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ポリ塩化ビニル管(塩ビ管)は表面がツルツルしているため、色を塗ることは無理だと思っている人も少なくありません。実は、正しい道具を揃え、適切な準備をすれば、かなり簡単に色を塗ることができます。塩ビ管には、プラスチックを水や異物から守るために特殊な化合物が用いられてはいるものの、軽く表面をこすり、プライマーで下塗りをすれば、色を自由に塗り直せるようになります。

方法 1 の 2:
スプレー塗料を使う

  1. 1
    材料を集める 塩ビ管に色を塗る際は、目の細かい大き目の紙やすり、少量のアセトン、清潔なタオル、スプレー塗料(好きな色のもの最低1本)、そして色を塗る塩ビ管が必要です。必要な材料がすべて揃っていることを確認してから作業を始めましょう。
    • 安全な作業環境を整えましょう。手袋、安全ゴーグル、マスク(塵や化学薬品をブロックできる換気口つきのもの)を用意しましょう。[1]
    • スプレー塗料も必要です。プラスチックの表面の塗装に特化した製品を選びましょう。例えば、「Krylon Fusion」や「ラストオリウムプラスチック用スプレー塗料」などが使えます。
  2. 2
    作業場を整える 大きなドロップクロスあるいはタープを敷きましょう。近くにある家具や家電、電子機器も覆いましょう。換気の良い場所で行いましょう。扉や窓が開けられるガレージや作業部屋などが適しています。[2]
    • 換気の良い、広い場所で作業しましょう。塗装が乾きやすくなるだけでなく、アセトンや塗料の有害なガスから身を守るためです。[3]
    • スプレー塗料は噴射すると飛び散りやすいので、床や、カウンタートップなどの作業台の表面を保護するためにもドロップクロスを敷いておきましょう。
    • ドロップクロスがない場合は、新聞紙を重ねて敷いても良いでしょう。
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    用途に合わせて塩ビ管を測って切る 塩ビ管は、目的に合わせた大きさや形状に整えておきましょう。必要に応じて寸法を測り、切り、組み立てておきます。あとは、色を塗り、取り付けるだけにしておきましょう。[4]
    • 塩ビ管の色をエルボの色に合わせる必要がある場合、やすりがけと塗装の前に、エルボをはめておきましょう。
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    塩ビ管の外側にやすりがけをする 目の細かい紙やすりで管の外側をこすりましょう。手に紙やすりを持ち、手の平全体で管を包みこむと、こすりやすくなります。包みこんだ状態で、一方の端からもう一方の端までこすり、均一に仕上げましょう。[5]
    • こすり過ぎないよう注意しましょう。厚みが不揃いになり、部分的に劣化が早くなる恐れがあります。
    • 220番あるいはそれ以上の目の細かい紙やすりを用いましょう。[6]
  5. 5
    アセトンをつける 乾いた清潔なタオルを用意し、角を上下逆さまにしたアセトンの容器の口にあて湿らせます。次に、やすりがけを終えた塩ビ管の表面をアセトンで拭きとりましょう。アセトンは大量に用いる必要はありません。表面を塗装のために整えることができれば充分です。[7]
    • 管の表面をこすることで、やすりがけで生じたくずの残りを取り除けるでしょう。
    • アセトンを用いることでプラスチックが膨張し、より多孔質になり、その結果塗料が密着しやすくなります。[8]
  6. 6
    スプレー塗料を重ね塗りする ゆっくりと安定した手の動きで、縦長に塗装をふきかけていきます。この時、液だれなどが起こらないように、できる限り薄く塗りましょう。一方の側を塗ることができたら、管を回転させて反対側も塗りましょう。滑らかに均一に塗り、ムラや不備を防ぎましょう。[9]
    • 好みの色合いになるまで、塗り重ねましょう。
    • 1回塗るごとに、20~30分かけて乾燥させましょう。[10]
  7. 7
    乾かす 好みの色に仕上がったら、塩ビ管を乾かしましょう。触れられる程度に乾くまで24時間あるいはそれ以上要します。家庭や工事現場で実際に使用する前に、充分に硬化させて、熱、圧力、あるいは傷などによる損傷を防ぎましょう。[11]
    • かなり汚れやすい環境や過酷な環境での使用にも耐えられるようにする必要がある場合は、最大20~30日かけて硬化させる必要があるかもしれません。
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方法 2 の 2:
手で塗る

  1. 1
    やすりがけをする 塩ビ管の表面全体をこすり、ざらつかせます。こうすることで、プラスチックの表面に塗料が密着しやすくなります。一定の力を加え、縦長に手を動かすことで、均一に仕上げます。[12]
    • 電動のサンダーを用いるのは、まずよく考えて決めましょう。表面がかなり激しく削り取られる可能性があります。
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    アセトンで表面をこする 埃や削りくずをできる限り取り払います。20~30分かけてアセトンを乾かしましょう。手袋を着用し、換気の良い場所でこの手順を行いましょう。
    • 必要に応じて布を湿らせ直し、ヤスリがけをした表面全体をアセトンでこすりましょう。
    • 管を濡らし過ぎないよう注意しましょう。アセトンの量が多すぎるとプラスチックに浸食し、構造が劣化してしまいます。[13]
  3. 3
    プライマーで下塗りをする 縦長に、一方の端からもう一方の端に向けてプライマーを薄く塗りましょう。つるつるとしている表面に塗料を密着させやすくするうえで、プライマーの役割は重要です。プライマーは1回塗れば充分でしょう。[14]
    • 光沢無しの白色の製品を探しましょう。塗料の色が何であっても、色がはっきりと鮮やかに現れるので使いやすいでしょう。
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    1層目の塗料を塗る プライマーと同様に縦長に、滑らかな手の動きで一方の端から反対の端まで塗りましょう。塗りながら管を回転させ、筆はこびを重複させながら全体にまんべんなく塗りましょう。[15]
    • 小さな柔らかい刷毛(管の幅とほぼ変わらないもの)を用いましょう。
    • 塩ビ管の防水加工と似た効果のある塗料を探してみましょう。セミグロスのサテン、ラテックス、あるいはアクリル塗料などが良いでしょう。[16]
  5. 5
    必要に応じて重ね塗りする 色が充分に見えるまで、複数回重ね塗りをする必要があるかもしれません。塗り重ねるごとに色は濃く深くなります。塗り終えたら24~48時間かけて塩ビ管を乾かしましょう。幅広い用途に適した、色鮮やかで耐久性の高いプラスチック製パイプが完成します。[17]
    • 塗装は、平均2~3回の重ね塗りが必要です。
    • 大量の塗料を一度に塗らないよう注意しましょう。液だれを起こすこともあります。
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ポイント

  • 昨今では、様々な色の塩ビ管が販売されています。自分で塗装をする手間を省けるよう、好みの色の既製品が販売されていないか、まず確認しましょう。
  • スプレー塗料は使う前によく振りましょう。
  • 塗料が付着しないよう保護された壁や椅子に管を立て掛けると、色移りせずに塗装することができます。
  • 湿度の低い日に作業を行いましょう。湿気が少ないほうが塗料が密着しやすいでしょう。
  • 塗装された管は、湿らせたタオルで拭いて汚れを落としましょう。
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注意事項

  • アセトン、塗料、あるいはプライマーのガスは有害なので吸い込まないよう注意しましょう。換気の良い、広い場所で作業を行い、防塵マスクあるいは呼吸補助具付きマスクを装着して作業しましょう。
  • アセトンが肌に触れると軽く刺激されることがあります。アセトンなどの腐食性化学薬品は常時手袋を着用して取り扱いましょう。
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必要なもの

  • プラスチックに用いることのできるスプレー塗料
  • 目の細かい紙やすり
  • アセトン
  • 清潔なタオル
  • 防水性のラテックスあるいはアクリル塗料
  • プライマー
  • 柔らかい刷毛
  • ドロップクロス、タープ、あるいは新聞紙

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