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ペットが行方不明になるのは恐ろしいことですが、マイクロチップを装着していればペットの居場所を特定するのに役立ちます。マイクロチップでリアルタイムの追跡はできませんが、ペットが飼い主のもとへ戻れる確率は高まるため、利用する価値は十分にあります。[1] マイクロチップ装着費用を助成している自治体もあります。行方不明のペットを保護した人は、マイクロチップの情報をもとに飼い主の連絡先を知ることができます。そのため、登録している情報は常に新しいものにしておくことが大切です。他の手段として、ペットの居場所を特定できる、GPS追跡装置を使ってもよいでしょう。

方法 1 の 3:
マイクロチップで行方不明のペットを探す

  1. 1
    ペットのマイクロチップID番号をデータベースに登録する マイクロチップを装着したら、ID番号を全国共通のデータベースに登録します。[2]
    • マイクロチップのID番号は、 動物ID普及推進会議(AIPO)に登録します。
    • ID番号を紛失した場合は、チップを装着した動物病院に問い合わせましょう。
  2. 2
    ペットのマイクロチップが読み取られ、連絡が来るまで待つ 行方不明のペットに関する情報を待つのはつらいものですが、装着されているマイクロチップが読み取られるまでは、ペットの居場所は判明しません。ペットが動物病院やシェルターに連れて行かれた場合、マイクロチップが装着されているかが確認されます。そして、連絡先を照会して飼い主に知らせが来ます。[3]
  3. 3
    シェルターからペットを譲り受けた場合は、マイクロチップが装着されていたかを確認する 新しい飼い主が引き取る前に、すでにマイクロチップが装着されている場合もあります。シェルターのなかには、譲渡前にすべてのペットにマイクロチップを装着するところもあります。譲り受けたペットが行方不明になった場合は、シェルターに確認しましょう。ペットが保護されたら、シェルターに連絡がいくかもしれません。[4]
    • ペットが戻ってきたら再び引き取ることをシェルターに伝え、たびたび状況を確認しましょう。
  4. 4
    マイクロチップのしくみを理解する 皮下に埋め込まれるマイクロチップによって、ペットが行方不明になった場合に身元の確認ができます。動物病院やシェルターでマイクロチップが読み取られ、ID番号をもとに飼い主の連絡先を照会します。海外では、マイクロチップのID番号からペットの病歴がわかるシステムもあります。[5]
    • リーダー(読み取り器)によっては読み取れないマイクロチップもありますが、すべて読み取れるユニバーサルリーダーが一般的になりつつあります。[6]
    • マイクロチップはGPSを使って追跡する装置ではないため、リアルタイムでペットの居場所を特定することはできません。ペットの首輪に取り付ける、GPSを使った追跡装置も販売されています。
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方法 2 の 3:
ペットにマイクロチップを装着して登録する

  1. 1
    マイクロチップの装着について獣医師に相談する マイクロチップは注入器で簡単に埋め込めるため、定期検診の際に処置をすることもできます。麻酔をかける必要はありませんが、避妊・去勢手術などの手術の際に装着する場合もあります。[7]
    • 獣医師の助言をもとに、マイクロチップがペットにとって最善の策であるかを検討しましょう。
  2. 2
    ペットの肩甲骨の間にマイクロチップを注入してもらう マイクロチップの注入は医療行為にあたるため、獣医師が処置を行います。米粒ほどの大きさのチップが、リーダーが読み取れる適切な位置に注入されます。[8]
  3. 3
    登録するためのID番号を入手する 注入処置をした獣医師からID番号をもらい、動物ID普及推進会議(AIPO)のデータベースに登録します。動物病院でID番号と登録用紙を忘れずに入手しましょう。[9]
    • ID番号を聞き忘れた場合は、動物病院に問い合わせましょう。
  4. 4
    AIPOのデータベースにID番号を登録する データベースにID番号を登録するまで、マイクロチップを活用することはできません。マイクロチップを読み取っても、何の情報も得られないからです。登録用紙に飼い主が自分の氏名と連絡先、そして獣医師がペットの名前、種類、生年月、毛色、性別、避妊・去勢手術の有無などの情報を記入して、AIPOの事務局に郵送します。[10]
    • ID番号の登録用紙のサンプルはこちらです。
    • マイクロチップのID番号は、AIPOに登録します。AIPOの事務局に登録用紙を送付しましょう。
    • 現時点で日本では、マイクロチップの情報からペットの病歴は分かりませんが、海外では病歴、予防接種、受けた手術などの情報を入力できるシステムもあります。
  5. 5
    登録した連絡先を更新する 飼い主の連絡先が違っていると、マイクロチップを読み取った動物病院やシェルターが飼い主に連絡することができないため、せっかくのマイクロチップも役に立ちません。登録情報の変更は、マイクロチップのID番号を使ってインターネットで行うか、変更届を郵送します。
    • 飼い主の連絡先が変わった場合、または飼い主が変わった場合に登録情報を変更しましょう。[11]
    • 登録情報はインターネットでも変更できます。
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方法 3 の 3:
GPS追跡装置を使う

  1. 1
    GPS追跡装置がペットに適しているかを判断する GPS追跡装置とマイクロチップを併用することもできます。GPS追跡装置は、アプリを使ってペットの居場所を追跡します。ペットが装置を付けている限り、リアルタイムで居場所を特定できます。[12]
    • GPS追跡装置を使ったペットの追跡は、大抵の場合利用料金がかかるため、高額になる場合もあります。
    • アプリを使わずに、発信機と連動した手持ち型のGPS追跡装置を使うタイプもあります。ただし、ペットを追跡するには、この装置を常に携行する必要があります。
    • GPS装置のなかには、ペットの体温や脈拍数、カロリー摂取量などの健康状態を把握できるものもあります。用途に応じて基本的な装置または追加機能のある装置を選びましょう。
  2. 2
    ペットの種類に適したGPS追跡装置を購入する 犬猫兼用の追跡装置もありますが、犬または猫専用に作られたものもあります。ペットに最適な追跡装置を選ぶことが大切です。
    • 大型犬には、大型犬専用のタイプが適しているでしょう。
    • 猫や小型犬には、小型で軽量の装置がよいでしょう。
  3. 3
    GPS追跡装置をペットの首輪に取り付けるか、首輪型の装置を装着する 追跡装置は常に装着する必要があります。あらかじめ首輪に取り付けてある追跡装置は、ペットにそのまま装着します。または、ペットがすでに付けている首輪に装置を簡単に取り付けることができます。
    • 猫に装着する場合は、猫にも安全な首輪を使いましょう。猫のけがを防ぐ安全バックル付きの首輪に、小型の装置を取り付けるとよいでしょう。[13]
  4. 4
    ペットの居場所を確認する ペットにGPS追跡装置を取り付けたら、ペットの居場所を簡単に調べることができます。追跡装置の機能によっては、猫の足取りを追跡し、猫が頻繁に行く場所を知ることもできます。[14]
    • 電池の残量が少なくなったら、電池を交換しましょう。
  5. 5
    GPS追跡装置の限界を知る GPS追跡装置を使っていても、ペットを追跡できない場合があります。事故や盗難の場合に装置がペットから外れてしまうことがあるからです。また、装置は電池で稼働するため、定期的に電池を交換するか、充電式の場合は充電する必要があります。GPS追跡装置は、GPSの受信が良好な地域でのみ適切に動作します。
    • ペットのサイズによっては、GPS追跡装置を装着できない場合もあります。また、ペットが装着を嫌がることもあり、自分で外そうとするかもしれません。[15]
    • 上記の理由でマイクロチップとGPS追跡装置を併用する飼い主もいます。
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ポイント

  • マイクロチップは一般的に25年間使用可能で、一度装着すると通常は交換する必要はありません。[16]
  • ペットを動物病院に連れて行くたび、マイクロチップが正常に読み取れるかを確認してもらいましょう。
  • GPS追跡装置は、常に屋内にいるペットにはあまり役立たないかもしれません。
  • マイクロチップのID番号を紛失した場合は、動物病院で読み取ってもらうことができます。
  • マイクロチップを装着する年齢制限はないため、高齢の犬や猫でも使用できます。追跡装置の装着に遅すぎるということはありません。[17]
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注意事項

  • マイクロチップを装着していても、常にペットに迷子札を付けておきましょう。ペットが迷子になった際にすぐに連絡先が分かります。また、マイクロチップはペットの体から抜け出てしまうこともあります。
  • ごくまれに、マイクロチップの注入箇所から膿が出たり、腫れたりすることがあります。その場合は、直ちに獣医師の診察を受けましょう。[18]
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このwikiHow記事について

Pippa Elliott, MRCVS
共著者 ::
獣医、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)
この記事の共著者 : Pippa Elliott, MRCVS. Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるピッパ・エリオット獣医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医師、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得し、生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。 この記事は4,588回アクセスされました。
カテゴリ: ペット・動物
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