ポイズン・アイビー(ツタウルシの一種)は北米に広く分布し、触ると肌がかぶれて痒くなることが知られています。非常に適応力がある丈夫な植物なので、偶然触ってかぶれてしまうということも起こりがちです。幸い、少し練習すれば見分けることができるため、この記事でその方法をご紹介します。

ポイズン・アイビー(Toxicodendron radicans)には次のような特徴があります。

  • 葉は3枚一組で生えます。詳細を見る
  • 葉の先がとがっています。 詳細を見る
  • 通常、春は緑で秋は赤みのあるオレンジ色になります。詳細を見る
  • ツタとしても灌木としても育ちます。詳細を見る
  • 春に花が咲き小さな白い実を房状につけます。実は冬の間もそのまま残ります。詳細を見る

パート 1 の 3:
ポイズン・アイビーの特徴を見分ける

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    3枚の葉の集合に接しているツルを見てみましょう。ポイズン・アイビーの葉は必ず3枚一組となっており、他に際立った特徴がないことから、この葉の付き方で見分けます。ポイズン・アイビーは多様な方法で成長することができます。「ポイズン・アイビー」という名前こそあれ、ツタのように何かの表面に貼り付いて上方に成長するだけでなく、低灌木や独立した植物としても生育できます。
    • 岩場でも成長でき、他の植物が生えている場所を乗っ取ることもあります。木やフェンスのようなものの近くに生えている場合はそれらに巻き付きながら成長し、鬱蒼とした茂みとなって行く手を遮ります。
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    フレーズで覚えましょう。「3枚葉? 危ないわ!」「1、2、3? はい、退散!」など、長いツルの先の3枚一組になった葉をもとにしたフレーズです。葉の見分け方には他に次のようなものがあります。
    • 1本の茎に3枚の葉が密集してついているかを見ます。葉の先はどれもとがっているはずです。
    • 葉は横幅が広く、側面(横)についた2枚は先端(中央)の1枚よりも少し小さめです。
    • 中央の葉には通常(ほぼ必ず)小さな茎がありますが、横の2枚はツルから直接伸びるため、茎がありません。
    • 葉は明るい緑色から暗い緑色まであり、上から見るとロウを塗ったようにつやつやしています。下から見ると葉の色は薄く、毛羽立って見えます。春には通常は明るい緑色で、秋には赤くなる(ポイズン・アイビー)か、明るい赤またはオレンジ色になります(ポイズン・オーク)。
    • 葉はつやを帯びているのが一般的ですが、必ずしもそう見えるとは限らないため、注意しましょう。特に雨が降った直後は、つやの有無だけで見分けてはいけません。
    • 「毛羽立つツルは悪いやつ」または[1]
      • 「真ん中長けりゃ近づかない」:3枚一組の葉のうち中央の葉には長い茎があり、横の2枚はツルから生えています。
      • 「ぎざぎざロープは触らない」ポイズン・アイビーのツルには柔毛があり、ぎざぎざまたはざらざらとした見た目をしています。
      • 「白い実見たらすぐ逃げろ」「白い果実は危険の証」
      • 「春の赤葉はとても危険」:春に芽吹く新しい葉は、時に赤い色をしていることがあります。その後、夏になると葉は緑になり、秋には赤みのあるオレンジ色になることもあります。
      • 「ミトン型した横の葉は、イライラするほど痒くなる」:ポイズン・アイビーの葉の形を形容したもので、横の2枚の葉にはくぼみがあり、親指だけが別れたミトンのように見えることを表しています。(注意:痒みの原因となるのは横の2枚だけではありません。)
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    実を調べましょう。実がなっている場合は、次のような特徴があります。
    • 実はどれも半透明です。
    • ポイズン・オークの実の多くには柔毛が生えています。
    • ポイズン・アイビーの実は白または乳白色をしています。
    • 多くの場合、実は冬から春にかけての間も木から落ちることはありません。
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    ポイズン・オークやポイズン・アイビーは、葉の色が変わっても危険であることに変わりはありません。痒みのもととなるウルシオールという樹脂は葉に残っており、色とは無関係です。
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パート 2 の 3:
外出先でポイズン・アイビーやポイズン・オークを見かけた場合

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    茂みを触る、手で払いのける、かき分けて進むなどする前にツルを観察しましょう。ツルとして成長したポイズン・アイビーは、木に絡みつくようにして伸びます。このように成長する場合、ツルからはさらに小さなポイズン・アイビーが数多く生えてきます。どうしてもツルに近づかなければならない場合は、必ずよく観察して、新たなツルが生えてはいないかを確認しましょう。
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    冬場でも気を付けましょう。ポイズン・オークは冬になると葉を落とし、幹やツルのみになります。しかし、肌の敏感な人にとっては、この幹だけでもかぶれの原因となりえます。
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パート 3 の 3:
気を付けておくべきこと

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    ポイズン・オークと他の植物を間違えないようにしましょう。似たような葉を2、3枚を持つ植物があります。ヒイラギやモクレンなどのように葉の先に突起があるものや、茎に棘があるブラックベリーなどがその一例です。しかし、ポイズン・アイビーに関しては、似たような植物は避けたほうが無難です。
    • ポイズン・アイビーの特徴を備えていても、葉がどれも同型で規則的な形をしているものやぎざぎざの形が鋭いものは、おそらくポイズン・アイビーではありません。ポイズン・アイビーの葉のぎざぎざは不規則で、先端と先端の間は緩やかな曲線を描いています。
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    得体の知れない植物を動物が食べていても、それが安全な植物とは限りません。毒性のある植物を食べても影響を受けない生き物はいます。シカなどの草食動物は好んでポイズン・アイビーを食べます。
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ポイント

  • ポイズン・アイビーに触れた靴のひもは取り換えましょう。ウルシオール樹脂が靴ひもに残っている場合に、触れるとかぶれる可能性があります。
  • 犬が茂みに飛び込まないように注意しましょう。ポイズン・アイビーにかぶれるのは人間だけではありません。かぶれた箇所が毛に隠れてしまい、犬がかぶれたことに気が付かない場合もあります。毛のない腹側をよく調べましょう。犬を撫でるときにも、自分がウルシオール樹脂に触れてかぶれないように気を付けましょう。犬がポイズン・アイビーに触った可能性がある場合には、犬を念入りに洗いましょう。こうした問題を防止するためにも、木やツタのある場所では犬を常にリードにつないでおくことです。いずれにしても、他人も使用する遊歩道で犬を放すべきではありません。
  • アレルギーがある場合は、これらの植物を見分ける練習をしましょう。重いアレルギーは非常に危険となる場合があります。一目で見分けられるようになるまでは写真を持ち歩きましょう。
  • 専用の石鹸を持ち歩き、ポイズン・アイビーに触ったらすぐに洗い落とせるようにしましょう。
  • 屋外で飼っている猫の場合は、かぶれたりウルシオール樹脂を付着させて帰ってきたりする可能性があります。
  • 子どもに対しても、一人歩きができるようになった時点で、得体の知れない植物には触らないように教えましょう。これは自然と触れ合う上で避けては通れない問題です。こうした教育は、葉の特徴で植物を判断しづらくなる冬場には特に重要になります。
  • かぶれてしまった場合には、その部分をできる限り露出しましょう。空気に触れると治りが早くなる可能性があります。
  • かぶれた可能性がある場合は2、3日様子を見て、すぐに治療を始めましょう。
  • ポイズン・アイビーやポイズン・オーク、毒ウルシに触れたと思われる皮膚を洗い流すときに必ず覚えておくべきことは、「タオルを使用する」ことです。良質の石鹸を使用して、樹脂を肌からこすり落とすようにしながら念入りに洗います。できれば1時間以内、遅くても2時間以内に水で流しましょう。
  • ハイキングから帰宅した後は、肌の露出部分をよく洗いましょう。体の他の場所に触れる前に、まずは手を洗います。冷たい水と石鹸を使いましょう。温かい湯を使うと、毛穴が開いてウルシオール樹脂が入り込む可能性があります。一般的な石鹸では効果はありません。台所用洗剤の原液で樹脂を浮かせた後、水でよく洗い流します。
  • 医師に連絡して、薬を処方してもらいましょう。

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注意事項

  • ポイズン・アイビーを除去する目的で燃やしてはいけません。ウルシオール樹脂を燃やしたときに発生する煙を吸い込むとのどや肺がかぶれ、呼吸時に大変な痛みを伴います。体に害が及ぶだけでなく、場合によっては死に至る可能性もあります。
  • ポイズン・アイビーはアメリカ蔦に覆われている場合があります。アメリカ蔦の茂みに不用意に入るとひどくかぶれる可能性があり、非常に危険です。また、アメリカ蔦の葉は5枚であるとはいえポイズン・アイビーと見た目がよく似ているため、両者を見間違えることは珍しくありません。
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必要なもの

  • 見分けるための写真:スマートフォンなどの端末に入れておけば、すぐに確認できます。
  • 毒性植物用の救急治療薬:特に、自然に触れる場所での散歩やハイキング、キャンプでは必携です。
  • 台所用洗剤などの原液(樹脂の除去を目的に使用)または毒性植物専用の石鹸(通常の石鹸は不可)

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出典

  1. Paul Tawrell, Camping and Wilderness Survival, p. 71, (2006), ISBN 0-9740820-2-3 research source
  2. Lynn Brunelle, Camp Out!, p. 237, (2007), ISBN 978-0-7611-4122-8 – research source
  3. Wikipedia: Poison ivy

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