロビルも効果的です。アシクロビルは、1日あたりの服用回数が多く、患者の服薬コンプライアンス低下の原因となったため、最近ではあまり使用されなくなりました。しかし、バラシクロビルに比べるとかなり値段が安いというメリットがあります。ほかの処方薬同様、患者に応じて服用量が異なるため、医師の処方箋通りに服用しましょう。[24]
    • 初感染時にアシクロビルを処方された場合、通常、200mgを1日5回(起きている間)、5日間~10日間内服します。再発の場合は、200mgを1日2~5回、5日間(最長1年間まで)内服します。
    • アシクロビルには塗り薬もあります。内服薬ほどの効果は出ませんが、口唇ヘルペスの治癒に役立ちます。適量を3時間ごとに1週間塗布しましょう。[25]
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    ファムシクロビル(ファムビル錠)を処方してもらう ファムシクロビルもほかの抗ヘルペスウィルス薬と同様に、症状が現れて48時間以内に医師に処方してもらうと効果的です。[26] 患者に応じて服用量が異なるため、医師の処方通りに服薬コンプライアンスを遵守しましょう。[27]
    • 初感染時の一般的な服用量は、250mgを1日3回です。再発抑制の場合は、250mgを1日2回最長1年間内服します。
    • 再発の治療には、通常1日2錠内服しますが、再発抑制療法として、1日2錠を1年間服用する予防投薬を医師が提示する場合もあります。[28]
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    家庭療法を行う ヘルペスの症状に効果的な家庭療法がいくつかあります。必須アミノ酸のひとつであるリジンは、特に口唇ヘルペスの治療に効果があると証明されています。リジン1000mgのサプリメントを1日3回飲みましょう。さらに、食生活からもリジンを摂取することができます。リジンを多く含む食品(魚、鶏肉、卵、じゃがいもなど)を積極的に摂取しましょう。
    • アスピリンもヘルペスの症状に効果的です。ただし、アスピリンの服用は、医師に相談の上行いましょう。アスピリンの有効成分である柳の樹皮には、抗ウィルス作用があります。325mgを1日1回服用しましょう。
    • レモン・バームを患部に直接塗布することで症状の緩和が期待できます。病変が治まるまで1日4回塗布しましょう。
    • 亜鉛華軟膏は、ゾビラックス軟膏の作用に似ており、抗炎症作用があります。酸化亜鉛が配合された軟膏をヘルペス患部に毎日塗布し治癒を促進させます。また、病変にアロエベラ・ジェルを塗布することも、治癒を早め、皮膚の再生に役立ちます。[29]
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出典

  1. A Wald, Genital HSV-1 Infections, Sexually Transmitted Infections, 2005 June, 82( 3), 189-190
  2. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/genital-herpes/basics/symptoms/con-20020893
  3. Beauman, John G. and MC Maj, Genital Herpes: A Review. Am Fam Physician. 2005 Oct 15, 72(8): 1527-1534
  4. http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/ency/imagepages/9000.htm
  5. Beauman, John G. and MC Maj, Genital Herpes: A Review. Am Fam Physician. 2005 Oct 15, 72(8): 1527-1534
  6. https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/genital-herpes/symptoms-causes/syc-20356161
  7. https://www.plannedparenthood.org/learn/stds-hiv-safer-sex/herpes/what-are-the-symptoms-of-herpes
  8. Beauman, John G. and MC Maj, Genital Herpes: A Review. Am Fam Physician. 2005 Oct 15, 72(8): 1527-1534
  9. Beauman, John G. and MC Maj, Genital Herpes: A Review. Am Fam Physician. 2005 Oct 15, 72(8): 1527-1534
  1. http://www.cdc.gov/std/herpes/stdfact-herpes-detailed.htm
  2. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK47447/
  3. http://www.medscape.com/viewarticle/821875_3
  4. http://www.cdc.gov/std/herpes/stdfact-herpes-detailed.htm
  5. http://www.medscape.com/viewarticle/821875_3
  6. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/genital-herpes/basics/tests-diagnosis/con-20020893
  7. http://www.cdc.gov/std/herpes/stdfact-herpes-detailed.htm
  8. Beauman, John G. and MC Maj, Genital Herpes: A Review. Am Fam Physician. 2005 Oct 15, 72(8): 1527-1534
  9. http://www.cdc.gov/std/herpes/stdfact-herpes-detailed.htm
  10. http://www.cdc.gov/std/herpes/stdfact-herpes-detailed.htm
  11. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/genital-herpes/basics/treatment/con-20020893
  12. http://www.mayoclinic.org/drugs-supplements/valacyclovir-oral-route/proper-use/drg-20066635
  13. Simmons, Anthony, Clinical Manifestations and Treatment Considerations of Herpes Simplex Virus Infection, Journal of Infectious Diseases, 2002 186, Sup 1, S71- S77
  14. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/genital-herpes/basics/treatment/con-20020893
  15. http://www.mayoclinic.org/drugs-supplements/acyclovir-oral-route-intravenous-route/proper-use/drg-20068393
  16. Simmons, Anthony, Clinical Manifestations and Treatment Considerations of Herpes Simplex Virus Infection, Journal of Infectious Diseases, 2002 186, Sup 1, S71- S77
  17. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/genital-herpes/basics/treatment/con-20020893
  18. http://www.mayoclinic.org/drugs-supplements/famciclovir-oral-route/proper-use/drg-20063776
  19. http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/druginfo/meds/a694038.html
  20. Beauman, John G. and MC Maj, Genital Herpes: A Review. Am Fam Physician. 2005 Oct 15, 72(8): 1527-1534

このwikiHow記事について

Lacy Windham, MD
共著者 :
学会認定産婦人科医
この記事の共著者 Lacy Windham, MD. ウィンダム医師はテネシー州在住の認定産婦人科医です。メンフィスにあるテネシー大学医学部に学び、2010年にイースタン・バージニア大学医学部にて臨床研修を修了。同大学より最優秀母体胎児医学科研修医賞、最優秀研修医賞、最優秀腫瘍学科研修医賞を受賞しました。
カテゴリ: 健康
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