マスクを作る方法

共同執筆者 Megan Connolly

おそらく、医療現場において医療用マスクなどの医療品が不足しているというニュースを誰もが耳にしたことがあるでしょう。また、自分や大切な人のためにマスクを手作りしようと思う人もいるかもしれません。幸いなことに、基本的な洋裁の技術があれば、マスクは手作りすることができます。しかし、手作りマスクよりも市販の医療用マスクの方が感染予防効果は高いため、手作り布マスクの使用は医療用マスクが手に入らない場合のみとするべきであるということを忘れてはいけません。[1]

パート 1 の 5:
適切な布を選ぶ

  1. 1
    両面とも目の詰まった、しっかりとした生地を選ぶ マスクの感染予防効果を高めるため、表地と裏地の2層が必要です。できれば、表地は厚手の生地、裏地は薄めの綿素材が好ましいでしょう。[2]
    • 最近の研究によると、手作りマスクに最も適した素材は医療機器の保護に使われる滅菌ラップだということです。滅菌ラップは菌や微粒子の99%を遮断するとのことです。[3]
    • 表地には、デニム、ツイル、キャンバス地、キルティング素材などがよいでしょう。
    • 裏地には伸縮性のない、綿や綿混の素材がよいでしょう。

    ポイント:布製のマスクは頻繁に洗濯・殺菌する必要があるため、洗濯によって縮んだり、たわんだりする素材は避けましょう。[4]

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    防縮加工済みの100%綿Tシャツを使う ヘインズの厚手の綿100%Tシャツなどを使うと簡単です。しかし、他になければ手持ちの着古したTシャツを使ってもよいでしょう。10分ほど煮沸消毒し、空気乾燥をして、生地を防縮・殺菌します。[5]
  3. 3
    Tシャツがなければ、枕カバーを使う 枕カバーは理想的とは言えませんが、それでも多少の予防効果は期待できるでしょう。他に選択肢がなければ、枕カバーを使いましょう。 [6]
    • 枕カバーよりはTシャツの方が予防効果があります。できればTシャツを使いましょう。
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    表裏がわかりやすいように、異なる色や模様の生地を組み合わせる マスクを裏表に装着すると、予防したいはずの菌やウイルスに接触してしまうことになります。どちらが外側かわかりやすいように、少なくともどちらかは色や柄付きの生地を選びましょう。[7]

    アメリカ疾病予防管理センター(CDC)認定・簡単ですぐにできるマスク

    https://www.coxhealth.com/innovation/masks/(英語サイト) シンプルなデザインですが、フィルターを入れることはできません。[8]

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パート 2 の 5:
布を裁断する

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    手と作業台が清潔であることを確認する 作った後、着用する前に一度洗濯する必要はありますが、製作中も清潔にしておくに越したことはありません。ミシンと作業台を消毒剤や除菌ティッシュなどで消毒します。さらに、手を洗ってから20秒以内に作業を開始しましょう。また、既に一つマスクがあれば、それを着用して作業をすると呼吸、咳、くしゃみによって製作中のマスクを汚染することがありません。[9]
    • 医療従事者のためのマスクを作るのであれば、清潔さへの配慮は特に重要です。
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    型紙をプリントアウトして切り取る オンライン上には様々なマスクの型紙があり、どれを使っても構いません。高品質なマスクを目指すのであれば、着用した人の鼻にぴったりフィットして顔に密着するデザインのものを選びましょう。型紙を印刷するときは、スケールが狂わないように「実際のサイズ」を選びます。さらに、型紙を切り抜く前に定規で寸法を測って確認しましょう。 [10]
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    表面(きれいな面)を内側にして布を折る マスクを縫うには、表地と裏地、それぞれ左右のパーツが2枚ずつ必要です。どちらの生地も、 裁断前に中表になるように折ると楽にできます。「きれいな」表面が内側に、「荒い」裏面が外側に来るように角を合わせております。[11]
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    表地の裏側に型紙をうつす 折った生地を水平な所に載せ、その上に型紙を重ねます。 鉛筆かチャコペンシルを使って型紙をなぞります。[12]
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    表地の両端には4㎝程度の縫い代をとって裁断する 表地の両端になる部分の縫い代を大きくとり、ゴムを通す部分にします。布用裁ちバサミを使って裁断します。マスクの両サイド(着用時に耳の方に来る部分)には約4㎝の縫い代をとります。[13]
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    裏地の裏側に型紙をうつす 表を下にして水平な所に裏地を置き、その上に型紙をのせます。鉛筆かチャコペンシルを使い、型紙の外側をなぞります。[14]
    • 左右の異なる同じパーツが2枚必要なので、裁断するには、重ねたまま上下2枚を同時に切ります。
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    布用の裁ちバサミ、もしくはよく切れるハサミで裏地を裁断する 生地を折った状態で、うつした型紙の線に沿ってゆっくりと切っていきます。裁断が終わったら、型紙と同じ形のパーツが2枚ずつできあがっているはずです。[15]
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パート 3 の 5:
マスク本体を作る

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    裏地を中表に合わせる 裏地2枚の曲線部分を合わせます。マスクが完成した時に外側に来る面同士がくっつくように、中表になっていることを確認しましょう。[16]
    • 待ち針で布がずれないように固定してもよいでしょう。しかし、必ずしも必要ではありません。
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    裏地の曲線部分を縫い合わせる ミシン、もしくは手縫いで、着用時に鼻に沿う曲線を縫い合わせます。型紙から布にうつした線に沿って、縫い代を残して縫い合わせます。[17]
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    表地を中表に合わせる 表地の柄のある面を合わせます。それから曲線、および全ての角がぴったりと合うように重ねます。[18]
    • 裏地と同じように、待ち針を使って布同士を固定しても構いませんが、必須ではありません。
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    鼻側の曲線を縫い合わせる ミシン、もしくは手縫いで、着用時に鼻側になる曲線を縫い合わせます。型紙から布にうつした線に沿って、縫い代を残して縫います。[19]
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    表地・裏地の縫い目にアイロンをかけて平らにする 縫い合わせた表地・裏地を開き、アイロン台、もしくは高温になっても問題ない場所に表面を上にして置きます。低温に設定したアイロンで表地両脇の縫い代を優しく押さえます。同様に裏地にもアイロンをあてます。[20]
    • これで縫い代が平らになり、表地と裏地を合わせやすくなります。
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    表地・裏地の両端のラインを合わせて待ち針で止める 表を下にして表地を水平な所に置きます。それから、その上に裏地を表を上にして置きます。表地と裏地の曲線がぴったりと合っていることを確認しましょう。[21]
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    マスクの上辺と下辺の線同士を合わせて縫う 表地と裏地の上辺同士、下辺同士を合わせて、ミシンか手縫いでしっかりと縫い合わせます。両端は開いたままにしておきます。[22]
    • 両端には耳ゴムを通す部分用に約2.5㎝の縫い代があるはずです。
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パート 4 の 5:
鼻用ワイヤーを入れる

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    外表にし、縫い目を割る 縫い合わせていない片方の端を指先でそっと開き、内側の面が外に出るように折り返します。ゆっくりと中身を裏返していき、マスクの外側になる面を完全に外に出します。上辺と下辺の縫い目にアイロンをかけ、マスクを平らにします。[23]
    • ひっくり返す際に、縫い目を破ってしまわないように注意しましょう。
    • ひっくり返した後はもこもこしがちですが、ぴしっとアイロンをかけるとマスクらしくなります。
  2. 2
    園芸用ワイヤー14~15㎝を上部に挿入する 着用時にこのワイヤーを鼻の輪郭に沿って曲げると、マスクを顔にぴったりフィットさせることができます。両サイドのどちらかの開口部から、指でワイヤーを押し込んでいきます。着用した時に鼻に当たる、上辺の縫い目に沿って入れましょう。待ち針でワイヤーを止めて固定します。[24]
    • ワイヤーによってマスクの形状が保たれ、着用時に鼻からずれ落ちる心配がなくなります。また、より良いフィット感が得られるでしょう。
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    上辺・下辺それぞれに沿ってステッチを入れ、強化する ワイヤーのすぐ下に上辺のステッチを入れ、表地と裏地の間にあるワイヤーを正しい位置に固定します。ミシンか手縫いで上辺と下辺に沿ってステッチを入れ、縫い目を丈夫にします。[25]
    • 上辺のステッチを縫う際には、ワイヤーが最初の縫い目とステッチの間に入っていることをよく確認しましょう。
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パート 5 の 5:
両端を縫い、フィルターを入れる

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    表地の端を6㎜程度折る 表地の脇の縫い代でゴムを通す部分を作ります。端を折り曲げ、表地を裏地の端のラインの少し手前に合わせます。それから、アイロンで折り代を優しく押さえて折り目をつけます。[26]
    • この折り目は着用時にマスクを固定するためのゴムひもを通すところです。
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    両端のゴム通し部を表地に縫いつける 表地と裏地の隙間を開けておくと、その間にフィルターとなるものを挿入できるので、縫い合わせずにおきます。ミシンか手縫いで、ゴム通し部の端に沿ってステッチを入れ、表地に縫い付けます。これでマスクの両端にゴムひもを通す部分ができました。[27]

    アレンジ:お好みで、ゴムひもを通す代わりに輪になったヘアゴムを使ってもよいでしょう。 ヘアゴムを使う場合は、ゴム通し部を折る時にヘアゴムを入れ、縫い代を縫い留めます。

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    裏地の端を内側へ折り、縫い合わせる 表地の端はゴムひもを通す部分になりましたが、裏地の端はほつれてこないように縫い合わせ、処理する必要があります。裏地の端を開口部に向けて3㎜程度折り返します。それから、ミシンか手縫いで端に沿って縫っていきます。表地と一緒に縫い合わせてしまわないように気を付けましょう。表地と裏地の間にフィルターを入れられなくなってしまいます。[28]
    • もう一方の端も同じように処理します。
    • これで両サイドにフィルターを入れるポケット付きのマスクになります。
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    ゴム通し部の片方からゴムひもを押し込む 6㎜幅、もしくは1㎝幅のゴムひもを約70㎝使います。片方のゴム通し穴を広げ、指でゴムひもを入れていきます。ある程度通ったら、反対側から引っ張ります。貫通したら、ゴムひもの反対側の端をマスクの反対側のゴム通し穴に入れます。両方の穴を通ったら、ゴムひもの端同士をしっかりと結び合わせます。[29]
    • ゴムひもを結ぶ位置でサイズ調整ができます。
    • ゴムひもは洗濯によって縮むことがあるため、ある程度の余裕を見ておきましょう。
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    使用前にマスクを洗濯用洗剤とお湯で洗う 出来上がったマスクは清潔とは言えません。使用前に高温設定にした洗濯機で洗剤を使って洗います。乾燥機の設定を高温にして完全に乾燥させましょう。[30]
    • 洗濯機がない場合は、10分間煮沸消毒をしましょう。[31]
  6. 6
    感染予防効果をさらに高めるため、エアフィルターを横から入れる HEPAフィルター、掃除機のフィルター、不織布などをフィルターとして使用します。マスクを着用する前にフィルターを表地と裏地の間に入れます。使用後はフィルターを廃棄し、次の使用時には新しいものを使いましょう。[32]
    • フィルターを入れずにマスクを使用することもできますが、フィルターがある方がより効果的です。[33]
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必要なもの

  • 型紙 
  • ミシン、もしくは針と糸 
  • 表地(伸縮しない、しっかりした生地) 
  • 裏地(伸縮しない、しっかりした綿生地) 
  • 園芸用ワイヤー 14~15㎝ 
  • 6㎜幅、もしくは1㎝幅のゴムひも 約70㎝ 
  • フィルター素材(任意で) 

ポイント

  • アメリカ疾病予防管理センターは、医療従事者だけでなく感染者や感染者を看病する人にもマスク着用を推奨しています。スーパー、薬局、その他生活に必要な公共の場所で社会的距離を保つのが難しい場所ではマスクを着用すべきとしています。[34][35]
  • 感染者や感染者を看病する人は、きちんとしたマスクを作るまでの間、とりあえず間に合わせのマスクが必要になるかもしれません。スカーフやハンカチを顔に巻いてみましょう。しかし、これは医療用マスクの代わりにはならないことを覚えておきましょう。[36]

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注意事項

  • 手作りマスクは菌・ウイルスの95%を遮断する医療用マスクほどの効果はありません。医療用マスクが手に入らない場合にのみ使用しましょう。[37]
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  1. https://www.youtube.com/watch?v=LFOBhV6TTr8&feature=youtu.be&t=81
  2. https://www.youtube.com/watch?v=LFOBhV6TTr8&feature=youtu.be&t=81
  3. https://www.youtube.com/watch?v=LFOBhV6TTr8&feature=youtu.be&t=105
  4. https://www.youtube.com/watch?v=LFOBhV6TTr8&feature=youtu.be&t=121
  5. https://www.youtube.com/watch?v=LFOBhV6TTr8&feature=youtu.be&t=105
  6. https://www.youtube.com/watch?v=LFOBhV6TTr8&feature=youtu.be&t=133
  7. https://www.youtube.com/watch?v=tgiA6IVuj78&feature=youtu.be
  8. https://www.youtube.com/watch?v=tgiA6IVuj78&feature=youtu.be
  9. https://www.youtube.com/watch?v=tgiA6IVuj78&feature=youtu.be&t=32
  10. https://www.youtube.com/watch?v=tgiA6IVuj78&feature=youtu.be&t=32
  11. https://www.youtube.com/watch?v=tgiA6IVuj78&feature=youtu.be&t=70
  12. https://www.youtube.com/watch?v=tgiA6IVuj78&feature=youtu.be&t=127
  13. https://www.youtube.com/watch?v=tgiA6IVuj78&feature=youtu.be&t=144
  14. https://www.youtube.com/watch?v=tgiA6IVuj78&feature=youtu.be&t=305
  15. https://www.youtube.com/watch?v=tgiA6IVuj78&feature=youtu.be&t=406
  16. https://www.youtube.com/watch?v=tgiA6IVuj78&feature=youtu.be&t=446
  17. https://www.youtube.com/watch?v=tgiA6IVuj78&feature=youtu.be&t=614
  18. https://www.youtube.com/watch?v=tgiA6IVuj78&feature=youtu.be&t=698
  19. https://www.craftpassion.com/face-mask-sewing-pattern/
  20. https://www.craftpassion.com/face-mask-sewing-pattern/
  21. https://www.health.state.mn.us/diseases/coronavirus/hcp/masksalt.pdf
  22. https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/12/6/05-1468_article
  23. https://www.craftpassion.com/face-mask-sewing-pattern/
  24. https://www.gfclinic.com/approved-pattern-info-for-homemade-masks/
  25. https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/if-you-are-sick/steps-when-sick.html
  26. https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/prevent-getting-sick/diy-cloth-face-coverings.html
  27. https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/if-you-are-sick/steps-when-sick.html
  28. https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/12/6/05-1468_article

このwikiHow記事について

裁縫専門家
この記事はMegan Connollyが共著しています。 メーガン・コノリーはその道40年以上の経験を持つ裁縫の専門家です。マスクやスカーフなどの小物、婦人服、そして手芸品の作成を専門に行っています。ソフトウェア技術者としても18年以上の経験があり、ペンシルバニア州にある私立ハバフォード・スクールにて技術責任者とロボット研究クラブの顧問を務めています。テンプル大学にて数学の学士号を取得。
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