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ホイヤーリフトは介護リフトのブランドの一つで、介護者の肉体的負担および被介護者のストレスを軽減する目的で広く使用されています。ホイヤーやインバケアなど多くの医療機器メーカーの介護リフトがありますが、その基本的な機能や操作性に大きな違いはありません。ただし、モデルによっては特殊な機能が搭載されているものもあるため、取扱説明書にしっかりと目を通し、必要とあればメーカーや専門家に相談しましょう。今日では、対麻痺や術後の患者、その他自力での歩行が困難な被介護者の移乗に介護リフトは欠かせません。必要な時にいつでも使用できるように、リフトの使い方を隅々まで習得しておくことが大切です。空のスリングで練習を重ね、健常なボランティアの助けを借りて適切な移乗の仕方を学びましょう。

方法 1
方法 1 の 3:
リフトとスリングの使い方

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    まずはリフトの脚部と車輪を見てみましょう。通常リフトには床と平行に2対の"脚"が付いていて、それらを4つの車輪が支えています。リフトは常時安定させておく必要があります。車輪がしっかりと脚部に取り付けられているか確認しましょう。決してホイヤーリフトを不安定な床の上で使用してはいけません。
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    脚部の間隔を調節しましょう。支柱の傍にあるレバー(シフトハンドル)を引いて脚部を開き、押して脚部を閉じます。脚部を適切な間隔に開いたら、レバーをスロットに固定してそれ以上動かないようにしましょう。
    • モデルによっては、レバーではなく"フットペダル"で脚部の間隔を調節します。
    • 被介護者を昇降する際は、脚部の間隔をいっぱいまで開いて固定しましょう。脚部の間隔が狭いと、リフトが転倒する恐れがあります。
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    アームとハンガーを見てみましょう。ホイヤーリフトの上部には「アーム」と呼ばれる前方に張り出した長いバーが付いています。そしてアームの先端には4つのフックが付いた回転式のハンガー(またはスイベルバー)が固定されています。それら4つ(またはそれ以上)のフックにスリングを取り付けて被介護者を昇降します。
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    アームを上下に動かしてみましょう。ホイヤーリフトには手動式(または油圧式)と電動式の2種類があります。この2つのタイプは、アームを昇降する方法に違いがあるだけです。手動式リフトの場合、油圧式の"パンプハンドル"を何度か上下に動かしてアームの高さを調節します。一方、電動式リフトの場合は、単にスイッチの上下ボタンを押すだけでアームの高さを自在に調節することができます。[1]
    • 手動式リフトのハンドルの下にある"バルブ"(制御弁)を見てみましょう。バルブがハンドルの方向に傾いている時は、バルブは閉じています。バルブがこの位置にある時は、アームを上方向に動かすことができます。適切な位置に来るまで、繰り返しハンドルを上下に動かしてアームを持ち上げましょう。[2]
    • 一方、バルブをハンドルの向こう側へ傾けると、バルブは開きます。慎重にバルブを閉じた位置から開いた位置へ動かしましょう。そうすることで、アームが下方向に動く速度を調節することができます。
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    電動式リフトのエマージェンシーボタンを探しましょう。ほとんどの電動式介護リフトにはエマージェンシーボタンが付いていて、故障や停電の際には被介護者を自動的に降ろすことができます。エマージェンシーボタンの位置を確認するとともに、操作の仕方を覚えておきましょう(※通常は緊急停止ボタンの真下にあります)。モデルによっては、エマージェンシーボタンは填め込み式になっていて、ボールペンなどで押して起動させます。取扱説明書を読んで詳細を確認しましょう。
    • 頻繁に充電を必要とする電動式リフトとは違い、手動式リフトにはエマージェンシー機能はありません。
    • モデルによっては、2つ以上のエマージェンシー機能が搭載されていることもあります。どちらが優先ボタンなのかを確認し、それが上手く起動しない場合にのみ2つ目のボタンを起動させるようにしましょう。
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    スリングの種類を確認しましょう。被介護者が少しでも自力で腰を浮かせることができる場合は、U字型のスリングが最も扱いやすく、素早く脱着することができます。自力で腰を浮かせることができない被介護者の移乗には、持ち上げるのに多少時間がかかりますが、フルサイズまたはハンモック型のスリングが必要となります。[3]
    • U字型(またはハーフサイズ)のスリングはアルファベットのUの字の形で、2対の長い脚部ストラップが平行に突き出しています。しばしばストラップにはパッドが入っていて、被介護者の大腿部への負担を軽減します。
    • フルサイズまたはハンモック型のスリングは1枚の大きな布地で、種類によっては排泄用の穴が開いているものもあります。
    • 被介護者が自力で首を支えることができない場合は、ヘッドサポートやネックサポートが付いたスリングを使いましょう。
    • 必ずリフトに適合したスリングを使いましょう。必要とあれば製造元に相談しましょう。
    • 医療者の指示に従い、被介護者の身体や症状に合わせて正しいサイズと形状のスリングを選びましょう。以後それが被介護者の専用スリングになります。
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    スリングの欠陥をチェックしましょう。裂け目やほつれがあったり、穴が開いていると、昇降中にスリングが破れてみなさん自身や被介護者が怪我をする危険があります。スリングは丈夫にできてはいますが、被介護者を移乗する前に必ず状態をチェックして、摩耗箇所があれば直ちに交換しましょう。[4]
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    スリングをフックに掛ける練習をしましょう。スリングの種類によって、リフトのフックに掛ける方法は異なります。例えば、チェーン式のもの、ストラップ式のもの、あるいは布地の輪っか部分をフックに引っ掛けるタイプのものもあります。取扱説明書を参照したり、または経験者の助けを借りて、スリングをリフトに取り付ける方法をしっかり学びましょう。
    • フックの付いたスリングを使う場合、ハンガーに取り付けた際にフックの先端が被介護者に向かないように気を付けましょう。怪我をする危険があります。[5]
    • スリングには表と裏があります。スリングのどちらの面に被介護者を座らせるのかを確認しておきましょう。分からない場合は専門家やメーカーに尋ねましょう。
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    適切な介助の仕方を練習しましょう。被介護者の移乗のほとんどはホイヤーリフトの仕事ですが、スリングを脱着する際は、介護者であるみなさんが自力で被介護者の体を動かすことになります。怪我のリスクを避けるためにも、負担のかからない合理的な介助方法を身に付けましょう。家具のような重いものを動かす際に使う方法は、介護においても有効です。
    • 脚の力を利用して重心を安定させることが大切です。被介護者を持ち上げる前に、両脚を開いて膝を曲げましょう。
    • 持ち上げる際はできるだけ背筋を伸ばしましょう。
    • 持ち上げている最中は上体を捻ってはいけません。被介護者が移動する場所の真正面に立ちましょう。そうすれば抱きかかえている最中に上半身を捻らずに済みます。
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    実際に被介護者を移乗する前に、一つ一つの作業を完璧に身に付けましょう。まずは空のホイヤーリフトを使って、昇降作業を何度も練習しましょう。その後、今度は健常なボランティアの人に乗ってもらいましょう。特に一人で介護をする場合、それぞれの作業を一つずつ確実に身に着けるまでは、被介護者の移乗を試みてはいけません。
    • 被介護者を移乗する際は、できれば介護リフトの扱いに慣れた人に付き添ってもらいましょう。多くの病院では、介護リフトは二人一組で操作します。たとえ経験を積んだ療法士であっても、一人での操作は怪我の危険を伴います。
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    リフトおよびスリングが支えられる重量には限度があります。取扱説明書を参照するか、またはメーカーに連絡を取って、そのモデルの「耐荷重」を確認しましょう。決してリフトまたはスリングの耐荷重を超える被介護者を持ち上げようとしてはいけません。また、上記のように、被介護者に合わせて正しい規格のスリングを使用しましょう。
    • 持ち上げる前に、被介護者がどの程度動けるのかを確かめましょう。介助には被介護者の協力が不可欠です。
    • 時には、被介護者を移乗するかどうか、慎重に判断することも大切です。とりわけ、被介護者が無意識による突発的な行動や攻撃的な態度を示す場合は、互いに怪我をする危険があります。必要とあれば、自身や被介護者に危険が及ぶ前に、依頼された移乗を断りましょう。
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方法 2
方法 2 の 3:
横になった状態からの移乗

  1. 1
    被介護者に移乗のステップを一つずつ説明しましょう。これから行う作業のステップを、その目的とともに、丹念に説明しましょう。被介護者から介護リフトの依頼がなかった場合は、移乗の目的を説明したうえで、その過程に一つずつ慣れ親しんでもらいましょう。被介護者に敬意を払うだけでなく、被介護者が比較的健常なうちは、できる範囲で移乗作業に協力してもらうことも大切です。
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    病院のベッドを使う場合は、ベッド柵(サイドレール)を上げたままにして作業の邪魔にならない場所に固定しましょう。一人で介助をする際は、ベッドの両側を何度か行き来することになりますが、移動する前に、両側のベッド柵は必ず上げて固定しておきましょう。もっとも、被介護者にスリングを装着する際に支えが必要な場合は、一時的に下げておいても良いでしょう。
    • ホイヤーリフトにスリングを装着したら、持ち上げる前に、もう一度ベッド柵を上げて固定します。そうすることで、リフトが作動し始めた時に、被介護者が柵を握って体勢を安定させることができます。
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    可能であれば、ベッドを水平にしたまま適切な高さに調節しましょう。水平のままで高さを調節できるベッドであれば、みなさんが作業をしやすい位置まで上げましょう。ベッドの位置が高ければ、介助する際にみなさんの腰にかかる負担を軽減することができます。
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    リフトをセットする側に被介護者を仰向けに横たえます。被介護者がシングルベッドやツインベッドを使用している場合は、真ん中に横たわってもらいましょう。クイーンサイズあるいはそれ以上の大きさのベッドの場合は、リフトに近い側に体を寄せてもらいましょう。
    • 被介護者を極端にベッドの縁に寄せると大変危険です。
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    被介護者に掛かっているブランケットまたはシーツをすべて取り外します。介助作業の障害となるものは別のベッドの上に置くか、またはベッド下部の棚に仕舞い込みましょう。さらに、被介護者が着用している衣服やガウンを真っ直ぐに伸ばしましょう。
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    みなさんの体に近い方の脚を曲げてもらいます。みなさんの側の膝を上げ、足の裏をマットレスに着けてもらいましょう。これから向こう側へ体を反転させる旨を伝えるとともに、膝を上げることでその作業が容易になることを説明しましょう。
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    被介護者を向こう側へ反転させます。上げた膝および反対側の肩を優しく掴み、慎重に被介護者を反対側へ押して、みなさんから顔をそむける位置に来るまで反転させましょう。[6]
    • 被介護者が横向きの体勢を維持できない時は、筒状に巻いたタオルやそれに似たクッションを背中の後ろに置いて体を支えましょう。あるいは、アシスタントがいる場合は、スリングを準備する間、被介護者の体を慎重に支えてもらいましょう。
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    スリングを縦に半分に折り畳み、被介護者の横に置きます。布地の底辺が被介護者の膝のすぐ上の位置に来るようにして、上部は腋のすぐ上の高さに来るように置きましょう。[7] スリングを折り畳む際には、輪っかやパッドが内側に来るようにしましょう。
    • 折り畳んだスリングは、開き口を被介護者の反対側に向けてベッドの上に置きましょう。
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    被介護者を反転させて仰向けの体勢に戻し、さらに反転させて今度はみなさんの方に向かって横向きにします。上記と同じ要領で被介護者の体を反転させ、反対側へ横向きにしてスリングの上に乗せます。
    • その場で上手く被介護者を反転させられない場合は、ベッドの反対側へ移動しましょう。
    • 背中の後ろに支えを置いている場合は、反転させる前に取り除きましょう。そのままにしておくと被介護者に苦痛を与えてしまいます。
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    折り畳んだスリングの上面を慎重に引っ張ります。被介護者の体の下からスリングを引っ張ってベッドの上に広げます。
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    被介護者を反転させてスリングの上に仰向けにします。スリングの形状や被介護者の好みに合わせて、被介護者の手足の位置を調整しましょう。腕は真っ直ぐにして体の脇に置くか、あるいは被介護者が望むのであれば、スリングの外側に置きましょう。両脚は真っ直ぐに伸ばして揃えるか、またはスリングのデザインに合わせて若干開くようにしましょう。
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    リフトをベッドの下に固定します。リフトの脚部が上手く入らない場合は、ベッドの下に障害物がないかチェックしましょう。必要とあれば、レバーやフットペダルを使って脚部の間隔を狭めましょう。ただし、ベッドの下に入った後は、できるだけ脚部の間隔は広く取りましょう。
    • スリングを吊り下げるハンガーは、被介護者の肩よりも上の位置で、肩の線と平行になるようにしましょう。
    • 次の作業に移る前に、必ず車輪は固定しましょう。
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    ハンガーが被介護者の真上に来るまで、アームの位置を下げます。スリングの輪っかをフックに引っ掛けることができる位置までハンガーを下げましょう。ただし、ハンガーが被介護者の体に触れないように注意しましょう。
    • アームを下げる方法が分からない場合は、前述の「リフトとスリングの使い方」を参照しましょう。実際に四肢の不自由な人を移乗する前に、必ずリフトの使い方を習得しておきましょう。
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    U字型スリングの端にある輪っか同士を合わせて揺りかごを作ります。被介護者の背後に複数の輪っかがある場合は、その中から被介護者に最も快適にフィットするものを選びましょう。できれば被介護者の意見を取り入れましょう。ストラップ、チェーン、または大きな輪っかを使って、スリングの四隅をハンガーの所定のフックに取り付けます。
    • スリングの脚部に輪っかが付いている場合は、その2つの輪っかを被介護者の脚の下で交差させます。ハンガーに取り付ける際は、できる限りアームから離れた位置に引っ掛けます。体の左側から出ている輪っかを右端のフックに、そして右側から出ている輪っかを左端のフックに引っ掛けましょう。このように2つの輪っかを十字型に固定することで、脚の位置を安定させ、被介護者がスリングから滑り落ちるのを防ぐことができます。
    • スリングによってはネックサポートが付いていて、ストラップを使ってフックに固定することで首や頭を支えることができます。ただし、この脱着式のネックサポートは、自力で頭を動かせる被介護者にとっては必ずしも快適ではないかもしれません。
    • フックの先端は、被介護者から反対方向へ向けて怪我の危険を避けましょう。
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    ゆっくりとアームを上げます。全ての輪っかがしっかりとフックに固定されていることを確認しましょう。被介護者の体をベッドから少し浮かせます。安全を確認し、作業が円滑に進んでいることを確かめましょう。
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    リフトをゆっくり回転させてスリングと被介護者を次の地点まで移動させます。車輪のロックを外し、慎重にリフトを目的地まで動かしましょう。場合によっては、脚部の間隔を調整する必要があるでしょう。ただし、アームを昇降させている最中は脚部を動かしてはいけません。また一方で、リフトを回転させている最中はアームを昇降させないように注意しましょう。
    • 別の部屋へ移動する場合は、ハンガーをゆっくり回転させて、リフトが動いている間被介護者がみなさんの方を向くようにしましょう。
    • 被介護者を目標地点の真上に移動させましょう。
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    アームを下げて被介護者を快適に座らせましょう。椅子または車椅子に移乗する場合は、できるだけ深く腰を掛けられる位置に被介護者を下ろしましょう。
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    輪っかを外してスリングを取り除きます。必ず被介護者が所定の場所にしっかりと腰を下ろすか横になったのを確認してから行いましょう。被介護者の下から慎重にスリングを引き出し、安全な場所で保管しましょう。
    • ベッドやストレッチャーに移乗した際は、被介護者を反転させて横向きにしたうえで、スリングを折り畳んで取り除きしょう。上記のベッド上でスリングを装着する時と同じ方法で、被介護者の体を反転させましょう。
    • 被介護者を車椅子や車のシートに座らせる時は、スリングを背後から慎重に上方向に滑らせながら引き抜きましょう。
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方法 3
方法 3 の 3:
座った状態からの移乗

  1. 1
    これから行う作業について被介護者に説明しましょう。どこへ移動するのかを被介護者に知らせるとともに、移乗にホイヤーリフトを使用する旨をしっかり伝えましょう。一つ一つの作業について被介護者にも理解してもらったうえで、できる範囲で協力してもらいましょう。
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    まずはU字型スリングを被介護者の背後から差し込みます。全ての輪っかを正面に向け、Uの字のアーチ部分を上にしましょう。Uの字の両先端は被介護者の脚の下で交差させることになるので、下向きにしましょう。
  3. 3
    スリングを小刻みに動かしながら被介護者の背後に滑り込ませていきます。背中と椅子の間に挟んだスリングを少しずつ下に引っ張りましょう。生地の下部分が臀部をしっかりと覆うまでスリングを下ろしていきます。
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    椅子の真上にリフトのアームを移動させ、脚部を開きます。リフトの土台は車輪で動き、さらにハンガーの真下で脚部の幅を広げたり狭めたりすることで、被介護者に近い位置でリフトを操作することが可能になります。
    • 適切に脚部を開閉すれば、ハンガーを被介護者の真上に動かすことができます。フットペダルまたは土台の後ろにあるレバーを使って脚部の間隔を調節しましょう。
    • 被介護者を持ち上げる前には、必ず脚部の間隔をいっぱいまで開けましょう。
    • 被介護者を持ち上げる前には、必ず車輪をロックで固定しましょう。
  5. 5
    U字型スリングの端から出ている輪っか同士を合わせて揺りかごを作ります。被介護者の背後に長さを調節できる輪っかがいくつかある場合は、被介護者の意見を聞いて、その中から最も快適なものを選びましょう。アームの先端にあるハンガーに全ての輪っかを取り付けます。
    • 被介護者の脚の下で脚部の輪っか同士を交差させます。体の左側から出ている輪っかをハンガーの右端のフックに、右側から出ている輪っかを左端のフックに引っ掛けます。輪っかがアームの動きに干渉しないように注意しましょう。このように脚部の輪っかを十字型に固定することで、被介護者の脚の位置を安定させ、スリングから転落するのを防ぐことができます。
    • 被介護者が自力で頭を支えることができない場合は、ネックパッドをストラップに繋いでフックに取り付けます。ただし、被介護者が自力で頭を支えることができる場合は、取り外しておいた方が良いでしょう。
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    ゆっくりと揺りかごの形をしたスリング持ち上げます。全ての輪っかがしっかりと固定されていることを確認しましょう。被介護者が完全に宙に浮くまで持ち上げ、安全に気を付けながら、すべてが円滑に進行しているかどうかを確かめましょう。
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    リフトを回転させてスリングと被介護者を次の場所まで移動させます。車輪のロックを解除してリフトを目標地点に向けましょう。場合によっては車輪同士の間隔を調整する必要がありますが、アームが適切な高さに固定されるまでは、車輪を動かしてはいけません。しましょう。
    • 被介護者の体はリフトの支柱に向けましょう。
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    目標地点に移動したら、脚部をいっぱいに開いた状態で車輪を固定します。慎重に被介護者の位置を調整したうえで、所定の場所へ快適かつ安全に下ろしましょう。
  9. 9
    ゆっくりと適切な位置までアームを下げていきます。手動式の場合はパンプハンドルを使い、電動式の場合はコントローラーのスイッチを押してアームを下げます。被介護者が苦痛を感じていないことを確認しましょう。また、別の椅子に移乗する際は、できる限り深く腰を掛けられるようにアームの位置を調整しましょう。
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    被介護者を安全に下ろしたら、スリングを取り外しましょう。被介護者が椅子に腰を下ろした場合は、スリングを上に引っ張りながら取り外しましょう。被介護者を横にした場合は、体を優しく片側へ反転させてスリングを折り畳み、その後反対側へ反転させてスリングを抜き取りましょう。
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ポイント

  • リフトの取扱説明書を入手して修理の仕方を覚えましょう。また、電動式リフトの場合、バッテリーの交換の仕方も覚えておく必要があります。
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注意事項

  • 不使用時には全ての移動式ベッド、ストレッチャー、車椅子、そしてリフトの器具にロックがかかっていることを確認しましょう。何かの拍子に動き出して被介護者に衝突すれば大怪我につながります。
  • 被介護者がスリングに乗っている最中は、 決して手で直接アームを上下させてはいけません。
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必要なもの

  • ホイヤーリフト
  • 医療者が指定したスリング
  • 適切なベッド、椅子、その他被介護者が座れる場所
  • 十分な練習時間(できれば健常なボランティアと共に)
  • アシスタント(必ずしも必要ではないものの、安全な作業のために)

このwikiHow記事について

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カテゴリ: 全般的健康
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